湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

10/30 明日眼底検査の帰りMSWさんと会い/「わーくNo.68」第2面最終稿

2016-10-31 05:05:51 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/30 記
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先方の認識違いがあって、某大附属病院の医師のアポが、MSWさんとの対話に変えられてしまったが、とにかく道を拓くには扉を叩く以外ない。明日、慈恵医大眼科の視野検査があるので、その帰り、移動時間がぎりぎりだが、その病院の外来で相談に乗ってもらうことになった。技術相談なので、誰かを仲介してもあうことになるのだが、ERの看護師さんとつながれればいいのだが。

母は通所リハから帰ったら、友人を呼んで二人の夕食会を、勝手にやっていてもらうことになった。私はハロウィーンをかわしつつ外食の予定。

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「お薬手帳QRカード版」のシステム運営と製造コストの相談なので、おそらく、あと数回はたらい回しされるだろう。

今日は「QRカード版」の企画なのでと概略図を作っていた。また「わーくNo.68」の校正(デバッグ)を行い一日が終わった。

以下は連載の「QRカード」の校正原稿最終版だ。2面にあたる。

------ ここから -----

<連載>個人医療情報QRカードの検討(027)
 ~項目を考える~

☆現在の「お薬手帳」は、薬剤師さんのためにある。患者が複数の医師にかかるとき、薬剤の禁忌や、服薬総量のチェック、注意点の医師へのフィードバックなどを行う。ところが受診する側にしてみれば、「お薬手帳」は診察券や保険証と大差ない。受診時必要な書類のようなもので、平時携帯するには大きすぎる。このことから、日本薬剤師会や日本調剤などから「お薬手帳電子版」というスマホ。アプリが出ている。異様に細かい個人医療データの項目があり、本人が入力するようになっている、マニアックな方以外、アプリ自身を使いきれないだろう。いずれも平常時の業務しか意識していない。

☆大きな災害時、インターネットが止まり、クラウドに上げている個人医療データは、アクセスできないために利用できなくなる。これを防止するには、スマホ自身の中にデータを蓄積しておけばいいが、氏名や連絡先のように一度入力したデータをむやみに変更する必要がない項目とは別に、治療歴とか服薬歴のように、受診時ごとに変化するデータもあり、これらのデータ更新をどうするかという問題が出てくる。手間隙をかけて自主更新することは、まず無理だろう。またスマホを紛失したり、更新のためにスマホを他人に手渡したりする際の、データ・セキュリティの問題が出ててくる。

☆3.11以降、大災害時、救急外来の大混乱やカルテの喪失という事態が起き、特に応急処置後の看護への移行時のカルテ登録と個人特定、看護時新規カルテ作りなど、事務局代行の作業の迅速化・医療ミス防止の方策が重要な課題となってくる。それゆえに、常時携帯のカードというより、防災時の「防災医療カード」としての任意だが、有用なカードとなる。

 

☆項目も考えてみよう

(必須項目)
  氏名   住所・郵便番号  自宅電話番号  連絡先電話番号  体重 身長
  健康保険証番号  血液型  アレルギーの有無  薬品ショック有無

(任意)

  病歴 現在通院中の病気 服薬中薬品名 障害の有無
  銀行・郵便局口座番号 マイ・ナンバー  他

☆これらは、直接治療に必要な情報と、災害紛失情報を中心に「任意」項目とした。要議論。

------ ここまで -------

夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

 

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10/29 「わーくNo.68 1/5面」最終稿より

2016-10-30 06:34:13 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/29 記
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「わーくNo.068」1面最終稿が出来た。引きこもり青年の社会復帰活動がなんで「災害ボランティア」なのかと某附属病院の医師に問われたため、改めて立場をまとめてみた。

------ ここから ------

タイトル:熊本地震に見る「災害弱者と家族」と連携する地元医療・生活支援活動を作る

●「わーく」は、二つの仕事をしている。ハイ・ティーンズの社会参加の入口環境作り。もうひとつが、
障がい者手帳を持っていない公的支援の谷間にいる、いわゆる「生き難さを抱えた」青少年の路肩からの出発の伴走支援だ。「路肩」とは、「一時避難の居場所」のことだ。不登校・引きこもり・就労挫折者や軽度の障がい抱えるという事情の若者を指している。当初は就労希望者の社会経験を兼ねて、中小企業の職場取材をしながら、裏では人事担当の方に記者(当事者)を見てもらうという活動を行った。それが当事者活動「わーく編集部」の名前の起源で,現在は企業説明会や職安への付き添いや、休養中の若者を社会参加として、市民活動に仲介する活動になっている。

●その中でも社会参加活動として、「災害ボランティア」をここ6年間継続しているのは、「被災ペットの引き取り飼育者仲介」(活動終了)や、被災地見学(適時対応)、地元防災企画立案(継続中)
がある。交通費・宿泊費の負担がネックになってなかなか被災現場体験はできないが、行った者は「災害ユートピア」という共助の、受け入れ環境に「他者に必要とされる体験」を刻み込んで進路を掴んで帰ってくるという転機を掴んでいる。災害ボランティア活動は、地元に「大人の知り合い」が出来る活動であリ、孤立から再出発への契機に富む活動と考えている。

●現在の「わーくOnlinePicUp」誌は、現在就労支援活動と併行して社会参加活動として続けている「災害ボランティア」の地元防災色を強めた企画立案活動の延長にあって、災害時に健常者集団避難から押し出され、命の危険にさえ晒されている「災害時要援護者」の支援という必要性の強い活動の中に、「必要とされる」活動のアイデンティティを見出そうという検討記事を連載している。
脱落者または、非・標準の個別の進路の孤立を余儀なくされている者だからこそ、要援護者支援には、共感的に見えてくるものもある。だから誌面は一見、引きこもり者やハンディキャップのある方の「社会適合(進学を含む)」を目指す活動とか、コロニー作り活動とは無縁の「災害ボランティア」誌のような話題の冊子となっている。「災害ボランティア」活動には、「安全避難集団活動」とか「被災現地の環境整備活動」という狭い固定した活動がすべてのような誤った印象が、活動の壁を作っているが、「避難」そして「避難後」に続く健常者集団に押し出された被災者の緊急を帯びた避難生活の支援活動の世界がある。「生き延びる」ために、特に今後の首都直下型地震対策の末梢議論に至る生活支援の話題を提供していく。東北・熊本・鳥取のような被災地への活動と同時に、地元湘南の防災につながる提案をしていきたい。この間の3号にわたる災害ボラの総括を踏まえて私達は被災時、特に、発災時、加重負担がかかる医療専門職の外周協力の絵を描く。災害弱者に協力するための重要な基礎作業である。

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(5面)

副タイトル:(01)避難所を利用できない軒下避難や車中避難する障害者・高齢者と家族の保護活動


●熊本地震では、発災後体感数百回に及ぶ余震が続き。震度7の本震が間を空けてもう一度やってくるという、被災者の緊張が延々と続く神経戦のような避難生活が続いた。このために、
災害弱者である障がい者・高齢者の方々が避難所から実質追い出される問題が起きた。

●その最たる例は、半壊高齢者施設から避難してきた寝たきり高齢者が、雨の降る避難所の外の軒下に追いやられ、毛布にくるまって寝ている姿が全国放映されたことがあった。結局、いつ崩壊するやもしれぬ元の施設の屋根の下に移動して夜を明かす映像があった。車椅子生活のまま、仮設トイレが車椅子対応しておらず避難所を退去する話や、集団に怯えて奇声を発するために、家族ごと自家用車生活に切り替えた家族、音が聞こえないために、配給がうけられないとか、誤解されうという要援護者(災害弱者)が壊れた自宅で避難生活を送ったり、車中生活を行うという事態も見ることとなった。

●これは湘南の被災の場合も、同様の事態が進行すると予測されていう。自治体で準備されてる「福祉避難所」も、多様な困難に対応できず、ましてや平常時、障害評価を受けていない自閉症スペクトラムとか、神経症、要医療支援者などの方々は行き場所を定め切れないで、在宅避難している状態は、今後も変わらないだろう。この方たちを支える専門職は、同じく被災しており、大人数
を支える繁忙さゆえに、潰されかねない事態となり、待っていても支援が届かない。在宅避難や、車中泊避難の方は、公的支援や配給情報からも孤立してしまう。

●そこで考え出されたのが「御用聞き支援」である。地元の弁当配達ボラさんと組んで、公共避難所と私宅(自家用車)を仲介する巡回活動をたちあげ、これをティーンズたちに担当させる。こうすれば、引きこもり青年や中高生たちにも参加の道が開ける。

●ゆえにこの企画を始めにした活動を「わーく」の誌面で深めて行きたいと考えている。
                      (続く)

-------ここまで---------

夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

 

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10/28 附属病院からの応答あり「お薬手帳QRコード版」の相談で 他

2016-10-29 05:06:00 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/28 記
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寒い。橋本の用件を早々に済ませて帰宅した。ドライアイ的な感覚なのか、雨模様のときは大氣の湿気で目の状態がやや落ち着く。夜になると見えない側の目がグリースが目に入ったように瞼が重く、片目の凝視が辛くなり、拡大読書機の読み上げ機能の登場となる。「わーくNo.68」のデバッグを始めている。

「お薬手帳QRコード版」について、某病院からの応答があった。やはりその医師には会えなかった。ただMSWさんが仲介することになったが、ERからの引継ぎの場のリアリティが共有できるだろうか。むしろ整形の病棟看護師の方が通じる話と思うが、たらいまわしに乗ることにした。月曜日に電話が来る。

●「ソーシャル・ファーム―ちょっと変わった福祉の現場から」が出た。購入取り寄せ済み。

ソーシャル・ファームでは、あの3.11の数日前の3.8に湘南で炭谷茂氏の講演会を行った。湘南で社会的弱者の就労支援の芽を作ろうとしたが、磐石の大地は揺らぎ時代が断ち切れた。優先順位が変わった一瞬だった。まとまった書籍は久しぶり。

大川小学校の判決勝訴。学校側の危機管理の責任が問われたが、2日経ってすぐに石巻市が控訴とは、すでに6年を経ようとしているというのに、何を考えているのだろう。

母が町医者に言われて、インフルエンザの予防接種をしてきた。腸の内視鏡検査を受けてきたばかりというのに、体調を壊さねばいいのだが。医者の方から予防接種をしないかと言ったという。それはワクチンが2人分で出来ているから、残りの始末を押し付けてこと。しょうもない。土曜日は午前中診療なので、こちらからも「針(釘)を刺して」おこう。

トランプの参謀搭乗の旅客機がオーバーラン。ドュテルテが暴言封印の神の啓示が旅客機の中、最近の旅客機はお祓いが必要なのではとうっかり、塾長に言ったら、それだ!と、奇妙な反応。いかん、ハローウィーンだった。絶対、塾には近寄らない。

夜間傾聴:開店休業

(校正1回目済み)

 

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10/27 ただいま作業中、書き込み手抜き、すみません

2016-10-28 05:52:08 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/27 記
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「わーくNo.68」は6面構成になった。まもなくゲラが完成する。湘南が広域被災したとき、現在施設入所していたり、通所している方は、仮設住宅移転のころ、数多く周辺県に分散臨時入所するだろうが、条件が悪く転居できなかったり、引きこもり青年や神経症などの支援の谷間にいる方の支援像を練っている。熊本地震のときもそうだったが、福祉避難所の利用者が少なく、中途半端な設備となっているが、医療ケアの必要な方が病院を一時入所先に選べない話も聞くので、福祉避難所を転居先へと方向付けることを考えてもいいのではないか。

先日、TV番組で紹介していたが、農作物育成に使うビニールハウスを医療ケアの必要な高齢者の速成避難所にする案のように、見逃しがないか検討している。ビニール・ハウスは密閉性を調整できる防寒ハウスに転用できる。夏場も蚊帳網を使って窓壁開放管理できる。長期利用でない限り、いい案だと思う。

もう一度、急性期から慢性期に至る避難生活現場をたどり直す作業中。

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某企業と附属病院の方に面会依頼の第二段、参考資料を送った。「お薬手帳QRカード版」の相談だ。来週時間を作ってくだされば、急ぎ会いにいく。


夜間傾聴:ふたり

(校正1回目済み)

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10/26 お薬手帳QRコード版の概要メールを前日接触できた専門家に送り 他

2016-10-27 05:05:50 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/26 記
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町医者に母の付き添い。鬱陶しがられつつ、検査の結果を聞く。検査データはメール転送されており、あっさり「異常なし」で結果報告は終わり。下剤飲まされ延々と待たされた結果が,あっけない。

橋本に行くが、化け物かぼちゃの写真を見せられた。呆れた顔で対面学習を始める。高認は基礎知識を問うだけだ。直面の怯えとの闘いが大きいから、過去問をやらせて安心させるのだが、日程が迫ってくると、さすがに緩い指導は抑え気味になる。

教室のハロウィーンか勉強かという顔をしている。「落ちるよ、お前」とつい言ってしまった。「なんで?」と応答されて安心した。

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「お薬手帳QRコード版」は、「防災ツール」の顔をしている。開発の背景には、要援護者支援の諸相の必要性に答えるという動機があり、その条件には、非接触型データツール、インターネット・携帯網依存しないツール、携帯性に優れ、医療情報提供と避難生活の生存確認・配布配給確認の生活支援ツールであること。Linuxではないが、社会活動ツールは「真似が容易」であることが命。その中の技術・システム運営上の諸問題に協力を得たいという内容で、専門職の意見を得る糸口を得たというところ。ここ数週間のうちに場を得たいと、アポ取りメールを出した。無論、ゴマメの歯軋り、一笑に付される可能性もある。でもそれは場面認識が違うことの方が大きいと思う。

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懇話会ゲストの件、金銭的にかなり難しい。親子出席や、熊本往復運賃である。少し話が進んだのは「懇話会ニュース」への寄稿の寄稿依頼の件だ。毎日メールチェックする人ではないので、時間がかかる。

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オリンピック参加諸協議団体から、選手の夢を節約で奪うな的名抗議が出始めている。私はもともと、東日本大震災の影響下にオリンピックを重ねる不見識に怒りを覚えた者だが、「復興五輪」という付け足しにうんざりしていた。だから、実態暴露だなという思いを強めている。都の税金と国の税金は違うから、節約論は的外れという意見を聴いて、民心の祭り中毒のひどさをなぞる気がする。

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<気になる記事>

●「不登校生徒、夜間中学で受け入れ方針…文科省」10/26 読売
●「困窮世帯の無利子奨学金、追加募集へ…成績不問」10/26 読売
●「高齢者向けサービス破綻 身元保証業、規制を議論」10/27 毎日
●「「被災の大槌知って」秋田で写真展」10/24 河北新報

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夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

 

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10/25 横浜市大発講座「精神障がい者の雇用をいかに進めるか」と災害破壊時の補償については接点が…

2016-10-26 04:04:59 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/25 記
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母の定期検査。普段いくつかチェックしているので、肺のレントゲン検査と、腸の内視鏡検査。後者は前夜からの絶食が必要だから,進んでやりたくはない。前者は機械の解像力が違うそうで、検査機器を求めて、胃の手術をした大学附属病院で検査を受けている。

しかし、母は局所麻酔をかけただけで済ませて平気なので、他の高齢者のように全身麻酔を施すような大げさなことはないので、日帰りが出来る。実際、回復状況を確認し、茅ヶ崎駅前からは、ひとりで帰宅させることができた。結果は町医者に直送される。私はそのまま、横浜へ。

電車の中で気がついた。母のトートバッグをそのまま持ってきてしまった。万引き犯のようで、なにやら恥かしいこと。

みなとみらいのセンタービルの富士ゼロックスの会議室を使って、横浜市大主催の「トークセッション:精神障がい者の雇用をいかに進めるか」に参加した。

大きな流れとしては、2018年から、精神・発達障がいの方の法定雇用率に基づく雇用が始まる。ところが知的や身体のような特別支援校からの雇用のような牽引者がいない。職場就労挫折組発症のような社会人の再就労のような事例もあって、対応の多様性を求められる。就労斡旋と、就労初期段階の生活支援を行っているペガサスの木村志正義氏、シャローム堀合悠一郎氏、富士ゼロックスの三宅理恵氏のフリートーク。私は東日本大震災のような地域破壊が、職場再建の際、後回しまたは震災を理由にした解雇の事例のように、企業に採用されうことだけでなく、「企業の本体活動とは別の末梢作業で、解雇の際は先頭切って実施されてしまう不安定雇用に曝されている。企業にとっての障がい者雇用の意味を再度問うと、事前に質問を出していた。定数雇用も非常時を盾に守られていかないだろう。

このことは、市大教授の影山摩子弥氏と、三宅氏の発言の中のダイバーシティ(多様性)マネジメントの中でフォローされていた。企業活動自身が社会貢献になる企業活動と推進の鍵となるダイバーシティ・マネジメントそこに障がい者雇用が構造的に位置づけられるという骨組み論と、SCR(企業の社会的貢献)の検討の必要性という話で、包み込んだ応答だった。

ペガサスとシャロームの鳥瞰的報告がだされ、活動理念の説明があったが、私のいつも言う「今」、現在の時代接面、エピソードを通じて背後を語れという不満は今回も同じだった。

関係者に語るのも、一般観客に語るのも同じように、中空に向かって情報を発するのではなく、語りかけて欲しいと願う気持ちは届かない。実際、私が3.11を契機に、障がい者就労から一歩引いた時点と、今回聞いた話が5年余経っているのに、大差ないというのは、通史の中に個々の活動が生きているという眼差しがない結果だろう。アクチュアルに活動を捉えることの大切さを再度求めたいと思う。

今回は、私はシンポの内容を求めただけでなく、何人かの必要な方との出会いを求めていた。その願いは、ふたりかなえられた。災害ボランティア関連の基底情報を知る方と、私の伴走者つくりの仲介者である。アポがとれた。これは収穫だった。

明日は異常気象、最期の夏日がやってくるそうな。明日のメール次第で、某企業か某病院と県庁に行ってくる。

夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

p.s.トートバッグの件で、1時間ほど小言を聞かされる。夜食が、胃袋に入った気がしなかった。

 

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10/24 高校卒業資格認定試験後期試験が11/5&6にあり・他

2016-10-25 04:36:07 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/24 記
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橋本の対面学習をやっているひとりが11/5&6に高認を受ける。進学だが私大には行けないので、こちらのハードルが高い。しかし、試験は試験。最近ナーバスになっている。行の読み飛ばしが影響しないか気にしているのだ。昔は1行透明にした下敷き使用を診断書とともに、事前に使用許可をもらっていたが、最近はそれほどうるさくは、なくなっている。選択方式だが、規定外の欄に誤記入の失敗がでる。防止策は伝えてある。
ハローウィーンは欠席。

明日、母を胃を手術した病院の定期検査に連れて行く。すでに5年を経ているので、新規の癌のチェックの方が意味が出る。夜の食事は「抜き」私は独り鍋のみ。今、空腹の虫がわめいている。

石巻の行政から電話があった。微妙なところだが、固まったら紹介する。高齢者関連だから、来年3or4月。

「わーくNo.68」の1頁追加。

明日は精神障がい者の就労シンポ。詳細は明日に。

 

<気になる記事>

●「復興住宅 住民主体で見守り」読売岩手版
●「地域おこし協力隊「存在感」」
●「東京)都内路上生活者 95年以来最少に」


夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

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10/23 バス停昇降時の自転車事故に遭いました/懇話会ゲスト候補と話をして

2016-10-24 05:42:29 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/23 記
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喉風邪を引いた。私はマスクができない。眼鏡が息で曇るからだが、わずかに見えている視野が視界を疎外されるので、危険なのだ。鼻水を我慢しながら買い物をすれば、買い物袋を何回も置き忘れるので、自己嫌悪に陥る。買い物袋が視野から消えるのだ。すると忘れる。ひどい例は、電車の隣の席に知り合いが座ったのに気付かず、後で「何か悪いことをしたかと、不快な思いを抱え込んだ」と抗議する彼に、平謝りしたこともある。別に心、囚われることがあると、気がつかなくなることが起きるのだ。

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実は徳洲会病院前のバス停で路線バスを下車したとき、私の目の前を自転車が疾走し、私と衝突した。幸い私は転倒を免れたが、先方はスマホを落としてしまった。同じバスから下車しようとしていた方が目撃者となってくれて、派出所の巡査さんが来て、壊れたスマホの賠償請求は退けることができた。乗客のバス下車という状況下、歩道を徐行せず疾走、前方不注意で事故が起きた。運転中のスマホ操作も違反。ということで、肘の擦り傷の慰謝料請求が可能になった。みたことのある中海岸在住の浪人の青年だった。路線バスの昇降時、周辺自転車の一時停止を義務付けるべきだ

私はカラープリンタを持っていない。すぐそばのセブンイレブンで「わーくNo.068」のゲラのプリントアウトをしに行ったのだ。我が家のプリンタ、モノクロレーザプリンタなのだ。

実は懇話会ゲスト候補と昼に話すことができた。熊本の自閉症協会に関係のある当事者家族の方だ。実家が都内にあって、正月に実家に帰るので、時間調整すれば実家からの交通費でかまわないと言ってくださった。ただ1月は休みのうちでは懇話会が出来ない。1月下旬に設定できないか調整に入ることになった。

この間の懇話会では、ゲストとの懇談には、専門職の方にお願いすると、講演型の概要論から入るのでつかみ所がなく、他方当事者・家族の関係者の方では要領を得ないという、懇談に入る擦り合わせが事前に必要になるというディレクターの調整の重要性が課題となる。絞れば話題があふれるという資質の方を探す必要がある。

この意味で、応答がないが被災した医療サポートが必要な子たちの支援活動に携わっている方も打診を繰り返している。どちらかというより、新年度分へと調整してもかまわないと二股をかけて話を進めている。ただ今回は発達障がいや精神障がいの関係者が藪の中なので、実情を知りたいという思いが先行している。

高齢者関連のゲストの方は、施設被災した経験を語れる方を探している。有力候補の方がこれも2名。ひとりは病院関係者で、現地を離れることが難しい。もうひとりは施設長さんで、早期に日程調整すれば可能と思われる。

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塾の方から、ハローウィーンの支度を手伝えという話が来ている。うるさいと断わりつつ、ドティルテ支持するセンスが信じられないと横槍いれて後で反省している。レッテル貼りは最悪だからだ。以前クリスマスのとき、サンタの扮装をさせられそうになった経緯がある。ハローウィーンの仮装人員不足に決まっているのだ。ゾンビとか仙人なら仮装しなくてもいい。余計なことを言えば、やらされる。

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今日は半年ぶりのとり鍋。食物繊維を意識した。

夜間傾聴:ふたり

(校正1回目済み)

p.s. <気になる記事>
●「鳥取の被災地、ボランティア本格始動 受け入れ前倒しも」

 

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10/22 「わーく」は社会参加の形作りの基礎活動をしているのだが…

2016-10-23 05:56:07 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/22 記
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現在「わーくOnlinePicUp」誌は、引きこもり青少年の社会参加活動として災害ボランティアを取り上げている。

妙な話に聞こえるかもしれないが、私が発達障がいや鬱病を伴った引きこもりの青少年と出会ってきた経過を振り返ると、心の治療の枠組みから、社会的孤立の原因をもっぱら当人の不適合行動によるものとしていじられ、二次障害を起こしておられる方と同時に、特異な傾向を発見した。それが「転居族」である。どんな支援の絆も、自治体を踏み越えて転居すると、今まで築いてきた支援の絆が清算され、家族もろとも振り出しからリセットされてしまう。こういう孤立と支援の彷徨が影を落としていた。幼児の頃からの家族の保護の取り組みが、単線的に蓄積していないのだ。

こうした断層は、高校時代に及ぶ。高校卒業した比較的軽度の方の就労や進学の絵は暗中摸索を孕んで、当事者の成人像へと至っていく。このとき、しっくりと手を結べる地域障がい者団体と出会う率が高いのが、知的障がい・身体障がいの方々で、裾野の広い発達障がいや、精神障がいの方は未組織の方も多く、職場理解も遅れている。加えて熊本地震の際、ようやく浮かび上がってきた、医療と福祉の谷間にいる医療ケアの必要な内臓障がい等の身体障がいの方々だ。いずれも人生の転換期や、支援の谷間にいる方々で、支援の網から取りのこされたり、はぐれたりしている方々の苦難が、裾野の方々にも拡がっていることが、ましてや災害のときなどは、あぶりだされるように浮かび上がってきているのだ。

今、成人障がい者の生活の土台作りのために、成人後見制度が根付いてきているが、この障がい者の成人像を固めていく試みは、就労活動や社会参加(地域連携)活動というような人的ネットワーク作りを背後にした日常形成を進める時代に入っている。

このとき、特に社会参加活動は、いかに障害者を庇護していくかという発想ではなく、なしうることと、社会が求めているいることへの参加の可能性を拡げていく活動が望まれる。

「わーく」は、この部分を探っているがゆえに、引きこもり青少年や、手帳を持っている障がい者の方とも、乖離してしまっているようにみえる。社会参加の形の摸索は、障がい者の生きる隙間探しではなく、地域と手を結びうる道を拓いていくことにある。しかしこの道は、手を結ぶ相手方の参加も必要なわけで、この意味でニーズを見据えることが、接点探しになる。

災害ボランティア活動は、見方を変えると健常者の側にあらゆる生活のニーズが生まれるときであり、これを「災害ユートピア」という「求められる存在へ」と接点を広げていく場面に満ちている。勿論一時的なものだが、契機が広がることは貴重だ。健常者とともに、困難克服のためのリセット・ラインにたてるからだ。

そのための基礎作業に「わーく」は入っている。周囲からの接点の在り方を含めて、記事を書いている。

また災害という激烈な困難に曝されたときの要援護者の制度的支援策を提案している。QRカードや、高校生たちによる「御用聞き&配達配食巡回活動」である。中高生にとっては、地域の大人と知り合う地域連携(周辺参加)活動でもある。

病者の社会復帰の論理によって、社会参加活動も社会訓練と読み替える愚は繰り返すまい。心身の歪み是正に事態を読み替える眼差しから世界を拡げネットワーキングしよう。その転換期の願いをこめて、「わーく」を描いていく。

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母の消化器系の不調は、友人の喪失と死の足音を強いストレスとして、ここ数日ダンピング傾向となってあらわれている。日中は正常を保っているようだが、夜間、腹部の膨満感とは違う腸の暴走や夜間の排便数の増加による睡眠不足となってじわりと母をダンピングへと追いやっている。

食事のコントロールをしているが、煽りは私の糖尿病対策食に混乱が出ている。

母は頓服薬を処方されているが、眠れないと訴える。橋本往復時も急いで帰宅する状態で、幸い今日は休みの日で、家事と事務職を済ませて一日が終わった。

高校生の災害ボラ参加の勧めのパンフ作りと併行して「わーくNo.068」を書き始めている。

夜間傾聴:ひとり(困った君)

(校正1回目済み)

 

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10/21 あれからずいぶん経ちました、バチがあたって…

2016-10-22 03:57:52 | 地震津波災害ボランティア

すみません。喉風邪を引いて熱がでてきたので、今回は夜間傾聴のみで休みます。明日は橋本の対面指導もないので、間をみて書き込みます。懇話会ではなくて、「中高校生に託したいこと」(独立パンフ・製作中)に関心をもたれた都内の某高防災担当さんの取材が許可でそうなので、「わーく」の対談の会を作れないか準備中です。

夜間傾聴:ふたり

(校正1回目済み)

 

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10/20 障がい者被災の番組が減っている件で

2016-10-21 05:39:50 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/20 記
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橋本からの帰り、茅ヶ崎の図書館の予約書を取りに行って、図書館に振られてしまった。図書館整理日。重症児者の被災関連の書籍。「金曜災害ミニ・カフェ」を続けていると、最近、障がい者の被災関連の番組が減っている。高齢者関連の被災を扱った番組は、やっと現場の現在にテーマが向けられてきたが、障がい者の場合は、番組自体が減っている。医療サポートが必要な障がい者の急性期の危機の話は出てきても、熊本地震の在宅避難・軒下避難を強いられてきた障がい者と家族の現状の話は、「被災地障害者センターくまもと」の紹介の形をとって、間接的になり、東日本大震災の件もあわせて、生活サポートの支援者不足の話などは、消えてしまった。

考えてみると「NHK『クローズアップ現代』の週刊誌化」の影響があるように思う。突っ込んだ話題提供のフットワークが鈍ってしまったのだ。ミニカフェは、被災地の障がい者と高齢者を中心に要援護者の話題を提供してきたが、TV番組を見ながらの対話がしにくくなってきたために、障がい者被災関連は、テーマを立てた書籍抜粋と新聞記事からまとめて資料化したものを挟み込むことにしたのだ。その資料用書籍を入手するために、図書館に寄ったのだが…。

明日は「ミニカフェ」は「熊本地震(3)『どう支える 被災した障害者』」の再チェックとなる。医療ケアサポートが必要な障がい児者の話が中心。

東日本大震災のとき、慢性期に入った被災地で、道路環境と介護サポートの激変から視覚障がいの方の生活困難が一向に改善されない話や、施設入所していた知的・発達障がいの方たちの施設が使えなくなり、近隣県の施設に避難生活を始めたが、そのために家族が分断されているという話など、間接情報が入ってきていた。ところが熊本地震の場合は、その類似情報さえも現れてこない。問いかけないと、出てこないのだ。何箇所かの団体への取材も、適任者のたらいまわしがあって、消えてしまうというような困難が出てきている。被災地に出向かわねばだめかと思っているのだが、母のサポート依頼をしてから、日数をかけずに訪問する以外ない。昨年よりもハードルがあがっている。

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「金曜災害ミニカフェ」では「障がい者被災、その後」が、「茅ヶ崎懇話会」では、「現場経験の拾い上げ方の確立」「障がい者被災の当事者または支援団体関係者のゲスト招待訪問」の2点が問題になっている。

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暑い一日だった。帰宅すると母は近くのクリニックに出かけていた。近隣の慣れた道だからさほど心配はいらないが、入浴した跡が。亡き父が何回か転倒して改造を加えたユニットバスだが、バスが洗ってあるのだ。ぞっとした。これでは、出かけられない。本人は平気だという。匙加減の議論なのだとは思うが、亡き祖母が大腿骨骨折を起こす転倒をしたのも、ここ。どうしたものかと思っている。あの前触れのないめまいがなければ、ここまで心配しないのだが。

来週から高校を回って、高校生の防災教育の件を打診する。相手にしてくれるかわからないが、安全避難の話を超えて、要援護者生活支援への依頼である。通じるだろうか。高校生には独自の役割がある。そのラフ・スケッチを共有したいのだが。

夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

 

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10/20 押さえ込まれた一日、最近ここまでは珍しい

2016-10-20 05:53:11 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/20 記
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サポチガの全体会の日、地域包括支援センターのケアマネさんが、突然やってきた。母の様子の定期チェックなのだが、また足止めをされてしまった。田舎方式とでもいうか、玄関に突然入ってきて「こんにちは」と大声。出かけようと着替えていた私は、襖一枚のこちら側。いままで長いこと、在宅介護で関係者と付き合ってきたが、この田舎方式の方は、初めて。いつも間が悪いので、その都度やめるように言っているのだが、直った例がない。

母のリハの様子と身体状況のチェックをして帰るのだが、畳生活の我が家は、母が客の気をつかい、お茶をだしたり、資料をもってきたりと、立ったり座ったりを繰り返すのだが、友人の葬儀の件で、前日歩いてきたので、足が不安定になっており、転倒の危険があった。その様子もキャッチしてくれない方なのだ。その間を私が代行して、結局出かけられず1時間が過ぎた。

電話で都合を聞いて欲しいと要望し、話は終わった。

子育てと介護は、予定どおりにいかない。苛立ちは諦めに変換。いい方法はないかと、思案中。

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やむおえず、ビッグイシューの配布に専念。石巻の行政の**さんに、2回後の高齢者関係の懇話会出席依頼の失敗のメールに、施設関係者を紹介してもらえまいかと、ずうずうしいレスを返した。また雲仙の元看護師の++さんに、熊本地震レポートを執筆してもらえないかという依頼も失敗。書く才能がないのでというバリアを懐柔していたのだが限界。ふむ、友引とはいかんと腕組み。

いいとこなしで、一日が終わる。

自炊鯖の味噌煮。完食させた程度なり。

夜間傾聴:開店休業

(校正1回目済み)

 

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10/18 懇話会に言う「現場の経験」は伝わるのか?

2016-10-19 04:59:11 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/18 記
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案の定、母は起きてこない。昨日の葬儀が効いているのだ。予測して橋本の学習指導は日送りしておいたので、机上作業日と割り切ることにした。

そこで奈良**大MLの古株連中に禅問答を問いかけたのだが、それは「現場の経験」とは何なのだろうかという問いだった。わかったようでわからない。バトンは受け取る意志がなければ途絶えてしまう知恵。

つまり私は「懇話会」の価値のことを問いかけたのだが。従来の一般講演は、観客が口開けて情報食料の詰まるのを待つかのごとくの形態を取りながら、実は盾の裏側に隠れて、つまみ食いをすることなのではないか。そこに「現場の経験」の生身は取り込まれていくのだろうかという批判があって、「現場の経験」を持つゲストとの対話、つまり「引き出し交流」を望んだのだった。しかし、実態は「何を問いかけていいのか」わからず、一般講演のように情報提供を待っているのだ。

回答は大半が「大切なもの」という的をはずしたものだったが、ひとり、「言葉はもともと、『通じないもの』」とし、「引き渡されるのは、制度化を媒介したものでしかない。」という割り切った回答をいただいた。

ゲストに対し、予備知識が提供されていて、そこに喚起された疑問を抱えて参加するという前提があれば、「現場の経験」は、生を得、「解釈」の形で引き継がれていく。彼の意見よりは緩い。彼の場合は、まずはゲストの制度化という昇華の過程があって、私達はその制度の果実をいただくことになる。

私には、いつも講演という「垂れ流し」が行われ、質疑応答はよくて5・6分で終了という、講演会をしたこと自信が実績として目的化した行事が繰り返されてきた虚しさがあった。慣習の力は強く、問いを事前に抱いて参加するというハードルの高さは、一般聴衆対象では重すぎると考えた。懇話会の対象は「ケア関係者」という同じ現場に立つ者としたのは、そういうハードルを越えうる方を前提にしたからだった。

被災地に行って現場で話を聞いたとき、あちこちスナップ写真のように印象が残り、それが自分の活動を行う局面で思い起こされうという経験をする。「現場の経験」は、その共鳴を起こした接点を通じて取り込まれるものと思うのだ。

食いちぎっていく肉片が、自分の活動へと消化吸収されていく過程を補償する試みは、いかに深められるかという問いだった。「懇話会」紹介のパンフに、「現場の経験」交流を描こうと思うが、分かり易いモデルを立てたいと願うが的を射ない。思考がとぐろを巻いている。

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懇話会のもうひとつの特徴は、自主的な「リーダー研修」であることだ。各自のセンスに基づき、自分の必要とする知恵を持ち帰ってもらうという、一般講演と似ているが少数対談補償された交流が特徴となっていることだ。つまり畑に肥料をまいている行為ともいえる。それ以上は望まず、相互に触発されれば、意識的にそこで寸止めする対談を行う。疑問を提案でき、ゲストの価値を認める者であれば、誰が来てもいい。

ただもっと大きな問題がある。「ゲストの選定」だ。レギュラーが育っていけば、そこに参加してもらうつもりだが、現在は飛田というソムリエにまかされている。

極端な主張の方は避けているが、公共機関の職員の方も参加しやすいが、問えばいくらでも回答できる深い方を選んでいる。現場報道されていない方や、被災時要援護者支援という共通項とし、覇を求めない。それが伝わる紹介ちらし作成に腐心している。

夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

 

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10/17 母の旧友**さん、逝く/親と息子の喪失体験(今回は個人的な話です)

2016-10-18 05:15:21 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/17 記
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明け方、母の古くからの友人が、すい臓ガンの病床で息を引き取った。70年来の友人で私の誕生にも来てくれた、私にとっても親しくしてくださった方でもあった。埼玉県の蕨から車で1時間弱奥に入った辺鄙なところなので、病院から葬儀社の会場をを使って今夜通夜を家族葬で行い、明日は友引なので水曜日の朝一番、斎場に直送することになった。

母はリハに出かけており、私が知らせを聞いて母に伝えた。用意していたとはいえ急な展開で、母は出棺が遠方の朝早くなので参列できないと、急ぎ我が家に戻って、大磯の母の友人のお孫さん運転の車に拾ってもらい、通夜の支度にと先に出かけていった。私は橋本の学習指導があったので、橋本から川口の病院まで後を追い、病院近くの葬儀社まで出かけた。

しかし長い付き合いである。そしてあっけない終焉。家族葬なので、母の旧友ふたりと、話も尽くした感じで、安物のパイプ椅子に腰掛け、ぼんやりしていた。家族葬なので、私達は今夜でお別れ。葬儀社が準備してくれたので用もなく、再度お別れして、母と他の高齢の友人二人を連れて、上野経由で帰ってきた。話があるからお前は邪魔と、三人は上野で下車して、私は先に家にもどうことになった。ただし、母の帰宅は携帯で見張ることになった。

母は帰宅後、口数が少なく、私が準備しておいた軽食をつまみながら、ぼそりとつぶやいた。他人なのに、お別れは分かっていたのに、悲しい…という。幼少期、私は病弱で何回も入院して死の淵をさまよった。醒めたとき、**さん、見舞いにきてくれていたと昔話をすると、突然母が、他人でもこんなに悲しいのに、津波で家族を断ち切られた人たち、お前が追っていたけれど、計り知れないねと言い出した。唐突な感じがしたが、その通りだと思う。

母は東京大空襲を少女時代に経験している。焼けた道端の遺体をなんとも思わなかった、なんでだろうねえと問いかけてくる。私が結核で入院していた重症病室のベッドが急に空くときの理不尽な虚しさを、それが何を意味していたかもわからず、それでも覆いかぶさる見えないもののために泣いた。お菓子を交換した相手と、もう二度と会えないのだと感じて泣いたことを話した。関係の深さなんかなあと母に問いかけ、母は黙って壁をみつめて答えなかった。

年寄りだらけだった我が家は、5人介護し見送った。私を含めて、あとふたりだなあと思う。母の言うとおり、慣れがある。しかし、その都度、むきだしの生傷が露呈したようなひりひりとした時間が流れる。

帰り道にビッグイシューを買い取り、1軒配達して帰宅した。笑顔で定期の本誌を受け取る++さんに、営業スマイルを返したが、そのしっぺ返しが玄関をでるときに、こみあげてきた。

傾聴では、一緒に泣いてはならない。無理して我慢するのでもない、流れを泳ぐ引き受けを課す。学習カウンセリングなので、踏み込まないが、グリーフ・カウンセリングは支えきれないだろうなと思う。

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フランクルの「夜と霧」を押入れ改造の書架から取り出して、積もった塵を払った。私が中3のとき、私は日韓で野次馬として穴守橋のそばにいた。そのときにバッグに入れていたのはの「方丈記」(武蔵野書院刊)と本書だった。人の生と死を呆然と感じ取っていた。

身近に寄り添っていた私にとっての「死」は「生」を逆照写する。このことは同世代の誰とも言葉の通じない、発することの出来ない言葉として、胸のうちに封じてきた。生の一回性という宗教との境界にある気付き。鴬張りの廊下を歩くような軋みを噛み締めて何十年経ったのだろう。

親しい他者の喪失の方が悲しいのはなぜか、被災によって断ち切られた命の激烈な悲しみを、東京大空襲の無感覚と比較する母と、すれ違いながら、異なる自省をともに踏む、そんな時間が流れていった。

**さん、お別れです。

 

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夜間傾聴:臨時休業

(校正1回目済み)

 

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10/16 要援護者支援のアプローチと当事者との隙間について

2016-10-17 05:38:44 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/16 記
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橋本からの帰り、寒川に立ち寄る。寒川の図書館は、やたらと制限がつく。HPのメインテナンスの時間制限があって、深夜型アクセスの多い私の利用時間は、HPが覘けず不自由さを感じる。また、準新刊書籍にオンライン予約が効かない書が多いのも、その例だ。予約できない準新刊書(禁帯出書籍ではない)を借りに立ち寄ったのだが、図書館の設立当初と異なり、開架棚の所定の場所に書が無いという「荒れ」が出てきた。自閉症関連の書と、防災医療関係の書の2冊を借りにきたのだが、両者とも所定の棚になかった。自閉症関連の書はオンライン予約できない書なので、窓口でマニュアル予約して、探してもらうことになった。使い捨て実用書に占領されていない良質の図書館だっただけに、目利きの司書がいなくなったことが推測され、残念に思う。

茅ヶ崎駅ビルで中級品オリーブオイルとクレソンを購入。三田屋の冷凍ハンバーグに自家製梅ソースを組み合わせて、野菜コンソメスープをつけて母の食卓へ。和食がいいのにと文句いわれつつ完食させた。私はシラス・生桜海老の海鮮丼・ノンオイル野菜サラダ。今日の勝負処通過。

塾長担当の小学生の母親から予約されていた相談電話が入った。拒食症の相談だった。地元の神経内科が混んでいて、不登校を続けているのでクラス担任や養護の先生は抵抗があって…という。専門医ではないが、少々遠いが不登校に理解のある小児科医を紹介した。精神科や神経内科よりいい場合がある。

雑談となり、話し込むと実家が石巻であることや、長男さんの職場が流されて壊滅、商売変えをすることになった話や、半身付随の父親が被災後、遠方の施設入所したが、半年持たなかった話など、偶然に被災体験談を伺うことができた。ずうずうしいとは思ったが、石巻訪問時、長男さんを仲介してもらえないかと、脱線したお願いをしてしまった。現地に知人が欲しいと思ったのだが、拒食症の娘さんの話、そっちのけのお願い、失礼だったかなと反省している。

私が「災害ボランティア」を行っているアプローチは。ふたつある。ひとつは、障がい者や高齢者などの「要援護者」支援の観点、当事者と家族への「周辺協力者活動作り」という形。もうひとつが「不登校・引きこもり青少年の社会参加活動」というアプローチで、「他者から必要とされること」体験を通じた自立支援だ。このふたつとも、当事者・家族にしてみると外側(支援者)の活動である。学校とか地域活動の者のアプローチである。

当事者との活動の協働をどうつくるかという長年の闇を抱えていう。「要援護者」の「被災」「避難生活」は、医療ケアが必要な方には命の維持の問題がストレートにやってくるが、初期認知症や障がい者の中には、被災…そのときは、そのときという運任せの感覚があり、学齢期の子には特別支援校の指導もある。私達が考えているのは、卒業後の成人障がい者の支援で、「施設関係者とともに」描いていく活動だ。だが実際には施設関係者の反響は外部活動には鈍く、自己完結した活動を描くことが多い。だからこそ、価値ある活動を精選提案していくことにしている。当事者が描く防災活動をいつも待ちわびている。

<気になる記事>
●「今、被災地は 熊本地震から半年/7止 被災者 広がる心理的格差 取り残される人々の救済を/熊本」
●「熊本)「軒先避難者100人」益城町が推計」
●「宮城)震災の経験、熊本支援に生かす 心のケアなど」
●「熊本)訪問理美容で心もすっきり 障害者や高齢者宅へ」
●「「相模トラフ」大地震、高層ビル揺れ80cmも」


夜間傾聴:ふたり

(校正1回目済み)

 

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