私は男ですが、本名は「○美」という女性にも時々ある名前です。幼い頃は「女みたいでイヤだな~」と思っていました。
学生時代のクラスに同名の女子がいました。出欠をとる時、私を女だと思って「××○美さん」と呼ぶと、私が「ハイ」と答えるので、先生が「失礼しました」。続いて女子の名前を「△△○美くん」と呼ぶと、女の声で「ハイ」、先生が再び「失礼しました」。教室中大笑いということが何度かありました。
(ブナの葉。縁にかまぼこ型の凹凸があるのが特徴)
私の周りには自然愛好家が多く、その思いをお子さんの名前に託す人もいます。私が樹木に関心を持つきっかけを作ってくれた人は、男の子に武奈人(ぶなと)、女の子に梓(あずさ)と名づけています。
ブナはナチュラリストに最も好まれる木の一つ。特に、白神山地が世界遺産に登録されて以降、自然保護のシンボル的な存在になっています。私のハンドル名fagusもブナの学名です。
(栃の森にあるブナの大木)
アズサはカバノキ科の樹木で、シラカバと同じ仲間。幹には横方向の皮目があってサクラにそっくり。「梓弓」と言われるように昔は弓にも使われましたし、現在も家具などに使われる有用材です。
ちなみに、日産のマーチのテレビCMで最後に木の葉が登場しますが、あれは多分アズサです。なお、植物学では「ミズメ」と呼ばれます。
(アズサの葉。枝先の皮を爪で引っかくとサロメチールの匂いがします)
鳥では、女の子に継美(つぐみ)と名づけたバードウォッチャーがいます。ツグミは日本には冬にやってくる渡り鳥。私はこの鳥を見ると「冬が来たな~」と思います。
野路子(のじこ)と命名した人もいます。ノジコはツグミとは逆に夏の渡り鳥。優しい声でさえずる小鳥で、女性の名前にはぴったりです。
わが子に樹や鳥の名前をつけるということは、若い頃から自然観察している、言わば筋金入りのナチュラリスト。私のようにオッサンになってから興味を持っても手遅れです(笑)。
(アズサの幹。横一の皮目は、サクラ類とカバノキ類の特徴)
以前、某生命保険会社に、「名前は最初の贈り物、保険は最後の贈り物」というシリーズ広告を提案しましたが採用されませんでした。名前には親のいろんな思いが込められているので、いいプランだと思ったんですけどね~。
学生時代のクラスに同名の女子がいました。出欠をとる時、私を女だと思って「××○美さん」と呼ぶと、私が「ハイ」と答えるので、先生が「失礼しました」。続いて女子の名前を「△△○美くん」と呼ぶと、女の声で「ハイ」、先生が再び「失礼しました」。教室中大笑いということが何度かありました。
(ブナの葉。縁にかまぼこ型の凹凸があるのが特徴)
私の周りには自然愛好家が多く、その思いをお子さんの名前に託す人もいます。私が樹木に関心を持つきっかけを作ってくれた人は、男の子に武奈人(ぶなと)、女の子に梓(あずさ)と名づけています。
ブナはナチュラリストに最も好まれる木の一つ。特に、白神山地が世界遺産に登録されて以降、自然保護のシンボル的な存在になっています。私のハンドル名fagusもブナの学名です。
(栃の森にあるブナの大木)
アズサはカバノキ科の樹木で、シラカバと同じ仲間。幹には横方向の皮目があってサクラにそっくり。「梓弓」と言われるように昔は弓にも使われましたし、現在も家具などに使われる有用材です。
ちなみに、日産のマーチのテレビCMで最後に木の葉が登場しますが、あれは多分アズサです。なお、植物学では「ミズメ」と呼ばれます。
(アズサの葉。枝先の皮を爪で引っかくとサロメチールの匂いがします)
鳥では、女の子に継美(つぐみ)と名づけたバードウォッチャーがいます。ツグミは日本には冬にやってくる渡り鳥。私はこの鳥を見ると「冬が来たな~」と思います。
野路子(のじこ)と命名した人もいます。ノジコはツグミとは逆に夏の渡り鳥。優しい声でさえずる小鳥で、女性の名前にはぴったりです。
わが子に樹や鳥の名前をつけるということは、若い頃から自然観察している、言わば筋金入りのナチュラリスト。私のようにオッサンになってから興味を持っても手遅れです(笑)。
(アズサの幹。横一の皮目は、サクラ類とカバノキ類の特徴)
以前、某生命保険会社に、「名前は最初の贈り物、保険は最後の贈り物」というシリーズ広告を提案しましたが採用されませんでした。名前には親のいろんな思いが込められているので、いいプランだと思ったんですけどね~。