20年以上前の話。1997年に太平洋航路で車ごと北海道へ渡って約2週間、道東で鳥三昧しました。その2年後、太平洋航路よりも1日早く上陸できる舞鶴-小樽航路で車ごと渡って約10日間、今度は道北の鳥を楽しみました。
ハイライトの一つは、天売島。対岸の羽幌町に車を置いて船で島に渡り、関西ではお目にかかれない囀るノゴマやコヨシキリを堪能しました。そして、あるポイントに停まっている車を見てビックリ。何と、京都ナンバーです。私と同様車ごと北海道へ来て、天売島へも車ごと渡って来たわけです。
しばらくすると持ち主が現れてまたビックリ。何と、同じ京都支部のHさん! 向こうも私の顔を見てビックリ。お互いに「日本は狭いですね~」と奇遇を喜び合いました。
天売島名物・ウトウの大群の帰島を観察した翌朝、ケイマフリとウミガラスを見るために観光船に乗ると、Hさんや旅の途中で知り合った宮城県支部のIさんも乗船しています。沖に出るとケイマフリの群れが海に浮かんでいて、船が近づくと赤い足をバタつかせて一斉に飛び立ちます。アイヌ語で「赤い足」を意味する鳥名に納得しました。
ケイマフリ(Public Domain)
20mほど先に姿が見えたので「アビがいる」と叫ぶと、Iさんが「オロロン鳥ですよ」とカメラを向けます。よく見ると、目当てのウミガラス! その鳴き声から現地では「オロロン鳥」と呼ばれており、日本では絶滅寸前の希少種です。
Iさんは1回目の乗船では遭遇できなかったらしく、「おかげで2回目で見られました」と、最初はアビと誤認したのにお礼を言われてしまいました。私は1羽しか確認できなかったのですが、Hさんは2羽見たそうです。
ウミガラス(Public Domain)
もうふた昔も前のことですが、先日NHKで天売島の野鳥番組を放映していたので、Hさんとの奇遇を思い出しました。20年後の現在、ウミガラスは天売島でも見ることができなくなったようです。
さて、今年もあと2日。この1年、当ブログにお付き合いいただきありがとうございました。来年もよろしくお願いします。では、みなさまよいお年をお迎えください。
ハイライトの一つは、天売島。対岸の羽幌町に車を置いて船で島に渡り、関西ではお目にかかれない囀るノゴマやコヨシキリを堪能しました。そして、あるポイントに停まっている車を見てビックリ。何と、京都ナンバーです。私と同様車ごと北海道へ来て、天売島へも車ごと渡って来たわけです。
しばらくすると持ち主が現れてまたビックリ。何と、同じ京都支部のHさん! 向こうも私の顔を見てビックリ。お互いに「日本は狭いですね~」と奇遇を喜び合いました。
天売島名物・ウトウの大群の帰島を観察した翌朝、ケイマフリとウミガラスを見るために観光船に乗ると、Hさんや旅の途中で知り合った宮城県支部のIさんも乗船しています。沖に出るとケイマフリの群れが海に浮かんでいて、船が近づくと赤い足をバタつかせて一斉に飛び立ちます。アイヌ語で「赤い足」を意味する鳥名に納得しました。
ケイマフリ(Public Domain)
20mほど先に姿が見えたので「アビがいる」と叫ぶと、Iさんが「オロロン鳥ですよ」とカメラを向けます。よく見ると、目当てのウミガラス! その鳴き声から現地では「オロロン鳥」と呼ばれており、日本では絶滅寸前の希少種です。
Iさんは1回目の乗船では遭遇できなかったらしく、「おかげで2回目で見られました」と、最初はアビと誤認したのにお礼を言われてしまいました。私は1羽しか確認できなかったのですが、Hさんは2羽見たそうです。
ウミガラス(Public Domain)
もうふた昔も前のことですが、先日NHKで天売島の野鳥番組を放映していたので、Hさんとの奇遇を思い出しました。20年後の現在、ウミガラスは天売島でも見ることができなくなったようです。
さて、今年もあと2日。この1年、当ブログにお付き合いいただきありがとうございました。来年もよろしくお願いします。では、みなさまよいお年をお迎えください。