何を勘違いしたのか、大学に入学したときアーチェリー部に入りました。でも、3日目に「体育会系のクラブなので学生服を着用するように」と言われてすぐに辞めました。
現在のアーチェリーはグラスファイバーやカーボンファイバーですが、昔の弓は木製。竹製の和弓も、竹と竹の間に木(ハゼノキ)をサンドイッチしています。
(マユミの実。材が弓に使われたのでこの名前)
弓に使われた木はいろいろあって、よく知られているマユミは名前のとおり。また、「梓弓」が「引く・張る」の枕詞になっているくらいですから、アズサ(ミズメ)もよく使われたようです。
古代の遺跡からはイヌガヤ、ユズリハなどいろんな樹種の弓が出土しています。いずれもしなりがよくて反発力が強い木だそうです。
(イチイの巨木。広島県の比婆山で撮影)
北海道にたくさん生育するからでしょうが、アイヌの弓はイチイ製。ヨーロッパでも弓にイチイを使いました。アルプスの山中で氷づけになった5000年前の人間が発見されましたが、その男が持っていたのもイチイの弓。
特に、イギリス軍のイチイの長弓は現在のミサイル級の威力があったそうで、「もしイギリスにイチイが生育していなかったら、百年戦争でフランスに負けていただろう」と言われています。
イギリスで弓の名手として知られる義賊ロビンフッドも、多分イチイの弓を使ったはずです。
アーチェリー部は3日で辞めましたが、左腕を前に伸ばしたまま肘の関節を内側に回す基本動作は今でもできます。
現在のアーチェリーはグラスファイバーやカーボンファイバーですが、昔の弓は木製。竹製の和弓も、竹と竹の間に木(ハゼノキ)をサンドイッチしています。
(マユミの実。材が弓に使われたのでこの名前)
弓に使われた木はいろいろあって、よく知られているマユミは名前のとおり。また、「梓弓」が「引く・張る」の枕詞になっているくらいですから、アズサ(ミズメ)もよく使われたようです。
古代の遺跡からはイヌガヤ、ユズリハなどいろんな樹種の弓が出土しています。いずれもしなりがよくて反発力が強い木だそうです。
(イチイの巨木。広島県の比婆山で撮影)
北海道にたくさん生育するからでしょうが、アイヌの弓はイチイ製。ヨーロッパでも弓にイチイを使いました。アルプスの山中で氷づけになった5000年前の人間が発見されましたが、その男が持っていたのもイチイの弓。
特に、イギリス軍のイチイの長弓は現在のミサイル級の威力があったそうで、「もしイギリスにイチイが生育していなかったら、百年戦争でフランスに負けていただろう」と言われています。
イギリスで弓の名手として知られる義賊ロビンフッドも、多分イチイの弓を使ったはずです。
アーチェリー部は3日で辞めましたが、左腕を前に伸ばしたまま肘の関節を内側に回す基本動作は今でもできます。