ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

半世紀以上前の記憶

2021-08-26 07:00:54 | 脳みその日常
どーも、ワシです。今日こそダムの記事を書こうと思ったのですが、未だに原稿と格闘中。すみません、明日からは何とかしたいと思います。

で、今日も短いやつを。

先日、クルマのオイル交換のため埼玉県入間市にある整備工場に行ってきました。ここの社長とはもう35年もの長い付き合い。東京に住んでいた頃からお世話になっているので長野県に移った現在も定期的に通っています。

作業が終わるのを待つ間、事務所でボーッとしていたら背後で突然、

「ジジッ」

何の音だ? と振り返るや、網戸にセミが止まっているじゃあ、あ〜りませんか!



これを見た瞬間、ある記憶が蘇ってきました。それは半世紀以上前のこと。夏の夜、家の中のレースのカーテンになぜかセミの幼虫が止まっていたんです。そのことにも驚きましたが、もっと驚いたのはその幼虫が今にも脱皮して成虫になろうとしていたんです。

それを見るのは初めてだったので、「よ〜し、脱皮の瞬間を見届けてやろうじゃないか!」と固唾を呑んで待っていました。

しかし、なかなか脱皮が始まりません。時は既に深夜の2時を回っていました。小学生のワシにしてみれば夜更かしは未体験のゾーンに突入です。でも脱皮を見たいばっかりに睡魔と闘いながらまんじりともせず待ち続けました。

そして、深夜3時になろうとしていたその時、クライマックスが訪れたのです。脱皮の瞬間を見たことがある方ならわかると思いますが、成虫になりたての姿は、それはそれは透き通った美しい色でした。ホント、感動的でしたね…。

前にも書いたことがあるかもしれませんが、記憶のメカニズムってえのはつくづく不思議だなあと思います。だって、

・網戸(レースのカーテン)
・セミが止まっている。

この2つの条件から遠い昔のことが瞬時に蘇ったんですから。

残念なことに、網戸に止まっていたセミはこの撮影から30分ほど後、網戸の下方に落ちて息絶えていました。生まれてくるものがあれば、去り逝くものもある。

嗚呼、生活の中での哲学だなぁ…ぬぁんてね。
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