樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

タマシギのミニ・ハーレム

2019年10月10日 | 野鳥
干拓地のほとんどの農耕地で水が抜かれたので、今季のシギ・チドリ観察は終了です。年々休耕田が減少し、鳥たちには不利な環境になってきました。そのためか、昨年は1枚の休耕田でタマシギが3組繁殖したので、「タマシギのハーレム」と名付けて当ブログでもご紹介しました。
その傾向は今年も継続していて、1枚の休耕田に2組が繁殖しているところを目撃しました。



タマシギは一妻多夫という珍しい習性を持ち、子育ても雄がします。この休耕田では1羽の雌が2羽の雄とつがい、2組の家族が同居していたわけです。昨年の3組とは規模が小さくなりましたが、他のバードウオッチャーの話によると、同じく2組が繁殖した休耕田がほかにも2カ所あったようです。
規模は小さくなったミニ・ハーレムが3カ所存在していたわけです。それだけ、繁殖にふさわしい場所が少なくなったということでしょう。
来年はどうなるのか? ちょっと心配です。
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ミ二・ホットスポット

2019年10月03日 | 野鳥
相変わらず、調査を兼ねて近くの干拓地でシギ・チドリ観察を続けています。昨年、1枚の休耕田に多くの種類の鳥が集まったので、私が勝手に「ホットスポット」と名付けて当ブログや野鳥の会の会報で報告しました。
今年はその休耕田が水田に戻ってホットスポットはなくなったのですが、先日、別の休耕田に数種類の鳥がいるのを発見しました。いわば、ミニ・ホットスポット。
まずは、トウネン。小さいシギで、チョコマカと動く姿がかわいらしいです。



ムナグロも1羽入っていました。幼鳥なので和名のように胸は黒くないですが、英名Golden Ploverの由来を納得させるように、体全体が金色がかっています。



ムナグロの動画の最後に映っていたのはコチドリとセイタカシギ。「田園の貴婦人」と呼ばれるセイタカシギは今年初めて。今シーズンはセイタカシギの飛来が少なく、「今年は合えないかな」と半ば諦めていましたが、ようやく遭遇できました。



周囲に誰もいない田園で、一人でのんびり、じっくり鳥を眺めていると、時間が経つのを忘れます。至福のひとときを過ごしました。
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