ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

一度で二度美味しい

2005-06-13 22:34:33 | 脳みその日常
つい、衝動的にジャズのCDを数枚購入してしまった。そのうちの1枚がコレ。キューバのジャズ・トランペッターであるアルトゥーロ・サンドヴァルの2004年のライヴ・アルバム。これはニューヨークの有名なライヴハウス「BLUE NOTE」での模様を収録したもの。

驚いたのは、通常のCDの価格でありながら、な、な、なんとそのDVDもセットになっていること。音だけ聴いてもノリノリになれるが、映像を見ればさらに楽しい。それにしても、サンドヴァル、ずいぶんとジジイになったものだ。それも太っちゃって…。まるでキューバの伊東四朗だな。(失礼)

でも超絶技巧は健在。やっぱり聴かせるねえ。

ワシがサンドヴァルを最初に聴いたのは、1992年にGRPレーベルからリリースされた「I Remember Clifford」からである。クリフォードとは早世した天才トランペッターである クリフォード・ブラウン(1930-56)にほかならない。ブラウンの演奏はそのサイトで聴くことができるが、Video ClipsよりもAudio Clipsのほうが「良さ」が出ていると思う。単に音だけでなく、その「味」を堪能していただきたい。

話をもとへ戻そう。サンドヴァルの「I Remember Clifford」にはブラウンの「味」のようなものが再現されており、特にアルバム・タイトルとなっている「アイ・リメンバー・クリフォード」は泣ける。何度聴いてもイイ!

それにしても、最近のジャズやロックはCDとDVDがセットで、それも安価な値段で売られているのは珍しいことではなくなっている。こんなサービスをクラシックでもフツーにやればもっと売上も伸びるような気がするのだが…
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