いつものように干拓地へ鳥見に出かけました。ある休耕田に行くと、オグロシギがすぐ近くに1羽…。そして、私も一人。
最初はジーッとして動きません。双眼鏡で5分ほどじっくり観察していると、歩きだしてタニシを食べ始めたので、おもむろにカメラを回しました。
広いフィールドで1対1で鳥と向き合っていると、仲間意識みたいなものが芽生えてきます。心の中で「元気か?」とか「しっかり食べて南へ渡る体力をつけろよ」といった言葉が湧いてきます。
小鳥と違ってシギ類は同じ場所にほぼ終日滞在しており、至近距離でじっくり観察できるのでそんな感情移入がしやすいのでしょう。それがシギ観察の魅力でもあります。
鳥にとっては、食事中の姿を変なオジサンにのぞき見されて迷惑でしょうが、見る方は勝手に鳥と交歓しているような気持ちになります。まして、相手がシギ類の中でも特にお気に入りのオグロシギであればなおさらです。
この鳥がお気に入りになったのは、9年前この干拓地で7羽の群れに遭遇したのがきっかけ。たまたま光線の具合が良く、美しい背景の中で7羽がそろって動く優雅な姿が観察できたからでした。その時の動画が以下。
オグロシギにはその後も毎年出会っています。そのたびに、江戸小紋の着物を着た優雅な女性をイメージします。前回、セイタカシギを「田園の貴婦人」として紹介しましたが、私にとってオグロシギは「着物姿の貴婦人」といったところです。
最初はジーッとして動きません。双眼鏡で5分ほどじっくり観察していると、歩きだしてタニシを食べ始めたので、おもむろにカメラを回しました。
広いフィールドで1対1で鳥と向き合っていると、仲間意識みたいなものが芽生えてきます。心の中で「元気か?」とか「しっかり食べて南へ渡る体力をつけろよ」といった言葉が湧いてきます。
小鳥と違ってシギ類は同じ場所にほぼ終日滞在しており、至近距離でじっくり観察できるのでそんな感情移入がしやすいのでしょう。それがシギ観察の魅力でもあります。
鳥にとっては、食事中の姿を変なオジサンにのぞき見されて迷惑でしょうが、見る方は勝手に鳥と交歓しているような気持ちになります。まして、相手がシギ類の中でも特にお気に入りのオグロシギであればなおさらです。
この鳥がお気に入りになったのは、9年前この干拓地で7羽の群れに遭遇したのがきっかけ。たまたま光線の具合が良く、美しい背景の中で7羽がそろって動く優雅な姿が観察できたからでした。その時の動画が以下。
オグロシギにはその後も毎年出会っています。そのたびに、江戸小紋の着物を着た優雅な女性をイメージします。前回、セイタカシギを「田園の貴婦人」として紹介しましたが、私にとってオグロシギは「着物姿の貴婦人」といったところです。