ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

人は見かけじゃない例

2005-10-25 06:17:00 | 脳みその日常
深夜、近所のコンビニにタバコを買いに行く。店内に入るや、奥からハイボイスの少年のような声で、

「いらっしゃいませー!」

なんだなんだ?未成年者でも働かせているのか?この店は。しかもこんな夜中に…。そう思いながら店内を見回す。そうだ、ついでだから飲料も買うか。そしてレジへ。

すると奥から出てきたのは、どう見てもコイツ、ヘヴィメタのバンドでドラム叩いてますって感じのイカついニィちゃん。しかも半分金髪で、とても善人とは思えない顔つき。こえーな、オイ。

飲料をレジ台に出し、タバコの銘柄を言う。と、ニィちゃん、指定されたタバコを手にしながら「今日はさむいっスねー」とワシに話しかけてきた。しかも、ハイボイスで。

うはっ、さっきの声の主はコイツだったのか。ちょっと脳みそが混乱。でも気さくに話しかけてくるんだから悪い奴でもなさそう。

「そうだね。ところで、ニィちゃん、バンドでもやってんの?」
「えっ? やっぱ、わかります? 自分、メタラーなんスよ」
「ほぉー、じゃ、ドラムとか?」
「うーん、みんなそう言うんスけど、実はヴォーカルやってるんス」
「へぇー。じゃ、シャウトとかもするんだ?」
「もちろんス。なんなら今やりましょうか?」
「い、いや、それは…」

注:メタラーとはヘヴィメタのバンドをやっている人のこと。

…と、こんな感じで、悪人ヅラを見ながらフランクな会話をする。うーん、あまりにもギャップがありすぎる。しかも、コイツ、ハイテンションだし。

でも夜中にバイトしながら好きな音楽をするために頑張っているんだよな、コイツ。何か昔の自分を見ているようだ。だから思わず「ニィちゃん、頑張ってなー」と声をかけて店を後にした。
コメント    この記事についてブログを書く
« 無駄な買い物 | トップ | 喜ぶ人がひとりでもいれば… »

コメントを投稿

脳みその日常」カテゴリの最新記事