湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

昨夜の出来事は/NN-Book(Easy-To-Read)とDAISY 講演会参加して

2008-05-31 05:24:00 | 引きこもり
父の電話応対忘却が母の友人関係に問題を起こし、母の修復の慌てぶりを見て父が怒り出すということがあり、それが契機になりまして、次々に父の無責任応対が発覚。立場を失った父が寝室に興奮して上がる最中、落下しました。

さすがに今回は背中と肩を強く打ち起きられず、私が背負う形で床に寝かせました。現場に立ち会っていたので、頭を打ってはいないことが分かっていましたが、安静にさせ、しばらく横についていました。寝たきりの契機になったり、この瞬間に命を落とすことになるのかと、手に負えぬ繰り返しの転倒に、やりきれない愚かしさと悲しみを感じています。

この日、父が私の部屋を探索しまして、固定電話機のコードに足をひっかけ、コードが抜けてしまう事故が起きていました。およそ半日、私の電話回線は話中だったと思います。幸い交換モジュラーコードを持っていたので、交換で修理できましたが、母と同様に1件問題が残り処理に頭を抱えていたところでした。不安なんでしょうか。行動がいつもより激しいのです。この日の夜中の騒ぎも怒鳴り声が周辺に響きました。

母は重要な知らせを携帯に、私は電話機の位置を変えることで対応しましたが、こういうハプニングがこれから頻繁に起きるのです。

日があけて、父を主治医に連れて行くことになり、母の留守中、私が駅前の用事を先に済ませ、家にタクシーを送りました。母がその時間だけ家に戻ることになっていたのですが、父がつっぱねたため、父はひとりでタクシーに乗ることに。タクシー会社に事情を説明。危なかったら脇を支えて欲しいと要請し、「目的地を告げて」、父にも車に注意して乗るように注意。その上で、私は到着先の医院の前で待っていました。これがいけなかった。到着が遅いのでタクシー会社に連絡すると、「実車中ですが、行き先が分からず運転手が『泣いて』います」という笑えない珍事。

タクシーの配車法のおかしなことは、迎えにいく先は運転手に連絡しても、目的地を伝えないのです。この落とし穴に落ちてしまった。父は行き先を理解していなかったのです。寒いのにフリース1枚で、目の前の着替えを無視してタクシーに乗り込んでいました。私の連絡でようやく発車したという状態でした。

主治医は薄着に驚き、父の異様に豪快な笑い声と、快活強引な一問一答先取り応答に振り回されました。仇をみるように殻にこもっていた今までからは、想像もつかない転身でした。昨日の失態への仮面でした。

父が検査で席をはずしたときに事情を説明。主治医は心療内科か精神科の受診を直接父に勧め、父が怒り出して私が制止するシーンがあり、とにかく、父の暴走が収まらないと、仕事も中断せざるをえなくなってきています。

興奮の後には落胆が忍び寄ります。この落胆が薄れていったとき、認知症は父自身を見失わせることになるのです。怒りや悲しみの回路で私たちの心が接点を持っているときは、まだ対話のチャンネルが残っているのです。乖離したとき、その接点をどう見出すか。

オーバーフローしている母には、もうこれ以上は無理だなと思っているので、第三者(ケアマネさん)を入れます。

昨日は、この戦いがあり、書き込みを失礼しました。

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一昨日、障害者リハビリテーション協会主催の「読みやすい(Easy-To-Read)図書とマルチメディアDAISY」講演会が、虎ノ門の日本財団ビルでありました。

●「読みやすい(Easy-To-Read)図書とマルチメディアDAISY」

DAISYは音声シンクロしたXMLのWebのようなもので、1996年視覚障碍者の点字図書に代わる、国際標準のマルチメディア図書開発のような形でスタートしつつ、開発途上でディスレクシアや発達障碍・知的障碍の方や、最近では認知症の方をも含んだユニバーサルデザインに位置づけられてきた技術です。

「わーく」のPCからのニュース環境は、RSSを利用した配信ですが、情報密度の関係で、静止画像のDAISYによるスライドショーを行おうとしています。主な配信内容がインフォメーションと、当事者のスナップショット表現ですから、「わーく」を超えて社会環境にDAISYがどのように広がっているかは、見通しを立てる上で気になるところです。

「わーく」が安定した頃、DAISYを媒介にした出版活動を起業の萌芽として提供して行こうと思っています。このとき、障碍に適したユニバーサルデザインが構想されていなければなりません。この間の開発は、障碍者に提供するメディアとしてのDAISYでした。私は自己表現のツールとしてDAISYを置けないかと考えているのです。「ニコニコ動画」の「ニュース」並みの操作でオンライン編集できたらそれは最高ですが、今回はソフトウェアの方の話でした。

スウェーデンのNN-BOOKの推進者・「読みやすい図書ガイドライン」の執筆者であるブロール・トロンバッケ氏の講演だったのですが、DAISYの周辺では、障碍のある方の特性や語彙水準に合わせて、ビジュアル且つ簡明な出版、NN-Book(Easy-To-Read)の出版が進んでいます。そこに音声DAISYのDVDが語彙水準別に編集され、添付されているのです。著作権の障壁をよりソフトに超えていく方法です。日本の場合はマルチメディア出版として研究されてきたから、ベクトルが少し違います。

私は「わーく」と、その次に進められる社会的企業の地域起業モデルにDAISY運用を考えています。IT分野の原資が少なくて済む仕事として、アイデアを拾っているのです。大きな保護的環境として携帯SNSを、表現活動として「わーく」ポッドキャスティングニュース(PC閲覧はDAISY)をつくり、発刊・取材に協業と就労支援の活動を織り込みたいのです。ここを貫くのが当事者活動です。

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5/31つまり今日、ヒュースタのMさんの参加表明があり、ADHDの歯科技工士さん、高橋さんの懇談会に合流することになりました。小さな会議室、どうやら閑古鳥が鳴かずに済みそうです。13:30から、茅ヶ崎市民文化会館第5会議室に、飛び込み参加歓迎ですから、いらしてください。500-かかりますが。

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●「スクールソーシャルワーカー 福生市採用へ」(朝日多摩版080530

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夜間傾聴:橋本2君(仮名)
     中延君(仮名・こちらから)

p.s. 6/22 茅ヶ崎市長との懇談に参加します。地域就労支援PJの説明をしてきます。

(校正1回目済み)

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すみません

2008-05-30 06:36:42 | 引きこもり
両面、対応中。
こんかいは、これで、すみません。
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朝、父の徘徊が始まり/朝日5/28文化欄「論壇時評・子どもの貧困…」ご覧あれ

2008-05-29 05:50:01 | 引きこもり
昨日は父のデイケアの日で、ホームからの迎えの車が朝、やってくるのだった。父は曜日の感覚がなくなっているので、毎回ぐっすり寝ている。私の夜間傾聴が終わり、床に就くと30分もしないうちに、母が父を起こし、出かける準備をしながら大騒ぎで朝食が始まる。ところが今回は様子が違った。父がいないのである。

昨夜、レム睡眠行動障害のシャドウ・ボクシングのような怒鳴り声プレーがあって、一度父を起こしたために、嫌な予感がしていた。徘徊である。昨日、辻堂駅前を歩いていたので、今回も辻堂だろうと予測して、近辺を探さずに駅前に探しに出た。ホーム職員の方がまもなく家にやってくる。どうしたものかと探したが、いなかった。

母は、近所をあたっていた。父は我が家の物置の裏側の敷地の隅にうずくまっていた。携帯に連絡が入り、私は辻堂駅からバスで戻ることになった。母はホームに父を委ねていいか迷っていた。眼差しが淀んでいないというのだ。ただ「闖入者を見張っている」という不可解な言葉を語っているというので父を茶の間に誘導し、くつろがせてお茶を飲ませ、通所は迎えの職員と相談して決めろと指示をした。

私が家に戻ったとき、父の姿は無かった。

ホームの迎えの車が来たら、父があわただしく準備をはじめ、「行くのだ」と制止する母に怒りをぶつけたので、状態を伝えて父を送り出したというのだ。父はデイサービスが気に入っていたのだと思った。しかし、これからは目を離すことができなくなった。どうしたものかと母と話し合って、時計を見た。11時になろうとしていた。10時からTOTOドロノワ倶楽部の陶芸WSの日だった。このまま徹夜をする余裕はなくなっていた。

今朝はADHD関連の代表者会議が横浜で開かれていた。先方の許可が出たら、陶芸WSを中途で離脱して会議にお邪魔するつもりでいた。見事に予定が吹き飛んでしまった。

とにかく睡眠をとることにした。母は出かけたが、母も遅刻していた。この母の遅刻の問い合わせの電話が家に何回もかかって来て、結局睡眠時間は2時間ほどしか取れなかった。

県の県民部青少年課のKさんから、活動報告書が出ていないと、これまた電話で起こされてしまった。相模原校からも、巡回報告書は今月中確実にと連絡が入り、こういう日に限って、電話が集中するのだった。

気分ずたずたのまま、相模大野に書類を届け、新しい巡回先の相談をしていたとき、主任が私の異常に気がついた。年だから無理しないでくれという。それはそうだ。私の穴を誰も埋められないのだから、あとが面倒なことになるのだ。缶コーヒーを飲んだ。シャツが背中からはみだしていた。こういうときは、無理して巡回しても説得力が失せている。16時半までには帰宅し、父を家で迎え入れなくてはならない。町田さん(仮名)の親御さんに謝りを入れて茅ヶ崎に戻った。

急ぎ茅ヶ崎サポセンに立ち寄り、フォーラム懇談会の名刺を刷って、イトーヨーカ堂と駅ビルをあわただしく買い物で走りぬけ家に戻ると、上着を脱ぐ間もなく、父が帰ってきた。こうしてそのまま食事戦争が再開された。糖尿病食事療法を指示されている人とは思えない。冷やし中華>煎餅>リンゴ>ヨーグルト>夕食(間食から1時間;1汁2菜)と青年なみの食欲で父は食事を食い尽くした。

帰宅した時点で父は正常に戻っていた。なんともやりきれない思いが残る。トイレに急に立ち上がって、トイレの前でふらついた父を転倒させまいと身体で体重を受け止めたとき、「大丈夫だからほっといてくれ」と、手を払いのけられた。虚しさが突き上げてくる。父を茶の間に戻し、自分の夕食を食べていると、母が帰ってきた。事情を説明し、TVにかじりついている父を任せて、炊事の片付けと洗濯を済ませ、継ぎ足し睡眠を2時間ほどとった。

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5/31のゲスト高橋さんと当日の段取りメール。
今日は横浜の県民部青少年課と、県サポ(鶴屋町8月合宿懇談、ともしび助成金相談)、日本財団を回り、夜に同所のDAISY関連のシンポ。多摩センター君[仮名)とは予定が合わず、今日はパス。

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夜間傾聴:町田さん(仮名)
     中延君(仮名)

p.s. 朝日新聞論壇時評「子どもの貧困 親の格差策講じず連鎖」(2008/05/28 文化欄)参照のこと<対応HP無し(有料なのか)

一時保護所・自動養護施設、親の虐待が増え、バンク状態に。「貧困と好況の共存、すなわち市場の『分断』が生じている」という指摘注目!


(校正2回目済み)

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父の辻堂徘徊

2008-05-28 06:00:49 | 引きこもり
父の徘徊が始まった。偶然辻堂駅に私が戻ったバスの車窓から、父の歩く姿が見えた。下車してから追いかけたが見失ってしまった。父は20時すぎに、ふらりと帰ってきた。タクシーに乗ったという。家の縁側のサッシが開いたまま、茶の間のTVがついたままだった。

今日は巡回を終えて、8月の宿泊懇談の会場探しと、6月22日の市長懇談の骨子申請用の文作りを携帯のエディタ片手に、片手に夕食の食材を持ってうろうろしていたときのことだった。今回は住所が分かるものを父の財布に入れておいたので、多少気が楽だった。

早く飯にしてくれという父。ところが食事を出すと残して眠ってしまった。何かを食べてきたらしい。これから、こういうハプニングが頻繁に起きる。心しておかなくてはならない。

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今日は故*君の1周忌である。時が経つのがあまりにも早い。辻堂駅現場に行ってくる。

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ADHDの関連団体の代表者会議の日。5/31の当事者懇談に取り組んでくれることを願っている。

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予定大幅に狂ったため、穴埋め中。今回はこれで。



夜間傾聴:中延君(仮名:通院再開?)
     入谷さん(仮名)からメール便あり。

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東京の中小企業経営者団体の障碍者雇用関連の講演会に参加してきました

2008-05-27 06:37:01 | 引きこもり
大森海岸君(仮名)の巡回をすませて、東京中小企業同友会の障害者雇用講演会に参加した。経営者団体の中で、昔から障害者雇用に積極的に取り組んでいる団体は少ない。今回は谷口真美氏(早大商学部准教授)の「ダイバーシティ・マネジメント」の講演。障碍者雇用も、多様性の観点から積極的に取り組むのが、これからの経営であるという話なのだが、経営学系の関心は、状況理由付けの理論後追いの感じがしてならない。今回の話の中で、概念の整理がどのようになされているかという点では参考になったが、「なぜ・いま」という問いが抜けていることが気になって、あまり面白くなかった。

むしろ、同友会特有のグループ討論が、経営者の感触が伝わり価値があると思っている。今回も会員外は役員さんの多いグループなので、関心の高さは標準にはならないが、課題への取り組みの意思が伝わってきた。

私が経営者団体にお邪魔するのは、実際に雇用を問題とするとき、企業がどのような枠組みを考えているのかという大枠の話と、実際雇用されてる事例の中で、何が問題にあがってきているかという具体事例をしっておきたいこと。それにどのような企業が雇用推進をしているかをつかんでおきたいという理由があるからだ。

今回も懇談というより講演が主の場なので、議論の時間が圧倒的に足らないのだが、安価な人材ということを超えて、障碍者という人材の可能性をまさぐっていることが伝わってくるのは、大企業とは少し様子が違っている。私は大企業の特例子会社拡大と同時に、中小企業の雇用枠の拡大が大事と思っているが、後者は人材包摂の観点がより大きなウェイトを占める意味で、生涯を支える地域と雇用という枠にも重なる重要性を感じている。

9月の全国交流会への準備会の意味合いがあったのだが、神奈川県がまだ障碍者委員会を正規に立ち上げていないようなことと、実際企業さんとのお付き合いが生まれたとき、それは地元であるに越したことはないのだが、直接就労する利害から距離のおける近隣の東京の関係者から、その遠距離の「安全」弁を介して、雇用の実際の意見を交わすことが出来るのではないかと思っている。その意見は神奈川県の経営者の意見を代弁してくれるという予測をたてているからだ。

「わーく」編集部は職場を取材する。このとき、具体的な「仕事」をめぐる話に立ち入ることになる。その話が私たち、就労困難な若者の手がかり提供になるように、下地を整えておく作業である。

約150名の参加者のうち3分の1が、大学関係者と行政・施設関係者・支援者だが、このなかからどのような雇用が生まれてくるのかをあれこれ想像していた。

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大森海岸君(仮名)が、私より立派なノートパソコンを買った。パーテーションも切らずにLinuxをかぶせてインストールしていた。大胆というか…これでしばらくは、彼の夜間傾聴はこのQ&Aになる。HDDを2分割してwinとlinuxの両方を使い分けられるようにしておいた方がいいと言おうと思っていた矢先のことだった。これで私もLinuxを少しいじっておかなくてはならなくなった。アプリの拡がりはつかんでおかないと…。私のKnoppix話が契機になったらしい。

講演会終了が21時だったので、食材補充は地元に戻ってとなってしまった。父の献立を考えて食材を買う。その特徴は、1食(実は間食)が、私たちの手を煩わせずに自分で暖めて食べられるもの。しかもガスではなくて、時間設定を使わない電子レンジ。間違えてもひどいことにならないものが基準になる。チャーハンすら、前の電子レンジ失敗に懲りて、温めずに食べてしまう猛者(もさ)なのだ。ガスは昨日も布巾を1枚焼いてしまったから、油断がならない。調理の場を離れないというひとつのことが守れない。家事と火事が同居している恐ろしさがある。

私の留守中に、父がトイレットペーパーを便器に落として騒ぎとなった。よくぞネタが尽きぬと感心している。トイレ掃除の宿題を残してくれた母親もいい根性しているが、父は2階のもうひとつの自分専用トイレを使えるが…なんとも掃除がおぞましい。

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5/31の参加表明された方のうち、一人の方がお子さんの行事との重なりで参加できない旨のメールあり。残念。しかし、硬く考える必要は無い。これから何回か企画を進めていくからだ。企業就職や専業主婦されている方をゲストに、テーマ懇談をこれからも行っていくので、そのとき参加してください。

それから、お子さん連れの話もありました。お子さんが飽きて話が続けられなくなったら、一時離脱してもいいじゃないですかと応答しましたが、私も抜けたほうがいいと判断したときは、合図しますので、会が始まる前に作戦をたてましょう。

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会合のお土産にヤンセンファーマ(株)の「Work and Recovery」という精神障碍関連のIPSの資料をいただいた。内容次第でPJで見てみようと思っている。

6/22の市長懇談の申込趣旨を今月中に出す。ひと寝入りしたら、書き始める。

夜間傾聴:町田さん(仮名)
     町田2君(仮名:こちらから)

p.s. 父の杖の先のゴムを交換するので業者に連絡したら、昨日留守中に届けてくれた。なるほど、ケアの関係者だと感心した。

(校正2回目済み)
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ヒューマンスタジオの青少年支援セミナーにゲスト参加しました

2008-05-26 07:14:19 | 引きこもり
昨日、ヒューマンスタジオの定例シンポに参加した。丸山さんが7年目と説明されていたが、パンフレットを販売したり、地道に活動を積み上げているのには、いつも感心させられる。中心は、不登校・引きこもりの青少年のカウンセリング。

今回のテーマは、「ひきこもり&ニートへの就労支援を考える」だ。

ゲストに

K2インターナショナルジャパン
子どもと生活文化協会
教育研究所

の神奈川県の若者自立塾関連団体が並んだ。それぞれの団体の活動と特徴を語ってQ&A。これが第一部。第二部は、ふたつにわかれて、ひとつは各団体の合同説明会、もうひとつが「メルマガ5周年記念分科会」。私は第二部の合同説明会に閑古鳥ブースを開くことにして丸山さんを悩ませたが、幸い二宮の方が説明を聞いてくださった。

しかし30名近い集まりも、例年からすると少ない。引きこもりの関連活動だと、やはり家庭の中に挫折の苦しみを抱えて家族が危機に陥っている、その状況の解決が中心課題になる。慢性期・回復期に入った方や、当事者年齢が高くなったための親御さんの危機感が就労支援のテーマの集まりを支えるが、ここに当人の参加はまずない。それほどに正規雇用の内面的ハードルは高い。

アルバイト等の非正規雇用の仕事をぽつぽつ始めている方もいる。それだけに、「やがて回復するだろう」という先送りの雰囲気も強い。しかし実際、求職の場面になると、新卒ではないブランクのある方の中途採用の道は厳しく、派遣労働に頼る形になりやすい。このとき所得は、正規雇用の半分と、就労環境は厳しい。正規雇用されれば、過密サービス残業労働となる場合も多く、その寄る辺無さが、引きこもり者の就労改善意欲の低迷につながっている。

この辺の事情について、会場から藤沢CSのOBで、旧オールアライブしゃのKさん(古い方!)が、社会矛盾をとらえず、社会適応の線だけで活動する就労支援活動はおかしいのではないかと質問を飛ばしていた。これに対して、若者自立塾関係者は、当人の社会復帰に伴走するということの中に就労支援をおき、現実問題として彼の今の課題を解決することから考えるのだと回答していた。

私は軽度発達障碍を抱えた方の就労支援をする立場から、現在の福祉的就労から一般就労への支援という特例子会社への就職支援を、企業CSR同様、マユツバもので企業の動向を見ている。マクドナルドの店長問題ではないが、あらゆる不合理な職場雇用が進行している中で、糊口を継ぐためにと就労を考えると、障碍者・引きこもり者には危うい橋であるし、その企業のセンスでは、彼らは厄介者でしかないだろう。そこに人権意識が定着するには、片方では社会政治活動による社会改革が必要になるだろうし、当事者の結束による社会参画活動が必要になるだろう。起業活動もその中に含まれる。

この社会参画としての起業という方向は、苦しいが決して夢物語ではない。夢に描く商品をヒットさせようという方向もあるが、社会的なニーズを社会に認知させたうえで、そこを解決課題ととらえて起業する、つまり社会的企業の道がある。日本では公共受注(アウトソーシング)に歪められてきたが、行政代行というより、社会の中の公共ニーズを取り出し・支えるという道がある。ここには市場をめぐる企業競争は残るが、個別の企業収益活動からは距離が出来る。

つまり社会の中の仕事を通じた公民権活動のような就労活動がありうるのだと思う。社会の隙間に人材配置していく目利きが就労支援者なのではないだろう。すべて社会政治活動へと話を収斂させずとも、伴走ということばで自分を透明人間に化けさせずとも、就労支援活動はありうるのだと思う。赤字解決のご都合主義的な、社会的援助を断ち切る経営的な意味合いを排除した自立支援活動でもある。

平塚の「工房・絵」の活動が報道されていた。私はこの活動に可能性を感じる。ビッグイシューの知恵に可能性を感じる。そういう社会を突き動かしていく活動を生み出せないかと思う。想像力の勝負の部分である。

●「生かせ障害者アート 企業・NPOが販売や貸出を後押し」(朝日)

Kさんからいただいたパンフには、彼の生い立ちだろうか、危機感迫る内容が描かれており、彼の背水の陣が読み取れた。就労支援活動は支援者の実践の粘りと仲間の拡がりがなければ、簡単に押し流されてしまうほどに、現状の当事者の結束は弱い。「就労は個人の一番私的な事」という社会適応の発想が続く限り、その傾向は変わらないだろう。「ごまめの歯軋り」とは平塚の某議員のメルマガの題だが、あの方が「ごまめ」なら、私たちは「芥子粒」にもなりはしない。しかし芥子粒の踏ん張りをさせているのは社会だ。蛇足だが私は演歌が嫌いだ。根拠の無い情緒酔いの踏ん張り趣味は無い。そこには物事を覆い隠す効果があるからだ。しかし必要な場面では踏ん張りもする。そういう活動の裏面をのぞいてしまった、内実多岐のシンポでもあった。

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本郷台駅前の「あーすぷらざ」は、国際交流協会や、私の知人のいるフェアトレードのNPOの出店もある。時間があったら立ち寄りたかったのだが、大森海岸君(仮名)の巡回があったので、またの機会にした。(大森海岸くん、ぽか休、空振りだったのだが。>怒り!忘れるなっての。)

しかし品川側への巡回の頻度が落ちた。古い塾からのつながり筋ではなく、相模大野・相模原筋が中心になってきたからだ。秋からは、世田谷・渋谷筋がはいてくるかもしれない。しかし、生業とは別に、湘南にもっと根ざしたいと思っているのだが、なかなか横のつながりが広がらない。5/31の当事者懇談のような活動がもっと動き出さなくてはならないと思うのだが。

神奈川県の県民部青少年課のKさんがいらしたので、「わーく」などのチラシを届けた。
教育研究所は所長の牟田氏だったのにはびっくり。

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8月宿泊施設探し、旅館中心に。今日、また巡回。
今日は経営者団体の集まりが、割り込ましてくれたら東京(新富町)にでかける。
父の心療内科筋が、やや遠いがひとつ見つかった。今日打診する。

●「ダウン症の若者支援ハンドブック―学校から社会への移行期に準備しておきたいことすべて」
●「入門 マイクロファイナンス―世界を貧困から救う、新しいビジネスモデル」
の2冊、注文を出した。

5/31当事者懇談、嬉しい参加表明のメールあり。よろしくお願いします!これで表明3人目。


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大森海岸君(仮名)>Linux に興味を持つのはいいけれど、時間が無いひとにはあまり勧められない。Linuxの代わり、Win じゃなくて Mac にしたら?

夜間傾聴:******(当人)
     橋本2君(仮名)

(校正3回目済み)
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8月宿泊懇談会場探しと霞コレクターの悲哀

2008-05-25 05:53:29 | 引きこもり
不確定な企画の外枠作りを始めている。8月の宿泊懇談会の会場確保なのだが、いくつもの条件をクリアしていなければならない。

8月は養護学校(特別支援学校)が休みに入る。だから親御さん参加を考えるときは、お子さんの丸抱え企画か、お子さんをご家族やヘルパーさんに一時預けて抜け出し参加が出来るような、日常の生活圏の中に場を設定しなくてはならない。大テーマで、大雑把に時間帯を仕切って長期懇談の論点を作っておき、その合間にひとが出入りする懇談の形をつくる。この編成は、それはそれで大変なのだが、とりあえず今は、そのロングバトルを支える会場を設定しなくてはならない。

次にその対談が弛緩したものではなく、めりはりのある企画、多様性を帯びた企画にメイクしていくことが可能な場所ということ。例えばキャンプ場のテントの中とか、ざわついた喫茶店の予約席などは最悪である。その時間帯は、行政の関係者に覘いてもらうとか、誰さんがいる時間とか、それがプログラムに入る自由さが欲しい。

となると、やはり日常生活の見慣れた場所に長時間居座ることになる。今のレギュラーを抱えてどこかに囲い込んで、さあしゃべろうというのはこれまた価値が低い。力が無くても、なるほど行ってみようかなと思える企画に高めたい。その根幹は、普段いいたいと思っていることが吐き出せ、受け止めてくれる場であること。進行の大局がわかり、行ってみようかなと思える仕掛け(携帯掲示板ニュース等)のリアルタイムな情報提供に乗せて飛び込める簡便性を会場が持っていること。(一言一句が報道される必要は無い。複数名の記者が、大まかなタイトルと略式の感想を書いていく。それでいい。)

つまり駅前周辺の見慣れたところがいい。

次に、夕食後はじっくりラフな話に切り替えて、腰をすえて話すということになる。21時までなら、会場設定は楽だが、あまり人数に大風呂敷を拡げず、宿泊所で会議または、会議の場の隣程度の近場に宿泊所を設定する形になる。移動中に、しらけてしまうのだ。

どんなに奇異をてらっても、集客できる実力は知れている。ただ傍観できるということは、大事なことだ。ここに記者(ライター)を置くべきなのだ。私にとっては、これも「わーく」編集部の仕事である。長時間企画と参加の形をずらす試みである。

みんなが知っている企画。知りたければ覗き見できる企画。それには企画力がいる。CM事前設定の情報提供の腕力がいる。そのさじ加減を踏まえて公開懇談を行う。ここにはプライバシーの微妙な綱渡りもあるので、仕掛け人の準備討論がいる。

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そんなわけで、野外遠征型・自由空間隔離型は馴染まないのだ。やや遠いが自由空間隔離型の場所は、8月12日なら仮押さえしてある。ところが、上記の意味でなじみが悪いし、お盆の一日前だ。その意味で参加者が減る。8月は会場が借りにくいし、公共機関は野外遠征型ばかりなので、民間のホテルとか旅館を公民館などの会場のそばに借りる算段をしている。

ところが、ふたを開けてみないとわからないことだらけなので、特に宿泊の部分が決めにくいのだ。藤沢・辻堂・茅ヶ崎・平塚の東海道線沿線駅前エリアで、安いところを探している。その場で会議が可能なところは、ひとの出入りが多めでもかまわない事。会議を別個でたてる場合も二次会・三次会のナイターが可能なところ。夜間の出入りまではサポートする必要はない。

いまのところ、朝食付き6千円というところだが、昼間の会場の会費がそれに加わる。困ったな、誰が泊まるだろうか、飛田だけだったりしてとか、疑心暗鬼に往生を求めている。

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昨日は邪魔な雨が降った。駅前の候補旅館・企業研修所を当たった。橋本巡回も雨がたたり、御宅に訪問の形だった。自宅に母が閉じ込められているのを利用して、父を任せ、茅ヶ崎サポセンで、今日のヒューマンスタジオの引きこもり青年の就労支援シンポの資料を作った。どのみち閑古鳥用なので、まあ10部もあれば、後も使えるし…と自嘲気味ではあるが、ともかく準備を終えた。

ジャスコで食材を買い揃えて気が付いた。このまま、駅南口に出てバスに乗れば、資料も濡れてしまうのだ。タクシーを奮発し、車内で自分の段取りの悪さにため息をついた。さて、8月宿泊懇談会、宿泊にこだわる必要ないじゃないかというもっともな説との戦いとなるだろう。つまんないじゃないかという論がどこまで健闘できるか見ものではあるのだが。

夜間傾聴:誰もこない

巡回:多摩センター君(仮名)
   橋本君(仮名:中途やり直し)

(校正1回目済み)
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5/25ヒュースタ就労支援シンポ・5/31ADHDの歯科技工士さんとの懇談etc.

2008-05-24 07:52:22 | 引きこもり
母が父と同じ糖尿病から片麻痺へと移行中の母親を抱える方に、母の通院先の外来で出会い、話し込んだのだそうですが、やはり猛烈な食欲で、まずいことに炊事がお手の物ということで、食材を調理して食べてしまうという悩みを語っていらしたそうな。自制心が効かないという困ったこと、これも共通でした。それも症状だとその方は割り切っていらしたそうです。考えてしまいました、私はそこまで悟れません。

従来から食事が食糧を得る感じの父でしたので、刺身にソースをかけるようなことは、病気による急変とはいえないのですが、ここ1ヶ月、味覚がおかしくなってきているのがわかります。味蕾がやられていることで、濃厚な味にひかれることを起こしていたのではと思っていたのですが、最近は味が分からなくなっているように思えます。眼底検査は定期的に受けていますが、こちらは平気。ところが長文が読めなくなった。これは認知症の方。

小さな別れが始まっている気がして、同年齢の母には話せませんが滅入ることもあります。ただ父の場合は、往生ではなく修羅場。

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一昨日と昨日は橋本の巡回。ひとりがアルバイト(知り合いのスーパーのバックヤード補助)を週2回始めたということがあり、無理するなと言っていたのですが、やはり起きられなくなった…。上司ふたりから異なる指図が同時に飛んだらしく、その始末に失敗した模様。お宅に訪問したものの、やつれていました。職場に味方がいるとずいぶん違うのですが、復学もまた先送りになってしまいました。ただ彼にはのめりこむように好きなものがありまして、当座はそこに駆け込んでいくことになりそうです。始めるべき就労時期判断は本当にむずかしいものがあります。

私の行う巡回には、喫茶店での巡回と御宅にお邪魔する巡回があります。前者は2段積みだとコーヒーで、胃が痛くなります。後者は待ち時間、天井眺めて気を散らします。予想外だらけの対話ですから、予定の内実を通す形にすることが出来ません。成り行きの中で落とす感じです。

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5/31のADHDの歯科技工士さんとの懇談企画の最後の詰めで、木曜クラブ・白浜養護学校・サービスセンター「ぱる」を回りました。藤沢側はなかなか話が進みません。茅ヶ崎側の動きが伝わっていないのです。

5/25(日)つまり明日、本郷台駅前の「あーすぷらざ会議室」にて13:20~15:00に、ヒューマンスタジオの例会があって、「ひきこもりへの就労支援を考える」という企画のおまけ、空論シンポジストというか、オブザーバのような形で、参加します。500-ですが、よろしかったらご参加ください。子どもと生活文化協会・K2インターナショナルジャパン・教育研究所など若者自立塾の面々が参加します。後援:神奈川県。

昨日は、この25日の説明資料作りをやったり、8月の宿泊懇談会の会場探しをしていました。以下はその際の目だった記事。

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●「国の発注「障害者施設から」を優先 与党、議員立法へ」

●「生活保護費から賠償金差し引く セクハラ敗訴の羽曳野市」

●「過労自殺過去最多の81人、心の病で労災急増 07年度」

●「きしむ子どもの心、孤児4千人超す 四川大地震」

●「75歳以上、人口の9.9% 高齢社会白書」



以上
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8月の宿泊懇談PJ企画の会場設定を/父の転倒と空転はロシアンルーレットの如く

2008-05-23 07:11:55 | 引きこもり
父がまた転倒した。今度は片足が完全に麻痺した状態。ベッドサイドで立ち上がってもろに転倒し、肩を打った。危ないところだった。痛くないものは病気ではないという頑迷な発想が、この段階でも主張されているのは、病状受容が半人前確認というような強迫観念があるように思えてならない。今回も少し休んで再び今までと同じ状態程度まで足が復活しているので、対話が進まない困難が続いている。

母の掌の治療中、それをみて「痛いか、整形外科に行け」と毎回同じ発言をして、母が「すでに通院中であることは承知済みではないか。自分の身体のほうが命の問題なのに、なぜわからないのか」と反論。「私のは痛くないから大丈夫だ」と応答するシーンが繰り返されている。主治医に食事制限や軽い運動の勧めを諭されても、顔色ひとつ変えず、無視していく。「自分の命は自分のものだから放置していいのだ」という論法でもない。病状がわからないのだ。足は足が悪い。頭と関係ないと思い込んでいる。食べられるのは健康な証拠という論も、全く変わらない。

夕方、階段を下りられなくなった。腰を落として這う形で試みることを進めたが、腰を落とすと全く動けない。ふたたび立ち上がって、手すりに頼るようにして、片手の力で前進している。長いことは続くまい。

明らかな頻尿状態が始まり、座位から立位に強引に手の引き上げで立ち上がり、トイレまでの手すりをたどって、腕力で前進。片足のスキップのような状態でトイレに倒れこむように飛び込んでいる。見ていてこちらが冷や汗が出る。このまま半身不随になるまで放置しなければならないのかと思うと、なんとも息が詰まる。

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昨日は巡回前に、8月の近場の宿泊懇談の会場設定のために、候補地を歩いた。8月12日に決まりそうなのだが、もう少し安いところがないかと探している。

意外なところがあった。駅前旅館なのだが、スポーツ部活の若者を宿泊させているところで、かつ安い。しかもその自治体の市民活動推進センターの近くなので、会議はそちらで行い、懇親会は旅館でという使い方ができる。料金はもうひとつの仮押さえした場所と同じ程度。いずれも日帰りの人は、すぐに帰宅できる範囲にある。

しかし近場の宿泊施設というものは、案外無いものだ。企業の研修所・保養施設の関係も、この十年、次々に閉鎖となり、有名なところは無くなっている。だから公共施設の夏期宿泊施設化というような時期限定転用が望まれる。

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歩いたうちのひとつは、茅ヶ崎の柳島記念館と柳島キャンプ場の組み合わせだ。記念館はすべて和室、ビデオ等の備品は不足しているが、食事の持ち込みも可能で、5人の市内参加者名簿と、予約システム登録をすれば使える。月曜日が休み。風呂あり。

キャンプ場は2ヶ月前に申請。ただテントなので、夜間談話は難しい。記念館で話したあと、懇親会的にキャンプ場を使う形。今回は年配者が多いのでパス。

夜間傾聴:自由が丘くん夫妻(仮名:傾聴?)
     町田さん(仮名)
     中延君(仮名:こちらから)

(校正2回目済み)

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地域就労支援PJやっとこさ正規継続へ

2008-05-22 07:47:10 | 引きこもり
NPOサポートちがさきの総会が終わった。地域就労支援PJは、さぽちがの自主事業として継続することになった。ほっとしている。父のホーム・デイサービスの帰宅待機時刻が、総会の後半の時間に重なって中途退席したが、さぽちが全体が、こぢんまりしたスタートなので、着実な展開を求められている。中間支援という立場は、見通しを持たねばならない。なぜ、いま、ここで、このようなことをするのかという、地域と時代に即した提案の質が必要で、就労という、もともとドンキホーテのような課題にコミットしていくのは、必要という基盤に根を広げることと、打開へと藪を拓く質が同居していなくてはと思うのだ。

今回全面に出るのは、「構想のイメージの湧くネットワーキング」。見学会などの「現場懇談」。出かけていって話し、構想の質を広げ耕すこと。当事者・支援者の共感の輪を拡げていくこと。もうひとつは、地域に必要な活動へと実務的なつながりを拡げ、特に行政との協働の意見交流を深めていくことだ。

この後者は、6月に市長懇談、9月に県行政、12月に公共機関トライアル雇用の現場の現場懇談または講演、1月に市議会懇談という大風呂敷が拡がっている。

前者は、この活動が養護学校在校生・卒業生関連の特に、知的・精神・発達障碍の従来の障碍者自立支援活動と、引きこもり者社会復帰の活動の地域包括支援プログラムへと横断していく質、そして政策的に開かれてきている特例子会社・行政への一般就労の道の事例紹介実績を膨らませていきたい。PJは即活動団体ではない。だから参加者の関連する地域活動が元気になる活動を行う。だから「構想のイメージの湧くネットワーキング」となる。

この活動を実現するために、活動資金を作りたい。助成金を出すに足るひとつひとつの提案作りとして、手立てある見通しを中に織り込みたい。有効な手立てをひとつずつ提案に積み上げていく厄介な議論が必要だ。露骨には助成金が受け取れる提案が必要。目と足の目の方の基礎作業だ。MLの拡充、効率的な広報交流手段を持たなくてはと思う。参加者の労力負担軽減を考えた方策をモデル化した方がいい。この議論は、さっそく6月の市長懇談と見学会、8月の近隣一泊研究会実現を載せて、検討に入る。

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父の順調なうちに、構想提案巡回を進めておきたい。PJの外側でフォーラム懇談会は、最後の企画を進めている。最後というのは、会を「『わーく』編集部」に改組するからだ。ADHDの歯科技工士さん、埼玉の高橋さんとの元気の出る当事者懇談をスタートさせる。これは

5/31(土)13時半~16時、茅ヶ崎市民文化会館第5会議室

で口火を切る。14名定員のこぢんまりした懇談だが、はみ出したらサポセンか喫茶の二次会を行う。はみだして欲しいと願うが、こちらの即席企画は、このブログを参照のこと。しかし確実に赤字の持ち出し企画。なんとかせねばと思うのだが。

今日、ミキサーを使って小さなニュースを録音してみようと思う。主眼に発達障碍の方の使えるマスコミを考えているので、まだ音声媒体だけではダメ。先々は動画ではなく静止画像スライドショーベースの画像番組へとステップを踏む。YouTubeのセンスを「しごと」ネットワーク(求人求職データではない)へと練り直し、携帯ベースSNSに載せるので、動画より更に情報密度を高める方策を考えているのだ。

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夜が明けてしまった。時間切れ。今日は市長懇談の提案書作り。多摩センター君(仮名)巡回。


夜間傾聴:******(こちらから)
     旗の台君(仮名)
     橋本君(仮名)

p.s. 7月ぶらり散歩企画、大丈夫?「子どもの国」でいいのかな。>旗の台君


(校正2回目済み)

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ドロノワ倶楽部作品展に行ってきた/約束が反故になる苦渋

2008-05-21 07:22:09 | 引きこもり
自由が丘くん(仮名)の結婚式のあと、私はまっすぐ帰宅したのだが、旗の台君(仮名)たちは寄り道をしたらしい。5/31の茅ヶ崎のADHDの歯科技工士さんの集まりに誰か参加できないかという話し合いだったようだ。これは旗の台君の発案で、ありがちな「いいだしっぺ原則」で、結局旗の台君が来ることになったという話を、駒沢公園くん(仮名)から聞いた。あの日、旗の台君が車内でパニック障害の軽い発作を起こして途中下車したことを知らされた。無理がきている気がする。旗の台君、提案は感謝するが、無理するのは、やめておこう。

5/31の件では、鼎談に登場するシンポジストの中西拓子さん(スクールソーシャルワーカー)から、昨日電話連絡が入り、5/31当日の大雑把な相談をすることができた。中西さん、遅れていたチラシ送付をさせてもらいます。

中西さんたちと月に1回、第4週水曜日にTOTOのドロノワ倶楽部で陶芸WSをしているのだが、この集まりに昨年見学にいらした方だろうか、T小の子どもの特別学習に利用したいというお話が飛び込み、ドロノワ倶楽部の管理者の方に仲介をした。設備がいいので格好の体験学習が出来るだろう。私たちは、この場所を借用して不登校の子の社会参画の一歩のような場を作っている。陶芸が主なので、柔らかい時間が流れている。

この場をもう少し膨らませて、引きこもり青年の出会いの場に出来ないかと考えてきたが、応答が鈍い。フリースペースではないので、居場所にはならないからだろうかと考えてきたが、これもどうも違うような気がしてきた。

このドロノワ倶楽部全体の作品展が、今日の15時まで、茅ヶ崎駅北口湘南しんきん裏の、しんきんビル3F,4Fで行われている。2Fは保育園になっている。この作品展に昨日、食材の買い物がてら立ち寄ってきた。とにかく多彩な作品に圧倒される。

この陶芸は、やってみると、おもしろいことに気がつく。「仕上がりを想定して粘土を練るのではない」ということだ。

ふたつ特徴がある。ひとつは仕上がり(焼成)に大きく偶然性が入ること。もうひとつは、ここが面白いのだが、練りながらイメージもまた練りあがっていくということ。作品は、仕上がりに型はめしていくのではないということなのだ。作陶の中に作業を媒介した粘土とのインタラクションが成り立っているのだ。その目で作品を見ると「変容の一瞬」として作品が立ち上がってくる。これが面白い。

不良会員ですみませんと、受付で雑談する指導者の方に頭下げつつ、夕食時のがらんと開いた会場をゆっくり鑑賞させてもらいました。

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父の宿泊確認の手紙が飛び込んできた。7月の宗教の横浜の大会に参加するということで、父が申し込んだらしいのだ。困ってしまった。転倒もそうだが、トイレが近いし、身辺自立が怪しくなっているので、家族は無理と判断していたからだ。事前に当人と話し合い、どうしてもという場合は、宗教団体の日帰りの人たちの車の送迎に便乗させてもらうこと、それが精一杯で、それでさえ失禁の恐れで迷惑をかけそうだから、受け入れ側とも慎重に話をつめようと話していた矢先だったからだ。

この手紙をめぐって、母が、自分たちの話は何だったのかと怒り出した。父は相談をした覚えは無いと突っぱねた。そう、相談は忘れ去られたのだった。行事があるから参加する。当たり前ではないかという主張だった。私たちは参加妨害者として父の怒りの対象になった。すべて約束事がご破算になってしまう。宿泊費は、すでに支払いが済んでいた。しかしどうやって。今の父には支払いに行くことが困難だ。宗教団体の誰かに委託したものと思われた。こうして手紙が来たからわかったものの、気づかなければ、当日騒動がおきるところだった。

この口論の結果、母の気持ちが限界に達し、しばらく外出して頭を冷やすことになった。知人の母親の介護の話だが、通信販売が当人が好きで、女性なので和服を買いあさってしまい、到着した着物の仕付け糸を切ってしまうということで、現役出勤しながら母の面倒を見ている大変な例があり、何十万円が、そのまま消えていくという悩みを聞いたことがある。この方の妻は、約束が反故にされることと、介護が在宅の主婦に集中することで限界に達し、離婚となってしまったのだった。公共の支援の知識が足らなかったこともあるが、それでもこの約束忘却ということが、家族を追い詰めていくことは変わらないのだ。

父は怒りあらわに寝室にあがっていった。操作を間違えたラジオがとんでもない大きな音で鳴り響き、即座に静まった。この鬱屈した気持ちが、私の仕事に反映しかねない。こんなことに経験が活きるとは、心のガス抜きが必要なのだ。

巡 回 >橋本君 (仮名)
夜間傾聴>入谷さん(仮名)
     旗の台君(仮名:こちらから)

(校正2回目済み)

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ADHD(あではで)定例会にお邪魔/地域就労支援PJ月例会議がありました

2008-05-20 07:53:57 | 引きこもり
すごい風が吹き荒れています。出勤の方、お疲れ様です。

昨日は、昼間、横浜市市民活動支援センター4Fにお邪魔し、「ADHD(あではで)」の皆さんに会ってきました。突然お邪魔してすみません。

チラシ配布と説明の時間をいただきました。感謝。ぜひ、5/31の歯科技工士さんとの懇談をご検討ください。

町田2君キャンセルだったので、横浜のセンターから、茅ヶ崎サポセンに直行。地域就労支援PJのレジュメ作り。19時よりPJ月例会。来月から、就労支援のプロがPJ参加することになった。

養護学校親御さん向け見学会を来月に実施するか打診開始。

東京・尾山台のパイ焼窯&西調布「たい焼きやさん」見学現場懇談準備開始。

茅ヶ崎市長懇談6・7月に実施できるように、調整開始。

8月第2週に1泊懇談会準備。会場探しを。

次回6/10(火)19時~21時 茅ヶ崎市民活動サポートセンターにて。



夜間傾聴:自由が丘くん(仮名:前日の式のお礼など)
     *******(親・子:喧嘩仲裁)

(校正1回目済み)


p.s.書きながら眠ってしまった。*******君からの電話対応あって。とりあえず事務的な内容を載せます。

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おめでとう!自由が丘くん(仮名)の結婚式~障碍克服の道標として~

2008-05-19 06:11:45 | 引きこもり
自由が丘くん(仮名)の結婚式は親族すら制限した少人数の簡素なものだった。と言っても不満を述べているのではない。パニック障碍による引きこもり、という苦しみを乗り越える中でお互い知り合って、ここまでやってきた道標がこの集まりだったのだ。新婚旅行もない、静かだが、これからの生活が親しい人に見守られて出発をした、そういう大切な意味合いを持っている。

自由が丘くんとは、以前、友人が経営していた私塾で出会った。そのころパニック障碍は社会的認知が低く理解者をつなぐことが難しかったが、彼は高卒社員経験と挫折という、年齢の高い受験生として私と知り合った。奥さんとは、引きこもり関連の親の会で、講演へのQ&Aの際、質問者同士として終了後、ご挨拶させてもらった経緯がある。自由が丘君は、それ以前から奥さんと当事者の会で親交を深められていた。

補習と進学という学習活動を通じて私たち教員が知り合う引きこもり青少年は、上位学校への入学を期に、私たちから離れていく。だから結婚式までお付き合いさせていただく例は、案外少ない。ましてや、ご夫婦とも面識のある方というのは、さらに少ない。

彼のリハや通院に一部同行させてもらったり、孤独の闇に苛まれたとき、眠れない夜に波間の棒杭のように、対話にご一緒してきた。この棒杭、ずいぶん、きしんで先方を困らせてきたのだが。私は、旗の台君(仮名)の親御さんどうしの交流から、自由が丘君を紹介されたのだった。

「長いお付き合いだったよね」と、語り合った。彼は元の広告代理店の仕事とは畑の違う学部への進学の道を選んだ。私は入学後、その彼の通学サポートに参加したことで、お付き合いが長くなった。おかげでパニック障碍の苦しみの深さも教えてもらった。安全に課題を超えたときの喜びの一部を分かち合った。一部というのは、そのいいとこどりのような形で、当事者のピア・サポーターとして奥さんが寄り添っていたからだ。あんまり具体的に語れないのが悩みなのだが、「嫉妬するなって」と、痛烈な冗談を旗の台君に言われて、大笑い。ナイト・ハイクの思い出話も楽しいものだった。

散会後、私は父の件があったのでそのまま直行で帰宅したのだが、旗の台君が渋谷の雑踏にちょっとトラブった模様。大丈夫かな。

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家に戻った。父は偏屈に寝室で、眠りこけていた。枕元のラジオを消し、主夫家事仕事、何事も元通りに始まった。

家事を終えて、「わーく」の番組コンテンツをどうイメージ化するかという分割作業に区切りをつけ、次に今夜の地域就労支援PJ配布用資料を作り始めている。

夜間傾聴:旗の台君(仮名:帰宅時の件)
     大森海岸君(仮名)
     中延君(仮名)

(校正2回目済み)

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教え子企画が連日という珍しい週末

2008-05-18 07:00:29 | 引きこもり
父の物忘れがひどくなってきた。とても書けない事件がふたつ、起きている。ケアマネさんから、往診してくれる高齢者熟練医情報の電話があった。ただ、現在糖尿病専門医にかかっている。いずれも同じ内科なので,保険が問題になりそうだが大丈夫なのだろうか。

昨夜の口論で母がダウンした。父は相変わらず箸箱を鳴らして食事を待っている。最悪の一日のスタートとなった。食事の支度をして、父に食事をさせた後、夕食の準備を事前にしておいてから、コーラスのコンサートにでかける準備をしていた。ところが、仕事のレポートを出していると、父の大声が上がった。厨房に飛んでいくと、夕食のために作ったばかりのおかずを内緒で食べて、お茶を飲もうとしたとき、出刃包丁を不安定な場所においていたために、足元に落としたのだった。父はデザートにリンゴを食べるつもりで出刃包丁を取り出し、忘れた、そういうことだ。ふらふらと流しの横を通るとき、はみ出していた包丁の柄が衣服に引っかかったのだった。包丁はズボンの裾を裂いて穴を開け、宙ぶらりんに突き刺さっていた。寒気がした。

ズボンを取り替えさせようとしたら抵抗する。気に入っているから脱ぐのが嫌だったのだ。覘きにきた母は頑として口をきかない。やむなく、かけはぎ仕事を父の前で行う。父は関係なくTVを観てぼんやり座り込んでいる。爺ぃが爺ぃの針仕事をしている図は、そうあちこちでみかけないだろう。

バスに一本乗り遅れてしまったのだが、家で時間待ちをしていて良かったのだった。直したばかりのズボンの裾がかかとに引っかかり転倒、階段の途中で手すりにつかまって、また身体が宙に浮いていた。転落寸前だった。間が悪い。目が離せない。スリッパを、あれほど言っておいたのに、父はわざわざ下駄箱に押し込んでおいたものを、取り出して履いていた。

ベッドに横になり無言の抗議をしている母に、状況を伝えて家を出た。

コーラス会場は入谷さん(仮名)と会った翌日の同じ海老名。時間の見当が付いているので、香川に立ち寄った。下宿屋さん、知的障碍の青年のグループホームである。相模線の間合いを見はからって、チラシを職員の方に渡して、Mさんとあわずにお暇し駅に戻ったので、次の電車に乗ることができた。朝、橋本君(仮名)から会いたいとメール連絡があったが、内容確認の上、月曜日まで待ってもらった。彼のメールは危ない状態というより、寄る辺のなさがにじんでいた。途中、彼と携帯メールで間合いを取りつつコンサート会場へ。

コンサート会場受付で、彼女のお母さんに偶然出会った。初対面だった。そっくりだが、その華奢な身体から、大きな娘さんを産んだことが、不思議だった。(親子でくしゃみをしているだろう。)

私はコーラスやオペラは苦手だった。シャウトする声と場を制圧する雰囲気が苦手だった。実はロックも演歌もそう。力むのは嫌なのだ。ところが今回は、その感覚がやや失せた。舞台上の彼女の懸命さが心に残った。この子には、中途退席の用件は横浜と伝えたが、実は相模大野の会議があり、タイムリミットの最後の休憩の間に会場を出てしまったが、私には実は演奏よりも彼女の成長が心に残っていた。悪いなあと思いつつ、私は彼女を見に行ったのだとわかった。(ごめん!)歳を食ったなあと改めて思う。

会議の最中、プログラムのコンサート曲の最後、谷川俊太郎氏と武満徹氏の「死んだ男の残したものは」を口ずさんでいた。つまらない会議はともかく、この選曲は、いけない。この曲のコーラスは聞かないで会場を出たが、私はゾンビみたいなものだからである。絶対に死なないからだ。(笑)「ひと」誌の関係で谷川さんと会ったとき、「伝染する言葉の力」のことを伝えたが、無意識に思い出されることばや歌の力を改めて思った。

今日は自由が丘くん(仮名)の結婚式である。日程が連続すると、それでもじんわりとボディブローが効いてくる。彼らに「わーく」を手伝えと言ってこよう。喫茶店を借り切った結婚式、その分堅苦しくは無いが、祝福が毒舌に変わらないように自制が必要。旗の台君(仮名)の老婆心は当たりなのだ。でも大丈夫、会場は酒なしだからだ。

夜間傾聴:旗の台君(仮名:彼の説教)

p.s. 会場の渋谷にいる。パニック障碍を克服した3人が集まっているから、会は親族と気心知れた連中だけ。新婚旅行も無い。あっけない時間が過ぎて、今、メールを出すので、持ち込んだPCから何件か、メールを発信したところ。新居というか自由が丘くん(仮名)宅の改造二世帯住宅では、すでに生活が始まっている。その新婚生活画像が発信されていた。奇妙な結婚式、まもなく散会する。


(校正3回目済み)
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ジグソーパズルのような一日/釜ケ崎に自立の花屋さん開店

2008-05-17 06:58:50 | 引きこもり
昼に入谷さん(仮名)と会った。海老名でお茶を飲みながら、シアトルとバンクーバーの手振り豊かな話を聞いてきた。日本の高校生の了見の狭さを抑圧から、彼女は解き放たれたようだ。約束の時間があったので、1時間弱で横浜に、そのまま出て、中小企業の経営者団体の合同説明会会場にお邪魔し面会を求め、地域就労支援PJの講演の下地つくりと、見学会候補の相談をしてきた。短時間だったが実があったように思う。

障碍者雇用については、方針に盛り込まれてはいるものの、まだ個別の企業となると、経営者の関心の格差は大きく、近隣の地域の企業となると即答できない状況。この面会自身、団体代表ということではなく、理解者の一会員としてという内容。しかし、就労困難若年者の地域就労支援の説明に、最後まで耳を傾けてくださったことは、価値ありと思っている。依頼の朗報を待つ。

県立図書館から借りていた本を更新した。地域図書館と違って、ハードカバーが多い。久々に青少年センターにお邪魔して、5/31のチラシを置き説明。私の知る面々が異動になったのだろうかいないことにびっくり。

終業時刻直前の県庁に移り、駆け足で用を足し、横浜から藤沢に出、藤沢市民活動推進センターにお邪魔した。湘南台在住の幼児塾経営者の方と共同オフィスを作る話も、構想のセンスの差が大きく育たなかった。共同というより、新規事務所に「わーく」編集部が寄生するような内容だった。辻堂だったのだがこれが破綻してから、藤沢側の活動との連携が停滞していた。センターには久々のチラシ持込みだった。

藤沢の駅前で食材の補充をして、駅前で外食し、一度帰宅した。香川の下宿屋さんに、チラシを届けるつもりでいたのだ。厨房の食器の山をやっつけて、洗濯を終えたら、父が荒れだした。TVで、高齢者の徘徊を扱っており、チャンネルを変えたい父と、見せたい母との口論だった。仲裁していたら、身体が重くなって、外出する気が萎えた。今日が進学塾時代の教え子のコンサート・日曜日が自由が丘くん(仮名)の結婚式である。またお休みのときに下宿屋さんにお邪魔することになり、Мさんとは、また会えないことに。Yさんのところに、5/31チラシをお願いしてこようと思っている。

朝日新聞大阪版に、素敵な記事が載った。

●「釜ケ崎に自立の花 元ホームレスらが働く花屋開店」080512

がそれである。路上生活者支援の「第二のビッグ・イシュー」「花屋チェーン」を展開しようというのだった。湘南の「ビッグイシュー」販売は、メンバー交代の状態で、停滞している。路上生活者のひとたちは、事情を抱えている。だから活動も柔軟でなくてはならない。協力するから、必要なら連絡をと言ってある。本を片手にしていたときと比べて、身が縮んで見える。ひとが表現を失うということは、大きなことなのだ。だから、この花屋さんも、有力な選択肢に育って欲しいと思う。

もうひとつは大卒内定率の記事と、自殺の全国調査の対比だ。

●「大卒内定率、過去最高の96.9% 『売り手市場』続く」080516

●「『本気で自殺考えたことある』2割 政府が初の全国調査」080516

競争社会、この国は病んでいる。また「自殺志向は思春期の特徴」というような識者の鈍感な解説が出てくるのかなと思う。

●「生活保護者『命の危険も』 通院費制限に受給者ら抗議」080516

非常識なことが平気で起きてくる社会。抗議は当然。人が死んでからでは遅い。



夜間傾聴:自由が丘くん(仮名:これは傾聴というより結婚式前ののろけ)
     旗の台くん(仮名:結婚式話がてら、心境を…)

(校正1回目済み)

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