ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

丁寧な説明とブラックホール!…鳴滝ダム

2024-04-03 06:59:31 | 岡山(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は岡山県加賀郡吉備中央町竹部(きびちゅうおうちょう たけべ)にある旭川(あさひがわ)水系の鳴滝ダムを目指します。アクセスは国道484号沿いにある「鳴滝ダム」の看板のあるT字路を入り、しばらく道なりに進みます。そしてダム湖でもある鳴滝湖に至る手前の二又を左に行くと左岸に到着するようです。

見えてきました。あれのようです。

近くにある案内板。鳴滝ダムは洪水調節、流水の正常な機能維持、および水道揚水の確保を目的とする多目的ダムとして計画され、昭和50年から計画調査を開始。昭和52年から築造が始まります。そして昭和57年(1982年)3月に完成したそうな。高さは34.0m、長さは127.0m。

ダムへ近づいていくと左岸側に管理所らしき建物があります。でも、それを示す表示はありません。

「鳴滝ダム竣工記念碑」と刻まれた石碑。

別にある案内板。鳴滝ダム築造計画は宇甘川(うかいがわ)総合管理事業の一環として立案されたもので、鳴滝ダムから流れ出た水は加茂川となって下流へ向かい、宇甘川に合流したのち旭川へ流入します。ダム名は下流300mのところにある「鳴滝」にちなむものだそうです。

上水道を目的とした水利使用標識。

右岸から見たダム上の様子。歩いてみましょう。

どのダムにもいろいろな設備がありますが、鳴滝ダムで目を引いたのはそれぞれの設備の説明がされていること。こうした説明は見学者にとってありがたく、理解の一助となりますね。そういえば、同様の姿勢は群馬県の県営ダムもそうだったのを思い出します。



ダム上、中央から見た鳴滝湖の様子。

一方、ダム下を覗き込み、

下流方向を眺めます。

対岸(右岸)にきました。振り返るとこんな感じ。

右岸、上流側から見た様子。ん?ダムの中央付近に何か見えますね。

違う角度から見ます。写真中央に見えるアレ、常用洪水吐なんですが、水がアリ地獄のように吸い込まれていきます。

近づいてみます。ああ、そういえば、以前訪れた滋賀県甲賀市にある青土(おおづち)ダムのそれを思い出しました。あれを見た時はホント衝撃でしたね。


でも、このブラックホールのような常用洪水吐、青土ダムは1988年3月完成なので規模は小さいものの鳴滝ダムのほうが「先輩」になります。
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