「大統領はバードウォッチャー」「殿下はバードウォッチャー」「科学者のバードウォッチャー」と有名人バードウォッチャーを紹介してきましたが、今回は芸能人バードウォッチャー。
日本の芸能界でバードウォッチャーといえば、映画・テレビ・洋画の吹き替えなど数多くの作品で知られる柳生博さんでしょう。日本野鳥の会の会長を15年間も務めた後、現在は名誉会長です。
長野県に「八ケ岳倶楽部」という拠点を設け、野鳥の森やレストラン、ショップなどを開設されています。以前、鳥見ツアーで八ケ岳倶楽部に寄ったら、たまたま会長(当時)がおられたので、仲間3人と30分ほどしゃべったことがあります。とても気さくで、ずーっと私たちの話に付き合ってくれました。
会長や名誉会長はボランティアで引き受けているはずですが、タレントとして出演依頼すると当然ながらギャラが必要で、以前、京都支部でイベントを企画した際に本部に問い合わせたら結構な額でした。
もう一人、バードウォッチャーの俳優といえば、『水戸黄門』の助さん役で知られるあおい輝彦さん。10年ほど前、NHKの番組でタカの渡りを本州から九州、沖縄まで追い続ける番組でガイド役を務めていました。
2019年に出演した『徹子の部屋』では、70代の今でも毎年海外に出かけて野鳥観察していること、ニューカレドニアでは固有種カグーを撮影したことなどを語ったそうです。鳥の鳴きまねも得意で、同番組でニューカレドニアカラスの鳴きまねを披露したとのこと。
意外なことに、演歌歌手・伍代夏子さんの趣味は鳥など野生生物の撮影。冬の北海道でオジロワシとシマフクロウを撮るために車と船をチャーターし、ガイドを雇って流氷ツアーを敢行。「指が取れるんじゃないかと思うくらい寒く、船酔いで吐きそうになりながら、一睡もせず撮った」そうです。上記2種で3,000枚、その他を含めて2日間で7,000枚撮影したとのこと。
「(鳥の撮影は)とにかく待つしかない。蚊に刺されながら“無”の状態で、自分を岩だと思ってひたすら待つ」とも語っています。性根のすわった本格派の野鳥フォトグラファーのようです。
いつもは新宿御苑で撮影していますが、ノーメイクの迷彩服姿で、上のような望遠レンズ付きのカメラを2台ぶら下げてウロウロするので、夫の杉良太郎さんは同行を嫌がっているそうです。
海外の芸能人バードウォッチャーとしては、ビートルズのポール・マッカートニーが有名です。小さい頃から鳥が大好きで、出身地のリバプールでは小さな図鑑を持って郊外に出かけて野鳥観察をしていたそうです。当時の自分を「私は鳥類学者のようでした」と振り返っています。
初めてのソロアルバム(1970年)
また、BBCの自然番組の熱心な視聴者で、番組宛に手紙を書いたほど。その50年後、あるラジオ番組でインタビューを受けて、子供の頃リバプールの荒れ地でさえずっていたヒバリが半分以上減少したことを嘆き、その保護を訴えたそうです。
ビートルズやポール・マッカートニーと野鳥の記事については、過去の記事「ビートルズと野鳥」「鳥とポップミュージック」をご覧ください。
日本の芸能界でバードウォッチャーといえば、映画・テレビ・洋画の吹き替えなど数多くの作品で知られる柳生博さんでしょう。日本野鳥の会の会長を15年間も務めた後、現在は名誉会長です。
長野県に「八ケ岳倶楽部」という拠点を設け、野鳥の森やレストラン、ショップなどを開設されています。以前、鳥見ツアーで八ケ岳倶楽部に寄ったら、たまたま会長(当時)がおられたので、仲間3人と30分ほどしゃべったことがあります。とても気さくで、ずーっと私たちの話に付き合ってくれました。
会長や名誉会長はボランティアで引き受けているはずですが、タレントとして出演依頼すると当然ながらギャラが必要で、以前、京都支部でイベントを企画した際に本部に問い合わせたら結構な額でした。
もう一人、バードウォッチャーの俳優といえば、『水戸黄門』の助さん役で知られるあおい輝彦さん。10年ほど前、NHKの番組でタカの渡りを本州から九州、沖縄まで追い続ける番組でガイド役を務めていました。
2019年に出演した『徹子の部屋』では、70代の今でも毎年海外に出かけて野鳥観察していること、ニューカレドニアでは固有種カグーを撮影したことなどを語ったそうです。鳥の鳴きまねも得意で、同番組でニューカレドニアカラスの鳴きまねを披露したとのこと。
意外なことに、演歌歌手・伍代夏子さんの趣味は鳥など野生生物の撮影。冬の北海道でオジロワシとシマフクロウを撮るために車と船をチャーターし、ガイドを雇って流氷ツアーを敢行。「指が取れるんじゃないかと思うくらい寒く、船酔いで吐きそうになりながら、一睡もせず撮った」そうです。上記2種で3,000枚、その他を含めて2日間で7,000枚撮影したとのこと。
「(鳥の撮影は)とにかく待つしかない。蚊に刺されながら“無”の状態で、自分を岩だと思ってひたすら待つ」とも語っています。性根のすわった本格派の野鳥フォトグラファーのようです。
いつもは新宿御苑で撮影していますが、ノーメイクの迷彩服姿で、上のような望遠レンズ付きのカメラを2台ぶら下げてウロウロするので、夫の杉良太郎さんは同行を嫌がっているそうです。
海外の芸能人バードウォッチャーとしては、ビートルズのポール・マッカートニーが有名です。小さい頃から鳥が大好きで、出身地のリバプールでは小さな図鑑を持って郊外に出かけて野鳥観察をしていたそうです。当時の自分を「私は鳥類学者のようでした」と振り返っています。
初めてのソロアルバム(1970年)
また、BBCの自然番組の熱心な視聴者で、番組宛に手紙を書いたほど。その50年後、あるラジオ番組でインタビューを受けて、子供の頃リバプールの荒れ地でさえずっていたヒバリが半分以上減少したことを嘆き、その保護を訴えたそうです。
ビートルズやポール・マッカートニーと野鳥の記事については、過去の記事「ビートルズと野鳥」「鳥とポップミュージック」をご覧ください。