湘南オンラインフレネ日誌

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11/26 「わーくNo.049」金曜ミニカフェ・自閉症者の防災訓練他レポートと

2014-11-27 05:55:47 | 地震津波災害ボランティア

2014/11/26 記
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「わーくOnlinePicUp No.049」の原稿を書いている。今回紹介するのは「金曜ミニカフェ 10/31分」「首都圏ネットワーク 埼玉・川越 「自閉症者の避難訓練」/被災地の福祉は今 陸前高田 障害者の行政参加」だ。特に後半は懇話会のゲスト、陸前高田の小山貴さん(JDF岩手)たちの「障害者の行政参加」ドキュメントを鑑賞した。

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埼玉・川越は自閉症の親御さんの活動が活発で、行政交渉なども積み上げてきた。その線上に、消防士のかたへSOSカードを贈る活動がある。自閉症者の避難誘導法や、傷病治療時の注意点のポイント説明を行った。

今回紹介した番組は、ニュースの中の一部。それゆえ、欲しい画像が足らない感があるが、消防士の方への情報提供の様子は、やはりそうだったかと納得行くものがあった。発災時、消防士の安全誘導は「大きな声で」・「てきぱきと」・はぐれそうな方の「身体に接触し」・「迅速に」行うが、自閉症の方には悪条件のかたまりのような指導になってしまう。自閉症の方は、場の理解が苦手であり、触覚に鋭敏な場合が多いので、「落ち着いて」・「視覚情報中心に理解を求め」・「今後の行動の確認をとって」・「落ち着いて」・「さわる場合は、事前了解をとって」・「焦らせずに」誘導する。今回は紹介されていないが、パニックを起こした場合、落ち着いてもらう勘所などを含んで、パンフレットと説明と言う形で、消防士の方々との連携をさぐっている。負担が集中してしまう難があるが、自閉症の方の一番の理解者は保護者の方で、安全避難を実現するための連携の形をさぐっている。その試みの現段を紹介した番組だった。

陸前高田では、津波災害以降バス路線が大幅迂回しているので、視覚障害の方が、外出することができないという話をどう解決するかなどという話。登場人物のうち3人、視覚障がいの方は話したことがないが、あとの方は、私が陸前高田に行ったときに、出会っている。1年が過ぎた。どうしているだろうか。

障がい者の行政参加は珍しい活動だ。しかし、当事者でなくては気がつかないことも多く、会議の様子は実にいい。芽でしかないが、市の対応も積極的だ。ここで気がつかない背景があることに注意したい。それは「被災と生活再建」という具体的な共通課題が互いを結び付けていることだ。漠然と当事者参加の地域自治の場合と異なり、解決すべきことが個別具体的に見えていることだ。これは個別具体的なことに留まることを意味しない。そこに孕み連鎖していく課題は、より普遍的な地域自治へとつながっていく。災害は緊急かつ必要な生活上の解決を求められる課題だから、この機会は陸前高田の例のように、積極的な関わりを作って欲しいと願う。

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昨日の専門医との対話は、先方にとっても不本意な話だったようだ。仲介の歯科医の方のところに空転の話が来た様で、歯科医の方から、状況の釈明を求められた。この歯科医の方の判断で遺体鑑別の特異な話を聞かせようと判断したのだが、飛田の石頭が、発展性の少ない話題を拒否するという暴挙に出たという筋書きだった。今後の被災時高齢者支援に必要な、口腔ケアの話を聞かせて欲しいという、専門医にとっては常識的な話題に話を切り返されてしまったことが、無礼と映ったらしい。

またかいなという話。私が欲しいのは被災現場の息吹き・その空気。現場をアクチュアルに掴むという仕事であって、それを湘南に導きたいと願うこと。その鮮度がステレオタイプな支援活動から災害ボランティア活動を脱する免疫力になると考えるのだが。

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来年の「ワイワイ祭り」に「医療情報QRカードを実現しよう」ということで、協力者募集のブースをたてることにした。29日午前中の申込みをすることにした。

夜間傾聴>塾長(マニラから<わざわざ)


(校正1回目済み)


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