湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネの地域学習活動・就労支援活動の実践試行を書き溜めていきます。

星槎学園青葉校の実践報告会にお邪魔してきました/観音様は浅草か

2007-07-31 07:52:57 | 引きこもり
星槎学園青葉校の実践報告会に行ってきた。宮沢学園時代、何人かの教員の方々と教科の指導法をめぐって話したことがあった経過もあって、対象となる子が今年いるわけではなかったがお邪魔してきた。

もうひとつの用件は、「卒業生の就職についての地域支援協力ができないか」打診したかったのだった。養護学校の場合、高等部の生徒さんが新卒就労した場合、就労時から3年間相談に乗り、地域の就労生活支援センターにひきついでいく体制をとる。これに準じた形でケアする形は取っていると思うが、実際には軽度発達障害を持った子たちの就労は、多重のセイフティネットをかけていかないと、転職を繰り返してしまう。星槎学園はプレ就労や授業実習をつんでいるので必要ないということになるかとは思っていたが。この辺を話し合う場を設定できないか打診してきたのだった。結果は保留なのだが、授業報告を見せてもらう限りではニーズは薄いように感じられた。

実践例に社員研修によくある手法が使われているのは、企業の要請に即応しているのはわかったが、この研修、当人が納得しているのかなと違和感を感じる場面もあった。

特別講演の松為信雄教授の話は、自分でも口が早いといっておられたが、確かに何とも早い。さすがに大事な論点は切れ味がいいのだが、ともかく総花的。ポイントを絞ってもう一度、続きを聞いてみたいと、あちこちの箇所で思った。親向けの場だが内容は教員の卵・学部生向けの総論の感じだった。今度は時間をかけて、実践例も是非是非というところ。

私は巡回指導の関係で蒲田にはしょっちゅうでかけるのだが、会場のPIO大田区産業プラザを知らなかった。奇妙な三角地に立ったビルで、何回かは目の前を通り過ぎていたのに、ちょっと意外な感があった。

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会の終了後、大急ぎで大森に移動して、大森君(仮名)に会った。途中連絡が入ったものの、爺ぃを30分待たせたのは問題だと彼に注意した。理由は脱力するものだった。親が買物に出かけてしまったので、交通費と喫茶店代がなかったのだと情けなそうに語った。たしかにバイトしていないのだから、それはそうだとうなづいていたところ、突然彼の携帯が鳴り出し、彼は狼狽した応答の後、母親が私に代われというからと、彼の携帯を私に突き出したのだった。

は:「あ、お世話になってます。本当だったんですね…」
と:「彼、うそでもついたんですか、あわててますよ。」
は:「あははは、やだ。ときどき、『先生に会う』と、先生をダシにして、小遣いかせぎしていたんですよ。すみません。」
と:「彼に代わります。」
お:「(母親に)終わったから、帰るから。」
と:「まあ、待ちなよ…。出よう。」

彼の顔面はチックを起こしていた。ぶらぶらと夕方の街を馬込側に向けて歩いた。「成人が小遣いもらっちゃいけないか」と彼は、そっと聞こえるように独り言をいった。

「あのな、5歳のとき、お稲荷さんの賽銭泥棒をやったことがある」と、私は切り出した。境内を出たが、ひとの目が気になって追われて憂鬱になった。誕生日に買ってもらったゲーム盤を年上の友達に売って、数倍の賽銭にして戻してきた。それで解決したと思っていたら、ゲーム盤を買った奴の母親が怒鳴り込んできて、罰があたってしまったのだと悟った。みんなを巻き込んでしまった負い目がしばらくあって、賽銭泥棒なんてやるものじゃないと思ったんだと、彼に話した。実話だ。

「5歳だろ、すげー」といいつつ、彼のチックは治まっていた。

と:「何だよなあ、また、(教科)添削できなかったじゃないか。」
お:「こんどから自転車で来ます…」
と:「自転車あるのに待たせたのか、こら。」
お:「自転車だと金取れないから。」
と:「交通費と喫茶店代の実費、払うから儲からないだろう?」
お:「いや、だから、歩いてきたんです。」

事態は次第に見えてきた。

と:「小遣い銭稼ぎで、喫茶店に来ていたのか!30分待たせて!」
お:「信じてくださいよぉ。」
と:「お前のお稲荷さんに、お参りにいけ!」
お:「お稲荷さんって、ないですよ」
お:「…あ、そっか。」
と:「観音さまだよ。」
お:「はぁっ?」

若い子に通じる例えじゃなかったなと笑いつつ、帰りは浅草線に乗ることに。しかし、この元気があるのに、彼は本校には通えない。自分でもわかっているのに、鍵が開かない。夜間傾聴していなかったら、会話はこれほど軽くは無かったろう。東京までもどり、席にすわって帰ってきた。

夜間傾聴:大森君(仮名)>「ごめんなさい」とあやまりつつ、浅草の地図を彼が開いていたことを話から知り、「お稲荷さん」も「穴守稲荷じゃないぞ」と念を押した。

地図って、ちがうぞ、大森君。

「例えは慎重に、通じないから」、…そうだったのだ。

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帰りの車内、A子から、また電話が入ったのだった。これは今日の課題。

(校正2回目済)
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茅ヶ崎市民活動カフェに出席/京都に就労支援ネット誕生とか

2007-07-30 06:21:35 | 引きこもり
昨日は茅ヶ崎サポセンで「市民活動ネットワーク」があり、文教大学ボランティアーズの若手がボスニア・ヘルツゴヴィナ紛争のクロアチア戦災市民支援活動の報告をしながら、後半4テーブルに分れてバズ・セッションをしました。文教大の学生さん以外は、白髪頭ばかり。7月末・参議院選投票日・雨天などの影響もあって、参加者層に偏りが出た模様。学生さん、がっかりしなければいいのだけれど。

市民活動カフェは「予期せぬ出会い」「未体験視角の面白さ」にあり、出会いの先は当事者に任されています。しかしカフェは企画として連続していきますから、なんらかの成果を参加者に還元していかなくてはなりません。バズ・セッションはカンフルのような面があって、その効果に寄りかかるわけにはいかないのです。この「ほぐしと束ね」の主体性は企画側にあるわけで、今回はその辺が問われているように思えました。

私はサポチガ自主企画「福祉PJ」の今後のスタイルとして「《公募》福祉講演会」を提案しました。広い福祉の分野を束ねる論理は、政治(社会統治)の価値観からおろされる論理に依拠しないと無理なところがあって、成熟した活動の出会いならまだしも、成長の手がかりを模索している段階の活動では、束ねること自体が無謀なところがあります。そこで逆に、言いたい側に来てもらって、互いに耳を貸すことを保障しあうことで、「未体験視角の面白さ」を確保しようとしていました。公募テーマの設定や、「面白がり方」というか媒介と魅力の引き出しが主催者の主体性(センス)となるので、同様の問題を抱えているように思えました。

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今夜の傾聴は参議院選一色。こうして話すことで、彼は社会の先端に、ちょうどETの指先が接するように、孤独ならぬ孤毒状態を癒していきます。

昨日の市民活動カフェで文教大の学生さんが、以前からいわれるスチューデントアパシーを口にすることへの違和感、レッテル貼りとぶったぎりという切断が、若者の感性を自らが捨てて爺ぃに擦り寄っているような違和感があったのも、この傾聴の表の論理と裏の論理というか、「このコーヒーうまいね」という言葉が、コーヒーを越えて共にあることへの幸せを表明していることがあるように、平板な理解への齟齬を感じさせた。逆に言うと傾聴はそのレベルの交流が起きているのだとも思えます。

今日は駒沢公園君と大森君(いずれも仮名)との話でしたが、爺ぃにあわせて話すことは労力がいること。ま、ご苦労様でした、駒沢公園君、大森君。

今日は星槎学園青葉校の実践報告会が蒲田であるので、覘いてきます。帰りに大森君に会います。昨日の雨で流されていた相模大野の巡回は期日を改めてということになりました。

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注目!京都で、就労支援ネットが動き出しています。

●「11機関でネット結成、初会合 府南部、障害者の就職促進へ」
Kyoto Shimbun 2007年7月17日(火)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007071700174&genre=K1&area=K20



(校正2回目済)

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夏期講習あと一日

2007-07-29 07:06:38 | 引きこもり
夏期講習の前半の追い込み。私は取り出し指導をしたり、欠勤の穴埋めをしたりの窓際講師。事前連絡でその日が決まる日雇い労働者である。

昨日はひとり極端なストレスを抱えた青年を担当した。詳しくは書けないが父親が多重債務を抱えて、いつ学びを中断させられるかわからない状況下にあった。他の生徒と机を並べるよりは、一人のほうがいいだろうということで、サブウェイ(喫茶)に引っ張り出した。学習はどこへやら、しゃべるしゃべる…。普段無口な青年の印象だったのでびっくり。

一昨日、空転した子の家に連絡が取れて、今日、さぽせんの市民活動カフェが終わったら巡回することに。

夜間傾聴:なし
今日の仕事:市民活動カフェのあと、1件

(校正1回目済)

今夜の傾聴は静か。レギュラー旗の台君が同期の友人の連絡先を問い合わせてきただけ。都心は花火だったからかなあ…。

「モーツアルトとクジラ」(ISBN: 9784140811689) をつまみ食い。
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野暮ったいけれど、やはり私は講師なのだった

2007-07-28 07:27:00 | 引きこもり
夏期講習の補完授業が入った。久々に中学生が相手。ピンチヒッターなので、あまりかき回してもいけないので無難に済ませたが、対話が高校生などより取れると感じるのは、世代独特の間合いの取り方の差があるからだが、世界が違うと感じてしまうのはオーバーだろうか。しかし授業は楽しい。

帰りに久々に相模大野くん(仮名)のお宅にお邪魔した。彼は地元校を避けて、もと専任講師が退職して開いた小さな塾に通っている。私などはそのまま通っていればいいと思うのだが、保健室登校のような仮の居場所なのだ。それでも茶の間にすっと出てくるし、「ごぶさたしてます」と明瞭な挨拶が飛んできた。今日は公式だが非公式なんだよとか不可解な話をして、学習面は無理せずに引き上げてきた。当人の目の前で近況を語ろうとする母親の言葉をはぐらかして、彼とベランダに出た。

山のように破られた襖紙を詰め込んだ袋のなかで襖紙が変色していた。

「捨てないの?」と問う。「まだ許していないですから…」と応答が帰ってくる。深入りせずに部屋に戻って、座らずにお暇した。大丈夫。彼は自分の世界を取り戻しつつある。

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ともかく知らない土地の路線バスは、要領をえない。行ったばかりのバスのあとに来た路線違いのバスを見送ってしまったら、そのバスでもよかったのだ。もうひとりのところには、乗り継ぎがあるから、予定の時間に間に合いそうに無かった。電話をかけても相手が出ない。誰も出なくても相手がいるのが、私たちの相手にしている子たちだ。途中で何回か電話を繰り返しながらお宅にたどりついた。しかし応答は無かった。本校の事務に電話したら、今日は会えないと連絡がはいっていた。無駄足は空しいので、近くの駅まで歩くことにした。途中の本屋で

●「チャップ・ブックの世界 近代イギリス庶民と廉価本」(ISBN:4061598287)

を購入。パンクしそうなバッグに詰め込んで藤沢にもどった。

藤沢市市民活動推進センターに、7/23の会合の様子のCMをしようとお邪魔したがTさんはお留守。手持ち無沙汰のまま、駅前で夕食の補充の買物をして帰宅した。糖尿病の運動療法程度は歩いているのかなと、うそぶきつつ、祭り提灯を自分に見立てて、「ぶらりとしては暮らされもせず…あれは、へちまだったか」と、幻聴さんがいるがごとく、つぶやいて帰ってきた。

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PJ用USBメモリスティックを受け取った。落とすといけないので暗号化しておくことにし、暗号化ソフトをインストールした。面倒だからやってこなかったが、保存の場面なら使ってもいい。

問題は、さぽせん側に復号機能がないことだ。またソフト紹介するともめるのだろうなと思いつつ、とりあえずは完成。


夜間傾聴:入谷さん(仮名・楽譜の話題、ひとしきり)
     中延くん(仮名)

「光の風」のOさんからメールあり。10月の懇談に参加されるとか。楽しみである。


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構想が命を持つときとは

2007-07-27 07:47:55 | 引きこもり
蒸し暑い。私の知人は新潟県柏崎市に、災害ボランティアの医療関係のプロとして地震の翌日から現地入りして、昨日帰って来た。高齢者の保護をしてきたが精神・知的の障害者たちの家庭に救援の手が届いているかが気になると言っていた。地元の受け入れが整っていないので、虚しい思いもしたらしい。お疲れ様ということで、実家のある平塚で、夏期講習応援を終えて夜、彼と会い、節酒禁煙の節酒の方を自販機の缶ビールで交わした。半年ぶりの酒だった。前の出会いから20年、お互いの頭は白くなった。

私は北海道の有珠山噴火のとき、危機時の児童のメンタルサポートを試みて、現地の避難所管理の集団に遮断されたことがあって、生前の祖母の介護の関係で現地にいけない歯がゆさを感じていた。そこで地元の協力者を得て、有珠山の火山灰を袋詰めして、送料着払い無料で学校現場に配布することを思いついた。受け取った教員は紳士協定で災害授業を行うことを約束してもらった。全国400校の小学校・高校で有珠山とその災害についての授業が行われた。残念なことに、この年の末(2000年)交通事故で入院し、活動は立ち消えになってしまったが、よい着想は必ず支持を広げるという体験をすることが出来た。

目的がはっきりと見え、その構想の中で皆が自由な着想を織り込め、有用な働きが出来るとき、その構想は命を得る。ただの必要でも、正義でもない。ネットワークの血流がシステムを動かす瞬間である。

私は引きこもり青年を治療したり矯正したりする構想はたてない。彼が自分で歩みだせるような出会いと場を提供しようと考えている。ただ彼が孤立しないような支援はしていきたいと思う。酒気帯びで夜間傾聴は失礼なので、臨時休業させてもらった。

今、ある学校の教員の方々と9月のフォーラム懇談会の実施の可能性を追いはじめている。「卒業生就労の地域支援について」の話し合いである。まだ公開に熟さないので、今日は私の新聞記事DBを引用しておく。


●明日の私:’07参院選・争点アンケート/3 格差 働けど、生活ギリギリ
(毎日 2007年7月26日 東京朝刊)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070724k0000m010105000c.html

●明日の私:’07参院選・争点アンケート/4 少子化 将来不安、「産めない」
◇月1万円の手当だけでは…(毎日 2007年7月27日 東京朝刊)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/wadai/news/20070727ddm013100180000c.html

●就職支援「ジョブ・カード」 5年で100万人に交付へ
(2007年07月25日00時47分 朝日)
http://www.asahi.com/politics/update/0725/TKY200707240622.html

●障害者雇用率、パートや派遣も算入 厚労省研究会案
(2007年07月27日06時06分 朝日)
http://www.asahi.com/life/update/0726/TKY200707260468.html

●福祉・介護労働者:人材確保に環境改善の新指針 厚労省
(毎日 2007年7月26日 11時06分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20070726k0000e010022000c.html

●福祉・介護の給与引き上げ、人材確保へ厚労省が諮問
(2007年7月26日12時15分 読売)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070726it02.htm

●あえぐ福祉:中越沖地震 知的障害の42歳息子と母、避難所でも「孤立」/神奈川
 ◇介護頼めず風呂に入れない--記者が見た被災地(毎日 2007年7月26日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20070726ddlk14040207000c.html

●ハンセン病:元患者の森元さん、母校・慶大で初講演/東京
 ◇偏見と差別に苦しんだ半生/温かかったゼミ仲間(毎日 2007年7月26日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tokyo/news/20070726ddlk13040113000c.html

●知的障害者の賃金未払い、岩手のクリーニング社に改善指導
(2007年7月25日13時36分 読売)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070725i304.htm

●生活保護辞退者の孤独死で質問状、支援団体が厚労相に
(2007年7月26日19時8分 読売)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070726it11.htm

●子ども起業塾:県内の中学生ら特産品を開発 /兵庫
〔神戸版〕(毎日 2007年7月26日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hyogo/news/20070726ddlk28040252000c.html

●職場体験学習:高校生8人が記者体験 高校野球を取材--外語短大付高 /神奈川
(毎日 2007年7月26日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20070726ddlk14040193000c.html

●職場体験:大妻中の3年生、毎日新聞東京本社で /東京
(毎日 2007年7月26日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tokyo/news/20070726ddlk13040114000c.html

以上

(校正1回目済)
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FW:7/23神奈川労働局(ハローワーク)講演会レポート(就労支援PJより)

2007-07-26 05:42:58 | 引きこもり
7/23(月) の就労困難若年者地域就労支援PJ主催の第一回目講演会は、神奈川労働局(ハローワーク関係)の行政との協働を探る流れの中で、職業対策課・職業安定課の仕事を紹介してもらいました。

講師を除く参加者19名。障碍児者の親御さんの比率の高い集まりとなりました。

初めに職業安定課・寺崎圭子若年者担当官から、「若者の使い捨て」といわれている非正規雇用の拡大と、正規採用へのハードルの高さが、若者の就労意欲の衰退に拍車をかけているという、厳しい現状が紹介されました。フリーター、ニート、引きこもりといわれる若者の不安定職歴が、正規雇用の否定的な材料になる現状を問題としてとらえ、ケースごとに機会あるごとに企業勧告している話がでました。

若者の就労意欲の減退に対して、「若者の自立・挑戦のためのアクションプラン」「若者の人間力を高めるための国民運動」「再チャレンジ支援総合プラン」という国の政策によって、神奈川労働局は、その施行を担っていること。学齢期の青少年に「ジョブ・パスポート」という就労体験を提供し、若年者に対しても様々な適性診断やトライアル雇用の施策を行い企業就労支援を行っているとのお話。

私たちから見て特筆すべきことは、藤沢ハローワークにて「若年コミュニケーション能力要支援者就職プログラム」がスタートしたこと。社会的引きこもり・ニートと呼ばれるひとたちの中に軽度発達障害(同年代6%・手帳を持たない就労困難者の半数近く)の困難があり、それは対人交渉の困難であることから、発達障害の枠の周辺からも就労へと結びつく大事な視座であることです。

一方、職業対策課・阿部正和課長補佐から、自立支援法下、障害者雇用促進法に基づいて企業の法定雇用率を上げる方策を打っていること。現在県下31箇所の特例子会社が増加の傾向にあるが、その雇用率をあげるには、ハローワークを中心とした「チーム支援」や、「ジョブコーチの積極利用をすすめ」「神奈川障害者職業センターによる職業リハビリテーション」をすすめていくとの話。特に福祉的就労ということで授産施設や共同作業所等施設で就労しているひとたちの雇用を請け負いノルマ制から給与所得制へと転換をすすめることや、ジョブコーチを育成し、職場のマッチングを進めるというはなしとなった。

今回特筆すべきことは、採用事例の少ない「精神障害者に対する雇用」「在宅就業障害者」への支援を強化すること、特に当人家族からの要請を受けて、ジョブコーチ派遣を実現するために、企業との調整をすすめることや、ジョブコーチ不足を補うために、養成に協力する話などが出されていました。この辺はQ&Aの中心テーマとなり、熱気ある質問が予定時間を超過して飛び交いました。

全体としては、必要性・緊急性に裏打ちされた話し合いでしたが、「ハローワークとの協働」(チーム就労実体化)や、軽度障害者就労が導き出す地域の居場所の論議まで話が追いつけなかったことがあります。「企業就労」の枠の中で今の就労状況をどう打開するかという内容が前面に出た講演でした。

司会者という立場から、あまり特定の方向へと話を誘導できないところでしたが、私は「引きこもり」青年に就労の基本スキルを身につけさせて就労、または就労イメージ作りという一連の流れが、「仕事とは徹底してプライベートな個人に属するもの」という前提がもともと歪んでいると思っています。賃労働ということです。「職は社会参加であり、仕事は協業の人の輪の中で価値付けられる」という「仕事という生き方」が不問のままで技能に流れていると思うのです。地域が彼らの居場所、活躍の場となることが、「引きこもり」青年たちの生きている内実につながっていくだろうということなのです。

この視点が、軽度~重度の障碍者がいわゆる健常者と手を取り合う道であるし、地域はその揺りかごなのだということです。この辺の議論は理想論。空論と片付けられそうなところです。生まれ・育ち・パートナーを得・後継者を得て・老いていくという生涯が、賃金による私生活(消費生活)確保・老いという必要な他者・喜びを分かち合える他者を獲得することを疎外していると思っています。

企業就労してもやがては老いる。そのころ両親は介護の対象の年齢または死去しており、成人後見制度を持ってしても、彼は再び孤立してしまう。その生涯にわたる人の輪・地縁をどうつくるかということのなかに、就労を考えられないのだろうかという思いがあるのです。企業就労は現状打開の大事な活動です。そのもうひとつ先を見通した論議がほしいのです。つまり「地域就労」の絵です。このとき「引きこもり」青年は有力なパートナーだと思うのですが。

まずは若年者就労の現状のところから、話が始まったのです。回数を重ね、私たちの協働のプランが浮かび上がっていけば、PJのちょうど畑を耕すような活動は。育てる芽を得るでしょう。大事な一歩が始まりました。

Q&Aに時間に迫られつつ、丁寧な応答をしてくださった神奈川労働局のふたりの講師の方々に感謝申し上げます。

(校正1回目済み)
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さぽちが事業部門会議が今日なので、レポートを書いています

2007-07-25 07:19:25 | 引きこもり
夏期講習のほつれ防止の出動の合間に、昨日から7/23講演会のレポートを書いています。加えて今日は朝10時からドロノワ陶芸WSなので、追い込みをかけています。今夜には転載できると思います。いくつも問題が出ているのです。

ただこの集まりの成功の意味は大きなものがあります。この軽度障碍の若年者就労の調査研究・情報交換PJは、苗場です。ここがしっかり定着していけば、そこから様々な活動が生まれてきます。

特にUさんにはお世話になりました。Wさんは関係者のお通夜の前に会に参加してくれました。感謝します。参加してくださった様々な団体組織の方々や、さらには親御さんに御礼もうしあげます。

少し眠ります。中途半端でごめんなさい。


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さぽちが自主事業若年者地域就労支援PJ

2007-07-24 05:12:05 | 引きこもり
今、傾聴を終えたところです。

昨夜のPJ講演会は盛会でした。19名です。
ばてています。詳細は次回に回させてください。

では。
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PJの夏期見学会は世田谷「すきっぷ/パイ焼き窯」を追及することに決定

2007-07-22 22:18:00 | 引きこもり
翔の会本部に、意味の無いことと知りつつ23日講演会のダメ押し依頼のチラシを預けて来た。今日は休みだから、チラシが伝わるのは明日、前回届けているので内容は伝わっているはず。とはいえ、今日の分は講演会当日になってしまう。

しかし思うのだ。このPJが地域の就労困難な若者を抱える当事者・支援団体の水路を開く役割を担えるのかどうか。講演会はPJの初企画だから、ここが通るかどうかは、存続に影響してくる。

本部のある小出一本松から湘南台駅に出、町田を経由して相原に出た。ここには町田おやじの会から教えていただいた「夢工房」という障碍者就労支援の活動があり、地域就労の動きがあるのだと聞いていた。相原郵便局の夢連が中心と聞いていたので、前回お邪魔したときは18時前になってしまい、局は閉まっていて周辺にそれらしい写真館があったので、もう一度改めてと引き上げて来た。

今回も周辺を捜すが関連の建物は無い。写真館は個人のお店だったし、隣の堺市民センターは取り壊していた。アパートの前で遊んでいた親子に聞いてみたら、3km近くはなれた中相原の学童のあたりどろうという。バス停「相原十字路」の小学校のそばとか。「大戸」行きバスに乗って5分。さて降りたら動物病院しかない。商店街らしいところがないのだ。ひと気も商店街もない。電話番号案内を聞いたがダメ。…諦めて帰って来た。

家に戻って関連HPをさぐるが、相原町に陶芸工房があり、武蔵小金井に「夢工房」という陶芸教室があるらしく、同時に同じページにあるものだから検索にひっかかってくる。しかしこれは違う。調べていると「夢連」という地域活動が浮かんできた。

●NPO法人「夢連」
http://www.ops.dti.ne.jp/~tomoken/

>「夢連」は、相原町とその周辺地域の歴史、文化、自然環境を守り生かすために、地域全体を「エコ・ミュージアム」としてネットワークすことを活動目的としています。

とあった。活動が違っていたのだった。障碍者地域就労支援といっても、聞く人によって連想するイメージは様々。無念。ということで、見学会候補はひとつなくなり、世田谷「すきっぷ/パイ焼き窯」に決定した。

p.s.

●7/23「就労困難若年者地域就労支援PJ講演会」(再掲)

日 時:2007年7月23日(月)19時~21時
場 所:茅ケ崎市役所分庁舎5F会議室
     (茅ヶ崎駅北口より徒歩7~8分)
テーマ:「障がい者の若年者就労支援の協働の輪づくり1
(国の労働行政の立場から)」
講師:神奈川労働局職業対策課課長補佐   阿部正和さん
         職業安定課若年者担当 寺崎圭子さん
対 象:茅ケ崎市を中心とした湘南東部の
    引きこもり・障がい者諸団体就労関係者
    および当事者とその家族
    (ただし、話題の中心は支援者向け)
形 式:話題提案と懇談(自由懇談の時間を長めに取っています。)
    会場司会 飛田 英昭
その他:話題提案時間は1時間程度、のちに自由懇談を持ちます。
    関係者懇談の色彩が濃いのでご承知置き下さい。
連絡先:〒253-0041 茅ケ崎市茅ケ崎3-2-7
茅ケ崎市民活動サポートセンター No.61
NPOサポートちがさき・就労困難若年者地域就労支援PJ
当日連絡先:tobita@@@@@mbm.nifty.com ("@"をひとつにすること)
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「Sネット10周年記念シンポジウム」に参加して

2007-07-22 06:18:50 | 引きこもり
湘南ふくしネットワークオンブズマンの「Sネット10周年記念シンポジウム」に参加してきた。茅ケ崎市民文化会館小ホールというので、そんなに集まるのかな(失礼)と思っていたら、横三地区(三浦半島/逗子・鎌倉・葉山・横須賀・三浦)を含んでいたので納得がいった。3分の2ほどの入り。

見慣れた顔ばかり。地域の諸施設のネットワークの「Sネット21」と契約を結ぶ形でオンブズマン委員会(湘南・横須賀)「SNET」が施設利用者の権利擁護とその人らしい生活を実現することを援助する活動を行っている。

こういうとわかったようなわからんような話だが、それを利用者の立場に立つと活動が見えてくる。施設入所している方が、生活上の支障を感じたとしよう。その支障を所属施設に訴えるが、施設の力量からその実現が難しいとき、巡回してきたオンブズマンにそのことを訴えると、オンブズマンは、他の施設や外部関係者の協力を仲介しつつ、その望みの実現について、所属施設の改善を含みつつ、関わっていく。手助けをしてくれる存在というわけだ。また施設の管理が適切なものであるかどうかを第三者の目で監査する役割も持っている。

地道な活動だが、利用者の人権擁護のために、必要なこと。10年続いてきたことは大変なことだと思う。

私の席の周辺は香川の湘南福祉センター「下宿屋」さんの若手がずらりと並んでいた。大石剛一郎弁護士の基調報告は歴史すべてを語ろうとするので、悠長なので、飽きて落ち着かないのがありありとわかる。共感してしまった。空調が効きすぎて、事故で脱臼した右手中指がかたまって疼き始めた。マッサージしながら聴いていたので、若手と同じく落ち着かないこと…。

シンポジウムもお決まりのように時間不足。ここが充実していたらといつも尻切れトンボにため息をつく。

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そのあと夕食の買い物を駆け足で買い集め、食材を自宅に届けてから、再び駅へと出る。今度は、辻堂駅から藤沢駅で*さんにDAISY出版を立ち上げるための資料を受け渡し、大和経由で海老名に出た。入谷(座間)さんのお父さんと合流。帰りは相模線で茅ケ崎へ。大きな山場は越してはいるものの、帰国後の日本の学校のひどさは変わっていないから、ゆとりが出てきたころに、徐々にサポート校通学準備を進めることにした。勿論当人との話し合いが第一である。

駅について、待ち時間があったので、吉野家で半ライスの夕食。Mさんへのメールを打って、到着していたメールに返事を書きながら帰宅。今月は携帯代金が1万5千円多かった。PJ用の掲示板定着実験も数社渡り歩いたので、結構なパケット数になっていたからだ。

23日の神奈川労働局の講演会に、再々度参加依頼をかけに、小ホールで席をまわったが明快な応答がないのだった。今日はダメ押しで巡回しなくては、少々焦り。Uさんにも電話を入れるが、彼女は板ばさみになっている。思いは人のつながりの中でこそ通るもの。そこが疎外されていたらどんな言葉も通るはずがないのだ。

夜食にそば粉のクレープを焼く。煎餅を焼く鍋に錆がついてがっくり。活動が足踏みしている証拠だ。ゆず餡とくるみ餡を用意し、母に出した。作った本人がカロリー制限でたべられないとは情けない。直径20cmの皮数枚食べて終わり。喫茶開店の準備実験だ。

目を閉じる。23日の参加をどう広げたらよいかが、わからない。両手で顔を覆ってみるが、昔の私なら悲しみの中にいただろう。その涙も出ない、言葉は虚しい。だからこそ。言葉は出し切っていかねばならないのだ。



夜間傾聴:入谷さん(仮名)

今日の仕事:町田市相原「夢工房」確認


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なぜ優しさは充電しないのだろう

2007-07-21 07:18:18 | 引きこもり
朝、養護学校のK先生から連絡が入った。

8月7日のきらめき祭で、またシャボン玉をやってくださいという連絡だった。養護学校にお邪魔するけれど、最近は散らし持ち込み、受け渡しだけになっていて、なかなか話し込めないのが気になっていた。間が悪いのだ。学園祭を忘れていた。

翌日が高卒資格認定試験なので、指導応援団を頼まれていた。泥縄である。私の担当の子は、今回は受験しない。11月にターゲットを絞っている。科目をつぶしていけばいいのにと思うのだが。だからこの日は、私が担当してこなかった子たちの応援だ。

雨が降り続けている。肌寒い。さぽちが全体会のあと、低次元の論争をした。目立とうとした、知ったふりをしていると批判され、それを振り払った。私のやっている仕事に糞を塗りつけるのは勝手だが、新しい提案が加わってこない、そのことが寒々としているのだ。昨日は藤沢がお祭り。浴衣姿の子どもたちが、大声の母親に引き連れられてバスに乗り込んできた。私が組んでいる親御さんたちも、家庭を営んでいる。この時期、その都合が出てもおかしくはない。日々の喜怒哀楽から浮き上がっているのはお前ではないかという自責の念が頭をもたげては、収めている。

しかし一方で思うのだ。最近は車椅子を祭りの雑踏の中に見かけることが多くなったが、知的障害の子たちと出会うことが、減ったなと思うのだ。自閉症の子たちは、こういう雑踏の場面が苦手だから当然としても、やはりおかしい。前には浅草朝顔市に、ダウン症の娘さんたちが数名親子連れで出会ったりしたのだが、めっきり減ったと思うのは少子化の結果なのだろうか。それとも社会集団が歪んで出にくくなっているのだろうか。だめだなと思った。2000年の交通事故以降、精神障碍の若者や引きこもりの青年以外の障碍をもった子たちとの接触が絶たれてしまったのだ。肌で知る感覚が薄くなってくれば、論は空ろになっていく。これが「だめだな」の意味なのだ。

茅ケ崎図書館からメールが来て、県からボルザガの「社会的企業」が来たと書かれていた。重くなるが、行きがけに図書館に立ち寄って、たよりないバッグに詰め込んだ。途中さぽちが会員の方のご夫婦とすれ違った。私は万年受刑囚のような気持ちの中にいる。再婚の道を捨てたときの痛みが脳裏を横切る。交通事故前、馬鹿話をした子達がいたときと様変わりしているからだ。授業は臨時応援なので深入りを禁じられている。巡回する子達は、重圧の中にいる。焼きが回っているのかなと思いつつ、今やれることの距離を感じている。私の実現しようとしていることは、直接当事者の思いにはなかなかとどかないからだ。そこには、共感の橋が必要だからだ。形あるところまで育てていかなくては、この橋を渡ることもできないだろう。知の世界にこもると対人離反の意味をこめてひとは知をかたる。だがそれは底の浅い論だ。街中でヘッドホーンをつけて曲を聴いている者のそれと大差ない語りかけ遮断を感じてのことだろう。しかし知の世界は現世(うつせ)の乾きへの戦いでもある。空想の中のオアシスとも違う、飢餓を突き抜けるための手段でもある。ここにすべてを注いでいるわけではない。現世を吟味する旅なのだ。

辻堂の図書館に本を返して、大井町に出た。以前私が知人の塾の講師だったころ線路沿いの安い定食屋で遅い夕食を済ませて品川に出た。その定食屋で火替わり定食を食べた。糖尿病の私には大半が食べられないものばかりだったが、じっとりと疲れた当時の気持ちを思い出した。パニックの子を鎮めるために割ってしまったメガネを台において、風呂場でたべているような輪郭のさだまらない食事の味を思い出した。

よりによってこんなところで待ち合わせなくてもいいだろうにと、同僚に不思議がられて、席を替えたが、夏期の日程の突合せは、うわの空。じつは、タイムスリップから抜け出てはいなかったのだ。メガネを割ったXXXX崎君は、就職が出来た。前橋に移り元気にしているという。愛想のない自閉症の青年の顔をわきの汚れた壁の向こうに見ていた。

だまって仏頂面している顔がもうひとつ増えた。*君である。罪人だよなとぶつぶつ言っていると、煙草が同僚からポイと飛んできた。残念だが私は煙草を吸わない。爺が悩むとは何事かという説教を受けて彼と別れた。感謝。

怒りのような血流(ち)の疼きが両手に満ちてそれを握り締めて帰って来た。


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夜間傾聴:大森君(仮名)
     町田君(仮名)

今日の巡回:湘南オンブズマンの講演会(13時半茅ケ崎市民会館小ホール)
      藤沢にて*さんにDAISY原稿依頼。


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今回は燃え尽きてしまいまして

2007-07-20 06:57:11 | 引きこもり
一昨日、さぽちが全大会のあと、会員から拗ねとも妬みともつかぬ感情的な抗議を受けました。この間にも様々な批判があり、それが組織実体のない空論とか、市民活動への政治の介入というような様々な言葉が渦巻きました。低次元、うんざりです。そんなこともあって、前回の書き込みをしました。

このブログの背後で、関係者のメーリングリストが動いており、そちらに長文を書き込んだため、夜が明けました。ブログ読者の方には申し訳けないのですが、今日は燃え尽きてしまっていますので、休みにさせてください。ごめんなさい。


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夜間傾聴:自由が丘君(今日会えたら会いましょう)
     ☆子の母 (通院治療一応終了とか)


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NPOサポートちがさきの全体会を終えて/活動の枠組みを整理すると

2007-07-19 08:07:33 | 引きこもり
NPOサポートちがさきの全体会がありました。前の記事の「福祉PJ」の方針提案は、PJ会員の話し合いを経ていないということで、今回の提出は見送りました。「公募・福祉講演会」の基本線は、停滞打開の基本線になるものと期待しています。(cf. 次の記事)

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23日PJ講演会への参加要請を済ませましたが、闇夜の鉄砲果たしてどこへ飛んだやら。Sさんからは、さっそく「先約があるので欠席」との応答メールがありました。

会の後、Oさんと喫茶と話しましたが、さぽちがのウィルス対策の甘さを会の席上、私が指摘した件で、知識のひけらかしであるとご立腹で、なんとも憂鬱な話となってしまいました。以前もAさんから、PJ設置は、さぽちがの私物化という批判があって、一度活動の枠組みを整理公開しておく必要を感じています。

以下はその「整理」に当たるものです。

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反証として私の関係している活動の枠組みを整理してみようと思います。

3つの筋があります。ひとつは茅ケ崎市との「協働事業推進に関わる実務者ネット作り」の流れ。これは「ヤングジョブスポット湘南拡張版(就労しゃべり場&相談窓口喫茶を加える)」という流れで、これは昨年度、3回の協働プラットホームの話し合いの末、11月に市側から拒否されて、今年秋の公募には新たに提案の形になる、一度変更している活動です。今年は7月初めの意見交換会で持続論議が行われています。今年度は窓口設置から一歩下がって、「就労困難な若年者のための就労支援実務者ネット(セイフティネット)作り」となり、その萌芽を、就労支援関連調査研究活動の限定付きながらさぽちが自主事業のPJが抱えています。

もうひとつは、「湘南子どもフォーラム懇談会」の活動です。これは背景に「生き辛さ」を抱えた青少年の相談活動があります。特に既存の相談活動の公的サポートが休止する、生死の魔の時間である夜間早朝のオンライン相談緊急サポートが特徴になっています。しかしそれは、個々人の心の状態に効果を返していくカウンセリング活動なので、歪んだ社会や、その社会に生きていく当事者の自主活動が育つ環境ではありません。この活動を軸に据える限り、癒し治療と「円居(まどい・居場所)」のフリースペースを置いて、これ自身を樹木を成長させるように多機能の枝を伸ばして就労へと結ぶことになります。ですから「フォーラム懇談会」自身は「実務者ネット形成支援連続講演会」「当事者活動・就労しゃべり場実現」にむけた「プレ就労『わーく』編集部」等、諸活動の提案・促進を行う活動です。講演会は、アイデアを膨らませていく質の、多方面からの分野の活動を結びつけ提案します。構想の絵を描き、ネットワーキング、つまり人的資源の畑を耕します。

三番目が「さぽちが」がホスト役を行う「PJ(プロジェクト)」です。就労困難な若年者就労支援関係者のネットワーキングを進める初源的な形です。主眼はふたつ、参加団体の相互理解と協力の元となる意見・情報交換と、もうひとつの柱、官民協働の芽作りです。これは隔月行政講演・年2回特別企画・資料集発行です。共通の日常活動を抱えているがゆえに、お互いが結びつきやすい「やること」がある活動です。大枠はさまざまな関連活動の生まれる「苗場」(ファーム)という性格の調査・研究活動です。フォーラム懇談会と異なり、自分たちの活動の内側から、ネットワークを育てていく活動です。先々、官民協働の第三セクタ・セイフティネット(実務者ネット)または市就労促進審議会へと脱皮していく萌芽です。フォーラム懇談会は、その支援活動および当事者活動実現を行うのです。類似のテーマをたてますが、立場が違います。


1)市との協働事業>実務者ネット作り>2008年度協働提案(?)


2)フォーラム懇談会>PJ応援・協働事業促進
           連続講演会(アイデアと人的環境整備)
           当事者活動種まき育成(『わーく』発刊他)
           オンライン相談と緊急サポート


3)PJ>実務者ネット作りを見通して…
    若年者就労関連行政講演>官民協働促進
    関連情報交換・意見交流・情報収集とその調査・研究
    活動を支えることによる参加者ネットワーキング
   (セイフティネット・実務者ネットに育つ本体)


1)・2)は、「フォーラム懇談会」の活動
3)は「NPOサポートちがさき」の活動
  (『フォーラム懇談会』は積極的協力者)


です。

多様な活動(セイフティネットと当事者活動)を生み出していくが故の布陣です。

さぽちがにはひとつの判断があります。それはプロジェクトのホスト役を了承し、自主PJとして活動の市民権を与えたということです。秋の自主事業提案に実務者ネット作りは提案できる地元の関係者の支えがありません。ですからその提案の芽として承認ということならば、実体がありません。現在はPJネットワーキングを確立していくことが必要。これに行政の後援や協力を求めていくことが現実的です。この活動の成長が地域の関係者への公益です。育ててもらう以外、道はありません。

以下は、飛田個人の活動への参加の約束です。

この諸活動において、私は結果的に単独で動くことになったとしても、私的立場は取らぬよう活動の了解を常に求めていきます。相談できるものは極力相談していきます。

しかし現状では、さぽちが会員以外に日常的な会合を開くには難しい面もあるのが実情です。したがって活動メモと、諸活動の議論はオンライン上の補佐を入れます。掲示板と連絡用メルマガ(緊急時ML化)をご利用ください。

基本は定例会実施、個別巡回による相談とその経過のオンライン公開です。

活動資金管理は便宜上私が所持しますが、定例会の場で監査をお願いします。活動が成長し次第、PJ会計を置いてほしいものです。

この間、Oさんなどから指摘のあるPJ私物化の批判は、活動の公益性と私の利益を限定することを持って反証とします。

1)活動を通して得た人脈・情報の他領域への転用はいたしません。
2)企画収入は、監査承認を得た実費以外は受け取りません。私の収入は目的の実現です。
3)活動で、もしも収益が出たときは全額活動資金とし、コミュニティビジネス型の収益分配の不明瞭さを残しません。
4)活動を通じて得た立場を政治活動や、収益活動に転用しません。活動の発展の中で、政治への活動領域の拡大を行う道は、活動参加者の総意に基づく条件のもとで正当な活動ではありますが、私個人は、すべてこれを放棄します。

以上公開し、今後の活動の起点としていきます。よろしく。


23日、講師への質問を用意してご参加ください。


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23日の詳細は飛田にお問合せください。コメントにアドレスを書いてください。内容を返信します。

夜間傾聴:町田さん(仮名・なぜ『さくら』なのか?!)
     沼津の伊勢原さん(仮名)親戚(近況)
     駒沢公園君(仮名)紹介のPさん(親なので)

今日の巡回:町田さん(ジョナサンか?)
      相模大野校へ
      神奈川Aに寄れたら寄る
      藤沢市市民活動推進センター



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今日はNPOサポートちがさきの全体会です

2007-07-18 07:26:36 | 引きこもり
「魔法のi ランド」が部分復活した。登録画像が消えてしまったり、新規登録できなくなっているが、とりあえずほっとした。HP一応復活。

18日はNPOサポートちがさきの全体会だ。その前にいくつかの点を整理しておこうとして空転していた。相手がつかまらないのだ。


1)「福祉PJ」の今後の形について>PJ関連理事と相談するためのメモつくり

------ 以下は「試案」これをたたき台に、今後の流れを議論してもらう。

 障害者福祉・介護福祉・高齢者福祉・母子寡婦福祉…福祉の領域は様々。課題も多様だ。それぞれの抱える問題を昨年度は講演会の形で学習してきた。しかし、それらの課題の根底にある格差社会のゆがみは、「一度社会をつかみ返すことのなかで」自分の取り組んでいる課題と他の領域の課題が結びついていく。つまり多様な福祉の課題は内在している課題の共通性を媒介して結びついていくと言うより、政治(社会統治)の課題として関連付けられていく。しかし市民活動が個々の課題に取り組んでいくとき、特定の価値観(社会認識)に基づいて取り組まれるわけではない。だから市民活動の個性と論理を作り出していかなくては、かならずや無理が生じる。

 では市民活動の論理は、カナートの水流を見つけるような掘り下げ作業を通して結びつくのだろうか。丁寧にそれぞれの領域の活動を自己点検してみると、自分のパートを超えて必要とされる課題が見えてくる。ところがこの連携の必要性は一方的な要求であって、先方が自分たちを必要としているかというと、ここが動かないために広がらないことが起きてくる。

 もう一度、各領域の概観の紹介ではなく、今抱えている課題について、教養主義的でもそれぞれの領域を語ってもらう「公募懇談会」をPJの課題としていくことを提案する。このことから、一方的な必要性は双方・相互的な結びつきへの可能性を広げることができるように思う。

 福祉の領域にあって、その課題がより多くのひとに共感の輪を拡げていけるようなそういう課題を「PJ世話人会」が吟味する。「世話人」参加は随時参加登録可能な形として公開し、ただし公開登録制を取る。大きなテーマ、第一回目は「高齢者福祉」というような形で公開。話は「講演者要約版提出」を義務付け蓄積する。

 まずは今年秋から講演を開始する。規則の詳細は現行「福祉PJ」会員および理事会によって検討し公開する。「福祉PJ」は「福祉公論の場」として今年度を定義する。

------ 以上の内容。


2)23日は、参加者を確保したい。
   やっぱり初回から、閑古鳥というのはあまりに、あまり。

3)中邑さんメールの応答なし。
   帰省してしまったのかなと…。会員確認して動けない悲哀。

4)茅ケ崎育成会へのコンタクト(Uさんに会えない件)

---- 今回はメモ書きですみません。時間切れ。寝ます。


夜間傾聴:大森君(仮名)
     旗の台君(仮名)父親

以上




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旗の台君(仮名)の就職話に/「モーツアルトとクジラ」

2007-07-17 06:50:49 | 引きこもり
台風が抜けたというのに、雨が降り続いている。父型の法事に父が「行く」と言い出して旗の台君(仮名)の父親からの電話が入っていたこともあって、法事は父に任せて蒲田で合流して旗の台君の親御さんと話をした。彼の就職話である。*君の影響が出てから、彼の強い申し出によって、父親の縁故の家具屋に就職できそうだというのだが、倉庫の係りと言うが、不器用だし、フォークリフトなどの実習もあるので、心配なのだと語るのだった。

「この間、彼が職場適応できなかったのは、半人前の仕事しか出来なかったからだ」というのが、お父さんの意見。これは逆だろうと私は反論した。」半人前の周辺の職しか職場は彼に仕事を提供しなかったのだろう」と言った。石橋を叩いてわたる。はじめから即戦力として彼を迎えることは、例え専門職でもやらないだろう。そこには固有名詞を持った企画と人材・顧客が場を織り成しているのだから、誰もがそこでは経験者ではないからだ。彼はそこを身に着けるところが苦手なのであって、百万の免許と資格を身につけてもそれは同じことだと語った。必要なのは彼を理解する職場の導き手であり、彼の情熱だといいかけて、訂正した。情熱ははじめから無媒介に熱病のようにあるのではなく、関係の中に彼が求められているときに、彼の中に湧き上がるのであって、そこを大事に膨らませてくれるジョブコーチが必要だと思うと語った。(この辺の話は旗の台君とご両親の公開許可を取っています。)

ジョブコーチの役割を話して、職場の管轄のハローワークに事情を説明すると仲介してもらえるかもしれないと伝えた。都心からかなり離れたところなので、彼とふたりでハローワークに行ってもいいと伝えたが、「縁故」というところが父親には逆に不安の種なのだという。彼が失敗したとき、父親と先方の企業役員の関係も影響を受けるからだった。仕事のミスならまだいい。職場仲間や上司と喧嘩しかねないからだ。

先方には障碍のことを伝えた上で了解を得ているというが、父親が仲介して破談となれば傷が残るから、よいジョブコーチに出会えるか動いてみることになった。正直言って、縁故だけに諸手をあげて賛成できなかった。改めて彼と会うことになった。

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朝、茅ヶ崎市民文化会館から電話が入っていた。9月の会議室予約後、支払い期限が来ているからだった。蒲田からUターンして会館で契約を済ませ、これもメールが入っていた寒川町総合図書館に向かった。予約した「モーツアルトとクジラ」(単行本・ISBN: 978-4-14-081168-9)が来ていた。アスペルガー症候群の青年の恋愛を描いた作品だった。今、スペアちがさきと、茅ヶ崎寒川自閉症児者親の会に上映を持ちかけていた。両者とも提案団体には、なれない状況だとの話。春先に「サム・サッカー」の上映話が消滅した経過があるだけに、作品の魅力をつかんでおきたかったのだ。つい最近まで神楽坂のギンレイで上映していたのだが、これも終わってしまっていたのだった。

●「モーツアルトとクジラ]公式サイト
http://www.mozart-kujira.jp/

しかし誰だろうと、寒川の書架を覘いて考えていたのだった。トゥレット症候群関連の書やレインマンなどの書が並んでいる。それも小説ものが多いのだ。誰か注文を入れているなと感じるのだ。女性かなと思ったりもした。男はこれほど柔らかい書籍選択をしないだろう。そのものを書籍に求めるだろう。(固定観念かな?)

雨降り出した道を急いだが、寒川駅から上り電車出るところだった。結局帰りの茅ヶ崎市立図書館は閉館時間で間に合わず、茅ヶ崎サポセンにチラシを置くのも雨の中。時間切れで夕食の食材を買い込んで主夫仕事。上質のそば粉と上新粉を余分に買って帰宅した。変わり煎餅の材料。仕事の方の巡回が無いときにと頼んでおいたものだったが、雨では干せない。これもまた「おあずけ」なのだった。


夜間傾聴:旗の台君(仮名)
     町田君(仮名)

今夜は読書デーなりとうそぶいて、本をひろげて舟を漕いでいる…。




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