ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

「ムーグ」氏死去

2005-08-24 02:43:25 | 回想する脳みそ
シンセサイザーの開発者として知られる Robert Moog(1934-2005)が亡くなった。アサヒ・コムの記事では「モーグさん」と紹介しているが、ワシの感覚からすれば「ムーグ」である。

ワシの青春時代、ムーグといえばシンセサイザーの代名詞みたいなもの。「いつかはクラウン!」という昔のCMじゃないけれど、シンセ・フリークであれば「いつかはムーグ!」という憧れの気持ちがあった。ムーグ・シンセサイザーのことを知りたければ「ムーグとムーグ・シンセサイザーのサイト」をどーぞ。

しかし、ヘタレなワシは結局「ムーグ」を入手することができなかった。その代わりに購入したのは1986年に発売されたローランド社の「Juno106」。これは当時はアナログ・シンセとしてなかなか人気のあった楽器である。今でも時々アンプにつないでは遊んで弾いている。

もっとも、当初欲しかったのはYamahaが1983年に発売したディジタル・シンセ「DX-7」だった。でも、周囲のキーボード奏者はみなこれを持っていたので、何もワシまでそれを購入することはなかろうと断念。だって必要とあらば頼んで借りればいいわけだし。

アナログ・シンセの魅力は何と言っても音色を自分で作れることだった。たとえばVPOとかVCOといったツマミをコントロールすることで様々な音を出すことができた。「他にはない自分だけの音」が欲しければ、当時は「JUNO」が最も手軽な楽器だったのである。手軽といっても当時の値段で128,000円ぐらいだったが。支払はもちろん分割で(苦笑)

そう、このシンセはJR東中野の駅前にあった「アンディーズ・ミュージック」という楽器店で購入したんだっけ。現在はもう閉店していて、どうなってるのかなと思っていたら何と下北沢で「ANDY'S GROUP」としてやってるらしい。なーんだ、あるじゃん。当時の記憶では、男3兄弟で経営しており、末弟が確かジュリアード音楽院のサックス科を卒業したとかで、その頃は店頭でよくサックスを吹いていたりした。いやあ、懐かしいねえ。機会があれば今度訪ねてみようかな。

付録:「ソ連製のシンセサイザーのサイト」←音が聴けます!
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