「庭にヘンなものが落ちている」と気持悪そうに妻が言うので見に行くと、クロガネモチの木の下に写真のようなものがありました。
半径30cmくらいの黒い塊
すぐにヒヨドリの糞と分かりました。今年の冬ヒヨドリが庭に居ついて、クロガネモチの実をせっせと食べていました。いつも同じ枝に止まっていたので、その糞が1ヵ所に積もって写真のようになったのです。細かい白い粒はクロガネモチの種。
ヘンなものがもう一つありました。庭の隅に野菜屑や落ち葉を埋めて堆肥を熟成させているのですが、そこに穴が開いています。
これもすぐにシロハラの仕業と分かりました。冬日本に渡ってきて、林や公園の地面で葉っぱをひっくり返して虫やミミズを食べる鳥です。堆肥の中にいるミミズを食べていたのでしょう。
わが家の庭でも時々見かけましたが、こんな大きな穴を開けるほど頻繁に来ているとは気づきませんでした。2~3日後、朝食を食べているとシロハラが畑に降りたので、あわててカメラを持ってきて撮ったのが下の動画。
双眼鏡でもじっくり観察しましたが、奴らは餌を採るために土や葉をほじくり返すというよりも、ただ遊んでいるだけではないでしょうか。
シロハラを眺めてると、その横にあまり見かけない小鳥が降りてきました。「え?」と思って見ると、何とクロジ!
散歩コースの大吉山には毎年やってきてカメラマンを集めたりしますが、人家の庭にやってくるような鳥ではありません。びっくりするやら嬉しいやら、もちろん動画も撮りましたがトリミングできないので静止画でご紹介します。
アップで見ると草の実のような黒いものを口に入れています。30秒くらいの短い滞在でしたが、私にとっては興奮のひとときでした。
その2~3日後、2階の部屋の窓を開けると、電線に20羽くらいの小鳥の群れが止まっています。いつものスズメと思いきや、よく見ると後頭部が尖っています。レンジャクだ~!
しかも赤と黄が半々。急いでカメラを持ち出しましたが、曇りで逆光の悪条件なので下のような写真しか撮れませんでした。
3~4年前、庭のクロガネモチの実を食べにレンジャクの群れが現れましたが、今年は前述のようにヒヨドリが全部食べてしまったので、お隣の庭で餌を食べては電線に集まっていたようです。
シロハラは珍しくないですが、クロジ、ヒレンジャク、キレンジャクは庭の来客としてはバードウォッチャーが泣いて喜ぶ貴賓。いや~嬉しかった! また来てくれないかな~