樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

エッチな木

2006年07月18日 | 樹木
ネムノキの花が咲き始めました。
「夜になると葉を閉じて眠るからネムノキ」という由来は、木に詳しくない人でもご存知でしょう。中国では「合歓木」。日本にも「合歓の郷(ねむのさと)」というレジャー施設があります。

      
      (ピンクの糸のような花を咲かせます)

このネムノキ、中国や韓国では少しエッチなイメージがあるようです。日本では単に「葉が眠る」ですが、あちらでは「夜になると必ず二つの葉がぴったり重なり合う」夫婦和合のシンボル。
「合歓」という字も、じっと見ると何となくそれっぽい。中国では「夜合樹」とも書くそうです。

      (マウスオンすると、夜の葉の姿になります)
      

また、ネムノキの花を乾かして、夫の機嫌が悪いときに酒に入れて飲ませたら、気が和らいだ。それ以来、人々は愛の秘薬としてネムノキの花を乾燥させるようになった、という話も伝わっています。
韓国の古い医書には、「合歓の木の樹皮は精神を安定させ、万事を楽しくしてくれる」と書いてあるそうです。

こんな記事にはコメントしにくいですよね。すみません。
コメント (6)
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