ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

名前が刻まれておる!…槇谷ダム

2024-04-06 06:52:14 | 岡山(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は岡山県加賀郡吉備中央町岨谷(きびちゅうおうちょう すわたに)にある高梁川(たかはしがわ)水系の槇谷(まきだに)ダムを目指します。アクセスは国道180号の「明治橋」信号を吉備中央方面へ入り、県道57号を槇谷川沿いに進みます。そして、吉川方面に行く県道307号に入り落合川に沿って進んでいくと目的地に到着します。

【岨谷の由来】(参考
ところで、地名の岨谷が気になったので調べてみました。「岨」は「そわ」とも読みますが、山の切り立った場所、崖、絶壁を意味します。つまり岨谷は険しい崖が切り立った谷という意味で、この地名もそれに由来するものとみてよいでしょう。

県道307号を登ってくると、こんな風にダムが見えてきます。ダム横まであと少し。

県道とダム横は直結していて、県道沿いには二つの石碑が建っています。写真左側のが「槇谷ダム竣功記念碑」で、

その裏側にはダムの概要が記されています。それによると当該ダムは岡山県が防災とかんがいを目的として築造した重力式コンクリートダムで、高さ45.0m、長さ140.0m。昭和63年度竣工。

一方、右側の石碑には槇谷ダム築造の目的が書かれています。転記すると次の通り。

「この槇谷ダムは落合川及び槇谷川下流沿岸農地の洪水被害を未然に防止するとともにかんがい用水の水源確保を目的として建設した共用ダムであり、民生安定と農業経営の近代化を図るものである」

別の案内板。

左岸の県道沿いにあるこの建物は管理所のようですがそれを示すものはありません。

その管理所と思われるところからダムを見るとこんな感じ。


では、ダムへ向かいます。

左岸から見たダム上。

左岸側の親柱には岡山県の県花である桃の花と桃の実が描かれています。

ダム上、中央から見た貯水側の景色。

一方、ダム下を覗き込むとこんな感じで、

下流方向を眺めます。

対岸(右岸)に来ました。振り返るとこんな感じ。

右岸、下流側から見た様子。ん?本体に何やら文字が…。

「まきだにダム」の文字。コンクリートダムの壁面にこうした文字が記されているのは珍しいんじゃないでしょうか。

平成元年(1989年)3月竣工だそうです。上に示した案内板には昭和63年度竣工とありますが、平成元年3月はまだ昭和63年度なので間違いではありませんね。


槇谷ダムはもちろんダム便覧に登録されていますが、竣工年が1988年になっています(参考)。でも、上記の通り1989年3月竣工なので記載が間違いなのは明らか。現場を見ていない証拠。「年度」のことを勘違いしたんでしょうね。
コメント    この記事についてブログを書く
« 意外なモノが…落合ダム | トップ | イチゴのケーキ »

コメントを投稿

岡山(ダム/堰堤)」カテゴリの最新記事