ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

あれこれ

2004-10-17 19:36:19 | 脳みその日常
昨日、記したように、なかなか魂が戻って来ない(苦笑)
こういう時は、外出する気にもならん。
本日は午後二時に開演の演奏会が3つあり、いずれも招待を受けていたがキャンセル。
各マネジメントの皆さん、すんません…って、見てないわな。
よーし、気合いを入れるために、今宵はドライブに出撃するとするか…
ん? 仕事はどーするって?
( ̄~ ̄;) ウーン…ま、なるようになるやろ。

そんなわけで、今日は感じたことを、あれこれ。

滋賀県の草津市民が集まって、同時にブーブークッションに座る世界記録を打ち立てた、とか。
その記録、3795人。
市制50周年を記念した催しらしい。
同市の記念事業実行委員会は「市民がひとつになり、大きなことをやろう」と準備していたという。
微笑ましいといえば、微笑ましい企画だな。
みんなが集まって、「せーの」のかけ声に合わせて一斉に座る。
すると、微妙なタイムラグを生み出しながら、あちこちで「ブー」「ブー」「ブー」…
だけど、こんな企画が市制50周年を記念する行事というのも、どーかと思うがねえ。
内輪のアトラクションでやるならともかく。

外出しないかわりに、料理で遊んでみる。
冷蔵庫に、ちょうど食べごろの豚肉があるので、コイツで実験。
肉料理に赤ワインというのは常識的な組み合わせ。
もちろん、それは料理を食べる時に飲むワインの組み合わせだ。
その相性の良さから、料理する際にも赤ワインが使われることがある。
ステーキなどでブランデーやワインを使ってフランベするのは、香りづけをするため。
もちろん、今日の食材は豚バラ肉だから香りづけをしなくたっていい。
でも、なんとなくやりたくなるのが人情ってもの。
で、やってみる。
すると、おかしなことに気づいた。
使用した赤ワインのせいなのかもしれないが、焼き上がった肉の色が「むらさき」なのだ。
うひゃー、まるで内出血した「青あざ」みたいな色。
ブドウの色素が豚肉に染み込んだからなのか?
それにしても、食欲を減退させる色彩だなあ。
気味が悪いので、ちょびっと醤油を加えて旨そうな色に変える。
うん、料理はやっぱり「見た目」だもんね。
結果は、当然、ウマー(笑)

昨日の報道で「日本が非常任理事国となる」という話があった。
うーん、個人的な感覚として、「非常任理事国」という用語には違和感がある。
もちろん、これは国連の安全保障理事会を構成する15の国のうち5つの常任理事国以外の理事国という意味なのだろう。
組織の構造がわかっていれば、なるほどと思うかもしれない。
だけどさー、文字通り見れば、非常任理事国ってさ、つまりは「常任理事国でない国」ってことだよな?
でも、そのくくりってのは、安全保障理事会という範疇においてのみ有効であって、国連の加盟国全体というくくりで見れば、5カ国以外はみんな「非常任理事国」のハズ。
ワシが言いたいのは、その名称が紛らわしいんじゃないのか? ってことよ。
自分を基準にするのが正しいとは思わん。
でも、その報道を耳にした時、ワシは「なにワケのわからん報道をしとんねん」と思ったんですわ。
バカ丸出しですか?
ええ、ええ、そーですとも。(泣)
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魂が抜けたぁぁ(笑)

2004-10-16 18:42:01 | 脳みその日常
エクトプラズムちゃいます。
ましてや、幽体離脱したわけでもないですぅ。

昨日の午前中に脳みそをフル回転させて原稿を仕上げたら、そんな感じになったのでござる。
ほかの同業者の人はどうか知らんが、少なくともワシはそうなることが多い。
だから、昨日の午後から今まで、ずーっと( ̄。 ̄)ボ~~~~ッ(苦笑)
こんな奴は、やっぱり勤め人にならなくてよかったな、とつくづく思う。

だからといって、ヒマなわけではない。
こなさなければならん仕事がワシのケツをチクチクとつついとる。
わかっとるっちうねん !
でもな、魂が抜けちまってるから、どーにもならん。
ま、そのうち魂も遊び疲れて戻ってくるやろ。
と、楽観的になってみたりする…
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うーん、うーん

2004-10-15 06:46:41 | 脳みその日常
出ないのである。
いや、変な意味とちゃうで。
原稿の書き出しが浮かばんのだ。
もう、かれこれ4時間は呻吟しとるのだが。

経験上、こーゆー時にアセってはイカン。
無理して書き始めても、ロクなことにならんし。
絶対、あとで後悔するに決まっとる !
しかし、書かなアカンし…
書き出しさえスマートに決まっちまえば、ワシの場合、もう終わったも同然。
産みの苦しみとは、よく言ったもんや。
もちろん、ワシは出産経験などあるわけがない。(そら、そーだ)
でもな、出ん時は、ホンマにキッツイわぁぁあああ。

こんなとこで油を売ってないで、とっとと書けってか?
ええ、ええ、わかってますとも。
気分転換にカキコしてみただけのことですねん。

さあ ! 頑張ろう、ワシ。
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┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ…

2004-10-14 23:08:54 | 脳みその日常
なんや知らんが、ほんまにバタバタしとる。
カネはいらんから、睡眠がほすぃー。
いや、眠っててもええから、カネをくれるんならウェルカムやけど。
(んなオイシイ話はないっ ! )
あぁ、これから明け方までに原稿をひとつ仕上げなあかんし…
でも、ヤル気の神様がまだ降りて来んしー(泣)
くぅ~っ。

本日は室内楽の演奏会に行った。
しかし、これは仕事なので、毎度のことながらココでは書かない。
あしからず。
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独立展の案内

2004-10-14 01:53:45 | 脳みその日常
友人のM画伯から招待状が来る。
おおっ、今年も独立展に出品されるんですか。
独立展とは、二科会から1931年に分かれた独立美術協会の主催する展覧会のこと。
今年で72回目の展覧会となるらしい。
二科会がどちらかといえばオーセンティックなのに対し、独立美術協会に属する会員の作品には斬新なものが多い。
とはいっても、素人目からしてもヘンテコな作品もあるのだが。
いずれにしても、個性豊かな作品が出品されているのは確か。

でもさあ、時代錯誤の技法を用いている人たちって、いったい何なんだろうねえ。
この21世紀に、点描画法とかコラージュなんて古くさいよな?
音楽でいえば、いまどき十二音技法を用いた作品を書いてるようなもんだし…
まあ、美術も音楽も、この混沌とした時代からはなかなか抜け出せないようだな。

ワシの感覚からすると、技法の問題はともかく、絵画では色彩的にインパクトのあるやつに魅かれるねえ。
譬えが適切かわからんけど、表現主義みたいな感じの作品が見ていて面白いと思う。
キャンバスから色の叫びが伝わってくる…そんなのがいいねえ。

だけど、色彩感覚ってさ、人それぞれじゃない?
網膜の受容体の差によって、ある人には鮮やかに見えたり、別の人にはそうでもないように見える。
うーん、こればっかりは他人の目で見ることはできないからなあ。
たとえば、ワシが赤色のものを見ているとする。
ワシはこれを見て、おおっ、なんて強烈なんだろうと思う。
しかし、別の人は同じものを見ても、フツーの赤色にしか見えんかもしれん。
だからといって、ワシが「強烈な赤なんだよ ! ! 」などと主張しても意味がない。
これはあくまでワシが感じたことに過ぎないんだからね。
その感覚を他人に強要したって不毛なのぢゃ。

もちろん、それは音楽にも通ずること。
自分がどれだけ美しい作品だなと思っても、他人はそう思わんかもしれん。
音楽理論が発達したのは、結局は自説の正当性を論理として示すためでもあった。
まあ、究極的には、いくら論理で説明したところで、完璧に相手を説得することは不可能なのだがね、美学的には。
相手が「だって、美しく感じないもん」と言ったら、そこで議論はオシマイになるわけだし。
その意味では、理論なんて何の効力もないのだ。

自己満足の世界といわれれば、それまでであーる。
それを仕事にしているワシも、しばしばわからなくなる時がある。
ま、ゲージツとは、そーゆーもんなのさ。
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ショスタコーヴィチ交響曲全集

2004-10-13 14:11:44 | CD/DVD
ちょっと前にリリースされていたものだが、何となく紹介しようと…(笑)
知ってる人は知ってる名演奏がここに集結。
といっても、全部コンドラシン/モスクワ・フィルなんだけど。
全10枚組で、8,000円ぐらいだったかな。
マスターテープは、オリジナルのメロディヤのものを使用している。
(一般表記では「メロディア」だが、原綴からすると「メロディヤ」が正しい)
それを用いて、お隣の韓国のレーベル「アウロス・ミュージック」からリリースされたのがこれだ。

ただし、音質のことを問わないで欲しい。
だって60年代から70年代前半の録音ですよ !
それに音源がメロディヤだし(笑)
でもね、さすがは名指揮者コンドラシンであーる。
それに、いまはなき「ソ連の音」がするし(爆笑)

「ソ連の音」って何かって?
いや、実際にソ連が泣いているわけじゃないんですわ。
ソ連時代のオーケストラってね、独特な響きをもっていたわけですよ。

たとえば、金管楽器。
もうね、彼らは粗悪な金属で作られたとしか思えない楽器を使ってる。
だから、フツーの奏者じゃ、聴くに堪えない音しか出せない。

ところが、ソ連の金管楽器奏者たちは、みんなスーパーマン。
異常なほどの肺活量で、ショボイ楽器を「名器」にしてしまうのだ(笑)
息を吹き込む楽器、たとえばトランペットの場合、ショボイ楽器だと強く吹くと音が割れる。
それだと、そりゃもう「いやーな音」。
うん、まるで騒音だな。

だけどスーパーマンはここからが違う。
その割れた音にかぶせるがごとく、さらに息を吹き込むのだ。
そう、まるでターボチャージャーのタービンをフル稼働させるようなもの。(なんちう譬えぢゃ)
そーすると、あーら不思議。
スパーンっと突き抜けるような「ステキな音」になる(笑)

ソ連時代から聴いているロシア音楽ファンなら、みんなその魅力にハマるのさー。
こんな「ステキな音」は、欧米のオーケストラでは絶対に聴けなかったからね。
でも、ペレストロイカ以後のロシアのオケは、どれもスマートになっちゃった。
あの独特な音色も消えちまって、寂しい限りだねえ。
...( = =) トオイメ
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あわや !

2004-10-13 02:53:10 | 脳みその日常
「まどーを、あけーればー、みなとがー、みえるぅぅぅうう♪」のセンセのことじゃないよ。

ん? すべりましたか…そーですか。

本題に入ろう。
昨夜は上野で演奏会。
いつものことながら、ワシはクルマで会場に行くため、駐車場に向かう。
と、ところが、エンジンをかけようとしたら異変が…
「クイッ、クイッ、クククク…」
やややや、なぜか知らんがバッテリーが弱っとる !
なんとかエンジンはかかったものの、こりゃー、天下の一大事。
演奏会が終わって、駐車場からクルマを出そうと思った時、もしエンジンがかからなかったら…
(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
いっそのこと、演奏会に行くのをやめるか。
いや、そーゆーわけにもいくまい。
ええい、ままよ。
どーにでもなれってんだっ、てやんでぃ !

演奏会終了後、ただちに駐車場に戻る。
おそるおそるエンジンをかけてみる。
「ああ、神様、なんとかエンジンがかかりますよーに…」
ホントにそんな気持ちでイグニッションを回す。
「ククッ、ククッ、クククッ…」
だ、だめか?
いや、もう一度ためしてみよう。
「クイーッ、クイーッ、クククググググ…ドワーン」
w( ̄△ ̄;)wおおっ! かかった !
相変わらず、こーゆー時に運がいいのである。

しかしだな、このままにしておくわけにはいかない。
明日になったら、ウンともスンとも言わん可能性だってある。
クルマってのは、ガソリンもなくちゃいかんのだが、電気がなけりゃ走らんのだよ。
それにしても、なぜ突然バッテリーが弱ったのか…うーむ、不思議だ。
とにかく新品に交換するしかない。

そこで、いつもお世話になっている修理屋さんの社長に電話する。
「うーん、交換しに行ってやりたいけど、時間がないんだよねえ」
そりゃそーだよな、車検のクルマをめちゃくちゃ抱えてるんだもんね。
しゃーない、上野から埼玉の入間市まで行くか…
「すんませーん、じゃあ、これから行きますんで、よろしくたのんますぅ」

てなわけで、所沢の先の入間まで、いやおうなくドライブ(泣)
とはいっても、道が空いていれば関越を使えば、たかだか1時間半だ。
到着と同時に即交換。作業終了♪
飛び込みの店だったら、それでバイバイ。
でも、社長のSさんとは長い付き合い。
社長の自宅に行ったのだから、「じゃあ、ちょっとお茶でも飲んでいきなよ」となる。
「そ、そうですね。じゃ、ちょっとだけ…」

みなさま、ご想像の通り、すぐに帰れるわけがない。
夜の10時半に、社長の奥さんは完璧に「出来上がって」ますし(泣)
「あーら、何年ぶりー? ささ、あがって、あがって」
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!! (大泣)
「お、おひさしぶりです。じゃあ、ちょ、ちょっとだけお茶を…」

ホント、お茶一杯だけ飲んで帰ろうと思ったんですわ。
確かに、コーヒーは出てきましたとも。
ところが、社長と話しているうち、テーブルの上にご馳走が並ぶ、並ぶ…
あひゃー、やっぱりこーゆー展開になったか…

さんざん食いましたよ、ええ、ええ。
腹が割れるかと思うほど食いましたとも。
いかん、こりゃ産まれるかもな…そう思った瞬間、出てきましたよ。
イチゴの乗ってないジャンボ・ショートケーキが…(卒倒)
なんでも、昨日、孫の誕生だったそうで…(慟哭)
うまかったなあ、生クリーム(涙目)

そんなこんなで解放されたのが夜中の12時半。
ついでに、食い物からスコッチ・ウイスキーまで、どっさりのおみやげを持たされる。
「社長、死ぬまでついて行きます ! 」…このセリフでよろしいですか? 社長(笑)

ぐはーっ、さすがのワシも「胃もたれ」である。

そうだ ! 演奏会のことを何も書いてなかったな…
まあ、いっか。特別なコメントを書くまでもない内容だったし。
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負け組を考察してみる

2004-10-11 19:28:34 | 脳みその日常
最近の流行語でもある「勝ち組」「負け組」。
個人的には、あまり好きじゃない言葉だ。
しかし、この分け方も、あながち的外れじゃないのかもしれない。
まあ、どのように両者を分けるのかにもよっても違ってくるんだが。

世の中の一般所得者を基準にするなら、年齢的に見れば、ワシなんて思いっきり「負け組」。
世間には年間にウン億も稼ぐ奴がいるが、ワシからすれば、もう神の領域というほかはない。
だからといって、ワシはそいつらを羨ましく思ったりはしない。
そりゃー、カネがあるに越したことはないだろうよ。
カネのあるところに、人もオンナも集まってくるのは常識だからねえ。
そんなこたーわかってるって。

でもね、ワシはもともとカネに執着心がないんだわ。
あればあったで、なきゃないなりに、なんとかなると思ってるからね。
ま、そんな奴は世の中の基準に照らし合わせたら「負け組」ということになるんだろうねえ。
だけどさ、いちいちそんなことを気にしてたら、ライター稼業はつとまらんのである。
自由に発言するためには、それなりの覚悟は必要なのだ。
だから、世の中の基準なんて、ワシにはあってないようなもの。
ゆえに、ワシは泰然自若の構えなのであーる。
ぶはははは。

いや、ワシのことはどうでもよい。
一般的な「負け組」を考察するんだった。
最近、気晴らしにチャットなんぞをしている。
同世代が集まるようなネーミングで、部屋をやっているのだ。
これは決してナンパ目的でやってるんじゃない。
異業種の人たちとの会話を楽しむためにやってるにすぎない。

すると、いろんな人が来るもんだねえ。
大多数は既婚者で、マトモな仕事に就いている。
しかし、なかには「負け組」とおぼしき人たちもいる。
いや、この人たちは立派な会社員らしいが、独り暮らしが長い女性なのだ。
別に、同じような境遇の人を同じようにみるつもりは毛頭ない。
ところが、興味深いことがある。
こうした人たちに共通する発言だ。

「独り暮らしって、ラクよねー」
「食事? そんなのほとんど作らないわ。コンビニで買うもの」

さまざまな事情はあるだろう。
だから、一概に責めるつもりはないし、実際に説教なんてしない。
でもねえ、キミら、ちっとも魅力的じゃないよ。
なんつーのかな…、ヒトとして間違ってないか?
そう思わざるを得ないんだよねえ。

「いいの、これがワタシのスタイルなんだもん」とか抜かす。

その舌の根も乾かぬうちに、

「でもさー、結婚したいんだよねー」

もうね、こっちはあきれるばっかりよ。
ムリムリ、アンタらみたいな身勝手なシングル・ライフを送ってるよーじゃな。
心の中で思わずシャウトするワシであった。
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書きたい放題

2004-10-10 18:44:19 | 脳みその日常
ネットというのは、ある意味では活字文化に属する。
ここで言及するのは、企業などのHPのことじゃなくて、個人のHPのこと。
個人のHPのメリットは、このブログも含め、書きたい放題書けるという点にある。
その意味でいえば、書き手は諸手を挙げて喜ぶことが出来る。
よっぽどのことでない限り、現在の制度ではクレームがつかないからね。

これが雑誌なんかになると、そうはいかない。
広告料を出しているスポンサーの力が強ければ、文の内容に圧力もかかるわけだし。
それと、個人のHPなどと決定的に異なるのは、プロの編集者がそこに存在することだ。
編集の仕事といえば、原稿の内容チェックというのがある。
執筆者がいい加減なものを書いて、それを見過ごすわけにはいかないからだ。
最悪の場合、その雑誌そのものが廃刊に追い込まれることだってある。
だから、内容チェックは重要な仕事なのだ。

編集者の能力が問われるもうひとつの点は、校正能力があるかないかということ。
もちろん組織が大きければ、校正専門のスタッフというのもいる。
しかし、編集者の必須能力として、校正ぐらいできなければ話にならない。
それに加えて、彼らには教養も求められる。
つまり、有能な編集者であればあるほど、表現や内容に対して厳しい鑑定家でもあるというわけだ。

ところが、個人のHPなんてのは、編集者の目を通すことすらない。
そりゃそーだわな。
あくまでプライベートなHPなんだもんね。
だけど、あちこちのHPを見ていると、あまりにヒドい内容のHPに出くわすことがある。
内容はともかくとして、問題なのは「誤字脱字」の類いの多いこと、多いこと。

●よくあるパターン例
「意外にも」(正) →「以外にも」(誤)
これはよく見るねえ。
だいたい、こんな間違いをするのは言葉の意味がわかってない証拠。
「意外にも」というのは、「思いのほか」とか「それは気づかんかったな」ということ。
なのに、「そうじゃない」を意味する「以外」をフィーチャーするとは、どういうワケよ。
明らかに、アホ丸だしである。

●混乱したパターン例
「喧々囂々(けんけんごうごう)」(正) →「喧々諤々(けんけんがくがく)」(誤)
これは、明らかに2つの熟語がミックスしてしまった例。
つまり「喧々囂々」と「侃々諤々(かんかんがくがく)」がゴッチャになったことにほかならない。
まあ、なんとなく両者は似てるから間違うのもわかるけどさー。
でも、バツ。

類例としては、こんなのもある。
「汚名返上(おめいへんじょう)」(正) →「汚名挽回」(誤)
こらこら、これはマズいっしょ。
たぶん書き手のアタマの中は、「汚名返上」と「名誉挽回」が錯綜しているんだな。
でもさ、上のような間違った表記をすると逆の意味になっちまうのにね。
「挽回」ってさ、「取り戻す」意味でしょ?
汚された名誉を取り戻す?
おいおい、そんな名誉はいらんよな?(笑)
汚された名誉だからこそ、そんなんはいりませんって、返上するんだろ?

気軽に書けるからといって、決して油断してはならない。
意味も考えずに書いたら、恥ずかしい思いをするのは本人だからだ。
HPってのはさ、面識のない人も見るわけでしょ?
ならば、よけいに神経を使って書く必要がある。
だって、誤字脱字を見つけた瞬間、それを見た人は、こう思うからね。
「バッカじゃねーの、コイツ」って。

以上、自戒の意味を込めて書いてみた。
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ちっぽけな存在

2004-10-09 17:37:34 | 脳みその日常
台風が関東地方を直撃している。
あちこちで被害が多発しているようだ。
しかし、人間なんて自然を前にしたら、ちっぽけなもんだな。
テクノロジーが進歩したって、なーんもできんもんね。
人間は、もっと自然に対して畏敬の念をもつべきだな。

それにしても、すげー風雨だわ。
(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル

シャレにならん。
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牧神の眼精疲労

2004-10-08 18:56:39 | 脳みその日常
フランス象徴派詩人として知られるステファン・マラルメ(1842-1898)。
その代表作のひとつに『牧神の午後』(1876)という作品がある。
周知の通り、これは牧神が午後にまどろんで見た夢のことが描かれたもの。
作曲家ドビュッシー(1862-1918)は、これをモチーフにして《牧神の午後への前奏曲》(1894)を作曲。
この楽曲によって、管弦楽における象徴主義が確立された。

いや、そんなカタイ話はどうでもよい。
これからやってくるであろう台風のせいか、雨が中途半端に降っている。
気圧が低くなったからというわけでもなかろうが、いまいちヤル気が起きない。
そんなマイナス思考から逃れるために、ちょっと横になる。
すると、あーら不思議…なんと5時間も「まどろんで」しまった(泣)
気がつけば、もう薄暗くなっている。
あちゃー、今日行こうと思っていた東京シティ・フィルの演奏会に間に合わんぢゃないか。
呆然…

それにしても、やたらと目が痛い。
理由を考えたら、すぐに判明。
内容はよく覚えていないのだが、キューブリックもアッと驚くような絢爛豪華な夢を見たんだっけ。
目が痛いのは、夢を見ている時に眼球がムチャクチャ速く動いたからだろう。
それに伴う摩擦熱は大変なもので、睡眠中、ワシの瞼からは煙がモクモク…って、なんでやねん !
いや、思わずボケたくなるほどスペクタクルな夢だったのだ。
そもそも、ワシ、めったに夢を見ることはない。
何の前触れもなく、突然そんなファンタスティックな映像を見せられても免疫がないのだ。
激しい眼球運動には慣れてないもんでね。

で、やっと牧神に話が戻る。
いったい、牧神は普段から夢を見ていたのだろうか。
もし、そうじゃなかったら、その時の牧神もきっと目が痛かっただろうな…と。

ナヌ、面白くない?
そうでしょう、そうでしょう。
コメント

合掌

2004-10-08 07:25:40 | 音楽あれこれ
昨夜、ピアニストの園田高弘氏が亡くなられた。
急なことだったので、驚く。
数年前、とあるサロンで現代音楽についてのお話を聞いたことがある。
それは、もちろん演奏家としての立場から話されたものだ。
その内容には、いわゆる「暴露話」のようなものもあって、面白かったのを思い出す。
ご冥福をお祈りいたします。

しかし、今月25日に都響の定期に出演する予定だったのだが、それはどうなるんだろうな。
いや、その日の演奏会にワシは仕事で行くことになってたもんで、気になったのだが。
代役を立てるとすれば、誰が演奏するんだろうか。
まあ、そのうち都響のHPに「変更のお知らせ」が出るだろうけど。

話は変わるが、毎朝の情報番組のなかで「今日の運勢」というのがある。
毎回見ていて不思議なのは、いわゆる運気をあげるためのアイテムのこと。
「○○を身につけるといいですよ」とか「▲▲を食べると運気が向上します」などと言うアレだ。
ワシはいつも思う。
「おいっ、その根拠を言ってみろ」と。
もうひとつワカランのが、「血液型選手権」とかいうやつ。
一体これは何を根拠にして決めるんだろうか。
順位をつけて、何の役に立つんだ?
よーわからんのぉ。
コメント

ソリストとオケマンとの違い

2004-10-06 23:41:43 | 音楽あれこれ
本日行った演奏会では、上記タイトルのようなことを実感する。
演奏された作品は、すべて別宮貞雄の室内楽作品。
決して、ジェフ・ベックじゃないよ。(笑)(知ってる人しか笑えないギャグ)
おおっ、「WIRED」「THERE AND BACK」…なつかすぃー
いや、そんなことは、どーでもよい。
話をもとへ戻そう。

ま、作品についてのコメントはする必要もなかろう。
正直な話、どれも注目するほどの作品じゃないからねえ。
第一、楽器の響かせ方にセンスがないんだよな。
ベック氏は、頭は良いんだろうが、それだけじゃ心地よい音楽はできない。
響きってのはさ、理屈じゃないんだよ。
経験と才能。
これしかないんだわ、悲しいことだが。

長い前置きになってしまった。
さて、ソリストとオケマンとの違いってのは、単純明白。
聴衆を惹き付けて「聴かせる」ことができるのがソリスト。
そうじゃないのがオケマン。

ソリストとして活動する人ってのはさ、ある意味で自分の存在をアピールできなければならない。
だって、それで食ってるわけだし。
だから、室内楽作品をやる時も通常のスタンスは変わらないハズ。
今日出演したなかでソリストとして食ってるのはヴァイオリンの米元響子だけ。
ボウイングはかなり荒く、聴きようによってはヒステリックだと判断されたかもしれない。
でもね、随所に「音による色気」を感じさせるんだよな。
見た目はフツーの女の子なんだけどねえ。
まあ、たとえてみれば、リーラ・ジョセヴォヴィッツほどじゃないが、そんな感じの音色よ。
もっと有名どころだと、ギドン・クレーメルのような「甘さ」も感じられる。
うーん、ちと褒め過ぎかな。
とにかくだ、ソリストとして活躍するだけの存在感が米元にはあるなと思った次第。
存在感といえば、フルートのヴァンサン・リュカも負けてなかったね。

それに比べ、メインの仕事がオケマンであるヴァイオリンのMやチェロのMは、あまりにも地味すぎ。
この2人は、もともと実力はあったんだろうけど、やっぱりオケで活動してるとダメになるんだな。
オケマンってのは、どのような意味においても協調性が求められる。
それに、オケの中にあって「自己主張」というものは、いわばタブーなのだ。
つまり、指揮者の言う通りに演奏できればそれでよいのである。
オケマンたちには悪いが、極端な話、彼らに創造性なんて必要ないのよ。
創造するのは指揮者なんだからさ。
すなわち、そんな生活に慣れてしまうと、いざアンサンブルをしようと思っても「主張」なんてムリ。
こわいねー、それも一種の職業病、もしくは生活習慣病かも(笑)

だからさ、本当にソリストとしてやっていこうと決心した人は、オケなんかに入っちゃだめなんだよ。
アンサンブルってのは、確かに複数の人が音を合わせる作業かもしれない。
でも、そのひとりひとりはソリストみたいなもんなのさ。
個性と個性が音楽の中で、時には協調し、時にはぶつかり合う。
そこが面白いわけでしょ。
でも、個性が明確でない人がアンサンブルをやったって、そりゃー「クリープを入れないコーヒー」みたいなもんよ。
ようわからん譬えだがね(笑)

ややっ、地震だ・・・・・こえー
コメント

あひゃー

2004-10-05 23:08:55 | 脳みその日常
ほれ、見てみい。またNHKの不祥事やん。
甲府放送局の元ディレクターが局内の備品を盗んで、ヤフオクで売ってやんの。
もうね、コイツみたいにモラルがない奴がゴロゴロおるんやろなあ。

法を犯す犯さないはともかく、局員の中にはヘンなのはおる。
たとえば、ストーカーまがいのことをして、ワシの知り合いを困らせたキモい顔のデブ男。
コイツの場合は、異常な素行が上司によって「もみ消された」ため、ニュースにならなかったが…

別の例では、定年間際の、一応はチーフ・プロデューサーという肩書きを持っていたオッサン。
10年近く前の話だが、ワシはコイツの下で働く機会があった。
実質的には窓際族のクセに、このオッサンの年収は1,000万なんだとさ。
そんなことをわざわざワシに言うこと自体、すでに十分キモい条件をクリアしとる。
ま、それはよしとしよう。
問題はだな、まだ定年まで数年あるのに、その時にはもう定年後のことを心配してやがること。
オイオイ、アンタさあ、ワシらからみたら信じられんような退職金をもらうんやろ?
そんだけでええんちゃうんかい !
ま、それはワシのひがみとして、冷静になるとしよう。
驚いたのは、次のようなセリフをワシに言うたことやねん。

「私が退職したら、仕事を紹介してもらえませんかねえ」

アホか、コイツ…
紹介して欲しいのは、こっちのセリフやろが !
こんなオッサンが天下の東京大学を卒業してるとは、もう泣けてくるわ。
風の便りによれば、現在このオッサン、評論活動もしてないクセに「音楽評論家」を名乗っとるらしい。
オノレは敬虔なクリスチャンかもしれんが、話といえばバッハのことしか喋らんそうだな。
特別、バッハの研究をしたわけでもないのにねえ。
それも、話を聞いてる人がみな眠くなるような、つまんねー話を…(* ̄m ̄)プッ
フフフ、情報は入っとるんやで。

いやー、バタバタと忙しいなか、またまた迷惑な原稿依頼が(泣)
なんと、今回は吹奏楽の曲目解説なんだとさ。
それも、月末までに30曲 !
「ぬぁーんだ、そんなのチョロいやろ?」と思ってる、そこのキミ。
(* ̄ー ̄)b チッチッチッ
世の中、そんな甘くはありません。

あのな、吹奏楽は一般の人から見れば、クラシック音楽に属するように思うかもしれん。
確かに、使用している楽器はクラシックでも使われてるからねえ。
ところが、どっこい、演奏する曲がちゃいまんねんでー。
吹奏楽の連中にとっては当たり前のような曲も、ワシらにとっては実にマニアックな曲なんやもん。
もうね、松田優作の有名なセリフよ、まったく。
「な、なんじゃこりゃー ! 」ってな感じ。
まあ、ここでグタグタ言うてても始まらんので、腹をくくってやるしかないんだが…
ε= (´∞` ) ハァー
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いい加減に改めたら?

2004-10-04 20:23:01 | 脳みその日常
イチローが素晴らしい記録を打ち立てた。
喜ばしいことである。
これについてアメリカのメディアは手放しで賞賛している。
それもスゴイことだ。
なぜなら彼らの有色人種に対する蔑視や偏見は未だに根強いハズだから。

しかし、アメリカが評価されるべきは、実力のある者をちゃんと認める点である。
ここが我が国とは大きく違うところだな。
数年前にローズが王貞治氏の記録を越えそうな時があった。(あれ?越えたんだっけ?w)
ところが、我が国のマスゴミや国民の大多数はローズを積極的に評価することもなかった。
ここなんだな、日米の決定的な違いというのは。
なぜ我が国は、人種や国籍などにかかわらず、実力ある者を正当に評価できないのかねえ。
情けない限りだ。

それにしても、天下のNHKは相変わらずメジャー・リーグのことを「大リーグ」などと抜かしておる。
確かにメジャー(major)には「大きい」とか「主要な」という意味はある。
だから絶対に間違いということはない。
じゃあ、なんでマイナー・リーグは、そのままの呼び名なのよ?
大リーグなどとうそぶくんだったら、マイナー・リーグは「弱小リーグ」とでも呼べばいいだろが。
そんなことすらできない腰抜け放送局(蔑)

そもそも、大リーグっていう名称のイメージがよくない。
いかにも、アメリカ野球のレベルは高いんだぞって思わせるからな。
だけど、今回のイチローの事例を見てみろ。
決して日本のレベルが低いわけじゃないことが証明されてるだろ?
それにヤンキースの松井をはじめ、多くの日本人選手の活躍にはめざましいものがある。
だから、素直にメジャー・リーグって呼べばいいんだよ。
それとも何か? まさか、まだアメリカ野球が優れているなんて思ってるワケ?
笑止千万だな。

NHKで、名称がなかなか改められないのには理由がある。
この「いしあたま」放送局には、固有名詞の呼び名に関しての目録が存在するのだ。
つまり、その目録通りに呼ばないとイカンというわけ。
当然のことながら、クラシック音楽のジャンルにもそれは存在する。
たとえば「ベートーベン」とか「バイオリン」という表記がそれだ。
不思議なのは、原語のアルファベットが違うのに日本語では同じ文字をあてること。
Beethovenの「B」と「v」は、いしあたま様には同じに見えるらしい。
同じく「いしあたま」なのは、教科書会社。
少なくとも小学校と中学校の表記では「ベートーベン」「バイオリン」でなければならんという。
もうね、アホかとバカかと…

でも、レコード会社をはじめとするほかの業界では、そんなマヌケなことはしない。
ええ、ええ、みんな視力がいいですからね。
「B」と「v」の区別ぐらいはできるんですよ。
だから、ちゃーんと「ベートーヴェン」とか「ヴァイオリン」って表記をしてる。

もっとも、Beethovenなんかは実際の発音だと「ビートーフェン」のように発音する。
でも、それだと誰だかわからなくなる。「誰だよ、それ」って(笑)
だから、少なくとも説明のつく範囲でちゃんと表記すればいいってことよ。

たぶんNHKの表記の基準ってのは、戦前にできたものなんじゃないかな。
当時の「大リーグ」にはベーブ・ルースやルー・ゲーリックなんていう大選手が活躍してたわけでしょ。
また「V」の発音だって、戦前では「ヴ」なんて書き方は認知されてなかったのかもしれんし。
だけどさ、表記ってのはなるべく原語に忠実であるべきでないのかね。
いつまでも昔の基準に縛られてちゃ、オタクんところもダメになるよ。
もっとも、国民が納めた受信料を平気で飲み食いに使ってるんだから、もうダメだろうけどな。
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