「ひろかずのブログ(2900号)で、時々発言をします」と宣言しました。
ブログは、次の話題「伊保町中島を歩く」の前に少し言いたいを書いておきます。
若者は過去の歴史を忘れてよいのか!
政府は14日、午後の臨時閣議で、戦後70年の安倍首相談話を決め、発表しました。
内外からいろいろ評価もあるようですが、次のヵ所が特に気になりました。
日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の8割をこえています。
あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世帯の子供たちに謝罪を続ける宿命を背負おわせてはなりません。
しかし、それでもなお、私たち日本人は世帯を超えて、加古の歴史に真正面から向き合わなければなりません。
謙虚な気持ちで受け継ぎ。未来へと引き渡す責任があります」のヵ所です。
赤字の部分に注目します。
過去の戦争責任を語りたくない、打ち切りにしたい本音が見え見えのようです。
ワイツゼッカーに学ぼう
この部分を読むとき、ドイツの元首相・ワイツゼッカー次の言葉を思い出します。
「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目となる」との演説です。
国民に対し、ナチス・ドイツの過去をありのままに見つめる勇気を持つよう求めました。
日本にも、一度この姿勢を謙虚に、世界む向けて示す必要がありそうです。
確かに、若者にも関係のなかった戦争かもしれません。
ですが、中国・朝鮮その他アジアの諸国に加害の事実をさらに知る必要です。
そうでなければ、「しかし、以下は付けたしのように聞こえます」
安保法案と完全に矛盾します。
世界は変わったとして、中国・朝鮮の最近の動向を声高に叫び、外交努力をないがしろにしているように思えてしかたありません。(no2909)
*写真:ワイツゼッカー