https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210817001400882?section=news
「聯合ニュース」 2021.08.17 11:01
■独立運動家・洪範図に最高勲章授与 韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は17日、青瓦台(大統領府)で独立運動家・洪範図(ホン・ボムド)に最高勲章「建国勲章大韓民国章」を授与した。
【写真】京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)で開かれた洪範図の遺骨返還式で敬礼する文大統領(右)=15日、城南(聯合ニュース)
授与式には韓国を訪問しているカザフスタンのトカエフ大統領が出席した。
青瓦台は洪範図に最高勲章を授与したことについて、「一生を独立運動にささげた功績に加え、全国民に独立精神を呼び起こし、国民統合と愛国心の高揚に寄与した」と説明した。
洪範図は日本による植民地時代の1920年、旧満州で起きた鳳梧洞戦闘で日本軍と戦い、武装独立運動の歴史に残る勝利を収めた。抗日武装闘争を象徴する人物とされる。
カザフスタンに強制移住させられ、同国に遺骨が埋葬されていた。文大統領が2019年4月、同国で行ったトカエフ大統領との首脳会談で洪範図の遺骨返還を要請。鳳梧洞戦闘から100年となる昨年の遺骨返還を計画したが新型コロナウイルスの影響などで延期となり、今回のトカエフ大統領の訪韓に合わせて実現した。
洪範図の遺骨は解放記念日「光復節」の15日に故国に戻った。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/40818.html
「The Hankyoreh」 2021-08-16 08:25
■祖国解放戦闘の「独立の英雄」帰還…文大統領が空港で自ら遺骨を出迎え
洪範図将軍、100年ぶりの帰郷
大韓独立軍総司令官を務め
「白頭山の虎」と呼ばれた抗日闘士
特使団、カザフへ飛び遺骨収拾
特別機で帰還…空軍最高の礼遇飛行
文大統領「独立英雄を迎えて光栄」
【写真】カザフスタンから洪範図将軍の遺骨を運んできた特別輸送機が15日夕方、ソウル空港に到着した。遺骨が祭壇に運ばれている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社
祖国解放に生涯身を捧げ、「鳳梧洞(ポンオドン)戦闘」(1920)を勝利に導いた大韓独立軍総司令官、洪範図(ホン・ボムド)将軍(1868~1943)が光復節の15日、太極旗とともに故国に帰還した。
洪範図将軍の遺骨を乗せた特別機はカザフスタンのクズロルダを出発し、この日夕刻、ソウル空港に到着した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領はソ・フン国家安保室長、ソ・ウク国防部長官らと共に空港で将軍の遺骨を自ら出迎えた。この日の特別機は、防空識別区域(KADIZ)進入後、韓国空軍の6機の戦闘機の援護飛行を受けて着陸した。1921年の沿海州移住から100年ぶりに故国に帰還する将軍を最高位の礼遇で迎えるために、大韓民国空軍が運用する戦闘機種がすべて投入された。洪将軍の遺骨は、軍楽隊の声楽兵が「オールド・ラング・サイン」を独唱する中、儀仗隊の護衛を受けながら特別輸送機から降ろされた。「オールド・ラング・サイン」はスコットランド民謡に愛国歌の歌詞をつけた曲で、1896年11月の独立門の定礎式で培材学堂の学生たちが合唱して以降、独立運動家たちの間で国歌のように歌われた。
【写真】洪範図将軍の遺骨が15日、韓国に返還されるためにカザフスタンのクズロルダ空港で国軍の儀仗隊によって特別輸送機(KC-330)に移されている。洪将軍の遺骨は前日にクズロルダの墓域で収拾され、仮の棺に収められてカザフスタン国旗に包まれ、現地の病院に仮安置された。この日、正式な棺に移され、太極旗に包まれて特別輸送機に乗せられた=クズロルダ/聯合ニュース
洪将軍の遺骨返還は、2019年4月の韓国-カザフスタン首脳会談で文大統領がカシムジョマルト・トカエフ大統領に要請したことで本格的に進められ、16日のトカエフ大統領の訪韓で実を結んだ。
ファン・ギチョル報勲処長を団長とし、汝千(ヨチョン。洪範図将軍の号)洪範図将軍記念事業会理事長のウ・ウォンシク議員や、映画俳優のチョ・ジヌンさんらからなる大統領特別使節団は14日(現地時間)、カザフスタンの洪範図将軍の墓域で追悼式を行った。追悼式後、国防部遺骨発掘団と葬儀指導士が将軍の遺骨を収拾し、棺に納めた。その後、高麗人協会の主管で祭礼儀式が行われた。将軍の遺骨はカザフスタンの洪範図通り、文化会館などを経てクズロルダ州病院に仮安置された。その後、太極旗に包まれ、輸送機に乗せられて数千キロを飛行し、故国に到着した。
将軍の遺骨は国民追悼期間を経て、18日に大田(テジョン)顕忠院に埋葬される。国家報勲処は15日から20日まで、国家報勲処ウェブサイトに「将軍の帰還」と題してオンライン追悼空間を設けている。また16日からの2日間、大田顕忠院に「国民焼香所」を設置する。
文在寅大統領は15日の光復節演説の冒頭で「光復76周年を迎えた本日、ついに洪範図将軍の遺骨が故国に到着する」とし、「独立の英雄たちを祖国にお迎えすることは、国と後の世代が当然果たすべき責務であり光栄と考え、最後まで最善を尽くす」と語った。
平壌(ピョンヤン)で生まれた洪範図将軍は、日帝治下で義兵闘争に身を投じた。大韓独立軍総司令官となり、間島と沿海州で「白頭山の虎」と呼ばれ、日本軍を討伐した。洪将軍は1937年、旧ソ連スターリン政権の韓人強制移住政策でカザフスタンのクズロルダに移住。現地で75歳で死去した。
ソ・ヨンジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/1007786.html
韓国語原文入力:2021-08-15 21:37
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210816001100882?section=news#none
「聯合ニュース」 2021.08.16 12:04
■独立運動家・洪範図の遺骨返還 文大統領「意味ある帰還」
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、日本による植民地支配からの解放記念日「光復節」の15日夜、京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)で開かれた独立運動家・洪範図(ホン・ボムド)の遺骨返還式に出席した後、遺骨が埋葬されていたカザフスタンに派遣された特使団の黄基鉄(ファン・ギチョル)国家報勲処長や俳優のチョ・ジヌン氏らと懇談し、遺骨の返還は「大変意味のある帰還だ」と述べた。青瓦台(大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が16日、伝えた。
【写真】政府の特別輸送機で韓国に到着した洪範図の遺骨(資料写真)=(聯合ニュース)
【写真】骨に対して敬礼する文大統領(右)=15日、城南(聯合ニュース)
文大統領は、洪範図記念事業会の広報大使として活動する予定のチョ氏に対し「国民の中には洪範図将軍について十分に知らない人もいるため、記念事業会を中心に抗日独立運動の先頭に立った方の生涯と高貴な志を積極的に広めるよう努力してほしい」と呼び掛けた。
韓国映画「暗殺」や「大将金昌洙(キム・チャンス)」(原題)で独立運動家を演じたチョ氏は、今回の遺骨返還に当たり特使団の一員としてカザフスタンを訪問した。
文大統領が洪範図の遺骨発掘について尋ねると、黄氏は「全ての過程が順調だった」としながら、6尺(約182センチ)を超える長身だったとみられると説明した。
独立軍を率いた洪範図は1920年、旧満州で起きた鳳梧洞戦闘で日本軍と戦い、武装独立運動の歴史に残る勝利を収めた。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/40794.html
「The Hankyoreh」 2021-08-13 07:10
■掘っ立て小屋で死んでいった「独立の英雄」洪範図、78年ぶりに故国へ
親日派を処断し、「飛ぶ洪範図」の異名
武装闘争勝利の歴史「鳳梧洞戦闘」を率いる
「一兵卒姿に日本軍を狩る銃だけを持った将軍」
高麗人強制移住でカザフスタンへ
劇場の警備員として働き、生活苦の晩年
文大統領の2019年からの返還努力が結実
【写真】1922年のモスクワ極東民族大会に参加した洪範図将軍/聯合ニュース
「鳳梧洞(ポンオドン)戦闘の英雄」洪範図(ホン・ボムド)将軍の遺体が、今年の光復節を機に、逝去から78年ぶりに故国に戻る。洪範図将軍は1943年、祖国の光復(独立)を見ることなく、ソウルから5000キロ離れた中央アジアはカザフスタンのクズロルダに埋葬された。
大統領府は12日、カザフスタンのクズロルダに埋葬されている洪範図将軍の遺体が、光復76周年を迎える15日夜にソウルに到着すると明らかにした。旧韓末の1868年、平壌(ピョンヤン)で貧しい農夫の息子として生まれた洪範図将軍は、国運が傾きつつあった1895年、江原道淮陽(フェヤン)で蜂起して日本兵を射殺し、抗日運動を開始した。猟師として生活していた洪将軍は、大韓帝国が乙巳条約や丁未条約などで事実上、日本の属国に転落すると、1907年に猟師を集めて義兵部隊を結成した。その後、30人あまりの日本兵を殺傷した厚峙嶺(フチリョン)戦闘などで、数十回にわたって日本軍と激戦を繰り広げた。親日派の官吏や富豪などを処断し、日本人の金鉱を襲撃して金塊を奪い軍資金とするなど、大胆不敵な活動を繰り広げ、「飛ぶ洪範図」と呼ばれてもいる。
1910年8月に庚戌国恥(キョンスルククチ)で国権を奪われた後、洪将軍は間島と沿海州に舞台を移して活動を続けた。洪将軍は3・1万歳運動の翌年の1920年、独立武装闘争史で最も輝かしい勝利の一つとされる鳳梧洞戦闘を率いた。当時、洪将軍は「いつも階級章もない一兵卒のような姿で、指揮刀や拳銃の代わりに日本軍を狩る長銃2丁を持ち歩いていた」(『間島独立運動小史』)という。
しかし、独立勢力の拠点だった満州と沿海州地域に対する日本の軍事的圧迫が強まると、洪将軍は独立軍の勢力を拡大するためロシア領土に移動したが、韓人武装勢力同士の紛争で多くの死傷者が発生した「自由市惨変」を経験した。ソ連共産党はこの事件以降、韓人武装勢力を強力に統制した。1937年にはスターリン政権の強制移住政策により洪将軍ら9万6000人あまりの高麗人がカザフスタンに強制移住させられた。洪将軍は、カザフスタンのクズロルダでは掘っ立て小屋に住み、高麗劇場の警備員として生計を立てるほど苦しい晩年を過ごし、75歳で死去した。
国権侵奪とそれに続く武装独立闘争、高麗人強制移住まで、韓国現代史の痛みがそのまま刻まれている洪将軍の遺体の返還は、これまで政府の宿願だった。政府は1992年のカザフスタンとの国交樹立後、洪将軍の遺骨返還を推進してきた。金泳三(キム・ヨンサム)政権時代の1995年に一度返還が試みられたが、北朝鮮がカザフスタン政府に対して将軍の故郷が平壌であることを挙げて反対したという。遺骨をどこに返還するかをめぐり南北の意見の相違が表面化すると、カザフスタン政府と現地同胞社会は苦しい立場に立たされざるを得なかった。
【写真】鳳梧洞戦闘の英雄、洪範図将軍の遺体が光復節の15日夜、韓国に帰って来る。写真はカザフスタンのクズロルダにある洪範図公園の洪範図将軍の胸像=クズロルダ/聯合ニュース
同胞たちが遺体返還に快く取り組めなかったもう一つの理由は、将軍の存在がカザフスタン高麗人社会で「精神的求心点」の役割を果たしていたからだ。彼らはクズロルダに将軍の墓を建て、「民族指導者」として称えてきた。カザフスタン政府も1994年に「洪範図将軍通り」を宣言するほど将軍を尊重してきた。遺体返還に同意すべき将軍の子孫がみな亡くなっていることも現実的な困難として作用した。
このような中、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2019年4月にカザフスタンを訪問し、遺体返還に向けた外交的努力を傾けたという。こうした努力が実を結び、文大統領は昨年の3・1節記念演説で遺体の返還が決まったことを明らかにできた。大統領府の関係者は「鳳梧洞戦闘戦勝100周年(6月7日)を期して洪将軍をお迎えするために努力してきたが、残念ながらコロナ禍で返還が延期されてきた。今回のカザフスタン大統領の訪韓を機に実を結ぶことになった」と説明した。
文大統領は遺体返還に向けて、14日にファン・ギチョル国家報勲処長を特使とする特使団をカザフスタンに派遣する予定だ。特使団には共に民主党のウ・ウォンシク議員(洪範図将軍記念事業会理事長)と、「暗殺」や「大将キム・チャンス」などの複数の独立運動映画に出演した俳優のチョ・ジヌンさんが国民代表として参加する。15日夜に故国に到着する洪将軍の遺体は、16~17日の国民追悼期間を経て、18日に大田(テジョン)顕忠院に埋葬される予定だ。
イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/1007492.html
韓国語原文入力:2021-08-12 17:39
https://japanese.joins.com/JArticle/281867?servcode=400§code=400
「中央日報日本語版」 2021.08.13 08:52
■「鳳梧洞戦闘」を率いた独立活動家・洪範図将軍の遺骨、光復節に返還…78年ぶりに故国へ
【写真】洪範図将軍
日帝強占期の「鳳梧洞(ポンオドン)戦闘」を大勝に導いた洪範図(ホン・ボムド)将軍の遺骨が死後78年ぶりに故国に戻る。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)のパク・ギョンミ報道官は12日、「カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領が文在寅(ムン・ジェイン)大統領の招待で16、17日両日間、わが国を国賓訪問する予定」とし「トカエフ大統領の訪韓を機に洪範図将軍の遺骨を迎える予定」と明らかにした。
文大統領は遺骨返還のために14日、黄基鉄(ファン・ギチョル)国家報勲処長を特使とする特使団をカザフスタンに派遣する。パク報道官は「特使団には洪範図将軍記念事業会の理事長を務めるウ・ウォンシク民主党議員と『国民代表』の資格の俳優チョ・ジヌンさんが参加する」と伝えた。チョ・ジヌンさんは、映画『暗殺』と『隊長キム・チャンス』で独立闘士役を演じて深い印象を残した点が考慮された。
洪範図将軍は、日帝強占期の独立活動家で満州で独立軍を率いた人物だ。1920年崔振東(チェ・ジンドン)将軍とともに独立軍を率いて鳳梧洞の谷間で日本の正規軍「越江追撃隊」と戦闘を繰り広げて大きな勝利をおさめた。沿海州に居住していた1937年、スターリンの韓国人強制移住政策によってカザフスタンに移住し、1943年10月25日現地で生涯を終えた。カザフスタンのクズロルダに安置されていた彼の遺骨は光復節である15日韓国に到着し、16~17日国民追悼期間を経て、18日大田(テジョン)顕忠院(ヒョンチュンウォン)に埋葬される。
文大統領は2019年4月カザフスタン国賓訪問の際、洪範図将軍の遺骨返還を要請し、その後カザフスタン政府が協力することを約束して両国が実務協議を進めてきた。政府は今回の遺骨返還に合わせて洪範図将軍に愛国心の鼓吹および民族アイデンティティの育成などの労をねぎらって1等級勲章である建国勲章大韓民国章を贈ることにした。
トカエフ大統領の訪韓で実現する両国首脳会談は2016年ナザルバエフ大統領以降5年ぶりで、トカエフ大統領の就任後初めての訪韓だ。パク報道官は「カザフスタンは中央アジア内の韓国最大の貿易国であり、投資対象国として新北方政策推進の核心協力国」と紹介した。韓国は来年、カザフスタンと修交30周年を迎える。
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20210813/2852407/1
「東亞日報」 August. 13, 2021 08:24
■洪範圖将軍の遺骨、光復節に戻ってくる
日本による植民地時代に青山里・鳳梧洞(チョンサンリ・ボンオドン)戦闘を戦勝に導いた独立運動家洪範圖(ホン・ボムド)将軍(1868〜1943)の遺骨が、死去から78年ぶりに光復節(クァンボクチョル、独立記念日)の15日、祖国に帰ってくる。
大統領府の朴炅美(パク・ギョンミ)報道官は12日のブリーフィングで、「カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領が、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の招待で16日と17日、韓国を国賓訪問する予定だ」とし、「トカエフ大統領の訪韓と連携して、カザフスタンのクズロルダに埋葬されている洪範圖将軍の遺骨を運んで来る予定だ」と明らかにした。さらに、「15日午後に到着する洪将軍の遺骨は、16日と17日の2日間、国民追悼期間を経て18日に大田(テジョン)顕忠院に埋葬される予定だ」と明らかにした。
文大統領は遺骨奉還のため、14日、黃基鐵(ファン・ギチョル)国家報勲処長を特使とする特使団をカザフスタンに派遣する予定だ。特使団には、洪範圖将軍記念事業会理事長である与党「共に民主党」の禹元植(ウ・ウォンシク)議員と、国民代表の資格で新興武官学校事業会広報大使である俳優の趙震雄(チョ・ジンウン)氏が参加する。これに先立って、文大統領は2019年4月のカザフスタン国賓訪問で、洪将軍の遺骨返還を要請し、その後政府がカザフスタン側と実務協議を進めてきた。政府は昨年、鳳梧洞戦闘戦勝100周年を迎え、遺骨返還を推進したが、新型コロナウイルス禍の影響で先送りになった。
カン・シンチョル大統領国防改革秘書官は、「洪将軍は、沿海州に居住した1937年、スターリンの韓国人強制移住政策に従ってカザフスタンに移住し、翌年カザフスタンのクズロルダに定着後、1943年にこの世を去った」とし、「洪将軍は1921年に沿海州に移住してから100年ぶりに祖国に戻るだけに、今回の遺骨奉還の意味はなおさら大きい」と語った。さらに「洪将軍は、民族精気の宣揚と国民愛国心の向上、高麗人の民族アイデンティティの向上だけでなく、韓国とカザフスタン間の友好増進に貢献した功績も新たに認められ、今回建国勲章最高等級である大韓民国章が授与されるため、遺骨奉還の意味はさらに大きい」と述べた。洪将軍は1962年、建国勲章2等級の大統領章を受けている。
一方、トカエフ大統領の訪韓は、2016年以降5年ぶりのことだ。昨年1月に新型コロナ禍が始まって以来、海外首脳の初の国賓訪韓となる。朴報道官は、「カザフスタンは中央アジアで韓国の最大貿易国であり、投資対象国として新北方政策推進の中心的協力国だ」とし、「交通・インフラ・建設、情報通信技術(ICT)、保健、環境など多様な分野で両国の実質協力を拡大する案を論議する予定だ」と説明した。両国は来年、国交正常化30周年を迎える。
大統領府の朴炅美(パク・ギョンミ)報道官は12日のブリーフィングで、「カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領が、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の招待で16日と17日、韓国を国賓訪問する予定だ」とし、「トカエフ大統領の訪韓と連携して、カザフスタンのクズロルダに埋葬されている洪範圖将軍の遺骨を運んで来る予定だ」と明らかにした。さらに、「15日午後に到着する洪将軍の遺骨は、16日と17日の2日間、国民追悼期間を経て18日に大田(テジョン)顕忠院に埋葬される予定だ」と明らかにした。
文大統領は遺骨奉還のため、14日、黃基鐵(ファン・ギチョル)国家報勲処長を特使とする特使団をカザフスタンに派遣する予定だ。特使団には、洪範圖将軍記念事業会理事長である与党「共に民主党」の禹元植(ウ・ウォンシク)議員と、国民代表の資格で新興武官学校事業会広報大使である俳優の趙震雄(チョ・ジンウン)氏が参加する。これに先立って、文大統領は2019年4月のカザフスタン国賓訪問で、洪将軍の遺骨返還を要請し、その後政府がカザフスタン側と実務協議を進めてきた。政府は昨年、鳳梧洞戦闘戦勝100周年を迎え、遺骨返還を推進したが、新型コロナウイルス禍の影響で先送りになった。
カン・シンチョル大統領国防改革秘書官は、「洪将軍は、沿海州に居住した1937年、スターリンの韓国人強制移住政策に従ってカザフスタンに移住し、翌年カザフスタンのクズロルダに定着後、1943年にこの世を去った」とし、「洪将軍は1921年に沿海州に移住してから100年ぶりに祖国に戻るだけに、今回の遺骨奉還の意味はなおさら大きい」と語った。さらに「洪将軍は、民族精気の宣揚と国民愛国心の向上、高麗人の民族アイデンティティの向上だけでなく、韓国とカザフスタン間の友好増進に貢献した功績も新たに認められ、今回建国勲章最高等級である大韓民国章が授与されるため、遺骨奉還の意味はさらに大きい」と述べた。洪将軍は1962年、建国勲章2等級の大統領章を受けている。
一方、トカエフ大統領の訪韓は、2016年以降5年ぶりのことだ。昨年1月に新型コロナ禍が始まって以来、海外首脳の初の国賓訪韓となる。朴報道官は、「カザフスタンは中央アジアで韓国の最大貿易国であり、投資対象国として新北方政策推進の中心的協力国だ」とし、「交通・インフラ・建設、情報通信技術(ICT)、保健、環境など多様な分野で両国の実質協力を拡大する案を論議する予定だ」と説明した。両国は来年、国交正常化30周年を迎える。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210812003500882?section=news
「聯合ニュース」 2021.08.12 17:04
■独立運動家・洪範図の遺骨 解放記念日にカザフから返還=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)は12日、日本による植民地支配からの解放記念日「光復節(15日)」に独立運動家・洪範図(ホン・ボムド)の遺骨返還が行われると発表した。14日に洪範図の遺骨が埋葬されているカザフスタンに黄基鉄(ファン・ギチョル)国家報勲処長を特使として派遣する。
洪範図(資料写真)=(聯合ニュース)
遺骨は15日に韓国に到着。16日と17日の国民追悼期間を経て、18日に中部の国立墓地、国立大田顕忠院に埋葬される。
遺骨返還は16日からのカザフスタン大統領の国賓訪問に合わせる形で実現した。
独立軍を率いた洪範図は1920年、旧満州で起きた鳳梧洞戦闘で日本軍と戦い、武装独立運動の歴史に残る勝利を収めた。