日本野鳥の会京都支部では野外で行う探鳥会とは別に、室内(事務所)で行う例会を「Birder’s Café」と名づけて月1回ペースで開催しています。
その一つとして、クラシックに造詣の深い会員を講師にして「野鳥と音楽」というテーマで2回実施しました。ヴィヴァルディ、ベートーベン、モーツアルト、レスピーギなどの鳥の曲を聴きながら、クラシック音楽の中の野鳥を解説していただきました。
その後を私が引き継いで、「野鳥とジャズ」というテーマで実施しようかなと企画中です。一見、縁遠い野鳥とジャズですが、意外にも面白いつながりがあります。
少しでもジャズをかじったことがある人なら、通称“Bird”と呼ばれたミュージシャンをご存知でしょう。「モダンジャズの父」とも言われるチャーリー・パーカーです。その生涯をクリント・イーストウッドが映画化したときのタイトルも『Bird』でした。
パーカーがなぜ「鳥」と呼ばれたのかについては諸説ありますが、面白いのは自身が鳥をテーマにした曲を3つ作っていること。その一つ、「Bird Feathers」をお聴きください。
パーカーらしい軽快な曲です。画像にもありますが、トランペットは若き日のマイルス・デイヴィスですね。そのマイルスも名盤『Round About Midnight』で「Bye Bye Blackbird」というスタンダードナンバーを演奏しています。
鳥をテーマにしたジャズナンバーの中には、数は少ないものの、楽器で鳥の鳴き声を表現したものもあります。その一つが、デューク・エリントン楽団の「Sunset & The Mockingbird」。
この曲は、エリントンがフロリダへツアーに行った際、初めて耳にする美しい鳥の声を聴いて、その場で書き上げたそうです。
モッキンバードの和名はマネシツグミですが、日本には生息しません。そのオリジナルの鳴き声をエリントンの演奏と比較しながら聴いてみてください。
野鳥とジャズについてはまだ面白い話題があるので、次回またご紹介します。
その一つとして、クラシックに造詣の深い会員を講師にして「野鳥と音楽」というテーマで2回実施しました。ヴィヴァルディ、ベートーベン、モーツアルト、レスピーギなどの鳥の曲を聴きながら、クラシック音楽の中の野鳥を解説していただきました。
その後を私が引き継いで、「野鳥とジャズ」というテーマで実施しようかなと企画中です。一見、縁遠い野鳥とジャズですが、意外にも面白いつながりがあります。
少しでもジャズをかじったことがある人なら、通称“Bird”と呼ばれたミュージシャンをご存知でしょう。「モダンジャズの父」とも言われるチャーリー・パーカーです。その生涯をクリント・イーストウッドが映画化したときのタイトルも『Bird』でした。
パーカーがなぜ「鳥」と呼ばれたのかについては諸説ありますが、面白いのは自身が鳥をテーマにした曲を3つ作っていること。その一つ、「Bird Feathers」をお聴きください。
パーカーらしい軽快な曲です。画像にもありますが、トランペットは若き日のマイルス・デイヴィスですね。そのマイルスも名盤『Round About Midnight』で「Bye Bye Blackbird」というスタンダードナンバーを演奏しています。
鳥をテーマにしたジャズナンバーの中には、数は少ないものの、楽器で鳥の鳴き声を表現したものもあります。その一つが、デューク・エリントン楽団の「Sunset & The Mockingbird」。
この曲は、エリントンがフロリダへツアーに行った際、初めて耳にする美しい鳥の声を聴いて、その場で書き上げたそうです。
モッキンバードの和名はマネシツグミですが、日本には生息しません。そのオリジナルの鳴き声をエリントンの演奏と比較しながら聴いてみてください。
野鳥とジャズについてはまだ面白い話題があるので、次回またご紹介します。