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「親パレスチナデモ参加の韓国人学生、「国外追放は不当」とトランプ大統領らを相手に訴訟」

2025年04月03日 | 個人史・地域史・世界史
『東亞日報』 March. 26, 2025 08:54  
■親パレスチナデモ参加の韓国人学生、「国外追放は不当」とトランプ大統領らを相手に訴訟
 米国のアイビーリーグ(米東部の名門私立大学8校)大学の1つであるコロンビア大学に在学中の韓国人学生チョンさん(21)が、親パレスチナデモに参加したことで米移民当局から国外追放の対象になったと、米紙ニューヨーク・タイムズが24日付で報じた。7歳の時に両親と米国に移住したチョンさんは、2021年に永住権を取得した。にもかかわらず、今月10日に米国務省から「滞在資格取り消し」の通知を受けた。
 移民税関捜査局(ICE)や連邦検察は、現在所在不明のチョンさんの身柄を確保しようと躍起になっている。チョンさんは、当局を避けている状況でも、永住権者である自身を国外追放することは不当だとして、トランプ大統領、ルビオ国務長官、ノーム国土安全保障長官らを相手に24日、訴訟を提起した。チョンさんの処遇がどう結論づけられるにせよ、第2次トランプ政権の強硬な反移民、反パレスチナ基調を示す事例になるとみられる。
 チョンさんが同日、ニューヨーク南部連邦地裁に提出した訴状によると、チョンさんは5日、コロンビア大学の姉妹校であるバーナード・カレッジで開かれた親パレスチナデモに参加して逮捕された。公務執行妨害の容疑で当局の出頭通知書を受け取り、当日釈放された。
 コロンビア大学は7日、チョンさんに「一時停学」処分を下した。8日、ICEもチョンさんに「行政逮捕令状」を発付した。ICEが独自に発付できるこの令状は、裁判所が発付する逮捕令状とは異なり、効力が制限的だ。これを所持した取り締まり要員が、住居の所有者、学校などの許可を得なければ、当該場所に立ち入ることはできない。ICEは9日、チョンさんの両親宅を訪問したが、チョンさんはいなかった。
 ICEは13日、チョンさんを探すためにコロンビア大学の寮も捜索した。この過程で連邦検察が「隠匿法」を適用して発布された捜索令状を使用した。隠匿法は、不法滞在者をかくまったり保護したりする行為を禁じている。
 チョンさんは訴状で、「個人の政治的見解に基づいて報復を加える行為は、『表現の自由』を保障した修正憲法1条に反する」と指摘した。また、「非市民権者の政治的見解の表現が現行政権の基調と合わないという理由で、移民当局の勾留及び国外追放の脅威が処罰手段として使われてはならない」と主張した。
 チョンさんの弁護人も、「チョンさんは他の数百人のコロンビア大学の学生のようにパレスチナ支持活動に参加しただけで、デモを組織したり執行部の役割を担った経歴は全くない平凡な学生だ」と強調した。また、「チョンさんはただの一度も不法滞在者であったことがなく、学業成績も優秀で、米国で法律家として人生を歩むことを願っていた」と付け加えた。
 同紙によると、国務長官は「移民国籍法」により、国家の外交政策の議題を脅かすほどの合理的な根拠がある非市民権者に滞在取り消し通知などの措置を取ることができる。コロンビア大学で開かれた反戦デモ参加者の中で初めて永住権を剥奪された後、逮捕されたアルジェリア国籍のマフムード・カリルさん(30)は、この規定により現在ルイジアナ州の移民当局施設に勾留されている。もしチョンさんが当局に捕まれば、同様の状況に陥る可能性も排除できない。
     イ・ジユン記者 asap@donga.com
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