goo blog サービス終了のお知らせ 

三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

「韓日、外交安保対話を開催…「佐渡鉱山追悼式」の摩擦収拾の意図も」

2024年11月30日 | 国民国家日本の侵略犯罪
「The Hankyoreh」 2024-11-30 09:23
■韓日、外交安保対話を開催…「佐渡鉱山追悼式」の摩擦収拾の意図も
 「肯定的なモメンタムを継続しよう」

【写真】昨年の第12回韓日外交国防協議会の様子/聯合ニュース

 韓国と日本は29日、東京で外交・国防の当局者による「韓日安保政策協議会(2+2外交・安保対話)」を行い、最近の北朝鮮によるロシア派兵問題などの地域の安保環境について意見を交わした。
 外交部はこの日発表した資料で、「今回の協議会で双方は、最近の地域の安保環境についての評価を共有するとともに、両国の外交・国防政策協力の現状、および韓日、韓米日協力の現状、今後の安保協力の推進の方向性などについて意見を交換した」と明らかにした。今回の会議には、韓国からは外交部アジア・太平洋局のキム・サンフン局長と国防部のイ・スンボム国際政策官が、日本からは外務省アジア大洋州局の鯰博行局長と防衛省防衛政策局の上田幸司次長が出席した。
 韓日安保政策協議会は、1997年の韓日外相会談での合意に則り、1998年にソウルで第1回会議が行われたのを皮切りに、11回にわたって行われてきた。しかし2018年3月に東京で行われた第11回以降、日帝強制動員で韓国最高裁が賠償責任を認める判決を下したこと、日本政府による輸出規制などで両国関係が悪化し、中断していた。昨年3月16日に日本で行われた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と岸田文雄前首相の韓日首脳会談では、後続措置として同協議会の再開が合意された。今回の協議会は、昨年4月17日に行われた第12回に続くもの。
 この日の協議会で両国は、最近の北朝鮮のロシア派兵などで形成された厳しい地域・国際情勢に対応していく過程で、両国の安保協力が緊要だという認識を確認した。また国防・安保政策についての相互理解を前提に、両国の安保協力を発展させていこうということで意見が一致した。
 この日は韓日外交当局の局長級協議も行われた。外交部は「今回の協議はこのかん両国の外交部の様々な水準で続けられてきた意思疎通の一環として実施されたもので、両局長は韓日間の全般について幅広く意見を交換した」と語った。また外交部は、来年の韓日国交正常化60年を前に、両国の協力を未来志向的に発展させていくために、外交当局同士で緊密に意思疎通し、韓日関係の肯定的モメンタムを継続していこうということで意見が一致したと語った。「韓日関係の肯定的モメンタム」との表現は、先日の佐渡鉱山追悼式事態で悪化した両国の外交当局同士の感情のもつれを収拾しようということを意図したものと解釈される。

シン・ヒョンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-11-29 19:21


「中央日報日本語版」 2024.11.28 07:14
■韓国佐渡金山遺族「日本、36年間苦痛与えておきながら…今回は本当に間違っていた」

【写真】25日、新潟県佐渡島にある朝鮮人労働者宿舎だった「第四相愛寮」の跡地で、佐渡金山の遺族と朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日大使が出席した中で、韓国側だけの別途追悼式が開かれた。遺族はこの日個別的に追悼時間を持った後、日帝強占期時期に強制動員された家族が働いた佐渡金山を訪問した。佐渡=キム・ヒョンイェ特派員

 「日本が私たちを困らせた(日帝強占期)36年間、私たちの両親が連行されて苦痛を受けたでしょう。必ずその人たちの前で指摘したかったのに…」。

【写真】佐渡金山の坑道を訪れ内部を視察する韓国人犠牲者の遺族ら

 日帝強占期間、父親が強制連行されて厳しい労働に苦しめられた新潟県佐渡金山で働いたという遺族のキム・グァンソンさん(82)は27日、中央日報の電話取材に対して「佐渡で言いたかったことが結局言えないまま帰ってきた」と話した。佐渡島はキムさんが生まれたところだったが、絶対に故郷にはなりえない場所だ。キムさんの父親は過酷な環境で採掘に従事し、坑内粉塵で肺がやられ、家族も生涯苦痛をともにした。
 キムさんをはじめ佐渡金山韓国人被害者の遺族9人は日本の誠意ある追悼式を期待して23日、佐渡島へ向かった。キムさんの50代娘も祖父の痕跡を求めて4日間キムさんと同行したという。
 しかし、日本が7月佐渡金山の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録当時の合意精神を守らず、追悼式は韓日が分かれたままそれぞれ「半分」で執り行われた。遺族は望んだ日本の強制性に対する認定や謝罪を聞くことができなかった。キムさんは電話越しに「今回は本当に日本が間違っていた」という言葉を何度も繰り返した。次は一問一答。

--遺族側は追悼式がなぜこのような形になったと聞いたか。
 「最後の瞬間に韓日間で調整できなかったと聞いた。日本がまるで追悼式を『文化行事』のように進めようとしたという。そのため私たちも『そうするべきではない。私たちは参加できない。それなら自分たちでやろう』と言った。どうせここまで来たのだからということで、私たちだけでも集まって追悼式をすることになったと理解している」。

 これに先立ち、韓国は23日、日本が主催する「佐渡島の金山 追悼式」を翌日に控えて電撃不参加を宣言した。日本はこの日、第2次世界大戦A級戦犯が合祀された靖国神社に参拝したことがあると報道された生稲晃子外務政務官(次官級)を政府代表として派遣すると通知した。加えて、韓国に終盤に共有した追悼の辞には朝鮮人動員および労働の強制性を認める部分や謝罪の表現が全く入っていなかった。
 日本は韓国が抜けた追悼式の式次から結局「追悼の辞」を外して「あいさつ」に代えた。キムさんが日本の追悼式を追悼式ではない「文化行事」のように執り行おうとしたと表現した理由だ。

--もともとどのような気持ちで佐渡島へ向かったか。
 「私も父が佐渡金山で石を採掘する作業をしながらお金を儲けている間、そこで生まれた。もう一度戻って日本の過ちを指摘したかった。日本は私たちを36年間困らせ、私たちの両親がそこで苦痛を受けた。しかし、結局正しい反省はなく、これは何だと思った」。

--韓国が主催した追悼式はどうだったか。
 「〔朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日〕大使が書いてきたもの(=追悼の辞)を読んで各自祈りを捧げたりチョル(相手を敬う韓国式のあいさつ)をしたりして酒を供えた。私は山に響くように祈りを捧げた。最初の追悼式なので、私たちが全員満足できるだろうか。しかし来年は(韓日間に)より良い合意に沿って(追悼式が)行われるべきではないだろうか」。
 
 この日開かれた「佐渡金山強制動員韓国人犠牲者追悼式」の公式式次は10分で終わった。追悼式以降、遺族は観光地に変わった鉱山坑道を視察した。坑道は約400キロメートルで、日本はこのうち2カ所を一般公開している。
 キムさんの父親は1912年生まれの故キム・ジョンウォンさんだ。たくさんの給料がもらえるという話を聞いて1940年忠清南道論山(チュンチョンナムド・ノンサン)から佐渡金山に徴用された。

--父親が働いた坑道を直接見てどうだったか。
 「父のことをあれこれ考えた。人が入れないように閉鎖された坑道も多く、まるで蜂の巣のように離れている所もあった。正直言うと、私の個人的な考えでは『ユネスコに登録されたとはいうが、果たして見に来る人々がいるのだろうか』とも思った。ここで父が仕事をして肺が壊れたせいで子どもである私も下のきょうだいたちを世話するのにしたい勉強も十分にできなくて犠牲になった。いろいろな考えがよぎった」。
 
 一方、遺族は前日には朝鮮人労働者関連の展示空間がある佐渡金山に近い相川郷土博物館も訪れた。7月佐渡金山の世界文化遺産登録直前、日本は「佐渡金山の『全体の歴史』を佐渡金山の『現場に』反映するように」という国際記念物遺跡協議会(ICOMOS)の勧告と世界遺産委員会の決定により該当の展示館を開いたが、そもそも強制労役を認める展示物は一つも含まれておらず問題になった。

--博物館はどうだったか。
 「展示されたものもそれほどなく、あまりにも小さくて博物館と呼ぶのも無理があった。父の名前が残っていないか、隅々まで探してみたがなかった。誠意もなく、ただ作っておいたんだと思った」。

--今回の追悼式の一連の事態で、韓国政府の対応はどうだったと思うか。
 「正直に、政府は最善を尽くしてくれたと思う。日程の間、遺族たちを誠意を尽くして対応してくれた。韓日合意に至らなかったことは残念だが、政府がこうして連れていってくれないで、遺族たちが自分たちで行こうと思ったら数百万ウォンかかっていただろう。行きたくても行けなかった所を行くことができた点には感謝している」。

 一方、日本政府は今回の追悼式のために韓国の遺族たちを招きながらも関連費用を全く負担しなかった。韓国政府が費用全額を負担したことに対しても慣例に合わないという指摘が出た。


「聯合ニュース」 2024.11.27 19:16
■佐渡金山追悼式巡る問題 「責任痛感、日本に約束履行求めていく」=韓国外相
【仁川聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は27日、朝鮮半島出身者が強制労働をさせられた新潟県の「佐渡島の金山」の労働者追悼式を巡る問題について、佐渡島の金山の世界文化遺産登録時に日本政府が韓国に約束した内容がしっかりと履行されなかったことは遺憾だとし、外交上の失策との指摘が出ていることについて「責任を痛感する」と述べた。先進7カ国(G7)外相会合出席のため訪問したイタリアから帰国し、仁川国際空港で報道陣の取材に答えた。

【写真】イタリアから帰国し、仁川国際空港で取材に応じる趙兌烈長官=27日、仁川(聯合ニュース)

 また「交渉の問題ではなく、日本が韓国と国際社会の前でした約束をしっかりと履行したかどうかに対する判断の問題」と強調したうえで、「われわれの考えでは(日本が約束を)きちんと履行していないと判断したため、今後、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会でこの問題を提起し続け、誠実な履行を促していく」と述べた。
 趙氏はG7外相会合に合わせて前日イタリアで開いた日本の岩屋毅外相との略式会談で、遺憾の意を表明したとも伝えた。
 趙氏は「岩屋外相と会ってわれわれがなぜ参加を見送ったのか、その決定の背景と理由について詳しく説明した」として、詳細に説明するためには遺憾表明が必要であり、当然、遺憾表明をしたと強調した。
 趙氏は「(岩屋氏に)特別な反応はなかったが、私は(岩屋氏が)理解したと判断している」と付け加えた。
 日本側が主催した24日の労働者追悼式について、韓国側は日本に誠意がないと判断して急きょ参加を見送り、25日に独自の追悼式を開催した。


「The Hankyoreh」 2024-11-27 07:58
■体裁を取り繕うばかりの韓国政府、「佐渡鉱山追悼式」対応も低姿勢

【写真】25日、新潟県佐渡鉱山の朝鮮人寮の跡地で開かれた、佐渡鉱山に強制動員された朝鮮人犠牲者追悼式で、パク・チョルヒ駐日韓国大使が追悼の辞を述べている/聯合ニュース

 「佐渡鉱山追悼式」と関連し、韓国政府は26日、日本に「遺憾を表明した」と発表した。一方、同日に日本の外相と略式会談を行ったチョ・テヨル外交部長官は、今回の事態と関連して、日本側に何の抗議や遺憾表明もしなかった。外交部レベルで駐韓日本大使を呼び出すこともなかった。今回の事態は日本に歩み寄ってばかりだった尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の「屈従外交」「無能外交」が根本的な原因という声があがっている。
 外交部は同日、「前日(25日)、外交部当局者は駐韓日本大使館と接触し、追悼式に関する韓日協議の過程で日本が示した態度について遺憾を表明した」と明らかにした。24日に日本で開かれた「佐渡島の金山」追悼式が当初の日本側の約束とは異なり、日本による植民地時代における「強制動員」の歴史を消し去り、犠牲になった朝鮮人労働者をまともに「追悼」していない行事として執り行われたにもかかわらず、政府が遺憾表明さえしていないという批判が相次いだことを受け、一歩遅れてこのような事実を公開したのだ。
 だが、政府が遺憾を表明したのは追悼式の形式や内容のような本質ではなく「協議過程における日本側の態度」であり、それがどのような態度なのかも明らかにしていない。意思を伝えた形も、相手国の大使や公使などを外交部に呼んで行う抗議ではなく、「外交部当局者の日本大使館側との接触」だ。外交部は遺憾を表明した当局者のレベルや両国が交わした対話内容も公開しなかった。
 同日、主要7カ国(G7)外相会合を機に日本の岩屋毅外相に会ったチョ・テヨル外交部長官も、いかなる抗議や遺憾表明もせず、略式会談を終えた。外交部は同日夕方、告知を通じて「(イタリアのフィウッジで会った)両長官は、佐渡鉱山追悼式で浮き彫りになった問題が両国関係の発展に影響を及ぼさないようにし、これまで培ってきた両国協力の肯定的なモメンタムを継続していこうということで意見が一致した」と発表した。最も効果的な意思表示のチャンスを「対立を取り繕う」ことに汲々としてふいにしたわけだ。
 政府が追悼式への欠席を見送りながらも、その理由を適時に明確にしなかったことも、日本が居直る口実を与えた。日本は22日、靖国神社参拝の前歴が報道された生稲晃子外務省政務官が政府代表として追悼式に出席すると発表しており、韓国は翌日に「あらゆる事情を考慮して」出席しない意向を伝えた。これについて、生稲政務官の靖国神社参拝のためという解釈が出たが、政府は否定しなかった。24日には「生稲政務官が参議院議員になってから(2022年8月15日)は靖国神社に参拝したことがない」という日本政府の説明が事実ではないと反論した。
 だが、25日に当初生稲政務官の参拝について報道した共同通信が「誤報」だと認めたことで、政府は恥をかいた。日本政府が26日、「誤った報道で(韓国政府の追悼式欠席という)混乱が生じ、非常に遺憾だ」として「挑発」したにもかかわらず、政府はきちんと対応しなかった。「日本側が韓国側に提示した最終的な追悼式の計画が、佐渡鉱山の(世界文化遺産)登録当時に両国が合意したレベルに合わなかった」という手遅れの釈明することにとどまった。
 今回の事態の背景には、就任後14回にわたって日本と首脳会談を開き、韓日関係の改善にすべてをかけてきた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の対日外交基調がある。昨年3月6日、パク・チン外交部長官(当時)は、日帝強占期の強制動員被害者に対する「第三者弁済案」を発表し、「コップの残り半分を日本側の呼応で満たす」と述べた。第三者弁済案は加害日本企業を相手に起こした訴訟で勝った強制動員被害者が受け取るべき判決金を、「日帝強制動員被害者支援財団」という国内財団が肩代わりする内容だ。財源は韓日両国企業の寄付金だ。「1965年の韓日請求権協定で賠償問題は解決済み」という日本の主張をそのまま受け入れたもので、最高裁が強制動員を認め賠償責任を求めた日本に政府が免罪符を与えたという批判を受けている。
 光復節直後の8月16日にはキム・テヒョ国家安保室1次長が歴史問題をめぐる日本の謝罪と関連し、「重要なのは日本の気持ち」と述べ、批判を呼んだ。第三者弁済案を「未来指向的な韓日関係に進むための決断」と褒め称えたことからも明らかなように、尹大統領が日本の「善意」に頼った歴史問題の解決策を押し進めなかったら、おそらく出てこなかったはずの解決策と発言だ。この日も外交部は「この問題がこれ以上不要な対立に飛び火せず、個別事案として管理されるよう緊密に疎通していくことを(日本に)要請した」と述べた。今回のことが来年の国交正常化60周年を控えた韓日関係に「障害物」にならないようにしたいという意向を示したものとみられる。
 野党「共に民主党」のチョ・スンレ首席報道担当は論評を出し、「日本の破廉恥な振る舞いに抗議し、謝罪を受けることはもとより、外交の失敗を隠そうとする韓国政府の態度が嘆かわしい」としたうえで、「日本の居直り外交に期待を裏切られても目を覚ませない尹錫悦政権が、今後またどのような外交惨事で国益を損ない、国民の自尊心を傷つけるか心配だ」と批判した。

イ・スンジュン、シン・ヒョンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力: 2024-11-27 01:24


「聯合ニュース」 2024.11.26 15:49
■韓国政府が日本側に遺憾表明 佐渡金山の追悼式問題で
【ソウル聯合ニュース】朝鮮半島出身者が強制労働をさせられた新潟県の「佐渡島の金山」の労働者追悼式を巡る問題について、韓国外交部は26日、同部の当局者が25日に在韓日本大使館側に遺憾の意を表明したと明らかにした。同部は記者団に対し、「この問題がこれ以上不要な対立へと飛び火せず、個別事案として管理できるよう緊密に意思疎通することを(日本側に)要請した」と説明した。

【写真】韓国政府が独自に開催した佐渡金山の追悼式の様子=25日、佐渡(聯合ニュース)

 林芳正官房長官は25日の記者会見で、24日に開かれた佐渡金山の追悼式に韓国側が参加しなかったことについて「残念」と述べた。林氏は韓国側に責任を転嫁するような発言をしたが、韓国政府が積極的に対応しなかったことから「弱腰外交」との指摘が出ていた。
 日本は7月、佐渡金山が国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録された際に朝鮮半島出身者を含む労働者の追悼式の開催などを約束した。だが、式の追悼の辞の内容などを巡る韓日間の意見の隔たりが埋まらず、韓国側は日本に誠意がないと判断して追悼式への参加を見送り、25日に独自の追悼式を開催した。
 韓国外交部は25日、追悼式に参加しなかったことについて、「日本側の追悼の辞の内容などの関連事項が佐渡金山の(世界遺産)登録時に合意した内容の水準を満たしていないことが重要な考慮事項だった」と説明した。


「中央日報日本語版」 2024.11.26 15:36
■韓国外交部「追悼式関連の態度に対して日本側にきのう遺憾表明」
 韓国外交部が佐渡金山追悼式に関連して日本政府が見せた態度に遺憾を表したと26日、明らかにした。

【写真】佐渡金山の坑道を訪れ内部を視察する韓国人犠牲者の遺族ら

 外交部はこの日、記者団に送った公示で「外交部当局者が25日、在韓日本大使館に接触し、追悼式に関連した韓日協議の過程で日本側が見せた態度に遺憾を表明した」と伝えた。
 続いて「外交部当局者はこの問題がこれ以上不必要な葛藤に飛び火せず、個別の事案として管理されるように緊密に意思疎通していくことを求めた」とした。
 日本は7月、日帝強占期の朝鮮人強制労役現場である佐渡金山をユネスコ文化遺産に登録しながら韓国に追悼式の開催などを約束した。
 これを受け、24日に佐渡島で追悼式が開かれたが、日本が極右派を政府の代表として出し、追悼の辞でも朝鮮人労働者の強制動員に言及しないなど日本側に誠意がないと判断した韓国政府は出席しなかった。
 政府は前日の追悼式不参加の理由について「日本側の追悼辞の内容など追悼式関連事項が、当初の佐渡金山登録時の合意に達しないというのが重要な考慮事項だった」と明らかにした。


「聯合ニュース」 2024.11.26 14:03
■佐渡金山追悼式を「強く糾弾」 謝罪求める=韓国独立功労者団体
【ソウル聯合ニュース】韓国の独立功労者と遺族でつくる「光復会」は26日、朝鮮半島出身者が強制労働をさせられた新潟県の「佐渡島の金山」で24日に開かれた労働者追悼式について、「日本政府が強制動員の被害者を追悼するため約束した一連の措置をしっかり履行しなかったことを強く糾弾し、謝罪を求める」とする声明を出した。

【写真】佐渡市で行われた「佐渡島の金山」追悼式=24日、佐渡(聯合ニュース)

 声明は朝鮮半島出身の労働者関連展示物に「強制」との表現がないことを指摘し、「日本政府が依然として強制的で違法だった過去の主権強奪について謝っていないことを見せるもの」と批判。「真の反省のない追悼行事は抜け殻にすぎない」とし、「日本のこのような態度は歴史的真実から目をそらし韓国人を愚弄(ぐろう)するものであり、強制動員の被害者と子孫に再び深い傷を与えた」と指摘した。
 また、「日本政府が今のような恥ずべき態度を貫くなら、来年の国交正常化60年を控えた『未来志向の韓国との関係』は決して実現しない」とし、「日本政府は真摯(しんし)な反省と責任を通じ、国際社会から信頼される国に生まれ変わることを望む」と促した。


「The Hankyoreh」 2024-11-26 10:06
■佐渡鉱山の追悼式めぐり…韓日外交当局、連日激しい攻防
 韓国「日本側の追悼の辞は内容が不十分」、日本「遺憾」

【写真】25日、新潟県佐渡鉱山の朝鮮人寮の跡地で行われた強制動員韓国人犠牲者の追悼式で、韓国側の遺族と出席者たちが献花し、黙祷している/聯合ニュース

 韓日外交当局が連日、佐渡鉱山追悼式をめぐって激しい言葉のやり取りをしている。
 外交部は25日夜のメディアに対する公示文で、「韓国政府が日本側の佐渡鉱山追悼式に参加しないことを決めたのは、日本側の追悼式の内容などの追悼式関連事項が当初の佐渡鉱山登録時の合意水準に達していないということが重要な考慮事項」だったと述べた。政府は、前日に不参加決定を通知した際には特に説明はせず、「諸般の事情を考慮したもの」と述べるにとどまっていたが、この日初めて追悼の辞などの具体的な理由を明らかにしたのだ。
 政府のこうした立場は、共同通信が2022年8月15日の靖国神社参拝に関する記事で、生稲参院議員(現外務政務官)が参拝したと報道したが事実ではなく誤報だったことを明らかにした直後に発表された。外交部のこの日の公示は、韓国の佐渡鉱山追悼式への不参加が、生稲氏の靖国参拝報道のみを根拠に決定されたものではないことを強調するためのものとみられる。国内外の主要メディアは訂正前の共同通信の報道を根拠として、生稲氏が佐渡鉱山追悼式に日本政府代表として出席するのは不適切だと批判していた。
 林芳正官房長官は24日、日本が主導した「佐渡島の金山」追悼式をめぐって、「生稲政務官は参議院議員就任後に靖国神社を参拝した事実はないと承知をしている」とし、「韓国側が参加しなかったことは残念だ」と述べた。韓国外交部も「(追悼式への不参加は)歴史について日本側と妥協しないという韓国政府の確固たる意志の表現」だと真っ向から反論した。両国が外交的事案で攻防を繰り広げたのは、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足後、事実上初めて。 

シン・ヒョンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-11-25 21:37
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「中国の体制宣伝が影響か…韓国政府、韓国戦争の中国軍遺骨送還は行事なく引き渡しだけ」

2024年11月29日 | 韓国で
「中央日報日本語版」 2024.11.29 13:03
■中国の体制宣伝が影響か…韓国政府、韓国戦争の中国軍遺骨送還は行事なく引き渡しだけ
 韓国国防部が韓国戦争(朝鮮戦争)の中国軍戦死者の遺骨の送還に関する公開行事を省略し、報道資料も配布しないことにした。
 中国メディアなどによると、中国側は28日、韓国側から中国軍戦死者の遺骨の引き渡しを受け、中国に護送した。中国空軍Y-20戦略輸送機が仁川(インチョン)国際空港で遺骨を載せ、輸送機が中国の領空に入ると最新ステルス戦闘機J-20が投入されて護衛礼遇した。
 一方、韓国軍当局は別途の行事や報道資料なく遺骨の引き渡しだけで手続きを終えた。国防部は人道主義的レベルで国内で発掘された中国軍戦死者の遺骨を2014年から毎年引き渡している。11回目の今年まで計981人の遺骨を伝達した。昨年までは国防部が公開行事を開催し、これを報道資料などの形態で対内外に知らせていたが、今年は静かに遺骨の引き渡しだけで済ませたのだ。
 こうした方針の変更には、中国軍が韓国戦争当時に敵軍であり、南北(韓国・北朝鮮)分断に一定の責任があるにもかかわらず、中国側が「遺骨送還」を「英雄の帰還」と広報しながら体制宣伝に活用する姿が影響を及ぼしたとみられる。
 実際、この日、遺骨が到着した中国遼寧省瀋陽市内の道路では「英雄が家に帰ってくる」と書かれた赤いカードと1500以上の五星紅旗が掲げられた。中国国営メディアは遺骨帰還状況を生中継した。
 一部の中国の専門家らは遺骨送還について「米国の圧力の中でも韓国が中国に親切に対応することを見せるものであり、米国の覇権は同盟から支持を受けていないということ」という恣意的な解釈を示すケースもあったという。
 政府筋は「中国側がそのような行事をするのはさておき、我々が共に行事をするのは適切でないという認識があった」と伝えた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北朝鮮慈江道竜林にミサイル基地、初めて確認…ICBM連隊・旅団級兵力が駐留

2024年11月28日 | 北部朝鮮
「中央日報日本語版」 2024.11.15 16:09
■「北朝鮮慈江道竜林にミサイル基地、初めて確認…ICBM連隊・旅団級兵力が駐留」
 北朝鮮慈江道(ジャガンド)でこれまで公開されたことがない地下ミサイル基地が運用されている場面が捕捉されたと、米シンクタンク米戦略国際問題研究所(CSIS)の北朝鮮専門ウェブサイト「ビヨンド・パラレル(=分断を越えて)」が14日(現地時間)明らかにした。
 これによると、北朝鮮は平壌(ピョンヤン)から北東に170キロ離れた慈江道中部の前川郡(チョンチョングン)で「竜林(ヨンリム)ミサイル基地」を運営している。竜林ミサイル基地は非武装地帯から北に242キロ離れている。ソウルとの距離は324キロだ。
 ビヨンド・パラレルはこの基地について、北朝鮮がこれまで公開したことがない弾道ミサイル基地15-20カ所の一つと説明した。また、ここには中距離弾道ミサイル(IRBM)や大陸間弾道ミサイル(ICBM)を運用する連隊または旅団規模の兵力が駐留していると伝えた。
 竜林基地の全般的な配置と設計は上南里(サンナムリ)ミサイル基地と似ているところがあるというのが、ビヨンド・パラレルの分析だ。峡谷の入り口に基地の本部と行政施設・幕舎があり、峡谷の高い方の端にミサイルを移す車両用出入口(drive-through checkout)と地下施設に通じる入り口があるという理由でだ。衛星イメージを見ると、基地は▼入口および検問所▼本部および行政施設・住宅▼ミサイル出入口施設▼地下施設▼農作業関連敷地の5つの空間に分類された。
 ビヨンド・パラレルは「この基地建設が約30年前の1994年から軍事建設局の主導で始まった」とし「このようにかなり以前から基地の建設が始まったというのは、相当なレベルのミサイル開発計画が水面下で進行中だったという点を示唆する」と伝えた。


「The Hankyoreh」 2024-11-11 06:12
■「誤って越北する可能性も」…「GPSかく乱」に苦しむ南北国境地域延坪島の漁師ら
 「財産被害はないと政府は言うが…目に見えない被害大きい」 
 「昨春も2万5千ウォンの羅針盤配られただけ」

【写真】北朝鮮のGPS(全地球測位システム)かく乱が4日間続いた2016年4月3日、ソウル松坡区新城洞の水協中央会漁業情報通信本部の安全操業状況室のモニターに、東海で操業中の漁船(プヨン号)が慶尚北道義城に位置していることが表示されている/聯合ニュース

 「他のことは大丈夫でも、筌を使った操業にはGPS(全地球測位システム)が欠かせないが、それができないから操業はオールストップだ」。
 10日、受話器の向こうから聞こえてくる延坪島(ヨンピョンド)の漁師、パク・テウォンさん(65)の声は心配でいっぱいだった。パクさん「今日も朝に操業に出た時、GPSが突然使えなくなった」とし、「筌は一度海に撒いておけば裸眼では見えない。それでも筌が見つかれば揚網(網をすくう過程)ができるが、投網(網を投げる過程)をする時は、正確な位置情報がなければ、撒いておいた筌と重なって絡まる恐れもある」と語った。

【写真】GPS電波かく乱攻撃があった8日午後3時30分、大延坪島船着場に仁川沿岸旅客ターミナルと延坪島を行き来する旅客船が停泊している=イ・スンウク記者//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮のGPSかく乱攻撃は、午前9時と午後3時に散発的に行われるという。パクさんは「午前9時と午後3時はすでに海に出てしばらく操業活動をする時」だとして、「筌と陽網を約20分ごとに繰り返しているので、GPSが1時間使い物にならなくいだけでも、本当に被害が大きい」と話した。
 延坪島など西海(ソヘ)を中心に北朝鮮のGPSかく乱攻撃が10日まで3日連続で続いた。合同参謀本部は前日、担当記者団に「西海地域を運航する韓国船舶と航空機は北朝鮮のGPS電波かく乱に留意してほしい」というショートメールを送った。北朝鮮は今年5月末から6月初めまで、5日連続で西海北方限界線(NLL)一帯から韓国に向けてGPS電波かく乱攻撃を行った。
 GPS電波妨害攻撃は、運航をGPSに依存する小規模船舶の操業活動に直接的な打撃を与えている。定置網漁をするキム・ジョンヒ延坪島船主協会長は「大海原でGPSなしに感だけであらかじめ設置した網を探せると思うか」としたうえで、「政府は財産被害が発生しなかったと深刻ではないように言うが、目に見えない被害の方が大きい」と語った。刺網漁業とは網の中間に鉄柱を立ててワタリガニなどを捕る漁労行為をいう。
 さらに、「それでも天気がよくて幸いだが、天気が良くなければ誤って北朝鮮(の領海)に入るかもしれない。今日の明け方、漁業指導船の灯りが非常に明るかったが、それも漁師たちが誤って北朝鮮(の領海)に行かないよう、位置を知らせるためのものではないか」と付け加えた。
 漁師子たちは、政府がまともな被害予防および補償対策を示していないと指摘する。延坪島のキム・オンソク漁村係長は「昨年春にあの騒ぎがあったにもかかわらず、渡されたのは2万5000ウォン(約2700円)の羅針盤だけ」だとし、「羅針盤ならそれより高い装備を船に備えている。恩着せがましく配っただけで、それが何の対策になるのか」と指摘した。
 そのため、GPSかく乱攻撃にも政府に被害届を出さない漁師もいる。パク・テウォンさんは「被害届を出したとしても、何も変わらない。春にも操業ができず被害が生じたが、まともに(補償)してくれたことがない」と話した。
 一方、科学技術情報通信部は今月1日から10日まで北朝鮮のGPS電波妨害活動による障害の通報が航空機279件、船舶52件など331件入ったが、これによる事故など被害は発生していないことが分かったと明らかにした。

イ・スンウク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-11-10 20:54


「The Hankyoreh」 2024-11-08 10:18
■「銃弾よりも放送の方が深刻」…南北境界地域で「騒音戦争」に絶叫する住民たち

【写真】堂山里の里長のアン・ヒョチョルさん(67)が4日、仁川市江華郡松海面の堂山里で、北朝鮮の拡声器が設置された場所を指している=イ・ジュンヒ記者//ハンギョレ新聞社

 「ここ数年は(北朝鮮が)あんなに騒がず静かだったのに、今はああしているから、戦争が起きるんじゃないかと考えてしまう。心配で眠れない」。
 仁川市江華郡松海面堂山里(カンファグン・ソンヘミョン・タンサンリ)の「江華花ござテーマ村」で6日午前10時ごろ会ったムン・ジョンブンさん(83)の目が涙でうるんだ。堂山里全域に一晩中鳴り響いた北朝鮮の対南(韓国向け)放送がしばらく止まった時だった。風よけのビニールハウスでコーヒーを飲んでいたムンさんや住民たちは、記者を見ると「ここに一人で泊まったの?怖かったでしょう」と言ってしばらく笑っていた。しかし、「戦争」という単語が出てくると、一瞬で雰囲気が変わった。ムンさんが言った。「戦争はだめだよ。絶対にだめ」。
这是一个距离朝鲜直线约 2 公里的村庄。 截至 6 月 1 日,该地区有 147 户家庭和 355 人(181 名男性和 174 名女性),其中大多数人已经在这里居住了很长时间。 像文这样的人已经习惯了向韩国广播,自然而然地学会了朝鲜的歌曲,但这里的居民也厌倦了朝鲜大约五个月前开始的新“噪音广播”。 这是因为“这不是收音机或歌曲,而是发出奇怪的声音”的情况。

照片:文钟文(右)和村民6日在仁川市江华郡松海面道江华花主题村聊天 = 李准熙记者 // 韩民族日报

本月 4~6 日,韩民族直接收听了居民在岛山里体验到的向南方的广播。 村民们说,最近喇叭坏了,声音也变小了,但隔着住处的双层玻璃窗都能听到声音,折磨着人们整晚。 居民将这种声音描述为机器的声音、金属的声音、野兽的吠叫声或鬼魂的声音,但这是一种奇怪的声音,无法准确描述它是什么。 当空中交通在同一地方(高丽庆都公园)测量分贝时,广播停止时为 36 的分贝水平上升到最高 95,与广播开始时消防车的警报器相同。
居民们抱怨疼痛。 67 岁的岛山里市市长安孝哲 (Ahn Hyo-chul) 说:“70 年代,朝鲜士兵的子弹飞到这里,但现在比当时更严重,”他还说,“居民晚上吃安眠药,许多人因压力而生病。 戴着黑色墨镜的 Ahn 说:“我以前双眼视力都是 2.0,但从上个月 2 日开始,我的视力突然变得模糊,看不清楚。 他补充说:“我们 7 岁的边境牧羊犬几天前死了,狗对听力更敏感,但这似乎对动物来说太难以承受了。
居民们表示,韩国和北方必须共同努力,制止广播、传单和污秽气球等敌对行为。 特别是,由于这种情况导致叛逃团体散发针对朝鲜的传单→北朝鲜散布污秽气球→恢复向北韩广播→以及北韩恢复噪音广播,他表示政府应该停止向北韩广播,并积极阻止向北韩散发传单。
然而,他们对政府的意愿表示怀疑。 64 岁的都山里领导人李万浩说:“坦率地说,如果总统告诉我们不要向朝鲜广播,我们将立即停止,如果我们这样做,朝鲜也将停止广播,”并补充说,“他的支持率已经下降到最差,党内有很多摩擦,所以他似乎打算不理会这个问题,让它成为一个问题。

[照片] 岛山里村长安孝哲(Ahn Hyo-chul,67 岁)指着仁川市江华郡松海面 4 日安装朝鲜扬声器的地方 = 李准熙记者 // 韩民族日报

 記者が村を出ようとしたとき、ユ・ジェオンさん(84)が「家でお茶でも飲んで行け」と言って引き留めた。ユさんは「以前は北朝鮮からの放送で歌が流れたりして、それを聞いているとこっちの歌と似ていることもあって、同じ血を引いているのが感じられたけど、最近は本当に互いに戦争をするんじゃないかという気がしてならない」とし、「本当に民族の悲劇で、心が痛む」と語った。「10才の時に朝鮮戦争を体験し、兵士らが両親に銃口を向けて人々を撃った姿を全部覚えている」と話した。
 「すぐに統一されると思っていたのに、こうして70年が過ぎた。私たちの願いは統一だと信じてきたのに、あの幽霊の声を聞くと、そんなことはもうないように思えてくる。それでも、少なくとも戦争は起こしちゃいけない。戦争というものは絶対にあってはならない」。

文・写真/イ・ジュンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2024-11-08 07:26


「東亞日報」 November. 05, 2024 08:56
■北朝鮮、爆破ショーを行った道路に高さ11mの盛り土、…「人共旗」掲げて写真撮影してから撤収
 北朝鮮が先月15日、TNT爆薬で爆破した京義(キョンウィ)線と東海(トンへ)線に大型の穴を掘る一方、擁壁を立て、土で低い山まで造った。京義線と東海線の南北連結道路跡と爆破前に撤去した線路跡(道路のすぐ隣に位置)に戦車の進撃を阻止するために盛り土を設置したのだ。ただし、韓国軍はこれを「南北断絶措置を終えたという見せかけのショー」と指摘した。
韩国武装部队参谋长联席会议 4 日表示,“朝鲜一直在努力在京义线和东海线的公路和铁路原址建造一个混凝土反坦克掩体,并在轰炸后每天部署 300~400 名士兵和挖掘机、推土机等重型机械。
根据参谋长联席会议公布的反坦克掩体施工现场照片,在东海线公路和铁路原址的左右两侧安装了长 160 米、宽 10 米、深 5 米的混凝土反坦克掩体。 朝鲜人在反坦克掩体的北侧堆积泥土,建造了一座 5 米高、50 米宽的低山,并在山顶上种了树。 在反坦克掩体和路堤之间竖立了一堵混凝土挡土墙,以防止土壤坍塌。
在京义线的现场,建造了一个长 120 米、宽 10 米、深 3 米的反坦克掩体。 在京义线反坦克掩体的北侧,安装了 11 米高(45 米宽)的堤坝,比东海线的堤坝还要高。 与东海线一样,在堤岸顶部种植了树木,并在堤岸前安装了混凝土挡土墙以防止其坍塌。
特别是东海线,1 日,包括反坦克掩体和挡土墙的安装在内的所有建设工作完成后,北朝鲜军队在堤岸上升起了北朝鲜国旗的“人民旗”,并在撤退前拍照。 韩国军方用监控设备捕捉到了这一情况。
韩国军方认为,韩美联军挖了一个洞,这样当坦克试图将坦克向北行驶时,坦克就会卡在一个洞里,变得无法操纵。 然而,参谋长联席会议的一名官员表示,“朝鲜建造了反坦克掩体的事实并不意味着它将来不会发动战争”,并且“朝鲜可以在短时间内随时用堤坝填满掩体,并建立一条南方入侵路线”。 “反坦克掩体没有任何军事用途,”他说,并指出,“安装人民共产主义旗帜是完成朝韩之间分割和封锁措施的表演,并表明该地区是自己的土地。
韩国军方内外都有观点认为,朝鲜封锁公路和铁路,甚至设置路障,可能是为了提前封锁路线,因为大规模出兵俄罗斯,内部动荡可能会变得更加严重,朝鲜叛逃事件有可能继续下去。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「旧日本兵の遺骨、バングラデシュから帰国へ」

2024年11月27日 | 個人史・地域史・世界史
■旧日本兵の遺骨、バングラデシュから帰国へ
「 AFP」 2024年11月26日 11:48 発信地:ダッカ/バングラデシュ

【写真】バングラデシュ東部コミラのマイナマティ戦争墓地で行われている「日本戦没者遺骨収集推進協会(JARRWC)」による旧日本兵の遺骨発掘作業(2024年11月22日撮影)。(c)Khandaker Azizur RAHMAN/AFP
【写真】バングラデシュ東部コミラのマイナマティ戦争墓地で旧日本兵の遺骨発掘作業を進める「日本戦没者遺骨収集推進協会(JARRWC)」のメンバー(2024年11月22日撮影)。(c)Khandaker Azizur RAHMAN/AFP

【11月26日 AFP】第2次世界大戦中にバングラデシュで死亡した旧日本兵の遺骨収集を行っているチームは25日、23人分の遺骨を80年以上ぶりに帰国させる準備を進めていると発表した。
遺骨はバングラデシュ東部コミラ県にあるマイナマティ戦争墓地から発掘された。この墓地には、戦時中に亡くなった複数の国の700人以上が埋葬されている。
墓地を運営する英連邦戦死者墓地委員会のバングラデシュ支部長、ヒロル・サッター氏は「日本兵はマイナマティ野戦病院で治療を受けた後、負傷が原因で亡くなった」と述べた。
日本大使館は声明で、政府が支援する「日本戦没者遺骨収集推進協会(JARRWC)」が遺骨を東京に帰還させるために収集作業を進めていると説明した。
旧日本軍は中国とビルマ(現ミャンマー)で連合軍と戦い、英統治下のインドへ侵攻を試みた。バングラデシュは1947年までインドの一部だった。
8人編成の発掘チームに加わるバングラデシュ軍の退役大佐、サジャド・アリ・ザヒル氏は「遺骨はDNA鑑定が完了次第、当局から遺族に引き渡される」とAFPに語った。長い年月が経過し、遺骨は「極めてもろい状態」で、「頭蓋骨の断片や骨片」も含まれていると話した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「EU、ロシア派兵関連の北朝鮮関係者らのブラックリスト登録を推進…G7は糾弾声明」

2024年11月26日 | 国家・社会
「中央日報日本語版」 2024.11.26 16:44
■EU、ロシア派兵関連の北朝鮮関係者らのブラックリスト登録を推進…G7は糾弾声明
 欧州連合(EU)がロシアへの派兵と関連した北朝鮮高位国防関係者らを制裁リストに上げることを検討しているとブルームバーグが25日に伝えた。EU加盟27カ国の同意を得てこの案が確定するならば北朝鮮軍の派兵と関連した国際社会の初めての制裁事例となる。
 ブルームバーグが入手した文書によると、欧州委員会はロシアのクルスク地域に1万1000人の北朝鮮兵を配備する過程を担当した軍部関係者を制裁リストに上げるなど対ロシア制裁追加案が盛り込まれた草案を作成した。具体的な関連リストは公開されていない。
 EUはロシアのウクライナ侵攻を主権国家の領土保全を保障する国連憲章違反行為と規定して独自に制裁を科している。2月に北朝鮮の強純男(カン・スンナム)国防相(当時)と北朝鮮ミサイル総局をロシアにミサイルを支援したという理由で独自制裁リストに上げた。その後北朝鮮のロシア派兵報道が出てきた10月に追加制裁などの対応に出ると示唆していた。
 この日欧州委員会が提案した制裁対象には北朝鮮関係者以外にもEUの貿易規定に違反した企業を運営する中国人、ロシアの軍事企業に禁止されているマイクロ電子部品を提供した香港企業、ウクライナに配備された攻撃用ドローンを開発するのにロシア企業を支援した一部中国企業なども含まれた。欧州委員会は50人以上の個人と30近い機関をリストに上げ、資産凍結と旅行禁止措置を科すことを提案したとブルームバーグは伝えた。
 合わせてロシアが西側の制裁を回避して石油を輸出するのを防ぐため、ロシアのタンカー(影の船団)の欧州の港湾・サービスへのアクセス禁止などの追加制限措置も検討中だという。欧州がロシア産原油価格の上限を1バレル=60ドルに制限し、ロシアは所有構造が不透明な古いタンカーを利用して原油とガスなどを輸出してきた。EUは19隻のロシア船舶を制裁対象に上げた状態だ。
 主要7カ国(G7)の外相もこの日からイタリアで開かれたG7外相会議で北朝鮮軍の派兵を糾弾する公式声明草案を作成し発表する予定だとブルームバーグは伝えた。草案には「北朝鮮軍の兵力配備は対立の危険な拡張を示す」として北朝鮮への核技術移転に懸念する内容が盛り込まれた。
 ウクライナ戦争勃発後、ロシアに武器などを支援する中国と第三国に対しても「法律体系に合う適切な措置」を取る予定だ。北大西洋条約機構(NATO)同盟国は7月に中国をロシアのウクライナ侵攻を「決定的に可能にした」国と名指ししているが、中国はこれを否定している。
 EUが追加制裁に出たロシアの「影の船団」に対してもG7の追加措置が取られる見通しだ。G7の一員である英国はこの日、陰の船団に該当するロシア船舶30隻を追加で制裁したと明らかにした。ブルームバーグはこうした措置を通じてG7が「ロシアのエネルギー、金属とその他商品の輸入に相当な圧力を加え続けるだろう」と予想した。
 国際社会の相次ぐ対ロシア追加制裁にブルームバーグは「トランプ次期米大統領が1月に就任する前にロシアを支援する国を取り締まろうとしている」と評価した。トランプ氏は選挙運動期間中にウクライナ支援に対する懐疑感を表明し、ウクライナ戦争終息論に言及するなど局面転換が予想されることから、各国が足早に備えに乗り出しているみられる。


「中央日報日本語版」 2024.11.15 13:55
■米国、イスラエルの対イラン攻撃計画の機密を流出させたCIA関係者を起訴
 米国中央情報局(CIA)関係者がイスラエルの対イラン攻撃計画をまとめた機密報告書を流出させた容疑で起訴された。
 13日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)、ロイター通信などによると、CIA職員アスィフ・ウィリアム・ラーマン氏が故意に国家防衛情報を保管して伝送した容疑2件で先週バージニア連邦裁判所に起訴された。ラーマン氏は前日カンボジアで米国連邦捜査局(FBI)によって逮捕されてグアム連邦裁判所に移送された。14日、裁判所に出席する予定だ。
 CIAの所属として海外に勤務したラーマン氏は極秘事項に接近できる「機密保安承認」権限を持っていたとNYTが伝えた。通常、機密資料を扱うCIA関係者には一般的なことだが、ラーマン氏の流出容疑が立証されることができる情況でもある。
 控訴状によると、流出した報告書は米国偵察衛星が収集したイメージと情報を分析する米国国防総省国家地理情報局(NGA)の文書だ。報告書にはイスラエルのイラン攻撃の可能性を示す衛星写真とこれに対する解釈が入っていたと外信は伝えた。
 イスラエル国防軍のイラン軍事施設空襲(10月26日)が実行される10日前に撮影されたものだ。イスラエル国防軍のミサイルなど軍事極秘事項も入っていたため「ファイブアイズ(米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド間情報機関共同体)だけが共有可能な文書」と英国BBCは伝えた。
 このように最高保安等級の米国の機密報告書が親イラン志向のテレグラムアカウントを通じて流出した。現在このアカウントは「匿名の出処を通じて文書を受けた」としながら「原本流出者とは無関係」と否認した状態だ。まだ具体的にどのような経緯で流出したのかは分かっておらず、米国関係者が「流出の出処を探しているところ」とNYTが伝えた。CIAは今回の事件に関連して別途の立場は明らかにしていない。FBIは事件を調査中であることを認めて「国防総省や情報パートナーと緊密に協力中」と明らかにした。


「AFP」 2024年11月15日 18:23 発信地:ベイルート/レバノン
■避難警告後にベイルート南郊空爆 イスラエル軍、48時間で目標30か所

【写真】イスラエル軍の空爆を受けたレバノンの首都ベイルート南郊ゴベイリ地区(2024年11月15日撮影)。
【写真】イスラエル軍の空爆を受け、煙が立ち上るレバノンの首都ベイルート南郊ゴベイリ地区(2024年11月15日撮影)。

【11月15日 AFP】AFPTVは15日、イスラエル軍がレバノンの首都ベイルート南郊ゴベイリ一帯に避難警告を発した後、同地区が空爆されたと報じ、市街に立ち上る煙の映像などを伝えた。
 イスラエル軍は報道官によるX(旧ツイッター)への投稿で「(ベイルート)南部郊外、特にゴベイリ地区の全住民に告ぐ。付近にはヒズボラの関連施設や拠点がある」とし、攻撃が差し迫っていると警告。即時退避を促した。この投稿には、付近に高校がある地区の地図が含まれていた。
 ベイルート南部ではイスラエル軍による空爆が繰り返されており、住民の大量脱出が続いているが、日中に自宅や職場を確認するために戻る人の姿も確認できる。
イスラエル軍による14日の発表によると、同軍は過去48時間以内でベイルート南部郊外の目標約30か所を攻撃した。

「AFP」 2024年11月15日 17:40 発信地:エルサレム/中東・アフリカ
■イスラエルによるガザ攻撃は「ジェノサイドと一致」 国連特別委

【写真】イスラエルの攻撃を受けた避難所施設。もともとは国連が運営する学校だったが、避難所に転用された。パレスチナ自治区ガザ北部のガザ市リマル地区で(2024年11月14日撮影)。(c)Omar AL-QATTAA/AFP

【11月15日 AFP】国連の特別委員会は14日、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地区での戦争行為はジェノサイド(集団殺害)の特徴と一致していると述べた。
被占領地におけるパレスチナ人とその他アラブ人に対するイスラエルの慣行について調査する同委員会は、イスラム組織ハマスがイスラエルに越境攻撃を仕掛けた2023年10月7日から今年7月までの期間において、「多数の民間人に死傷者が出たことと、パレスチナ人が意図的に追いやられ命を脅かされる状況に置かれていること」を理由に挙げた。
 同委員会はイスラエルについて、国際司法裁判所(ICJ)の命令にもかかわらず、包囲や支援の妨害、民間人を標的とした攻撃や殺害によって、「意図的に死や飢餓、重大な損害を引き起こしている」と指摘。ガザにおけるイスラエルの戦争行為は「ジェノサイドの特徴と一致している」と結論付けた。
 国連が現在のガザ紛争に関連して、ジェノサイドという言葉を使うのは初めて。
特別委はまた、イスラエルが「飢餓を戦争の手段として利用し、パレスチナ人に集団的懲罰を与えている」とも指摘している。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)も独自の報告書で、イスラエルによるガザ住民の強制移住は「人道に対する罪」に当たると批判した。
 HRWの報告書についてイスラエルは「全くの虚偽」だと反論。「ハマスのテロ遂行能力除去のみを目的としており、ガザ住民を標的とはしていない」と主張している。


「中央日報日本語版」 2024.11.12 07:17
■イスラエル、レバノン北部に異例の空爆…少なくとも14人死亡
 イスラエル軍が11日(現地時間)、レバノン北部を空襲し、約30人の死傷者が発生した。
 ロイター通信によると、レバノン北部の都市ヤクーブはシリア難民など30人余りが居住する建物が爆撃され、少なくとも14人が死亡し、15人が負傷した。
 ヤクーブは2023年、パレスチナ武装政派ハマスがイスラエルを奇襲し、ガザ地区戦争が勃発して以来、イスラエルが空襲したレバノン最北端地点だとメディアは説明した。
 レバノンの一部のメディアは、ヤクーブ爆撃の死亡者だけで30人に達すると報じたと、ザ・タイムズ・オブ・イスラエルが伝えた。このメディアも「イスラエル空襲のほとんどはレバノン南部や ベッカー高原、ベイルートなどに限定されている」とし、今回の標的が異例的だと指摘した。
 イスラエル軍は、正確な情報を基にテロリストのある軍事施設を標的にし、民間被害を最小化するための措置を取ったと主張した。
 同日、レバノンの武装団体ヒズボラもイスラエル北部のハイファ地域にロケット約90発を発射した。イスラエルの救助当局は、一部の市民がミサイルの破片とガラスの破片で軽傷を負ったと伝えた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ロシア人移住労働者「戦火を避けて来たけれど、韓国の方がよほど戦場」

2024年11月26日 | 韓国で
「The Hankyoreh」 2024-11-26 06:49
■ロシア人移住労働者「戦火を避けて来たけれど、韓国の方がよほど戦場」
 陰城労働人権センター、移住民22人の話を載せた本『私の名前は移住民』を出版

【写真】陰城労働人権センターの活動家、パク・ソンウさん(右列ノートパソコン前の男性)がフィリピンから来た移住民労働者と話している=陰城労働人権センター提供//ハンギョレ新聞社

 「屋内温度が45度の洗濯工場で20時間働いて帰ってきて4時間くらい寝たら、また働けと起こされました。戦火を逃れて来ましたが、こっちの方がよほど戦場です。これから安定した職場を見つけたい」。
 忠清北道陰城(ウムソン)労働人権センターが最近出した労働人権の本『私の名前は移住民』に出てくるある労働者の叫びだ。このロシア人労働者は昨年3月、ロシア・ウクライナ戦争を逃れてロシアのサンクトペテルブルクを経て韓国に来た。彼は現代自動車のロシア工場で働いていたが工場は閉鎖され、妻や弟夫婦と一緒に韓国に来た。京畿道安山(アンサン)などを経て陰城に定着した。
 『私の名前は移住民』には、ウズベキスタン、モンゴル、カンボジア、マレーシア、ベトナム、中国、ロシア、ネパールの8カ国から来た移住労働者22人の話が掲載されている。彼らは全員陰城に住んでいる。彼らの話はパク・ソンウさん(27)など陰城労働人権センターの活動家たちが生々しく書き取った。

【写真】陰城労働人権センターの活動家、パク・ソンウさん(中央の眼鏡をかけた人)がカンボジアから来た労働者たちと話している=陰城労働人権センター提供//ハンギョレ新聞社

 パクさんは「世界村と言われるほど多様な人々が暮らす陰城地域の移住民労働者の生活が気になりインタビューに取り組んだ」とし、「彼らに会って話す中で、彼らが『韓国人と一番長い対話をした』と言ったので胸が熱くなり、また申し訳なく思った」と話した。実際、陰城郡は先月末の統計で人口(10万4434人)の13.3%(1万3880人)が外国人だ。
 本には「不法滞在」と烙印を押され影のように生きていく未登録移住労働者の話も出てくる。2016年にモンゴルから来たジャルガルさん(仮名)は「取り締まりにかかれば追放されるという不安の中で生きている」とし、「娘が韓国に留学できるようにしてほしいし、娘が大学を卒業するまで捕まらないことを願う」と話した。また未登録移住労働者であるベトナム出身のミナさん(仮名)とマレーシア出身のジホさん(仮名)は「ビザの心配をせずに両親と済州島に遊びに行くのが夢」と話した。
 中国同胞で20年前に韓国に帰化し、移住女性などを助けながら暮らすオ・ソニョンさんは「移住女性たちはお金のために結婚したのかという言葉に多くの人が泣いている」として「国籍に関わりなく、互いに助け合いながら暮らせばより良い社会になるだろう」とつぶやく。
 陰城労働人権センターは2022年11月、労働と人権、陰城地域の労働人権実態などを記録した『こんにちは、労働人権』に続き、昨年10月『忠清北道陰城郡の労働者が労働組合に加入すれば』という労働人権パンフレットを相次いで出した。陰城労働人権センターは30日、陰城郡セングク面の「トトリスプ(どんぐりの森)カフェ」で『私の名前は移住民』ブックコンサートを開く予定だ。陰城労働人権センターのパク・ソンウさんは「『私の名前は移住民』は労働力のために韓国に来た外国人労働者ではなく、私たちの隣人である移住民の率直な暮らしの話であり、訴えであり、願い」だとし、「この本が隣人である移住民に心を開くきっかけになることを期待する」と話した。

オ・ユンジュ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-11-25 18:53
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「共同通信、佐渡鉱山追悼式に参列した日本政府代表の「靖国参拝は誤報…深くおわび」

2024年11月26日 | 国民国家日本の侵略犯罪
「The Hankyoreh」 2024-11-26 09:11
■共同通信、佐渡鉱山追悼式に参列した日本政府代表の「靖国参拝は誤報…深くおわび」

【写真】24日、新潟県佐渡島のあいかわ開発総合センターで開かれた「『佐渡島の金山』追悼式」で、日本政府代表として参列した生稲晃子政務官が来賓のあいさつを終えた後、席に戻っている=佐渡/東京特派員共同取材団//ハンギョレ新聞社

 日本の共同通信は25日、「『佐渡島の金山』追悼式」に日本政府代表として参列した生稲晃子外務政務官に関し、「2022年8月15日の靖国神社参拝に関する記事で、生稲晃子参院議員(現外務政務官)が参拝したと報じたが、正しくは生稲氏は参拝しておらず、誤った報道だった」と発表した。韓国政府はこれに対して「追悼式不参加の決定は諸般の事情を考慮したもの」だと明らかにした。
 共同通信は当時の状況について「国会議員の出入りを取材する過程で生稲氏が境内に入るのを見たとの報告があったが、本人に直接の確認取材をしないまま記事化した」と伝えた。共同通信側は、生稲参院議員が記事に報道された事実を否定したため、自主的に当時の取材過程を調べた。さらに、当日靖国神社に参拝した複数の自民党議員に確認したところ「生稲氏はいなかった」と述べたという。これに伴い、共同通信は「当初の報告が見間違えだったと判断した」と明らかにした。
 関連して、共同通信の高橋直人編集局長は「生稲議員をはじめ、新潟県や佐渡市、(佐渡島の金山)追悼式実行委員会などの地元関係者、読者の皆さまにご迷惑をおかけし、深くおわびする。取材の在り方を含めて再発防止策を徹底する」とコメントした。
 日本政府は強制動員された朝鮮人労働者を悼むという意味で24日に開く追悼式に出席する日本政府の人事の発表を先送りしてきた。花角英世新潟県知事は「(追悼式は)『佐渡鉱山がユネスコ世界遺産になった』ということを関係者に報告する場になる」と述べた。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が今年7月にユネスコ世界遺産登録に賛成し、「外交成果」として掲げた追悼式が、「屈辱外交」の象徴に転落するという批判が大きくなった。
 このような状況で、日本政府は追悼式の2日前に生稲政務官の出席を発表。その後、生稲氏が太平洋戦争でのA級戦犯が合祀された靖国神社を2022年8月15日に参拝したという日本の報道が伝えられ、波紋はさらに広がった。結局、韓国政府は追悼式を翌日に控えた23日に不参加を宣言した。
 生稲政務官は24日の追悼式でも「鉱山労働者の中には、我が国の戦時中の労働者に関する政策に基づいて朝鮮半島から来られた多くの人が含まれていた」とし、「戦争という特殊な状況の中で、愛する家族を思いながら、危険で過酷な環境のもとで困難な労働に従事された」と言及しただけで、朝鮮人強制動員や強制労働という表現は使わなかった。
 波紋が広がると、日本政府は生稲氏が(参院議員に当選後の)2022年8月15日に靖国神社を参拝した事実はないと主張してきた。共同通信の訂正報道前の25日昼、林芳正官房長官は定例記者会見で「総合的な判断として、外務省で広報文化やアジア大洋州情勢を担当する生稲氏の参列を決めたもので、問題ない」と述べた。靖国神社参拝については「参議院就任後に参拝した事実はないと理解している」とし「日本側から韓国側に対して事実関係を説明した」と述べた。

東京/ホン・ソクジェ特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2024-11-25 22:12


「The Hankyoreh」 2024-11-26 07:05
■韓国側、佐渡鉱山犠牲者の居住地で独自の追悼式…「強制動員された英霊を哀悼」

【写真】25日、新潟県の佐渡鉱山の朝鮮人強制動員労働者たちが住んでいた独身者宿舎「第四相愛寮」の前で、犠牲者の遺族たちが追悼式を行っている=ホン・ソクジェ特派員//ハンギョレ新聞社

 「佐渡鉱山に強制動員された朝鮮人労働者神位」
 素朴に設けられた祭壇の上には、日帝強占期(日本による植民地時代)に佐渡鉱山で強制動員の末に亡くなった方々の位牌が置かれた。犠牲者の遺族らは、韓国から用意してきた酒を盃に注ぎ、祭壇に捧げた。遺族たちもすでに高齢であるため、酒を捧げるためひざまずくとよろめいて倒れそうになる人もいた。韓国政府関係者が追悼の辞を述べる間、一部の遺族たちは長年胸にしまってきた悲しみがこみ上げる様子で、涙をぬぐっていた。25日、新潟県佐渡市相川新五郎町の佐渡鉱山の朝鮮人強制動員労働者たちが暮らしていた独身者宿舎「第四相愛寮」の跡地前の風景だ。
 この日、韓国政府は第四相愛寮の跡地で、佐渡鉱山で強制労働に就いた人々の追悼式を執り行った。前日、日本政府が主導した「『佐渡島の金山』追悼式」に不適切な人物を中央政府代表団として派遣したなどの理由で出席を見送った後、韓国政府関係者と遺族9人が独自に執り行った式典だった。韓国政府関係者をはじめ30人余りが追悼式に出席した。
 韓国政府代表者として参加したパク・チョルヒ駐日韓国大使は追悼の辞で「80年余り前に佐渡鉱山に強制的に動員され、苛酷な労働に苦しんだ末に亡くなられた韓国人労働者の方々の英霊に、頭を下げて深い哀悼の意を表する」とし、「生前、故国の土を踏むことができず、永遠に愛する家族の元に帰ることもできず亡くなられた韓国人労働者の方々の無念、そして解放後に帰国されたが、事故の後遺症と塵肺症などで依然として苦しい日々を送らなければならなかった方々にとっては、どんな言葉でも真の慰めにはならないだろう」と述べた。さらに「80年余り前の痛ましい歴史が記憶され続けるよう、韓日両国が真摯に努力していかなければならない」と述べた。
 この日の式典は韓日政府関係者らが共に出席して行うことに合意した「『佐渡島の金山』追悼式」が事実上失敗に終わり、急きょ、窮余の策として設けられたものだ。前日、日本政府が事実上主導して行われた追悼式では、日本政府代表だった生稲晃子外務省政務官(次官級)が公式追悼式で佐渡鉱山朝鮮人労働者に対する「強制労働」を最後まで認めなかったためだ。
 韓国外交部は、韓国政府が独自に設けた追悼式典について、「歴史問題について、日本側と妥協しないという韓国政府の確固たる意志の表現」だとし、「このような原則をもとに、韓日両国の利益に合致する両国関係の発展に向け、引き続き取り組んでいきたい」と強調した。
 佐渡鉱山の第四相愛寮は日帝強占期に山ノ神社宅、第一・三相愛寮と共に朝鮮人労働者が暮らしていた宿舎の一つ。この日の式典は事実上、日本政府が主導した「『佐渡島の金山』追悼式」が行われた場所から徒歩25分ほど離れたところにある。強制動員当時、佐渡鉱山にたばこを配給していた富田たばこ店の配給名簿によると、第四相愛寮には主に全羅北道の裡里(イリ・現在の益山)から連れて来られた労働者が住んでいたという。
 様々な記録と証言は、佐渡鉱山の強制労働の歴史を物語っている。 日本の新潟県が1988年に発行した『新潟県史通史編8近代3』には「昭和一四(一九三九)年に始まった労務動員計画は、名称こそ『募集』『官斡旋』『徴用』と変化するものの、朝鮮人を強制的に連行した事実においては同質であった」と記されている。
 日帝強占期に佐渡鉱山の第四相愛寮で生活しながら強制労働の苦痛を味わったチョン・サンドンさんの三男、ウンドンさんは、昨年発刊された「韓国・強制動員の証言と交流の集い」の資料集で、「5代独子(5代続けて息子が一人しかいない)だった父親は親戚もおらず両親を養いながら農作業に勤しんでいた家長でしたが、30代後半に年老いた両親と妻、幼い娘と生まれたばかりの息子を離れ、佐渡鉱山に連れて行かれた」とし、「村で動員対象として2人が割り当てられたが、皆行くのを嫌がり、くじを引いて決めたという。それで同じ村のイ・ジェファさんと父が選ばれ、無理やり連れて行かれることになった」と証言した。
 日本の公共放送のNHKも過去「50年目の真実 佐渡金山『強制連行』の傷あと」という番組などで、佐渡鉱山の朝鮮人強制連行を追跡調査して報道したことがある。佐渡鉱山朝鮮人強制労働資料集の出版などに関わり、この日の追悼式に出席した佐渡市の荒井真理議員は「(日本政府が)謝罪すべきことが多いと思う」と記者団に語った。
 韓国政府と遺族が出席した中で開かれたこの日の追悼式は、午前9時5分頃に始まり、約10分間執り行われた。第四相愛寮の意味について説明が行われた後、パク大使の追悼の辞、黙祷、献花などの順で進められた。その後、遺族たちが用意した酒を捧げるなど、個人的に追悼する時間も設けられた。遺族らは同日、佐渡鉱山、坑道などを視察した後、帰国する予定だ。

佐渡(新潟県)/ホン・ソクジェ特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-11-25 20:56


「The Hankyoreh」 2024-11-26 01:03
■【社説】佐渡鉱山外交惨事、対日外交の転換の契機とすべき

【写真】25日、新潟県佐渡鉱山の強制動員された朝鮮人労働者たちが起居していた独身者用宿舎「第四相愛寮」の前で、犠牲者の遺族たちが追悼式をおこなっている=佐渡(新潟県)/ホン・ソクジェ特派員//ハンギョレ新聞社

 「米国第一主義」を掲げる第2期トランプ政権の発足を控え、韓日協力の重要性がいつにも増して高まっている中、日本メディアの誤報により「外交の悪材料」が生じた。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の「度重なる譲歩」にもかかわらず「誠意ある呼応」を拒否してきた日本に対する不満が積もりつつある中で、佐渡鉱山追悼式に出席した日本政府の代表が過去に靖国神社に参拝していたという疑惑がふくらんだのだ。確執はハプニングに終わったが、政府はこの事態を機として、歴史を直視する努力なしに韓日の真の友好や協力はありえないという強いメッセージを投げかけ続けていくべきだ。
 政府は25日午前9時、遺族の9人の代表が参列する中、佐渡鉱山に強制動員された朝鮮人の寮だった第四相愛寮跡の前で、日本側とは別途の追悼行事をおこなった。パク・チョルヒ駐日韓国大使が「佐渡鉱山に強制動員」された犠牲者に向けた追悼の辞を述べた。
 日本が前日に開催した追悼行事に政府が出席しなかったのは、日本政府代表の生稲晃子外務政務官が2022年8月15日に靖国神社に参拝した疑惑がある人物だというのがその理由だった。しかしそれには、関係回復に向けた尹錫悦政権の継続的な努力にもかかわらず、日本が自国の立場ばかりを重視する恥知らずな態度を捨てないことに対する挫折感も大きく作用したとみられる。
 これをめぐる韓日対立が続く中、共同通信はこの日午後、「生稲政務官が靖国神社を参拝した」という報道は誤報だったことを確認した。それでも問題は残る。生稲政務官が述べた追悼の辞を見ると、植民地支配やそれによって発生した朝鮮人強制動員に対する「反省」が一切見られない。韓国の遺族まで呼んでおいて、好き勝手しても尹錫悦政権は抗議しないだろうと考えたのだ。
 日本の歴史認識は「私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」という安倍談話(2015)を機として大きく後退した。代わりに強調したのは「価値を共有する国々と手を携えて、『積極的平和主義』の旗」を高く掲げるという「安保協力」の必要性だった。尹錫悦政権はこれにあいづちを打ちつつ、「歴史は忘れて安保協力に集中しよう」という安倍談話の主張を全面的に受け入れるかたちで関係を改善してきた。
 しかし、もはやこのような関係を続けることはできない。韓日の国民の相互認識を毎年調査してきた東アジア研究院(EAI)の今年の報告書では、「歴史問題の解決なしには両国の未来指向的な協力関係は難しいだろう」とする回答が前年(2023)の29.6%から42.1%へと大幅に上昇している。このような世論を無視して譲歩外交を続けてはならない。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-11-25 18:31


「聯合ニュース」 2024.11.25 21:58
■佐渡金山追悼式への不参加は「合意水準を満たしていなかったため」 韓国政府
【ソウル聯合ニュース】新潟県佐渡市で日本側が24日に開いた世界文化遺産「佐渡島の金山」の労働者追悼式に韓国側が参加せず、朝鮮半島出身の労働者らが戦時中に住んでいた寮の跡地で25日に独自の追悼行事を行ったことについて、韓国外交部は「すでに明らかにしたように歴史(問題)で日本側と妥協しないという政府の確固たる意思を示したもの」とし、「日本側の追悼の辞の内容などの関連事項が佐渡金山の(世界遺産)登録時に合意した内容の水準を満たしていないことが重要な考慮事項だった」と説明した。

韓国政府が開催した追悼式の様子=25日、佐渡(聯合ニュース)
 韓国政府は23日に日本側追悼式への参加見送りを発表した際、「諸般の事情を考慮したもの」とのみ説明していたが、追悼の辞などが双方の合意に反していたことを明らかにした。
 共同通信はこの日、生稲晃子外務政務官が2022年8月15日に靖国神社に参拝したと報じたのは誤りだったと発表した。韓国側の発表は共同通信の訂正報道があった直後に出された。韓国が日本側の追悼式に出席しなかった背景には、太平洋戦争のA級戦犯らが合祀(ごうし)された靖国神社を参拝した生稲氏が日本政府代表として出席することや、追悼の辞などを巡り意見の隔たりが縮まらなかったことが理由とみられていた。共同通信の訂正報道について、韓国外交部の当局者は「追悼式への不参加の決定は諸般の事情を考慮したもの」と述べ、追悼式に参加しなかった理由は生稲氏の靖国神社参拝問題だけではなかったことを明らかにした。


「聯合ニュース」 2024.11.25 19:16
■韓国与野党 佐渡金山の追悼式巡る日本との交渉を「外交失策」と非難

【ソウル聯合ニュース】朝鮮半島出身者が強制労働をさせられた新潟県の「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録時に日本政府が開催を表明した労働者の追悼式が24日午後、佐渡市で開かれたものの、韓国側が「合意に至るのは困難」などとして参加を見送ったことを巡り、韓国の与野党議員らは25日、政府の対応を批判した。

【写真】再現された佐渡島の金山の採掘作業の様子(資料写真)=(聯合ニュース)

 この日開かれた国会文化体育観光委員会の全体会議で、最大野党「共に民主党」の朴洙賢(パク・スヒョン)議員は外交部が外交上の失策を犯したことは「強い遺憾」だとし、「文化体育観光部や国家遺産庁などは日本側に強く抗議し、しっかりとした後続措置の履行を約束してほしい」と要求した。
 与党「国民の力」の裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)議員も「否定できない政府の外交的な失敗であり、無成果と言わざるを得ない」として「追悼式に政府と遺族が参加しなくなった事態に対し国民の一人として非常に惨憺(さんたん)たる気持ち」と非難した。
 同委員会の委員長を務める共に民主党の田載秀(チョン・ジェス)議員は、同じく強制労働があった軍艦島を含む「明治日本の産業革命遺産」が2015年に世界文化遺産に登録される際、日本側が強制労働被害者を記憶するための情報センターの設置を約束したにもかかわらず、履行されなかったことに言及し、「2回目の外交惨事」と述べた。
 佐渡市の「あいかわ開発総合センター」で開かれた追悼式には生稲晃子外務政務官や新潟県知事、佐渡市長、民間団体の関係者ら日本側出席者のみが参加した。当初は韓国側の労働者の遺族や政府関係者らが出席する予定だったが、追悼式の名称や出席者などを巡る立場の隔たりを埋められず、韓国政府は23日に参加見送りを発表した


「中央日報日本語版」 2024.11.25 13:44
■日本政府、韓国の「佐渡金山追悼式不参加」に「残念」
 日本政府が25日、「佐渡島の金山 追悼式」式典が韓国不参加で不完全な行事に終わったことについて遺憾の意を表した。
 林芳正官房長官はこの日午前の記者会見で、「佐渡島の金山 追悼式」に韓国が参加しなかったことについて、政府見解に関して「韓国側の欠席の理由について説明する立場にはないが、韓国側が参加しなかったことは残念だ」と明らかにした。
 これに先立ち、日本は日帝強占期の朝鮮人強制労役の現場である佐渡金山を世界遺産に登録し、韓国の同意を得るためにすべての労働者を追悼する行事を毎年開催することにした。
 しかし両国の間で名称や出席者などを協議する過程で葛藤が生じたことから、前日24日に日本側が佐渡島で開いた「佐渡島の金山 追悼式」式典に韓国の遺族や政府関係者は出席しなかった。

◇佐渡金山の遺族・政府、日本で別途「追悼行事」開催
 韓国は25日午前9時、別途の追悼行事を新潟県佐渡市にある佐渡金山の朝鮮人宿舎だった「第4相愛寮」跡で開催した。
 当初遺族は日本側が前日に佐渡金山で主催した追悼式に出席しようと23日に新潟県入りした。
 しかし日本側が靖国神社を参拝した前歴のある生稲晃子外務政務官を日本政府代表として追悼式に出席させることを決めると、韓国政府と遺族は日本側追悼式への不参加を決めた。
 また、日本は「朝鮮人強制徴用」などの表現を追悼のあいさつに含めるよう求める韓国政府の要請を受け入れなかったという。
 遺族は24日、別途の追悼式の開催を控えて佐渡島に位置した相川郷土博物館に訪問して展示物を見学する日程を持った。当時、遺族は特別な立場または所感は出さず、同行したガイドから展示の資料説明を聞くなど約10分ほど展示物を見て回った。


「聯合ニュース」 2024.11.25 10:54
■韓国政府 佐渡金山追悼式を独自開催=遺族・駐日大使が出席

【佐渡聯合ニュース】韓国政府は25日、朝鮮半島出身者が強制労働をさせられた新潟県の「佐渡島の金山」の労働者追悼式を「第4相愛寮」跡地で執り行い、韓国の労働者遺族9人や朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日大使らが出席した。

韓国政府が開催した追悼式の様子=25日、佐渡(聯合ニュース)
 朴大使は追悼の辞で「佐渡島の金山の歴史の裏には韓国人労働者の方々の涙と犠牲があったことをわれわれは永遠に忘れない」と強調した上で、「80数年前の悲しい歴史が記憶され続けるよう韓日両国が真摯(しんし)に努力していかなければならない」と述べた。第4相愛寮は朝鮮半島出身労働者がかつて暮らした。
 遺族と韓国政府代表は当初、前日に日本側が主催して佐渡市で開かれた追悼式に出席する予定だったが、23日に急きょ不参加を決定。独自開催することを決めた。
 日本政府代表として式に出席する生稲晃子外務政務官が過去に靖国神社を参拝したことや、追悼式でのあいさつの内容が朝鮮半島出身の労働者を追悼するという行事の趣旨にそぐわないと判断したためとみられる。
 生稲氏は日本側主催の追悼式で、労働者の中に朝鮮半島出身者が含まれていると言及したが、「強制動員」など強制性に関する表現は一切使わなかった。
 追悼式は、7月の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で登録が決まった際に日本が韓国と合意し約束した措置。前日に到着した労働者遺族9人は、日本側追悼式への不参加が決まったことで強制労働に関する展示が行われている相川郷土博物館を視察した。
 佐渡島の金山は太平洋戦争が本格化した後、銅などの軍需物資を確保する鉱山として主に利用され、約1500人と推算される朝鮮半島出身者が強制動員されて厳しい環境の中で働かされた。

【写真】追悼の辞を述べる朴大使=25日、佐渡(聯合ニュース)


「The Hankyoreh」 2024-11-25 10:13
■【ニュース分析】韓国不参加の佐渡鉱山追悼式…「強制動員削除」屈辱外交が招いた結果

【写真】日本外務省の生稲晃子政務官が24日午後、新潟県佐渡島の西側にあるあいかわ開発総合センターで開かれた「『佐渡島の金山』追悼式」で記念演説を行っている。生稲政務官は過去にA級戦犯が合祀された靖国神社を参拝した経歴が議論になり、韓国政府は前日に行事への不参加を宣言した/聯合ニュース

 日本は24日、新潟県佐渡市のあいかわ開発総合センターで「『佐渡島の金山』追悼式」を単独で行った。韓国政府と強制動員被害者の遺族たちは、日本政府代表の生稲晃子外務省政務官(次官級)が過去靖国神社に参拝した前歴などを理由に、追悼式に出席しなかった。佐渡鉱山の「強制性」をどのように記録として残すかの具体的な合意なしにユネスコ世界文化遺産登録に同意し、「屈辱外交」の物議を醸した時から予告された破局だという分析が出ている。
 生稲政務官はこの日、日本政府や市民団体の関係者だけが参加した追悼式で、1940年代に佐渡鉱山に朝鮮半島から来た労働者がいたとし、「戦争という特殊な状況の中で、愛する家族を思いながら、危険で過酷な環境のもとで困難な労働に従事された」と述べた。きれいな言葉が並べられた追悼の辞だが、「強制労働」という表現は含まれなかった。
 韓国外交部は追悼式前日の23日、「佐渡鉱山追悼式をめぐる両国の外交当局間において意見の食い違いの調整に必要な時間が不十分だ」として「諸般の事情を考慮し、追悼式に参加しないことを決めた」と明らかにした。外交部は「諸般の事情」とは何かを明確に説明していないが、日本代表である生稲政務官の過去の靖国神社参拝の経歴や、追悼式と追悼の辞などに強制動員の認定と被害者への追悼内容がきちんと盛り込まれていない状況などを指すものと分析される。生稲政務官は参議院に当選した後、2022年8月15日の日本敗戦日を迎え、太平洋戦争のA級戦犯が合祀された靖国神社を参拝したと共同通信などが報じている。
 佐渡鉱山追悼式がこのように行なわれたのは、表面的には日本政府の「挑発」のためだと思えるが、根本的な原因は、強制動員の歴史が事実上削除された状態で7月に佐渡鉱山の世界文化遺産登載に同意した韓国政府にあるという批判が出ている。日本は当時、佐渡鉱山関連施設に「全体の歴史」を盛り込むとしたが、「強制動員」は明示しなかった。韓国政府は「(重要なのは)日本が全体の歴史を反映するための実質的な措置を取ったということ」だとし、日本政府が毎年開くことにした強制動員被害者追悼式を成果として掲げた。特に追悼式には日本政府の高官が参加することにしたとし、「手形の代わりに現金を受け取った交渉」だと自画自賛した。
 しかしその後、具体的な交渉過程で、日本が佐渡鉱山の世界文化遺産登録を祝う意味で「感謝」を行事名称に入れると要求し、韓国はこれを拒否。そして「強制動員」の抜けた「『佐渡島の金山』追悼式」に決定された。行事の主催も日本政府ではなく市民団体が担った。追悼式に出席する政府高官は、行事2日前の22日になって、靖国神社参拝の前歴のある次官級の右派の人物と発表された。2015年の軍艦島(長崎県端島)の世界文化遺産登録の時と同様に日本の「約束」だけを信じて期待が裏切られたのに続き、追悼式の交渉でも出席者や追悼の辞などの内容確認なしに日付から合意するという戦略的ミスを犯したわけだ。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が掲げてきた「韓日関係改善」の象徴に、形式的にでも傷がつかないように焦りを見せた結果とみられる。
 聖公会大学日本学科のヤン・ギホ教授(元駐神戸総領事)は、「交渉過程で専門的または組織的に対応した形跡が見られない」とし、「政府は歴史問題を放棄し、対日外交がまともに作動していないようだ」と指摘した。野党「共に民主党」のファン・ジョンア報道官は書面ブリーフィングで「日本の厚かましい挑発を前に、尹錫悦政権の屈従外交の素顔が改めて如実にあらわれた」とし、「ばらまき外交、佐渡鉱山交渉は『成果』だと強弁していたが、結局日本が満たした残りの『コップ半分の水』には嘲弄と侮蔑だけだった。政府は直ちに日本に真摯な謝罪を求め、明確な後続措置を取らねばならない」と求めた。

シン・ヒョンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2024-11-25 07:19


「The Hankyoreh」 2024-11-25 07:28
■佐渡鉱山で不意打ち食らった韓国…最後まで「朝鮮人強制動員」の言及なかった
 
【写真】24日、新潟県佐渡島のあいかわ開発総合センターで開かれた「佐渡島の金山」追悼式で、日本政府側代表として出席した生稲晃子政務官があいさつを終えた後、席に戻っている=東京特派員共同取材団//ハンギョレ新聞社

 「戦争が終わるまで故郷に帰ることができず、残念ながらここで亡くなられた方々がいらっしゃいます」。
 24日、日本政府代表の生稲晃子外務省政務官(次官級)は、落ち着いた声で日本による植民地時代の佐渡鉱山で働いて犠牲になった人々に追悼の意を表した。だが、生稲政務官の発言に「朝鮮人労働者の強制動員や労働」に関する内容はなかった。
 この日、新潟県佐渡島のあいかわ開発総合センターで開かれた「『佐渡島の金山』の追悼式」で、生稲政務官は挨拶の言葉として、「鉱山労働者の中には、我が国の戦時中の労働者に関する政策に基づいて朝鮮半島から来られた多くの人が含まれていた」とし、「戦争という特殊な状況の中で、愛する家族を思いながら、危険で過酷な環境のもとで困難な労働に従事された」とだけ言及した。
 これに先立ち、韓日政府による追悼式協議の過程で、追悼の辞に「感謝」という文言を入れるべきという日本側の要求を韓国政府が拒否し、交渉がギクシャクしたこともあった。ところが、生稲政務官はこれをものともせず「先人たちの労苦に敬意を表し、亡くなった全ての方を哀悼する」と述べた。追悼式に出席した 花角英世新潟県知事も「鉱山の発展に貢献された全ての方々に感謝の気持ちを表す」という立場を示した。
 佐渡鉱山(佐渡島の金山)のユネスコ世界遺産登録当時に日本政府が韓国に約束した追悼式が5カ月ぶりに開かれたが、「中途半端な」追悼式になった現場の空気は冷ややかだった。前日、韓国政府が追悼式への出席を見送った上、佐渡島まで訪れた朝鮮人犠牲者の遺族たちまで政府の意向に従って出席を拒否したためだ。中野洸追悼式実行委員長は「(韓国側にも)出席していただきたかった。残念だ」と述べた。実際、同日、追悼式の現場に置かれた100脚あまりの椅子のうち、韓国側の25脚は空いていた。
 22日、日本外務省が追悼式代表として生稲政務官を派遣すると発表した後、生稲政務官が過去に靖国神社を参拝したという報道が出たことも、影響を及ぼしたものとみられている。生稲政務官もこれを意識したかのようで、終始固い表情で追悼式の最前列に座っていた。追悼式の後には「靖国参拝をしたのは事実か」という記者団の問いかけに答えず、裏口に用意された車両に乗り込み、急いで会場を後にした。
 同じ時刻、佐渡鉱山の朝鮮人犠牲者遺族たちが新潟港から船に乗って佐渡に渡った。彼らは翌日、パク・チョルヒ駐日韓国大使らと佐渡鉱山の旧朝鮮人寮「第四相愛寮」の跡地で別途の追悼式を開くことにした。『佐渡鉱山・朝鮮人強制労働資料集』の出版などに関わった佐渡市の荒井真理議員は追悼式後、韓国記者単に「『悼む』という言葉は大変なことを経験した人々の苦しみに共感することから始まる」とし、「今日、日本側の出席者たちからは犠牲者たちと一つになって悼んでいるような印象は見受けられなかった」と批判した。

佐渡(新潟県)/ホン・ソクジェ特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-11-25 11:37


「The Hankyoreh」 2024-11-25 08:01
■韓国政府、佐渡鉱山追悼式の不参加決定…「屈辱外交」批判避け
 朝鮮人強制動員被害労働者の遺族、別途に追悼式開催

【写真】新潟県の佐渡鉱山の出口に、ユネスコ世界文化遺産登録を祝う横断幕が掲げられている=佐渡島/聯合ニュース

 韓国政府が24日に行われる「佐渡島の金山」追悼式への不参加を前日になって決めたのは、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が自負してきた「韓日関係の改善」が「対日屈辱外交」の象徴となることを防ぐための苦肉の策だとみられる。
 外交部は23日午後に記者団に送った告知で、「政府は追悼式に関する諸般の事情を考慮し、24日に予定されている佐渡鉱山追悼式に参加しないことを決めた」とし、「このような決定を下したのは、追悼式をめぐる両国の外交当局間の意見の食い違いの調整に必要な時間が不十分で、追悼式以前に両国が受け入れ可能な合意に至ることが難しいと判断したため」だと述べた。
 外交部の述べる「諸般の事情」とは、日本政府が佐渡鉱山追悼式に靖国神社への参拝歴のある右派の関係者を送ることを発表したことをはじめ、追悼式や追悼の辞の中で朝鮮人強制動員被害者を追悼することについて韓日外交当局同士できちんと合意できていないことなどを意味するとみられる。
 24日午後1時に新潟県佐渡市のあいかわ開発総合センターで行われた今回の追悼式は、今年7月にユネスコ世界遺産委員会で佐渡鉱山が世界文化遺産に登録される際、日本が登録への韓国の同意を得るために約束した後続措置だ。
 日本政府の約束は、朝鮮人強制動員被害労働者を含むすべての労働者を追悼する行事を毎年開催する、というものだったが、行事についての韓日外交当局の協議の過程で日本が示した態度はまったく違なるものだった。
 日本側は、この行事は朝鮮人強制動員被害労働者をはじめとする労働者の追悼とは関係のない、佐渡鉱山のユネスコ登録を祝う行事だと主張し続けた。日本政府は交渉過程で行事の名称に「感謝」という趣旨の表現を入れることを要求。韓国政府は強制動員された労働者を含む追悼式の趣旨に合わないとしてこれを拒否したため、紆余曲折の末に「佐渡島の金山」追悼式という曖昧な名称となった。新潟県の花角英世知事は20日の定例記者会見で、「(追悼式は)『佐渡鉱山がユネスコ世界遺産になった』ということを関係者に報告する場になるだろう」と述べている。
 さらに22日に日本政府は、靖国参拝歴のある生稲晃子外務政務官(次官級)を日本政府の代表として追悼式に送ることを発表した。生稲政務官は議員当選直後の2022年8月15日の日本の敗戦の日に、太平洋戦争のA級戦犯が合祀されている靖国神社を参拝しており、強制動員と慰安婦問題について「韓国政府はさらに譲歩すべき」と主張してきた人物でもある。韓国政府は政務官以上の地位にある人物の出席を要請したが、日本政府は回答を先送りし、追悼式の2日前に右派の官僚を送るという最終決定を下した。このような人物を追悼式に日本政府の代表として送るという日本政府の決定は、佐渡鉱山に強制動員された朝鮮人労働者を侮辱するものに他ならない、という反発が広がった。

【写真】「佐渡島の金山」追悼式に日本政府代表として出席する生稲晃子外務政務官=生稲政務官のフェイスブックより//ハンギョレ新聞社

 このような状況を韓国政府が交渉の過程できちんと把握して対処していたのかについても、多くの批判の声があがっている。外交部は22日午後に予定されていた佐渡鉱山追悼式についてのブリーフィングを、予定時刻のわずか5分前に取り消した。それだけ当惑していることを意味するものだ。記者の問いにも沈黙で一貫していた外交部は、22日夜遅くに「韓国政府は、誠意ある追悼式の開催のために日本政府の高官の参加が必要だということを日本側に強調し、日本がこれを受け入れて次官級の外務政務官が追悼式に出席することになったもの」だとしつつ、「同政務官は日本政府代表として追悼の辞を述べることになるだろう」との立場を表明するにとどまった。その日の夜まで韓国は追悼式参加にこだわり、生稲政務官に追悼の辞で朝鮮人強制動員被害労働者を追悼する内容を語らせる方向で交渉しようとしたとみられる。
 だが23日午後に最終的に追悼式出席の取り消しを表明したのは、追悼の辞や追悼式の式次第で朝鮮人強制動員被害労働者を追悼する内容を反映することさえ日本に受け入れさせることができなかったからだと推定される。これについて外交部は、「23日、外交ルートを通じて日本側に不参加を通知した。外交当局間の詳細な議論事項についての言及は控える」とし、詳しい協議状況は公開しなかった。
 追悼式に出席しようとしていた強制動員被害者の11人の遺族のうち9人は、すでに佐渡島に到着している。政府は25日午前に、韓国人遺族とともに佐渡鉱山の現場で独自の追悼式を開催する予定だ。チョ・テヨル外交長官は23日の放送への出演で、「(追悼式まで時間が差し迫っていたため)双方が受け入れ可能な合意に達することは難しいと判断し、ひとまず追悼式には韓国側の関係者は出席しないことを決めた」とし、「追悼式には参加せず、韓国の遺族の方々と政府の関係諸機関が別途追悼式を行い、関連施設や広場や博物館などを視察する別途の日程を持つ」と述べた。
 まかり間違えば強制動員被害者の遺族が「佐渡鉱山ユネスコ遺産登録」行事の添え物にされるという屈辱を味わうところだったという点で、日本側に引きずられるかたちでの行事出席よりも不参加の方がましな決定だと考えられる。日本が交渉で韓国の強制動員被害者を考慮していないことがそのまま公開されれば、尹錫悦政権の対日屈辱外交の象徴として大きな波紋が広がらざるを得なかった。
 だが、日本が約束した「朝鮮人労働者を含むすべての労働者に対する誠意ある追悼」さえもこのようなかたちで歪曲したという点で、尹錫悦政権が自負してきた「韓日関係の改善」と韓米日3国協力に対する疑問はふくらまざるをえない。尹錫悦政権は今年7月、佐渡鉱山のユネスコ世界文化遺産登録に賛成した際、日本政府の関係者も参列する追悼式が行われることを「日本から引き出した成果」だと語っていた。だが、日本が約束したもう一つの後続措置である朝鮮人強制動員被害者に関する展示も、「強制動員」という表現がなく、さらに追悼式までもが韓国と強制動員被害者を侮辱するような行事になってしまった。日本政府が約束した毎年の追悼式が今後どうなるのかについて、外交部は「韓国政府は誠意ある追悼式の開催のために日本政府と意思疎通を続けていこうと考えている」と述べるにとどまった。

パク・ミンヒ先任記者、シン・ヒョンチョル記者、東京/ホン・ソクジェ特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-11-23 16:18


「The Hankyoreh」 2024-11-22 07:40
■韓国野党「佐渡鉱山の拙速追悼式…日本政府の顔色をうかがうのか」
 国会外交統一委員会の野党議員 
 24日の日本での「佐渡鉱山追悼式」に関して声明書

【写真】ユネスコ世界遺産に登録された日本の新潟県佐渡鉱山の内部に模型が設置されている/聯合ニュース

 韓国国会の外交統一委員会の野党議員たちは、24日に予定された日本の「佐渡鉱山(佐渡島の金山)追悼式」と関連し、「日本政府に免罪符を与えるための形だけのものでないならば、なぜこのように拙速に進めるのか」と政府を批判した。
 外交統一委所属の共に民主党・祖国革新党の議員たちは21日、共同声明書を出し「この追悼式は韓国政府が大々的に掲げてきた成果の一つ」だとし、「(にもかかわらず)『佐渡島の金山追悼式』として進められており、この追悼式が『強制動員された朝鮮人労働者』のための追悼式なのかさえ明白でない」と指摘した。佐渡鉱山には日帝強占期(日本による植民地時代)に朝鮮人が強制動員されたが、佐渡鉱山がユネスコ世界文化遺産に登録された7月、韓国と日本は強制動員被害者の追悼式を開くことで合意した。ところが、24日に新潟県佐渡市で開かれる初の追悼式は、強制動員の有無が分からないよう、「『佐渡島の金山』追悼式」として執り行われる予定で、日本政府側の高官が出席するかどうかも不明な状況だ。
 野党議員たちは「両国が約束した初めての追悼式であるだけに、『佐渡鉱山』に刻まれた『日本による植民地時代の強制動員』という私たちの苦痛の歴史をもう一度振り返り、被害者を追悼できるようにすべきだった」と指摘した。それと共に「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は『こっそり追悼式』、『不透明な追悼式』で拙速に進めている」として「私たちの歴史を隠したいのか、それとも依然として日本の顔色を伺っているのか」と問い詰めた。
 議員たちは「政府は今からでも拙速追悼式を延期し、追悼式関連の進行内容と詳細状況を国民に公開し、十分に説明せよ」と要求した。

【写真】野党議員らが光復節の8月15日、東京の参議院議員会館で記者会見を開き、ユネスコ世界文化遺産に登録された佐渡鉱山に日帝強占期の朝鮮人強制動員の歴史的事実が十分に反映されていないとし、日本政府にこの事実を明確に表記するよう求めている/聯合ニュース

キ・ミンド記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-11-21 11:17


「聯合ニュース」2024.11.22 17:05
■佐渡金山の追悼式に靖国参拝した人物派遣へ 韓国外交部「困惑」
【ソウル聯合ニュース】朝鮮半島出身者が強制労働をさせられた新潟県の「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録を巡り、日本が開催を表明した労働者の追悼式に日本政府が靖国神社を参拝したことがある生稲晃子外務政務官を派遣すると発表し、韓国政府が困惑している。

【写真】佐渡島の金山の坑道(資料写真)=(聯合ニュース)

 日本の外務省は22日、新潟県佐渡市で24日に開かれる追悼式に生稲氏を派遣すると発表した。韓国政府はこれまで政務官の出席を要請してきた。だが、生稲氏が2022年8月15日に靖国神社を参拝していたことが問題となっている。太平洋戦争のA級戦犯らが合祀(ごうし)された同神社を参拝した人物が強制労働させられた朝鮮半島出身者を含む労働者の追悼式典に日本政府の代表として参加することは、式典に出席する韓国側の遺族を侮辱する不適切な措置との指摘が出ている。
 韓国政府は生稲氏の出席を外務省の発表前に把握していたが、同氏が靖国神社を参拝したことは知らなかったとみられる。韓国外交部はこの日午後、記者団を対象に追悼式に関する日本側との交渉状況を説明する会見を開く予定だったが、開始予定の約5分前に中止となった。同部当局者は会見を中止した具体的な理由を説明せず、「現在の状況で話せることがないという事情になった」と述べるにとどめた。同部は戸惑いながら対応に追われている。
 追悼式は7月の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で佐渡金山が世界遺産に登録された際、日本が韓国と合意し約束した措置だが、朝鮮半島出身の労働者を追悼するという趣旨に沿って開かれるかについて懸念の声が相次いだ。日本側の追悼の辞に朝鮮半島出身の労働者を追悼する内容が盛り込まれるかも不確実で、韓国側の遺族11人の参加費用を韓国側が負担することも問題視されている。
 「佐渡島の金山追悼式」という追悼式の名称も労働者を追悼するという意味が込められていない。
 このままでは韓国側の遺族が「お飾り」となり、「癒えていない心の傷をさらに深めるだけ」という懸念の声もある。
 日本政府が追悼式に派遣する人物を交代しない場合、追悼式参加をボイコットすべきだとの意見も出るとみられる。


「The Hankyoreh」 2024-11-21 07:41
■佐渡鉱山追悼式、24日に開催…韓日、参席者・追悼の辞もまだ未合意

【写真】佐渡鉱山の相川金銀山に明治時代以降に建設された坑道=佐渡/聯合ニュース

 日帝強占期(日本による植民地時代)に朝鮮人労働者が強制動員された日本の佐渡鉱山の労働者たちに対する追悼式が、24日に開かれる。佐渡鉱山をユネスコの世界文化遺産に登録する際、日本政府が約束したものだ。しかし、式典を4日後に控えた20日午後になっても、韓日両国は追悼の辞の内容や式次第をはじめ、日本政府から誰が参加するのかについても合意できていない。
 日本の「『佐渡島の金山』式典実行委員会」は、「『佐渡島の金山』追悼式」を24日に新潟県佐渡市のあいかわ開発総合センターで開催すると、20日に発表した。追悼式には、日本側からは実行委員会関係者、民間団体、地方自治体関係者、日本の中央政府の関係者、韓国からは佐渡鉱山強制動員被害者の遺族や政府関係者が参加する。
 今回の追悼式は、7月に佐渡鉱山のユネスコ世界遺産登録の際の韓日政府間の合意によって開催されるものだ。日本政府はユネスコ会議の際、朝鮮人労働者を含むすべての労働者のための追悼式を毎年佐渡島で開催することを約束した。「韓日関係改善」を成果として掲げる尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は当時、佐渡鉱山の登録に賛成し、日本政府関係者も参加する追悼式が開かれることに大きな意味を与えた。
 しかし、登録が確定した後、追悼式の開催をめぐる韓日協議は難航を続けていた。日本政府は式典の名称にも「感謝」という表現を入れると主張し、韓国政府は強制動員被害者に「感謝」を示すのは強制性を薄める趣旨だと読み取れるとして反対した。最終的には「『佐渡島の金山』追悼式」という曖昧な表現で妥協がなされた。
 日本政府の参席者についても、韓国は政務官(次官級)以上を要請したが、日本は確答を先送りした。韓国の外交部当局者は「高官クラスが参加しなければならないということを初めから強く要求してきた」として、「韓国側の参席者は、日本の中央政府の参席者に合わせて決めることになるだろう」と述べた。
 追悼の辞や式典の内容において、朝鮮人強制動員被害者をどのようなかたちで言及して哀悼するのかについても不明だ。外交部当局者は記者団の度重なる質問に、「両国の合意のとおり、『朝鮮人労働者を含むすべての労働者』を追悼する真摯な式典になるよう、追悼の辞や式次第などの協議を続けている」という返答だけを繰り返した。
 今回の追悼式には、強制動員被害者の遺族11人が参加する。日本との式典の調整が遅延し、当初計画していた遺族説明会は取り消され、外交部が個別に連絡した遺族の一部が参加することになった。これらの人たちの出席費用も、日本ではなく韓国政府が全額負担する。
 佐渡鉱山は、韓国政府が反対することなく表決なしで世界文化遺産に登録された。しかし、日本が約束した朝鮮人労働者関連の展示には「強制動員」の表現がないことに続き、初年度の追悼式から強制動員被害者に対する日本政府の真摯な追悼の意が込められていなければ、尹錫悦政権が推進してきた「過去の歴史の責任を問わない韓日関係改善」に対する疑問はよりいっそう強まるとみられる。

パク・ミンヒ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-11-20 20:37


「中央日報日本語版」 2024.11.21 06:58
■「佐渡金山追悼式」4日前なのに…日本政府代表はまだ決まらず、韓国側は遺族11人が参加

【写真】日帝強占期の朝鮮人強制労働現場である佐渡金山の道遊坑道。坑道の中には作業する65体の人形がある。人が近付くとセンサーが作動し、人形が「酒を飲みてぇ」などと話したりする。キム・ヒョンイェ特派員

 日本の「佐渡島の金山」式典実行委員会は20日、新潟県佐渡市のあいかわ開発総合センターで24日午後1時から佐渡金山追悼式を開催すると明らかにした。佐渡金山に連れて行かれ強制労働に苦しめられた韓国人被害者を追悼する今回の行事に向け韓日政府が協議を続けてきたが、行事4日前のこの日の公式発表の時までも日本政府側の出席者と追悼辞の内容は確定していない。

◇「遺族11人出席」…日本代表未定
 実行委員会は追悼式に実行委員会関係者、民間団体、自治体関係者、日本政府関係者らが参列する予定だと発表した。
 韓国外交部も「今回の追悼式は7月に「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録と関連した韓日合意の結果として開催されるもの。日本政府関係者も参加する中で韓国人労働者を含むすべての労働者を対象に追悼の意を示すことに意味がある」と明らかにした。外交部によると今回の追悼式には韓国側から佐渡金山強制動員被害者遺族11人と政府関係者が参加する。
 ただ、カギである日本政府側参列者は追悼式開催を4日後に控えたこの日まで確定していない。外交部当局者はこの日記者らと会い、「われわれは日本政府次元でハイレベルの高官が参加すべきで、真正性ある追悼式にしなければならないと当初から要求してきた。しかし日本の国内的な事情などで確定できずにいる」と説明した。
 韓国政府は日本に政務官クラス以上の出席を要求し、日本もこれを前向きに検討しているという。ただ正確にだれが参加するかは依然として未定で、このため韓国政府代表も確定していない。
 日本の決定が遅れているのは先月27日の衆議院選挙後の人事改編が終わっていない状況も影響を及ぼしているという。しかし朝鮮人強制労働現場を追悼する行事に日本側が高官の出席を明確にしないことで過去史問題と関連したかけひきが続くだろうという指摘も出る。

◇追悼辞の内容も信管…「日本と今後協議」
 追悼式で韓日双方が発表する追悼辞の内容にも関心が集まる。外交部当局者はこの日「追悼辞の内容が追悼式に合うよう日本と今後協議していくだろう」と明らかにした。
 もし日本側の追悼辞に強制性を薄める内容が含まれる場合、また別の議論の火種になるかねないと指摘される。日本政府が追悼式の名称に「感謝」という表現を入れるべきと主張しこれを韓国政府が拒否することもあった。加害者が被害者に謝罪ではなく謝意を示すのはそれ自体で強制性を否定すると解釈される余地があるためだ。
 「追悼の対象」が強制動員された韓国人労働者だけでなく、佐渡金山で働いたすべての労働者である点も懸念をもたらす。自発的に働いて犠牲になった日本人労働者までともに追悼するのは韓国人が受けた強制労働という被害の本質を薄めかねないからだ。
 一方、韓国外交部は行政安全部傘下日帝強制動員被害者支援財団などを通じて佐渡金山被害者の遺族約20人と接触し、このうち11人が出席を確定したと明らかにした。唯一の生存被害者1人は高齢で不参加の意思を明らかにしたという。遺族が追悼式に参加するのにかかる費用は全額韓国政府が負担することにした。外交部当局者は「追悼式に参加する遺族が意味ある役割をできるよう協議を続けている。追悼式のほかにも関連現場を訪れる日程を検討している」と説明した。
 7月の世界遺産委員会会議で韓国を含む委員国21カ国がすべて賛成し全会一致で「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録された。日本は「全体の歴史を反映すべき」という韓国の要求により佐渡金山に近い相川郷土博物館に強制労働関連展示物を設置し、毎年追悼式も開くことにした。外交部はこの日「毎年開催される追悼式に希望する遺族が参加できるように支援していく予定」と明らかにした。


「聯合ニュース」 2024.11.20 18:38
■佐渡金山 朝鮮半島から1500人動員も展示に「強制」なし
【東京聯合ニュース】朝鮮半島出身者約1500人が強制労働させられた新潟県の「佐渡島の金山」で24日、追悼式が開かれる。


【写真】佐渡島の金山の「宗太夫坑」(資料写真)=(聯合ニュース)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は7月、「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録を決めたが、登録を巡る交渉で日本は韓国に対し、労働者の追悼式を毎年開くことを約束した。
 佐渡島の金山は太平洋戦争(1941~45年)が本格化した後、銅などの軍需物資を確保する鉱山として主に利用され、日本の植民地支配を受けていた朝鮮半島から動員された人たちが厳しい環境の中で差別を受けながら働かされた。
 新潟県当局が1988年に発行した「新潟県史」には、「1939年に始まった労務動員計画は、名称こそ『募集』『官斡旋(あっせん)』『徴用』と変化するものの、朝鮮人を強制的に連行した事実においては同質であった」と記されている。
 歴史研究者の竹内康人氏は先ごろ出版した佐渡島の鉱山での朝鮮半島出身者の強制労働に関する資料をまとめた書籍で、同地に動員された朝鮮半島出身者は1500人を超えると説明した。
 竹内氏は「動員された朝鮮人は警察と企業から監視された」とし、「職場を移る自由を奪われ、死を覚悟して生産量を増やすというスローガンの下、命をかけた労働を強要された」と指摘した。
 日本の市民団体が強制労働の経験者に聞き取り調査を実施した結果、「毎日(天皇に忠誠を強要する)皇民化教育を受けた。言うことを聞かなければ殴打などの『気合』を入れられた」などの証言を得た。


【写真】相川郷土博物館に展示されている朝鮮半島出身労働者関連の説明(資料写真)=(聯合ニュース)

 日本政府は当初、同地の金の採掘量が17世紀に多かったことを理由に江戸時代に関連した遺構だけを世界遺産に登録しようとする「小細工」を使った。
 だがユネスコの諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)は6月、日本政府に対し、説明や展示にあたっては明治以降を含めた全体の歴史を扱うよう勧告し、強制労働の事実を反映するよう求めた韓国側の意見を取り入れた。
 日本政府は世界遺産への登録のため追悼式の開催を約束し、佐渡市が運営する相川郷土博物館に強制労働に関する展示を設置した。
 ただこの展示には「強制」という表現が使われておらず、歴史的事実を無視しているという批判が出た。
 相川郷土博物館の展示には、朝鮮半島出身の労働者は危険な坑内作業に従事した人の割合が、日本人よりも高かったとする内容などが盛り込まれている。
 朝鮮半島出身者の強制労働については、「募集」「官斡旋」「徴用」が朝鮮半島にも導入され、日本が朝鮮半島に設置した朝鮮総督府が関与したという事実も明示された。
 ただし「強制連行」「強制動員」など「強制」が含まれた用語は使われなかった。 
 このような日本政府の態度に対して、日本国内でも強制性を明記するべきという批判が上がっている。
 日本の市民団体「強制動員真相究明ネットワーク」(神戸市)は日本政府と佐渡市に送った要請書で、動員された多くの朝鮮半島出身者が逃亡または死亡するなど苛酷(かこく)な労働をしたと記述されているが、強制労働は認めていないと指摘。強制性を認め、佐渡島の金山での強制労働を明記しなければならないと強調した。
 また日本政府は佐渡島の金山に動員された朝鮮半島出身者の名簿を公開していない。
 韓国政府は同遺産の登録を巡る日本との交渉で、新潟県立文書館にある「半島労務者名簿」を提供するよう要請したが、日本政府は応じていない。同名簿に記録されている労働者は数百人程度とされる。


「聯合ニュース」 2024.11.20 17:08
■佐渡金山の労働者追悼式 24日に初開催=韓国の遺族ら出席
【東京聯合ニュース】朝鮮半島出身者が強制労働させられた新潟県の「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録を巡り、日本が開催を表明した朝鮮半島出身者を含む労働者の追悼式について、実行委員会は20日、新潟県佐渡市が運営する相川郷土博物館で24日に開催すると発表した。

新潟県佐渡市が運営する相川郷土博物館(資料写真)=(聯合ニュース)
 日本側からは実行委員会や地方自治体の関係者、民間団体や政府の関係者が出席する。韓国からは被害労働者の遺族や政府関係者が参加する。
 ただ、日本政府の出席者はまだ公表していない。韓国政府は政務官(次官級)以上の要人の参加を要請してきた。
 追悼式は7月の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で佐渡金山が世界遺産に登録された際、日本が韓国と合意し約束した措置で、今回が初開催となる。
 追悼式は9月ごろにも開催されるとされたが、自民党総裁選や総選挙といった政治日程などの影響で遅れ、今月下旬の開催となった。
 日本メディアは先月末、追悼式が11月24日に開催されると報じたが、これまで正式発表がなく、両国が追悼式の名称や出席者などを巡って対立しているとの見方も出ていた。日本政府が追悼式の名称に「感謝」との表現を入れることを主張したとされるが、韓国政府が反対し、公式名称には盛り込まれなかった。
 日本政府は佐渡島の金山の世界遺産登録を進め、遺産の対象時期を16~19世紀半ばに限定し、朝鮮半島出身者らの強制労働があったことから目をそらそうとしているとの批判が出た。韓国政府は「全体の歴史」を反映するよう求め、日本は朝鮮半島出身者関連の展示物を設置し、追悼式を開催することを約束した。
 歴史研究者の竹内康人さんは朝鮮半島から佐渡の鉱山に動員された人は1500人を超えると明らかにしている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「「親日論争」教科書を採択した韓国唯一の高校…「手続き違反」指摘にも強硬」

2024年11月24日 | 韓国で
「中央日報日本語版」 2024.11.22 11:14
■「親日論争」教科書を採択した韓国唯一の高校…「手続き違反」指摘にも強硬

【写真】21日午前、慶尚北道慶山市(キョンサンブクド・キョンサンシ)の文明(ムンミョン)高校のイム・ジュニ校長が同市大神(テシン)大学で2025学年度韓国史教科書に選ばれた教材を広げて見せている。[写真 文明高]

 親日・独裁政権を美化していると論争になっていた歴史教科書を全国で唯一採択した慶尚北道慶山(キョンサンブクド・キョンサン)の文明(ムンミョン)高校が「教科書の選定は教権の核心であり、外部の政治攻勢に対して民事・刑事的責任を問う」として強硬対応を予告した。
 イム・ジュニ校長は21日、記者会見を開き「教育は政治屋の理念攻勢に苦しめられたり影響を受けたりせず、ひたすら教育者の良心に従って政治的中立性の原則下で行われなければならない」と話した。また「学校が(教育部の)検定を受けた9種類の教科書のうち、どれを採択するかに関連し、選定マニュアルに基づいて進めた」とし、手続き上問題がないと強調した。
 最近、文明高校は学校運営委員会審議を経て新しい教育課程(2022改正教育課程)の韓国史1・2の教科書に韓国学力評価院の出版本を選んだ。この教科書は日本軍慰安婦被害を縮小して扱い、李承晩(イ・スンマン)政権に対しては「独裁」ではない「執権延長」と表現するなど親日・独裁を擁護したという批判を受けてきた。
 これに先立ち、全国教職員労働組合や地域市民団体、文明高保護者などで構成された「文明高 親日・独裁美化不良韓国史教科書採択対応対策委員会」は19日、同校の前で記者会見を行って「親日・独裁美化、不良韓国史教育の試みを中断せよ」と批判した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「共産主義時代の政治犯刑務所 忌まわしい記憶を「遺産」に ルーマニア」

2024年11月23日 | 個人史・地域史・世界史
「AFP」 2024年11月22日 19:51 発信地:ジラーバ/ルーマニア
■共産主義時代の政治犯刑務所 忌まわしい記憶を「遺産」に ルーマニア

【写真】共産主義時代に自ら収監されていたルーマニアのジラーバ刑務所を訪れたニクリナ・モイカさん(2024年2月14日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】共産主義時代に自ら収監されていたルーマニアのジラーバ刑務所を訪れ、囚人服を着用したマネキンに触れるニクリナ・モイカさん(2024年2月14日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】共産主義時代に自ら収監されていたルーマニアのジラーバ刑務所で、当時の懲罰室を訪れたニクリナ・モイカさん(2024年2月14日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】共産主義時代に自ら収監されていたルーマニアのジラーバ刑務所で独房の前に立つニクリナ・モイカさん(2024年2月14日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP【写真】ルーマニアのピテシュティ刑務所博物館でかつての監房に展示されている囚人服(2024年2月13日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】ルーマニアのピテシュティ刑務所博物館の監房(2024年2月13日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】ルーマニアのピテシュティ刑務所博物館の監房に展示されている、のこぎりで切断された人を描写したアート作品(2024年2月13日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】ルーマニアのピテシュティ刑務所博物館の監房に展示されている、共産主義時代に当局が撮影した被収容者の写真(2024年2月13日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】ルーマニアのジラーバ刑務所の監房に展示されている拘束具(2024年2月14日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】ルーマニアのピテシュティ刑務所博物館の監房に展示されている囚人服と、壁に投影された当時の被収容者の写真(2024年2月13日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】ルーマニアのピテシュティ刑務所博物館の監房に展示されている、巨大な赤い円筒に押しつぶされる人々を描写したアート作品(2024年2月13日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】ルーマニアのピテシュティ刑務所博物館に展示されている当時の被収容者の写真(2024年2月13日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】ルーマニア・ピテシュティ刑務所博物館の中庭にある墓石(2024年2月13日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】ルーマニア・ピテシュティ刑務所博物館の外観(2024年2月13日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】ルーマニアのジラーバ刑務所で獄死した聖職者ウラジミール・ギカ師が収容されていた監房(2024年2月14日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】ルーマニアのジラーバ刑務所の共産主義時代の監房(2024年2月14日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP
【写真】ルーマニアのジラーバ刑務所(2024年2月14日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP

【11月22日 AFP】ルーマニアの首都ブカレスト郊外のジラーバには、かつての共産主義時代の刑務所がある。さびた鉄製の門を押し開けながら、ニクリナ・モイカさん(80)は歴史の重みを感じていた。モニカさんは10代の頃、ここに収容されていた。
 1945~1989年の共産主義体制下の犯罪調査を行っている研究所によれば、ルーマニア全土では当時、44の刑務所と72の強制労働収容所に15万人以上の政治犯が収容されていた。ジラーバもその一つだった。
 ジラーバは現在も一部は刑務所として使用されているが、敷地内の多くの建物は閉鎖され、取り壊されるか、廃虚と化している。
 「残念だ。(ジラーバは)共産主義時代の事実を示している場所なのに。囚人が拷問を受け、ひどい食事と寒さを味わわされ、いかに悲惨な環境に置かれていたかが分かる」とモイカさんはAFPに語った。
 ジラーバはもともと19世紀後半にブカレスト周辺の要塞(ようさい)として建設され、その後、刑務所に改築された。1948年から1964年にかけて、大勢の政治犯が過密状態で収容された施設の一つとして悪名をはせた。
 かつての監房は、地下10メートルの暗く湿った場所にあった。
 「まるで穴の中に入っていくような気分だった」。モイカさんは16歳でここへ連れて来られた時のことを振り返った。クリスマスイブで、霧雨が降っていた。
 反共団体に参加したとして1959年に有罪判決を受けたモイカさんは、5年間を獄中で過ごした。ジラーバには数か月間収容されていた。
 ルーマニアの元政治犯に関する協会の代表を務めているモイカさんは、ジラーバ刑務所の劣化が進み、忘却のかなたに消え去ってしまう前に博物館にするための運動を長年続けてきた。
 共産主義時代のルーマニアの刑務所で、民間資金で博物館に改築されたものは今のところ2か所しかない。
 そのうちの一つが、ブカレストから車で2時間の場所にあるピテシュティ刑務所博物館だ。昨年、歴史的建造物に指定され、年間約1万人が訪れている。
 建物に入ると天井から、当時の被収容者の顔写真が多数つるされている。ここでは、600人以上の学生が拷問を受けた。中には、後に拷問する側に回ることを余儀なくされた人々もいた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「重くて漢江を渡れなかった韓国の「怪物ミサイル」…さらに大きい北朝鮮のICBMは」

2024年11月22日 | 韓国で
「The Hankyoreh」 2024-11-16 07:53
■重くて漢江を渡れなかった韓国の「怪物ミサイル」…さらに大きい北朝鮮のICBMは
 クォン・ヒョクチョルの見えない安保

【写真】10月31日午前、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星砲19型」の発射実験に成功したと、朝鮮中央通信が1日付で報道した。公開された写真を見ると、このミサイルは11軸(左右11個ずつ22個の車輪)の移動式車両から発射された/朝鮮中央通信・聯合ニュース

 10月1日午前、京畿道城南市(ソンナムシ)のソウル空港で開かれた「国軍の日」記念式典で「玄武5」ミサイルが初めて公開された。玄武5は弾頭重量が8トンの世界最大級の超高威力地対地弾道ミサイルで、破壊力があまりにも強力で「怪物ミサイル」と呼ばれる。同ミサイルは、有事の際に地下100メートルにある北朝鮮の戦争指揮施設、地下軍事基地などを貫通して破壊するために開発された。
 玄武5は、9軸(左右9個ずつ18個の車輪)の移動式発射車両(TEL)の上に円筒形の発射管が載せられた形で公開された。韓国軍当局は玄武5の諸元を明らかにしていないが、公開された外形を見るかぎり、2段固体燃料エンジンに発射重量36トン、長さ16メートル、直径1.6メートル、最高高度1000キロメートル、最高速度マッハ10以上と推定される。

【写真】10月1日午前、京畿道城南市のソウル空港で開かれた国軍の日記念式典で、地対地ミサイルの「玄武5」が初めて公開された。9軸(左右9個ずつ18個の車輪)の移動式発射車両に搭載された玄武5の様子=キム・ヨンウォン記者//ハンギョレ新聞社

 この日の午後、南大門(ナムデムン)から光化門(クァンファムン)まで、ソウルの都心で開かれた街頭行進で、玄武5の姿はなかった。同日午前のソウル空港での記念式典の際に披露された兵器が都心の市街行進でも登場したため、一部のメディアでは、玄武5が市街行進に現れたと誤報を出したところもあった。
 玄武5がソウル都心の街頭行進に登場しなかったのは、あまりにも大きくて重いためだ。 都心の行進に参加した戦車や自走砲のような機甲装備は、ソウル空港から出発して漢江(ハンガン)大橋を渡り、龍山(ヨンサン)を経て南大門方面に進入した。漢江大橋の設計車両の荷重は43トン。ミサイルの重さ36トンに車両の重さを合わせると、玄武5の移動式発射車両は漢江大橋の設計荷重43トンをはるかに超える。玄武5の移動式発射車両の長さは約20メートル。積載物を含む長さ16.7メートルを超える場合、過積載車両でソウル市の取り締まりの対象になる。玄武5は漢江大橋を通過するには大きすぎ、重すぎた。

【写真】7日、韓国陸軍ミサイル戦略司令部が北朝鮮の弾道ミサイルの連続発射に対抗し、地対地弾道ミサイル「玄武2」の実射撃訓練を行った。4軸(左右4つずつ8つの車輪)の移動式発射車両に搭載された玄武2の様子=合同参謀本部提供//ハンギョレ新聞社

 あまりにも大きくて重い玄武5号の機動性制約問題は、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)にもそのまま現れている。北朝鮮のICBMは玄武5よりさらに大きくて重い。
 北朝鮮は有事の際、ミサイルの生存性を高めるため、移動式発射車両を導入した。固定されたミサイル発射台は位置が見つけやすく、韓国と米国の探知と打撃に脆弱であるからだ。北朝鮮は韓米の監視を避けて移動式発射車両に移動した後、そこでミサイルを立てて発射させようとしている。
 北朝鮮は1日、先月31日に行った固体燃料の新型ICBM「火星19型」の発射実験に成功したと発表した。朝鮮中央通信が公開した写真を見ると、火星19型は11軸(左右11個ずつ22個の車輪)の移動式発射車両から発射された。長さが少なくとも28メートル以上に見える火星19型は、北朝鮮がこれまで公開したICBMの中で最も大きい。これに先立ち、北朝鮮が発射したICBMの火星17型は長さは23メートルで11軸の移動式発射車両を使用しており、、火星18型は長さが約20メートルで9軸の車両から発射された。移動式発射車両の車輪数が多いほど重さに耐えられるため、ミサイルの重さと大きさを大きくしたり、搭載した弾頭の数を増やすことができる。
 北朝鮮官営の「労働新聞」は1日付で、最新型「火星砲19型」の発射実験に成功したとし、「最終完結版大陸間弾道ミサイル(ICBM)」だと報じた。しかし、多くの国内外の専門家たちが、北朝鮮のICBM技術の水準についてまだ未完成だという分析をしている。特に、ますます規模が大きくなる移動式発射車両について、様々な疑問の声があがっている。大きくて重い火星19型の移動式発射車両は道路が丈夫で広いところでのみ実際運用が可能だ。北朝鮮は経済難で道路事情が悪い。2018年4月27日の南北首脳会談の際、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に「道路事情が悪く、恥ずかしい」と語る場面もあった。北朝鮮の道路の幅が巨大なICBM移動式発射車両が通えるほど十分なのか、路面が移動式発射車両の重さに耐えられるほど硬いのか疑問だ。移動式発射車両で未舗装道路を移動してミサイルを発射した場合、事故の危険性が非常に高いという。

【写真】10月31日午前、ICBM「火星砲19型」の発射実験に成功したと、朝鮮中央通信が1日付で報道した。公開された写真を見ると、このミサイルは11軸(左右11個ずつ22個の車輪)移動式車両から発射された/朝鮮中央通信・聯合ニュース

 韓米情報当局は、軍事偵察衛星や偵察機などを通じて北朝鮮のミサイル発射車両の動線を監視し、移動範囲に注目している。北朝鮮がこれまで主にICBMを発射したのは平壌(ピョンヤン)一帯だった。韓米情報当局は平壌市郊外の山陰洞(サンウムドン)にあるミサイル研究団地でICBMが組み立てられているとみている。
 2022年3月と11月に北朝鮮のICBMの発射が行われた平壌一帯は、(ミサイル研究団地から)直線距離で4キロほどの距離だ。これは、北朝鮮が平壌で移動式ミサイル発射車両を咸鏡道の山奥などに移動させるには限界があることを示している。韓国の「玄武5」がソウルの漢江を自由に渡れないように、北朝鮮のICBMも平壌の大同江(テドンガン)を渡るのは難しいということだ。移動式ミサイル発射車両は機動性を確保し、有事の際の生存性を高めるのが最大の長所だが、北朝鮮の場合、劣悪な道路事情がこれを妨げている。

【写真】北朝鮮の金正恩国務委員長の現地指導の下、10月31日朝、新型ICBM「火星砲19型」の発射実験に成功したと、朝鮮中央通信が1日付で報道した/朝鮮中央通信・聯合ニュース

 韓国国家戦略研究院ミサイルセンター長のチャン・ヨングン氏は、「北朝鮮はなぜデパート式弾道ミサイルを開発するのか」という分析資料で、「火星19型は、北朝鮮の固体推進体の技術水準と大きさを考慮すると、長さは少なくとも28メートル以上、最小発射重量が80トン以上になると推定される。このような大きさと重量を考えると、運用機動性が極めて低く、戦争時には実際の運用の面で効率性が低すぎるだろう。今回の発射前にも韓米情報資産に発射を準備する状況が把握されており、有事の際には先制打撃の対象になりうる」と主張した。さらに「北朝鮮は、巨大な火星19型を実戦に活用するよりは『怪物ICBM』で大々的に広報することで北朝鮮のICBM技術の優越性と抑止力の強化を宣伝している」と説明した。
クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2024-11-15 10:40
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする