ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

報われぬ手間

2005-08-18 18:47:31 | 脳みその日常
通常の8月だと、まず机に向かうことはない。基本的にクライアントの担当者が交互に夏期休暇を取ることが多く、実際に仕事にならないからである。もっとも、暑いので集中力が続かないのも事実。効率の悪いなかで仕事をしてもクオリティーの高い仕事はできない。だからこの時期はいつも他のことをしている。

とはいえ、近年CDの新譜数が減少するのと並行して我々の仕事も年々少なくなっている。そんななか、仕事があるのはありがたいことだ。暑い暑いと文句を言っている場合ではない。

てなわけで、今日取り組んだ原稿ではブラジルの音楽に触れる必要があった。ブラジルの音楽? うーん、即座に思いつかないなあ。おぉ!そういえば前にブラジルの音楽史を綴った本を購入したことがあったな。それを見ればいろいろなデータが見つかるかもしれない。よしよし、まずはその本を探そう!

時々ここで書いているように、ウチはモノがよく「遭難する」場所である。いったん入り込んだら出て来れないことも覚悟しなければならない…。そう、まるで富士の麓の樹海のように。ひぇぇぇえええ。

そんな涼しい話はどうでもよい。とにかく探すのだ!

部屋は定期的に整理しているのだが、モノには限度、風呂には温度である。先日も不要になったCDを300枚ほど売り払い家賃の足しにしたが、それでもまだ樹海のまま。でもさすがに紙の資料は売却できない。売れたとしても二束三文である。

話をもとへ戻そう。探している本の捜索は難航した。捜索から何と3時間後にようやく「生存」が確認される。ニュース報道で、家族が遭難者の生存の知らせを受けて安堵するのと同じ心境になる。

「よ、よくぞ無事で…うぅぅ」

必要な資料があれば、もう鬼に金棒。仁王立ちの構えである。そして該当する箇所に目をやると…

「な、ない! 求めていたデータが載っていない! そ、そ、そんなぁぁぁぁ」

ワシの記憶違いだったのか。うーむ、完膚なきまでの敗北である。
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