週末、5ヶ月ぶりに「栃の森」に行ってきました。
雪でアクセスできない冬と鳥が少ない夏を除いて毎月1回、土曜日の夜にゲート前でキャンプし、そのまま車泊して翌朝早くから森に入ります。恥ずかしながら40代後半になって教習所に通い、フルフラットになる車を買ったのもこのため。もう12年間通っています。
数年前には入林が制限されましたが、私たちは野鳥の調査を継続するために許可を得ました。
(葉と白い花が同時に展開するヤマザクラ)
(キンキマメザクラは名前の通り樹も花もミニサイズ)
街はすでに初夏なのに、ここは春爛漫。ソメイヨシノのような派手さこそないものの、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、マメザクラなどの自生種があちこちでひっそりと花を咲かせていました。コブシやモクレンの仲間、タムシバも白い花をたくさんつけています。
12年間同じコースを歩いているのに、初めて発見する花もあります。今回はヒサカキ。林道の脇に小さな葉をたくさんつけた小さな樹があるので、よく見たら小さな白い花が咲いていました。庭木としてはよく見かけますが、自生のヒサカキは初めて。今まで見落としていたんですね。
花を開く樹もあれば、葉を開く樹もあります。「栃の森」の主、トチノキもようやく目を覚ましたようで、ネバネバした芽鱗(がりん)を破って葉を広げようとしています。
生まれたばかりのブナの葉にはまだ産毛が残っています。もう2週間もすれば、独特の軟らかい葉が樹木全体を覆うでしょう。
「木の葉を描いてください」と言われたら多くの人はこんな絵を描くだろうな、と思えるのがクマシデの葉。たくさんの葉脈が平行に走っているのが特徴です。そのクマシデの葉も春の光を浴びて、少年のように輝いていました。
なぜか鳥は例年よりも少なかった。乾燥が進んで笹がなくなったせいか、ウグイスの声もほとんど聴こえません。それでも、オオルリやクロツグミなど夏鳥が元気な姿を見せてくれましたし、早くもアカショウビンが特徴のある鳴き声を聴かせてくれました。
来月は緑も濃くなって、花も野鳥もさらに多彩になるはずです。
雪でアクセスできない冬と鳥が少ない夏を除いて毎月1回、土曜日の夜にゲート前でキャンプし、そのまま車泊して翌朝早くから森に入ります。恥ずかしながら40代後半になって教習所に通い、フルフラットになる車を買ったのもこのため。もう12年間通っています。
数年前には入林が制限されましたが、私たちは野鳥の調査を継続するために許可を得ました。
(葉と白い花が同時に展開するヤマザクラ)
(キンキマメザクラは名前の通り樹も花もミニサイズ)
街はすでに初夏なのに、ここは春爛漫。ソメイヨシノのような派手さこそないものの、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、マメザクラなどの自生種があちこちでひっそりと花を咲かせていました。コブシやモクレンの仲間、タムシバも白い花をたくさんつけています。
12年間同じコースを歩いているのに、初めて発見する花もあります。今回はヒサカキ。林道の脇に小さな葉をたくさんつけた小さな樹があるので、よく見たら小さな白い花が咲いていました。庭木としてはよく見かけますが、自生のヒサカキは初めて。今まで見落としていたんですね。
花を開く樹もあれば、葉を開く樹もあります。「栃の森」の主、トチノキもようやく目を覚ましたようで、ネバネバした芽鱗(がりん)を破って葉を広げようとしています。
生まれたばかりのブナの葉にはまだ産毛が残っています。もう2週間もすれば、独特の軟らかい葉が樹木全体を覆うでしょう。
「木の葉を描いてください」と言われたら多くの人はこんな絵を描くだろうな、と思えるのがクマシデの葉。たくさんの葉脈が平行に走っているのが特徴です。そのクマシデの葉も春の光を浴びて、少年のように輝いていました。
なぜか鳥は例年よりも少なかった。乾燥が進んで笹がなくなったせいか、ウグイスの声もほとんど聴こえません。それでも、オオルリやクロツグミなど夏鳥が元気な姿を見せてくれましたし、早くもアカショウビンが特徴のある鳴き声を聴かせてくれました。
来月は緑も濃くなって、花も野鳥もさらに多彩になるはずです。