三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

「独ミュンヘンで「平和の少女像」展示 「芸術と民主主義」企画展」

2021年07月23日 | 日本軍隊性奴隷
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210722004000882?section=news
「聯合ニュース」 2021.07.22 21:24
■独ミュンヘンで「平和の少女像」展示 「芸術と民主主義」企画展
【ミュンヘン聯合ニュース】ドイツ南部・ミュンヘンのアートギャラリーで21日午後(現地時間)、韓国と日本、ドイツの文化芸術家団体「アート5」が開催する企画展が始まり、旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」が公開された。同展は「芸術と民主主義」がテーマで9月15日まで。

【写真】ミュンヘンの企画展に展示された「少女像」=21日、ミュンヘン(聯合ニュース)

 「アート5」の劉載鉉(ユン・ジェヒョン)代表は「民主主義の抵抗の力を芸術で示そうというのが企画意図」とし、「民主主義社会では過去に対する真実を知らせ、話すことのできる表現の自由が重要だが、少女像の展示を通じて、何が私たちを沈黙させようと押さえ付けるかを問い、堂々と話せることが表現の自由であると伝えたかった」と説明した。
 少女像を制作した韓国の彫刻家夫妻キム・ウンソン氏とキム・ソギョン氏は少女像について、民主化と自由の象徴であると強調した。
 平和の少女像は、慰安婦問題の解決を求めて毎週水曜日にソウルの日本大使館前で開催されている集会の1000回目を記念し、2011年に初めて設置された。その後約10年で、国内82カ所、海外16カ所に数を増やした。
 少女像は19年に愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」にも出展されたが、不自由展は3日で一時中止に追い込まれた。その後の日本での展示を巡っても脅迫や抗議などが相次いでいる。
 ミュンヘンでも、日本側の展示妨害工作は続いている。日本メディアによると、在ミュンヘン日本総領事館は関係者に説明を続け、少女像の撤去を求めていく意向を表明したという。
 ミュンヘン市やバイエルン州、フリードリヒ・エーベルト財団などの後援団体には、日本側から面会要請や少女像の展示に対する批判的な意見が届いているとされる。また、関係者によると、像の展示に反対を表明し、韓国と日本の関係に関与しないよう求める電子メールが展示準備スタッフに1人当たり数十通送られてきたという。


https://japanese.joins.com/JArticle/281006?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2021.07.21 11:12
■日本警察、「平和の少女像」脅迫容疑者を書類送検
 日本の警察が「平和の少女像」の日本での展示を妨げようと脅迫した容疑者を書類送検した。
 警視庁公安部は20日、少女像などを展示する「表現の不自由展・東京」が開かれるのを妨害するために脅迫した強要未遂の容疑で東京都内在住の40代の男を書類送検した。
 報道によると、男は昨年2月に表現の不自由展主催者のツイッターに匿名で「やるなら妨害しにいきます。ガソリン持ってきますね」などと書き込み、展示会を中止するよう脅迫した容疑を受けている。この男は警察の取り調べに「京都アニメーション事件を連想し中止させたかった」と述べた。
 「表現の不自由展・東京」は2月に開かれる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で6~7月に延期された。しかし右翼勢力の妨害により会場を確保できず再延期された状態だ。


http://japan.hani.co.kr/arti/international/40576.html
「The Hankyoreh」  2021-07-16 07:04
■「平和の少女像」大阪展示場に「サリン」と書かれた液体入り袋…テロ連想させる脅迫
 「サリン」と書かれた文書と液体入り袋…大阪府警、水の可能性高いと見て捜査中 
裁判所の判決で16~18日の展示は行われる見通し

【写真】2019年、日本の愛知県名古屋市にある愛知県美術館の「表現の不自由展・その後」企画展示場に展示された「平和の少女像」=チョ・ギウォン記者//ハンギョレ新聞社

 日本で「平和の少女像」などが展示される「表現の不自由展」の開催をめぐり、取り消しを求める右翼の抗議などによって波紋が広がる中、大阪展示場で「毒ガス」テロを連想させる脅迫事件が発生した。
 15日付の共同通信の報道によると、今月16日から18日にかけて、「表現の不自由展示かんさい」が開催される大阪府立労働センター「エル・おおさか」に、前日に「サリン」と書かれた文書と液体入りの封筒が送られたという。サリンは猛毒性神経物質の一種で、日本では1995年のオウム真理教による東京地下鉄サリンテロ事件を思い出させるもので、恐怖の対象となっている。エル・おおさか側は万が一の事態に備え、職員ら約10人を20分間避難させ、大阪府警に通報した。府警は「危険な液体ではなく、水の可能性が高いとみて調べている」と、同通信は報じた。
 13日には「開催するのなら実力阻止に向かう」という内容の脅迫文が送られたという。
 一方、大阪高裁は同日「エル・おおさか」が展示場の利用許可を取り消したのは問題があると判決し、16~18日の展示は予定通り行われるものとみられる。今月9日には、大阪地裁も展示会の実行委員会が申し立てた効力停止仮処分申立てに対し、「重大な危険が予測されるとまでは言えない」とし、会場利用を認める決定を出した。
 エル・おおさかでは16~18日、表現の不自由展の展示が予定されていた。ところが、右翼が電話や宣伝車両による抗議を始めたことを受け、「利用者の安全が確保できない」として、利用許可を取り消した。
キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1003726.html
韓国語原文入力:2021-07-15 18:29


https://japanese.joins.com/JArticle/280770?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2021.07.14 14:52
■日本でまた「平和の少女像」展示妨害…「施設破壊、人的攻撃」脅迫
 日本で「平和の少女像」の展示がまた妨害されている。
 16-18日に少女像などを展示する「表現の不自由展かんさい」が予定されている大阪市の展示場「エル・おおさか」に「断固として実力阻止に向かう」という内容の脅迫文が送り付けられたと、日本メディアが14日報じた。
 報道によると、「不測の事態が生じることを警告する」「実力阻止とは会場施設の破壊や人的攻撃を含む」などと脅迫して展示会取り消しを要求する郵便物が前日「エル・おおさか」に届いた。
 郵便物の中には危険物は入っておらず、現地警察は脅迫および威力業務妨害罪で事件を捜査中だ。展示場管理者側は「脅威を感じるが直ちに臨時休館することは考えていない」と述べた。
 これに先立ち6日には愛知県名古屋市で現地市民団体が少女像を含む展示会を開幕したが、爆竹のような物質が入った郵便物が脅迫文と共に送り付けられ、展示が中断された。東京展は右翼勢力の妨害が続くと、施設管理者側が一転して展示場の貸し出しを拒否し、行事が延期された。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210714001300882?section=news
「聯合ニュース」 2021.07.14 10:49
■独ミュンヘンで来週から「平和の少女像」展示 日本側の妨害工作も
【ベルリン聯合ニュース】ドイツ・ミュンヘンの中心部で来週から、旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」が展示される。愛知県名古屋市では爆竹とみられる郵便物が届いたことで少女像の展示が中止となったが、同じ姿をした像が2カ月近くにわたりミュンヘンの展示スペースで市民らに公開される。展示を巡り日本側の妨害工作が続いているものの、主催側は何があろうとも予定通り開催する方針だ。

【写真】「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」に出展された平和の少女像。同じ姿の像がミュンヘンで展示される(アート5提供)=(聯合ニュース)
【写真】平和の少女像が展示されるミュンヘンのsuper+CENTERCOURT(ホームページより)=(聯合ニュース)

 韓国と日本、ドイツの文化芸術家団体「アート5」は14日、ミュンヘンのアートギャラリー「super+CENTERCOURT」などで今月21日から9月15日まで、「芸術と民主主義」をテーマとした韓日芸術家の企画展を開催すると伝えた。同ギャラリーでは、韓国の彫刻家夫妻キム・ソギョン氏とキム・ウンソン氏が制作した平和の少女像が展示される。

 平和の少女像は、慰安婦問題の解決を求めて毎週水曜日にソウルの日本大使館前で開催されている集会の1000回目を記念し、2011年に初めて設置された。

 少女像は19年に愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」にも出展されたが、右翼の脅迫や抗議などが相次ぎ、不自由展は3日で一時中止に追い込まれた。

 その後、少女像は今月6日から愛知県名古屋市内の「市民ギャラリー栄」で始まった「私たちの『表現の不自由展・その後』」展の一部として再び展示されたものの、爆竹と推定される郵便物が届いたため、展示会は8日から事実上の中止となり、実際の開催は2日間だけだった。

 ミュンヘンでも、日本側の展示妨害工作は続いている。

 ミュンヘン市やバイエルン州、フリードリヒ・エーベルト財団などの後援団体には、日本側から面会要請や少女像の展示に対する批判的な意見が届いているとされる。また、関係者によると、像の展示に反対を表明し、韓国と日本の関係に関与しないよう求める電子メールが展示準備スタッフに1人当たり数十通送られてきたという。


https://japanese.joins.com/JArticle/280754?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2021.07.14 10:44
■日本で展示中断された「平和の少女像」、ドイツで展示
 「平和の少女像」がドイツで開かれる展示会に招待されて2カ月間展示される。
 韓国と日本、ドイツの文化芸術家団体「アート5」は14日、ドイツのミュンヘンのスーパー+センターコートとプラットホームで「芸術と民主主義」をテーマに韓国と日本の作家企画展を21日から9月15日まで開くと明らかにした。ここにキム・ソギョン、キム・ウンソンによる平和の少女像が招待された。
 韓国日報によると、ミュンヘン市とバイエルン州、フリードリヒ・エーベルト財団、ペトラ・ケリー財団、ローザ・ルクセンブルク財団など後援団体には日本側から会おうという要請とともに少女像展示に対する批判的意見が伝えられたという。展示を準備中の実務陣も脅迫メールに苦しめられているという。担当キュレーターは「今回の展示中に討論を通じて少女像が象徴する女性に対する戦争犯罪に関し考えてみる計画」と話した。
 平和の少女像は今月6日に名古屋で開かれた「表現の不自由展・その後」に旧日本軍慰安婦被害者関連写真作品とともに展示されたが、会場に爆竹とみられる爆発物が配達され展示が中断された。


http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/40534.htm
「The Hankyoreh」 2021-07-12 07:34
■[社説]日本での「平和の少女像」の展示、暴力に屈してはならない

【写真】6日、名古屋の公共展示場「市民ギャラリー栄」で開催された展示会「私たちの『表現の不自由展・その後』」で、ある観客が平和の少女像の隣の席に座り写真を撮っている。展示会はわずか3日で爆竹が入った郵便物が送られたことを理由に中断された=名古屋/聯合ニュース

 大阪地裁は9日、平和の少女像が出展された「私たちの『表現の不自由展・その後』」の展示を、市民の安全を理由に許可しないのは不当だとする決定を下した。前日に名古屋で「平和の少女像」の展示が強制的に中断されたのに続き、大阪での展示会もまた失敗に終わるのかと思われたが、裁判所の決定で展示会を開けることになったのは非常に喜ばしいことだ。「表現の自由」を擁護した日本の裁判所の決定を歓迎し、二度と暴力により少女像の展示が中断されることがないよう願う。
 マスコミ報道によると、裁判所は「平和の少女像」の展示会を取り消したことに対し「(施設管理をする側が)施設の利用を拒否するのは、警察の警備などによっても混乱を防ぐことができない特別な事情がある場合に限定されなければならない」とし、予定通り展示会を進めるよう命じた。市民の安全を名目にするとしても、「表現の自由」の制限は極めて厳格に適用しなければならないという点で、当然かつ適切な決定だと思われる。右翼による脅迫で何度も平和の少女像の展示が中断された前例に照らし、今回の決定が平和と連帯のために暴力には屈しないという先例を日本社会に残すことを期待する。
 日本帝国主義の痛恨の歴史を隠そうと展示会さえ脅迫する日本の右翼の暴力は、昨日や今日のことではない。2019年に国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で「表現の不自由展・その後」が開催された時も、右翼の抗議とテロの脅威により、わずか3日で展示が中断された。2年後に名古屋で同じ展示会が開かれたが、今回は爆竹が入った郵便物が送られ、8日に市当局が「安全上の理由」で再び展示を中断した。東京ではそもそも展示施設を見つけられなかったというが、それでも、大阪で展示会を行えることになったのは幸いだ。
 展示の中断の直接の原因は、日本の右翼の脅迫と暴力だ。しかし、これを言い訳に展示の中断をそそのかす日本の当局の無責任な態度に、はるかに大きな責任があることは否めない。大阪地裁の決定について大阪府の吉村洋文知事は「(展示)施設内には保育施設もある。施設を安全に管理・運営する観点から(利用承認を)取り消すのは当然のことだ」と述べたという。これは大阪だけの考えだといえるだろうか。日本政府も過去の歴史を直視せず回避するために、右翼の脅迫に対して強力に立ち向かわないのが今の日本の現実だ。今回の裁判所の決定が、日本社会全体が平和の少女像の展示の意味を振り返るきっかけになればと思う。
(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/1003040.html
韓国語原文入力:2021-07-12 02:39


http://japan.hani.co.kr/arti/international/40511.html
「The Hankyoreh」 2021-07-09 07:14
■少女像の日本での展示、再び事実上の中断…爆竹と推定される郵送物が配達
 名古屋市、残りの展示期間は臨時休館

【写真】6日、愛知県名古屋市の公共展示場「市民ギャラリー栄」で始まった「私たちの『表現の不自由展・その後』」に展示された「平和の少女像」/聯合ニュース

 「平和の少女像」(以下、少女像)の日本での展示が、3日目となる日に事実上中断された。2019年に日本最大の国際美術展である「あいちトリエンナーレ」の時のような事態が繰り返された。
 共同通信は8日、名古屋市が少女像が展示されている市の公共施設である「市民ギャラリー栄」を11日まで臨時休館することにしたと報じた。この日午前、「市民ギャラリー栄」に爆竹と推定される郵送物が送られたからだ。ギャラリーの館長が送られた郵送物を開封すると、爆竹と推定される中身が爆発した。事件後、職員らは避難した。
 日本軍慰安婦被害者をモチーフにした造形物である少女像は、6日から11日までの予定で開かれていた「私たちの『表現の不自由展・その後』」の展示品のうちの一つだった。残りの展示期間の全てが休館日とされたため、事実上、展示が中断されたのだ。また、この日午前の早い時間に展示が中断されたことにより、観客が展示を見ることができた期間はわずか2日だった。「私たちの『表現の不自由展・その後』」は、2019年8~10月に行われた「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」の作品の一部を再び公開する展示だった。当時も「ガソリン携行缶を持っていく」のような脅迫がなされ、わずか3日で展示が中断され、その後、あいちトリエンナーレの閉幕を3日後に控え、ようやく展示が再開されたという経緯がある。
 少女像や昭和天皇を素材にした作品など、日本社会のタブーに正面から挑戦する作品を展示した「表現の不自由展」実行委員らは、あいちトリエンナーレの後にも日本で展示を続けようとした。しかし、右翼のたび重なる妨害や脅迫により、最近予定された東京と大阪での展示が延期されたり不許可とされた後、名古屋でなんとか展示を始めたが、今回の事態により再び展示が中断された。
チョ・ギウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1002706.html
韓国語原文入力:2021-07-09 02:3


https://japanese.joins.com/JArticle/280563?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2021.07.08 14:35
■日本「平和の少女像」展示場に爆竹とみられる郵便物…展示またも中断

【写真】「平和の少女像」 

 日本で、日本軍慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」の展示会場に爆竹とみられる郵便物が配達され、展示が中断する事態が起こった。
 共同通信は8日、『表現の不自由展・その後』が開かれている愛知県名古屋市の「市民ギャラリー栄」で、職員が届いた郵便物を開けると爆竹とみられる物質が破裂したと報じた。
 このギャラリーでは、少女像、日本軍慰安婦被害者の写真などを披露する展示会が開催中だった。負傷者はいないが、主催者は安全管理上の問題を考慮して展示会を中断した。
 これ以前に、「平和の少女像」は2019年8月に開かれた『あいちトリエンナーレ』の企画展『表現の不自由展・その後』でも右翼勢力の抗議を受けて展示を中断している。
 その後、市民団体や芸術家らが法的対応を取り、展示は2カ月で再開された。今回の「平和の少女像」展示は2019年10月以来、1年9カ月ぶりに日本の市民に披露される場だった。


http://japan.hani.co.kr/arti/culture/40489.html
「The Hankyoreh」 2021-07-07 07:07
■1年8カ月ぶりに日本市民と再会果たした「少女像」
 名古屋で11日まで展示予定 
 座って少女像に目線を合わせる観客も 
 右翼の攻撃で東京と大阪での展示は実現せず

【写真】今月6日、日本愛知県名古屋市の公共展示場「市民ギャラリー栄」に展示された「平和の少女像」=名古屋/聯合ニュース

 2019年、日本最大の国際美術展「あいちトリエンナーレ2019」で、右翼の抗議により展示が一時中止された「平和の少女像」が1年8カ月ぶりに日本で再展示された。
 6日、愛知県名古屋市の公共施設である「市民ギャラリー栄」で開幕した「私たちの『表現の不自由展・その後』」に、日本軍「慰安婦」被害者をモチーフに製作された「平和の少女像」(以下少女像)が展示されたと、共同通信などの日本のマスコミが報道した。
 「名古屋テレビ」の放送には、同日の観覧客の中には少女像の前に座って少女像と目線を合わせる人も見られる。展示された少女像は駐韓日本大使館前にある少女像と同じ形の作品で、少女が座っている姿だ。主催側は混雑を避けるため、1時間に50人ずつだけ入場させていると同放送は報じた。少女像のほかに写真作家アン・セホン氏の「重重-中国に残された朝鮮人日本軍『慰安婦』女性たち」、裕仁天皇の姿が映されたコラージュ作品を燃やす場面を撮影した大浦信行氏の「遠近を抱えてPart2」が展示されている。2019年8~10月に開かれた国際美術展「あいちトリエンナーレ」の企画展示「表現の不自由展・その後」の企画展展示作品の一部が再展示されたのだ。
 日本における少女像の展示は、2019年の「あいちトリエンナーレ」以来、1年8カ月ぶり。2019年の展示の時も、多くの日本市民が少女像の隣に置かれた椅子に座ったりして少女像と目線を合わせる姿を見ることができた。「表現の不自由展・その後」には少女像だけでなく、天皇を素材にした作品など、日本社会の代表的なタブーに正面から向き合う作品が多かった。右翼の抗議と脅迫で「表現の不自由展・その後」企画展全体が3日で中止されたが、あいちトリエンナーレ閉幕3日前に再開された。あいちトリエンナーレ閉幕後も少女像の展示が進められたが、右翼の抗議と攻撃で実現しなかった。
 先月、東京で少女像を含む「表現の不自由展」展示会が開かれる予定だったが、展示場側は右翼の攻撃のため、場所提供に難色を示した。大阪でも右翼の攻撃後、安全上の理由で展示が許可されなかった。
 今回の名古屋展示は11日まで開かれる。「名古屋テレビ」によると、展示場の「市民ギャラリー栄」側が「安全が確保されるのであれば開催する」という立場を示したという。ただし、右翼はこれまで組織的な抗議または脅迫で安全上の懸念を作り、展示を延期・取り消しまたは中止させた前歴がある。今回の名古屋展示にも右翼が集まって抗議したという。また、9日から11日までは今回の展示に反対する内容の展示会が同じフロアで開かれる予定だ。この展示は公然とヘイトスピーチを行なう代表的な差別団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の元会長が関係する団体が申し込んだものだと、朝日新聞が報道した。
 「表現の不自由展」実行委員会は1日、名古屋で展示を行うと知らせるメッセージを発表した。当時、メッセージで右翼の攻撃があったが、展示を応援する日本市民も多かったと書いた。また「今必要なのは芸術家も観客も展示企画者も知恵を集め、力を合わせて不当な攻撃を許さないこと」だとし、「名古屋展の成功を心から祈り、連帯していきたい」と強調した。
チョ・ギウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1002394.html
韓国語原文入力:2021-07-06 17:02


https://japanese.joins.com/JArticle/280462?servcode=A00&sectcode=A00
「中央日報日本語版」 2021.07.06 15:25
■「平和の少女像」、2年ぶり日本で再展示…抗議に対応して警戒強化

【写真】国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」に出品された「平和の少女像」。[写真 キム・ソンウン作家]

 日本で平和の少女像がおよそ2年ぶりに再展示された。
 6日に愛知県名古屋市「市民ギャラリー栄」で開幕した「私たちの『表現の不自由展・その後』展」に旧日本軍慰安婦被害者をモチーフに制作された平和の少女像が展示された。
 今回の展示は2019年8月から開かれた「あいちトリエンナーレ」企画展「表現の不自由展」以来およそ1年8カ月ぶり。名古屋市は、展示内容に問題があるとして施設利用許可の取り消しを求める抗議の電話やメールが相次いでいて、現地警察と提携して警戒態勢を強化した。
 「表現の不自由展・その後」は東京と大阪でも開催予定だったが、日本右翼勢力の抗議を受けて東京では延期されたほか、大阪では利用許可が取り消しとなり、主催側が訴訟を提起した状態だ。


http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/40438.html
「The Hankyoreh」 2021-07-02 07:02
■[特派員コラム]「慰安婦像やめろ!」その恐怖の声
 キム・ソヨン|東京特派員

【写真】2019年、愛知県名古屋市の愛知県美術館。企画展「表現の不自由展・その後」に展示された「平和の少女像」の隣に置かれた椅子に日本の子どもが座っている=名古屋/チョ・ギウォン記者//ハンギョレ新聞社

 「反日展示会をやめろ!」、「慰安婦像やめろ!」。
 東京新宿の住宅街にある展示場「セッションハウス・ガーデン」の周辺が先月6日から騒がしくなりはじめた。見慣れぬ人々が現われて路地を歩き回り、大声でスローガンを叫んでいたのだ。ある日などは車と拡声器まで動員された。彼らは、6月25日から7月4日までの日程で行われることが予定されていた展示会「表現の不自由展」を阻止しようとしていた右翼団体の人々だ。今回の展示に日本軍「慰安婦」被害者を象徴する「平和の少女像」などが含まれていることから、計画的に動いていたとみられる。脅迫が続いたことでギャラリーの方が白旗をあげた。町内の住民たちにこれ以上迷惑をかけることはできないとし、すでに約束してあった展示場所は貸せないと主催者に通知した。展示を企画した日本の市民団体の活動家などで組織された東京実行委員会は、他の場所を探し回ったものの見つからなかった。展示はひとまず延期された。
 大阪の「表現の不自由展」も難航している。7月16日から18日までの3日間、大阪府立労働センター「エル・おおさか」で展示が予定されていたが、最近になって場所の貸し出しが取り消された。右翼が電話や車両で抗議を始めたことから、「観覧客の安全に支障がある」として展示そのものを拒否してしまったのだ。
 日本では2年前にも似たようなことがあった。2019年に名古屋で開催された国際芸術イベント「あいちトリエンナーレ」の企画展に「平和の少女像」が出品され、右翼からの脅迫で3日目にして展示が中止されたのだ。受難は少女像だけではない。5月には右翼が韓国のドキュメンタリー映画『狼をさがして』の上映をやめよとして、日本の2つの映画館を脅している。この映画は、1970年代半ばに日本の戦犯企業に対する爆破事件を起こした日本人たちの40年あまりを扱っている。右翼はその時も車を動員して一日中「やめろ」を叫んだ。1館は結局、上映をキャンセルした。
 日本において憲法第21条に明示されている「表現の自由」が挫折する時は、まるで数学の公式のように一定のパターンがある。まず右翼団体の脅迫が始まり、展示場を貸した所が迷惑と安全を心配して自ら放棄するのだ。『ネットと愛国』を書いたジャーナリストの安田浩一氏は最近、週刊誌「AERA」のインタビューでこう語っている。「右翼の(展示妨害)行為は『反日』をキーワードとした人種差別主義、排外主義だ。まともに対応できない日本社会の脆弱性を(右翼が)突いている」。右翼の「やめろ」が恐いのは執拗な脅迫のせいばかりではない。安田氏の言うように、日本軍「慰安婦」などに「反日」の烙印を押して、民主主義国家なら当然保障すべき「表現の自由」を無視しても構わないという雰囲気を作ることの方が危険だ。日本政府からして、外国に少女像が建てられたり、あるいは展示されるだけでも、外交力を総動員して阻止している。
 このような日本には問題があるとして闘っている人たちがいる。「表現の不自由展」東京実行委員の岡本有佳氏は記者会見で「暴力的な攻撃で表現の自由を奪おうとする行為には強く抗議する」とし「場所を見つけ次第、展示会を開催する」と明らかにした。大阪実行委員会も会場の貸し出しを取り消した「エル・おおさか」を相手取って執行停止などの法的対応に乗り出した。
 彼らを応援する市民もいる。東京展示は前売りで600枚のチケットが売れた。応援のメッセージも届いている。「警備のボランティアが必要なら、私も行けます。人権を度外視する人々の嫌がらせがあるでしょうが、ここで後退すれば、彼らの望む通りに検閲社会になってしまう。頑張ってください」。日本で早く「平和の少女像」の展示が見られるよう応援する。
キム・ソヨン|東京特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/1001768.html
韓国語原文入力:2021-07-01 15:50


http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/40402.html
「The Hankyoreh」 2021-06-29 06:56
■[フォトエッセイ]「慰安婦」被害女性たちの名前が刻まれた銅板…古び、色褪せても

【写真】金学順さんの名前が刻まれた銅板//ハンギョレ新聞社

 「真実のためにここに立った女性。金学順(キム・ハクスン)。1924.10.20~1997.12.16。中国吉林省生まれ。日本軍『慰安婦』被害者。17歳で中国河北省に連れて行かれる」。
 ソウル鍾路区(チョンノグ)の旧在韓日本大使館前。2016年4月、「慰安婦」被害者の名前などが刻まれた銅板が、平和の少女像の前の歩道と車道の境界石に設置された。やるせない歳月を経て、銅板の上に刻まれた文字は古び、色も褪せて読むことさえ難しくなった。日本軍慰安婦問題を戦争犯罪として認めることと、真相究明、公式謝罪などを要求し、1992年1月8日に始まった水曜集会は、来る7月14日で1500回目を迎える。何一つ解決されることなく、計り知れない時が流れた。銅板の上の字は消えようとも、記憶しなければならない理由はあふれている。

イ・ジョングン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/1001187.html
韓国語原文入力:2021-06-28 15:08
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする