湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

NHKスペシャル取材班編「ワーキングプア 日本を蝕む病」茅ヶ崎市立図書館到着・他

2007-10-31 07:23:57 | 引きこもり
今日は父親の定期健診に付き合って、巡回は無し。病院に父を置いて茅ヶ崎駅周辺の用事を済ませてきた。メールが来ていたので、茅ヶ崎市立図書館に立ち寄った。

図書館に取り寄せ希望を出していた「ワーキングプア 日本を蝕む病」(NHKスペシャル『ワーキングプア』取材班・編 ポプラ社・刊 June'07)が、やっと入った。帰宅後読んだが、暗澹たる気持ちにさせられた。内容は知らないことではない。日本の労働と福祉行政のお粗末さを感じると同時に、私たちがガードしようとしている「生き難さを抱えた青少年」の道もまた、格差社会の重圧の中に正当に位置づけられなくてはならない。

このレポートの取材先は秋田県仙北市角館町・同稲庭地区・同矢地ノ沢集落・岐阜県を初めとした東海/関西繊維業界となっている。矛盾の先端の取材といえる。より顕在化した形で働く個人の努力が空転していく様を追っている。それを普遍化して、自分たちの側に受け入れるとき、その橋渡しが物足らない。ここに出てくる若者は、地元でふんばっている姿だ。いわゆる都市部の喧騒にカモフラージュされている、格差の底辺に落としこめれていく若者の姿を追ってもらいたいと思う。働いて挫折したものが放置されていく状況と、もうひとつ、出発時点からハンデを抱える青少年が、切羽詰った大人社会の底辺の状況に弾かれて、就労の入口すら閉ざされてしまうことを恐れる。

あらゆる知恵は搾り出さなくてはならないだろう。世の中に流れ込むひとのぬくもりは、つなげていかなくてはならない。自分が生きている現実を丘陵から眺め渡したのがルポルタージュ、鳥瞰したものが社会理論と言った時、私たちが手を取り合えるのは地に立つ者の丘陵の眺めなのだと思う。鳥瞰図はさまざまな試みに見通しを与えるものだ。

私は結果的に中間支援者の立場にいる。波に打ち上げられた者として、いま・ここでなしうることをやりたい。解決力のある・なしではなく、シジフォスの岩を押し上げることをやめるわけにはいかないのだ。

●「ワーキングプア 日本を蝕む病」
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%97%E3%82%A2%E2%80%95%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%92%E8%9D%95%E3%82%80%E7%97%85-NHK%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%80%8C%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%97%E3%82%A2%E3%80%8D%E5%8F%96%E6%9D%90%E7%8F%AD/dp/4591098273/ref=sr_1_1/503-9921533-6868707?ie=UTF8&s=books&qid=1193778816&sr=1-1


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ドロノワ倶楽部あねもね陶芸ワークショップの参加者の□□さんから、対人恐怖の重圧からやっとゆとりを保つことができるようになってきたので、同世代の軽くしゃべれる市内の同性を知らないだろうかと問い合わせがあった。はたと困った。彼女はすべて抱え込んでしまうタイプなのだ。私の知る当人さんたちは、個性のタイプが違っていたり、異性であったりして、この問いかけで、タイプの偏りに気づかされた。一番近いグループは、相談すれば受け入れてくれるだろう。しかし通院治療をうけている方もいらっしゃる。お互いに難しい。

そこで精神障害・地域生活支援センター「元町の家」にお邪魔して、相談を持ちかけた。残念なことに付き合いは私事でセンターが紹介するものではないということで、打診は空転してしまった。びっくりされたが市社協にお邪魔し、ピア・サポートの様子も伺ってみた。先方は何を言っているのかなというところ。

□□さんには、もう少し時間をもらうと同時に、私が始める昼食会を時々覘いてもらおうと思う。女性センターやサポセンで時を過ごせば、誰かと出会えそうな気がする。飛田がいるのが気が重いというのは、ごもっともだから、小さな仕事をボランティアしてもらおうかと考えている。

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父を病院に置いて食事の買物を家に届けたとき、Mさんから、茅ヶ崎市内の障害者就労に熱心な企業を探しているが、ユニクロに取材したことがないかと問われた。バスの時間が迫っていたので、丁寧な応答が出来なかったが、残念ながら茅ヶ崎店はお邪魔したことが無いと伝えた。ユニクロは全店、障害者採用に極めてニュートラルな受け入れをしてくれる珍しい企業だ。勿論採用基準はあるが、法定雇用率を満たすための雇用という水準ではない。茅ヶ崎店見学をしたUさんに話を振った。なにかのきっかけがあったら、茅ヶ崎店もお話をうかがってみたいと思っている。

Mさんはすでにサポセンを出た後だったが、PJ費用立替分清算をSさんにしてもらった後、PJ会員のMoさんと□□さんの話や、12月の行政懇談の相談の状況の話をして、つい長居をしてしまった。病院についたら父はいなかった。あわてて家に戻ったが、家にも戻っていなかった。これは騒ぎと思っていたら、タクシーで医者のハシゴをしたことがわかった。一安心ではあったが、嫌な予感は夕食時に当たった。糖尿病食に箸をつけないのだ。父の保健証の束に混じったレシートをみて事態がわかった。父は駅ビルで、またトンカツを食べてきたのだった。冷や汗をかいた。


p.s.
社会的企業関連の解説を求めるために、企画をたてたいと思い、ため息をつく。理想論とばっさりやられるだろうこと必至だからだった。出向かなくてはだめだなと諦めつつ、さて回答してくれるところはどこだろうと思案にくれている。自己資本を超えて仕事をたてるのは従来なら助成金補助をうける形になる。当事者活動に、しっくりはまる形が欲しい。オンライン交流かなと漠然と思う。

毎日新聞チェック時間切れ<□□さんに頼みたいのはこの作業。



夜間傾聴:町田さん(仮名)ちと山場
     駒沢公園君(仮名)

(校正1回目済み)
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命が浮かび上がってきた日

2007-10-30 07:20:29 | 引きこもり
辻堂駅のプラットホームの電車待ちのとき、故*君の誕生日が近いことに気がついた。忸怩たる思いこみあげて、手を合わせた。私の仕事には、手の届かないところが厳然としてあるのだという彼岸の壁に語りかけていた。

今日、その足で、また鶴川に行き、なす術も無く帰ってきた。帰り海老名に寄り、外で入谷さん(仮名)に会った。入谷さんの笑顔にほっとしたものの、入谷さんの抱えているものが軽くなっているわけではないし、ひとりで抱えるより少しでも分かち合えればいいのだからと思いながらも、ちょっとこめかみが痛くなった。

旗の台君(仮名)は、愛犬Pちゃんを近所の獣医さんに連れて行っただろうかという話題。入谷さんは以前、座敷犬を買っていたことがあったので気になるとのこと。生き抜くってしんどいことだねえと、ふたりで納得。(あとで旗の台君に聞いたら、五反田まで連れて行ったとか。入院させたのだとのこと。)



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●「生活保護世帯の家賃・給食費、滞納防止へ「天引き」促す」
http://www.asahi.com/life/update/1027/TKY200710270267.html

マスコミでは、支払い能力があるのに給食費を支払わないという事例の報道がなされていたようだ。「ようだ」というのは、私はTVはニュースや、たまに企画物を録画したものを見るに留めているからだ。しかし社会的弱者下層の方の生活水準は明らかに苦しくなっている。また、杓子定規が出たとじんわり怒りが広がってくる。この認識の狭間に落ちる人がどんな思いでいるか想像力が欠如している。

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先日の地域就労支援PJの会合は、参加者の意見と立場の披瀝に終わってしまった。これを次回も繰り返していくこのままでは、PJの価値が失われていくという話を、茅ヶ崎サポセンのMさんとしていた。現在、茅ヶ崎の障害者雇用の件で、課題が動き出していることがあって、次回は神奈川県ではなく、この問題を取り上げて市行政と話した方がいいという結論になり、PJ参加者の皆さんに検討してもらっている。

日程等はまだ流動的だが、PJに参加していない諸団体の方々の合意が取れたら、会場を変えてもいい。メモを作って今日から巡回する。

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同友会の名刺交換会に出たので、名刺が無くなった。フォーラム懇談会の肩書がついている。これがPJの肩書なら、話をすっきりと語れる。ところがフォーラム懇談会となると就労支援活動と相談業務があるし、そのそれぞれが常識とは違っているので、すっきり語れないのだ。いいかえれば今取り組んでいるホットスポットが、かすんでいるのだ。これはよくない。名刺Ver.書き換えをはじめてみたが、また書き直している。

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(校正1回目済み)
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東京同友会研究集会に参加して

2007-10-29 06:51:16 | 引きこもり
ここのところ台風で遅れていた件があって、作業が遅れがちです。

昨日、中小企業主が組織する東京同友会の経営研究集会に参加してきました。東京では障害者問題委員会が1986年から活動があり、支援者・行政含めて毎回30名位の講演会や交流会を開いています。

同友会に参加するメリットは、障害者雇用を進めている中小企業主さんと直接接点がとれることです。積極的な経営者団体があれば、他の団体ものぞきますが、地域就労には欠かすことの出来ない地元パートナー探しとしての交流活動とご理解ください。

今回はCSR(企業の社会貢献)「企業の10年後」が大会のメインテーマ。分科会に障害者雇用関係者が集まりました。Tuさんがよくご存知の福祉ベンチャーパートナーズのが参加されていたのを初めとして、今回は都心23区中心の参加者73名の講演会兼グループセッションが展開されました。

玉石混交の講演でしたが、これを機会に玉の方の世田谷区の精神障害職業訓練施設の「パイ焼き窯」の西谷さんに、会の休憩中8月末の見学会からはずれた無念さを伝えることで、何らかの枠で、いずれ湘南で講演会が開ける道をつけてきました。まだそれを支えられる状態ではありませんから、ここ一、二ヶ月という話ではありませんが。

次回のPJのゲストは、市社協(?)や、県関連行政担当課(雇用産業人材課・障害福祉課・難しいが県民部青少年課等)を考えているのですが、今回の茅ヶ崎市障害福祉課のおふたりさんと話したとき、参加者の立場の披瀝というか、参加者のレベルではすでに共有しているレベルの一般的な論議が繰り返されたので、次回からはテーマの大枠の中で話を進めるようにしたいと思っているのです。そのとき、なんらかの形でこうした雇用例の話が活きてこないか思案中です。

それから先日、冬の公開講演会候補のひとりの松*さんとも話をしています。ただ松*さんだと、すぐに授業になってしまう…ので、ソーシャル・ファーム(社会的企業)やDAISYの河**さんとか炭**さんなど、ちょっと地域就労デザインのばっさり大枠のところを流れ作りで語ってもらえないかと思っていているのです。それにはそれに見合った動員が必要で、直接接触は河*さんもしてきましたが、多忙でもあり…。後援とったり…とにかく、PJは、もう少し密に話し合う必要があります。

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読売新聞の記事を使って、「福祉的就労から企業就労へ」の道の中で、起きている出来事を議論できる形に整理中。


夜間傾聴:大森君(仮名)紹介の++君
     町田君(仮名:こちらからかける)
     旗の台君(仮名)

p.s. 暴言を吐いたとされた講師の○○君が、訓戒処分になった。詳細は明日。

(校正1回目済み)
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台風一過/スペアちがさき 11/9 & 12/15 /今日は東京同友会(立正大学にて)

2007-10-28 06:41:45 | 引きこもり
台風の風に傘がやられて参った。サブの傘が高いのでひやひや物。聞かせられない話。

昨日の巡回はひとつが日送り。授業補佐取りやめ。なんとか鶴川周辺1件だけを歩いてきた。

大きな音のする部屋の前で1時間立っているだけ。親御さんが声をかけるので元の木阿弥。台風観察会をやってきました。やむなし。名刺置くのもあきらめて帰ってきた。

途中、旗の台君(仮名)から携帯に電話あり。車の音に「外かよ」とびっくりした様子。彼の部屋に唯一自由に出入りできた愛犬ポメのPちゃんの容態悪化。相談の電話。彼にとって大事な家族。池田病院に行けと指示。行ったかどうか…、近いから。

パンと長ネギを買って帰宅。

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再刊「懇談会通信ピックアップ」の準備。私の場合、構想が決まれば記事の骨格は書けてしまう。だから構想と、小物(イラスト・カット・題字・写真等)を集めながら記事を決めていく。イラスト・カットが整わない。

AMAZON.COMから本が届いていた。そのうちの1冊を紹介。

●「自閉症 「からだ」と「せかい」をつなぐ新しい理解と療育」藤居学・神谷栄治著
http://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E9%96%89%E7%97%87%E2%80%95%E3%80%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%A0%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E3%81%9B%E3%81%8B%E3%81%84%E3%80%8D%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%90%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%A8%E7%99%82%E8%82%B2-%E8%97%A4%E5%B1%85-%E5%AD%A6/dp/4788510561/ref=sr_1_1/249-4015775-1942733?ie=UTF8&s=books&qid=1193519762&sr=1-1

コネクショニズムからの知見。平塚市中央図書館で下見しておいたもの。

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スペアちがさき主催の2企画に申込みを済ます。11/9と12/15。 八城さん、お邪魔します。

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今日は立正大学石橋湛山講堂にて東京同友会。障害者部会に参加の予定。(昼から)

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11/30が決まらない。困った…。



夜間傾聴:町田さん(仮名/こちらから。)

(校正1回目済み)
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湘南子どもフォーラム懇談会の今後について(2)レポート

2007-10-27 06:51:25 | 引きこもり
昨日、「湘南子どもフォーラム懇談会の今後」について2回目の話し合いを持ちました。

前回、「地域就労支援PJ」の活動が始まり、より公共的な議論の場が広がったことで、混乱を避けるために、「フォーラム懇談会」自身の役割をもっとはっきりさせようという会議を行ってきました。その中で、PJが、行政懇談と地域活動交流・情報収集を行うという枠組みを持つことに対し、「フォーラム懇談会」をもっと就労支援の現場に近い場におこうという議論をしてきたのです。

ひとつは、障碍者雇用を進めている企業の活動を取材・誌面HP情報還元していく「わーく」の発刊活動に準じて、「フォーラム懇談会」は、その中で注目すべき企業活動や、優れた実践を定例就労支援講演会で紹介していくこと、ふたつめには、引きこもり青少年や軽度発達障害の青年の傾聴活動、特に夜間のテレコム救急相談を就労支援の枠を超えて、支援者の手薄な時間帯を支える重要な活動として継続していくことを論じたのでした。加えて、とくに利用者がアクセスできる定点(拠点)をもつこと、これを実行していこうという話となりました。

今回は、「フォーラム懇談会」の現状にそれらの活動をよりフィットさせていく話でした。問題は「フォーラム懇談会」の活動が障碍者活動と引きこもり領域の活動の橋渡しに位置している中間の活動のため、そのいずれの実践からも従来の活動の拡張となり、交流団体からその必要性を認められないままで現在に至った経過があり、「インクルージョン」と言っても実質を伴わない現状では、私たちの活動は、様子見に晒されてきたという経過があります。

「地域と当事者活動」というキーワードを活動の根幹にすえるという枠組みの中で、地域活動とくに地域就労支援や、ケアパートナー制によるグループ就労の能動性を企業就労・社会参加的起業に活かすという戦略を持つとしても、小舟の帆走のような現状への対策を打っていかなくてはなりません。

まず「定例就労支援講演会」は、助成金無し、PJによる動員力の拡散という状況の中では、回数を「隔月>年数回」に減らすこと。内容を一般啓蒙的な内容をやめて、受益者つまり当事者・家族と支援者に向けられたものに精選すること。行政関係者に対しても、行政の活動紹介ではなく、講演の目的をしぼっていくこと、さらにはいわゆる講師料を交通費実費+αかつ、10名以下の動員の場合もそれを納得していただける方に絞るということになりました。

今まで「げんき基金」を市からいただいて半額補助の形であった状態から、さらに重要な行政懇談の部分をPJに委譲してしまったからこそ、動員力低下を覚悟した運営に転換させ、冬場の備えにしようというものでした。

助成金は本来なら社会的意義から「わーく」発刊に焦点化すべきです。しかしこの活動も編集部員全員の他界という異常事態のなかでは、飛田個人の踏ん張りで持続することになり、現状では申請資格がありません。

その意味で二番目の位置にある「講演会」を助成金申請するには、目的と質を厳選しようという内容です。その皆の納得のいくプログラムをまず先にたてていくこと。それには、講師説得を足で稼ぎだす以外ないでしょう。幸い私は引きこもり青年たちの巡回指導の仕事がてら、他団体の諸企画に参加しています。その際、私達の「インクルーシブな地域作りと当事者活動」に賛同をいただいた方に、「ごまめの歯軋り講演会」をしていただくという説得の機会はある方ですから、実現不可能ではありません。(『ごまめの歯ぎしり』:河野太郎さんは少数派ではありませんよ<内輪話)

加えて講演会内容を支援者重点から、当事者・家族重点に切り替えていくことです。これは、大きな流れを一巡した講演会の次の方向性として大事なことです。しかしマスコミ受けしている方に、人選は迎合はしないということは抑えておきます。

次は相談業務についてです。実際上は私個人の仕事になる部分です。私は学習指導ということでは相談をうけることができても、心理臨床のカウンセリングの専門家ではありません。しかしながら、夜間、引きこもり青少年が孤独に苦しみ、時には死を考える状況下、いのちの電話がかからなかったり、そこまで追い込まれてはいないものの不安でたまらないという青少年がいます。しかし、夜間という時間帯は、いのちの電話の細い糸で支えられているに過ぎません。そこにしか、この時間帯、警察以外の専門家がサポートしていないのです。そこに限り、逆に一番危ない時間帯ですが、昼間のプロにバトンタッチするまでの間、危険を冒すことにしているのです。

2000年以前は、家族と同居ではない別スペースがあったので電話&FAX対応していましたが、交通事故で2年間入院生活を経て再起という経過の中で、家族と同居となった今では、メールとチャットというテレコムが使えることが先方の条件となっています。私から電話をすることはあっても逆はありません。ここのブログに出てくる方たちのように、直接面識のある方にだけ伝えてある、専用携帯電話を使った対話は行っていますが。

しかし2000年以前のようにチームで対応しているわけではないために、宣伝をしていません。故*君のように、湘南の地元の方はその関係で、いません。

1)昔の大田区ではじめていたころの知り合いの塾からの紹介からの青年たち

2)仕事の関係で知り合い、私と対話をすることが経営者から許可された青年たち、または長期化のためサポート校・塾をやめた子の中で前所属していたところの経営者に承認された青年たち

この1)・2)の青年たちのボランティア支援

3)経営者から依頼を受けて、巡回だけではなく夜間対話をすることにした青年(ほとんどいません。現在ふたり。)>>これは有償

この1)~3)の青少年は多摩川沿岸の東京側が大半です。しかし長い目で見ると、湘南東部(茅ヶ崎・藤沢・寒川)に住む青少年との接触を進めなければ、当事者活動を生むことが不可能です。このことから、巡回と組み合わせた方だけの学習相談業務を拡げていこうということになりました。

いままでもやってこなかったわけではないのですが、辻堂「あねもね(ぽれぽれ)」のカウンセリングと連携した形で、力量から積極的な開拓はしてこなかったのです。広告や電話番号開放してこなかった個人運営の限界はありますが、ここに明確な定点を置くことにしました。

それは「*曜昼食会」の実施です。この曜日に昼食の時間、かならず集まっている(少なくとも私はいる)という場所を作ります。実はここは「PJ資料集編集会議」兼雑談の会なのですが、ここが当座の連絡の場になります。ここを経た就労になじむ方にテレコム相談を開いていくことにしました。(心理相談や学齢期の方は適切な場に『つなぎ』ます。)

今までも、藤沢大庭図書館待機学習相談を月2回5年間やってきましたから、これで月6回になります。詳細は後日書き込みますが…。

また3番目はお休みしていた「懇談会通信ピックアップ」誌の再開です。これは自分や地域の関連活動の初企画情報をお届けすることと、ここのブログに書くことで素地を整えた議論を再整理して載せます。刊行は不定期。ページ数は削減、「誌」から「紙」になります紙面はA4裏表の予定です。

正直言って利用余暇時間ぎりぎり。持久戦です。当事者活動がその中から生まれてこなかったらという不安もあります。当事者の方、参加してください。お願いします。

夜間傾聴:大森君(仮名)

p.s.まりもさん、メールありがとうございます。応答は今夜また。会議の大枠は、上のようなものだったのです。

(校正3回済み)
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まりもさんに会いました/フォーラム懇談会切り分け論議(2)準備

2007-10-26 07:57:57 | 引きこもり
昨日は、まりもさんに会った。予想とはちょっと違っていた。テレコムには相当馴れていらしたのだった。スペアちがさき・本人の会のお話を伺いに行ったのに、私のスタンスの話をついつい聞かせてしまった。失礼しました。

私は活動歴だけは長い。実績は乏しいのだが、感じ取った時代の変遷を踏まえて活動を考える。心理臨床の場にいる方と、この辺がいつもずれてしまう。心理の理論にそって、脳裏のゆがみを矯正しようとする。私は他者や事象との関係の狭間に心を見るので、時代はさしみのつまのようには扱えない。心の状態を治療し、治癒することによって就労をとたてる方向は、ある実験室の中の関係に見える。ひとがひとに係るというとき、そこに横たわる情熱をどう描くかという問題意識がある。ひとが他者のために情熱的になれる存在であること、「自分のために」といわれる「自分のため」とは他者と関係を取り結んでいる自分なのであって、いわゆる「自分のため」というのは、抑圧しか生まないという思いがある。働くのは自分のためということではなく、いかなる社会関係を取り結ぶかつまり、ともに生きる、その生き様の話なのだと思っている。

だから接点から急にあっちにとんだり、こっちにワープしたりといる形に見られることがしょっちゅうなのだ。まりもさん、混乱しただろうなと申し訳なくも思う。

残念なことに、お子さんのお迎え時間になってしまったので、話は入口(恐ろしや)のところで終わってしまったが、まりもさん、これに懲りずにお誘いください。あそうそう、コーヒー、ごちそうさまでした。

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今日は10時から、Uさんと会って11月の定例懇談会の調整をする。地域就労支援PJが出来て、F懇談会は民間実践を中心に軸足を置き換える。だから大事な転換の定例会第2弾となるのだが、PJに胆を抜かれたように存在価値が薄れている。実はそうではないということを伝えていくことが、今回の課題だった。

Uさんに「難し過ぎる」と批判されている文体のまま、あれこれ書き綴り、討議資料を30分ほど前に書き上げた。すでに7時30分を回っている。自宅プリンタが壊れているので、九時台にサポセンで印刷し、女性センターに向かう。

どうか皆の気持ちを動かすような提案になりますようにと、念じてみても、しかたないか。説明時居眠りしないように、身を休めている。

内容は話し合いの後で公開します。

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修理に出していたSOTEC WS533 が戻ってきた。異音とともにハングアップした件で、マザーボード交換(原因がわからないときの全取替えという野暮な方法)5万数千円を飲んで修理に踏み切った。ところが修理があがらないところに、電話が入った。新しくHDDにも異常が認められるので取り替えたい。データが消えるがいいかというもの。HDD代は社で持つというものだった。また延々と待たされて、やっと愛機が戻ってきた。XPの再インストールのため設定を進めている最中、突然ぎーん、ぎぢ、ぎしという異音と同時にハングアップした。修理して戻ってきたところの異常にショック。SOTEC当てにならない。HDDもマザーボードで駄目ならHDD交換しておけばと思ったか。投げ出したくなった。今日返送するか消費者センターに持ち込む予定。

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夜間傾聴:大森君(仮名・事情説明して猶予をもらった。)

(校正1回目済み)
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10・23行政懇談レポート(茅ヶ崎市障害福祉課の方々を交えて)

2007-10-25 06:28:47 | 引きこもり
昨日は2件(緊急1件)夜間傾聴があり、川崎市の某中学校に仲介して10:30にドロノワ陶芸WS参加、15:00茅ヶ崎サポセンにて事業部門代表者会議、夕食炊事をやっつけて>20:00辻堂デニーズにて某サポート校理事に別件依頼>23:00夜間傾聴04:30終了という具合で、午前中企画が入ると地獄です。

ドロノワの場では、成人20代女性の引きこもり者フリースペース仲介依頼を受けていました。時間緊急性はないものの、翌日まりもさんとお会いすることもあって、糸口を追っていました。

とりあえず10/23地域就労支援PJの報告を。

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☆☆10/23地域就労PJ行政懇談定例会(茅ヶ崎市障害福祉課職員の方々と懇談)☆☆
18:30~21:00 茅ヶ崎市女性センター第一会議室にて・参加者8名就労支援フリートーク

簡単な自己紹介の後、フリートーク・スタート。

Uさん>ユニクロの障害者雇用
    ・ユニクロの障害者雇用の資料提供と評価
----- 特例子会社を設けず、すべての営業所で採用する。
   受け入れてから、特性に合った仕事を考える社風。
   だんとつの雇用率4%台。


飛田 >生活圏の中に職場をおく『地域就労』の大切さ
    成人後見制度とともに、安心した生涯を送るために必要な領域。

    地域を担う若手人材として、
    社会的課題解決の人材として雇用する(EU)の例もある。
    この具体的事例を紹介
    神奈川県・世田谷区・埼玉県就労支援ネットの紹介と民間支援不在の布陣批判
------ 障害者雇用促進法に基づく一般企業への就労促進は必要
    自立支援法下の施設の苦悩ルポ(読売)から

Tさん>障害者雇用といっても、障害によって課題が違う。
    精神障害の領域では、状態に大きな波がありその部分に配慮した
    雇用形態が必要であること

    喫茶店を経営して、プレ就労の必要性

Maさん> 市民活動が連携すること、ネットワークの輪を拡げること

Tuさん>起業の事例紹介、たい焼き店舗3号店

------ 障害福祉課の方々の個別発言は省略。
    就労支援のネットワーク作りのためのこうした議論は大事。
    今後も話し合うつもりだという内容で終了。次回は12月。

以上

   立場表明の感があったが、内容は濃いものが交わされたように思う。
   次回は、神奈川県関連行政課を予定。(12月)


10/25分
夜間傾聴:仕事分事後処理
     自由が丘君(仮名)

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10・23無事終わり、レポートを

2007-10-24 03:51:07 | 引きこもり
書いていたら、寝ていました。3時ごろ 夜間傾聴の電話がかかり、目が覚めました。いま面談しています。10時から ドロノワ陶芸教室なので すみません。今回は パスします。

夜間傾聴:仕事筋(川崎君・仮名)
     町田さん(仮名)

(校正1回目済み)
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10/23 PJ定例行政懇談会

2007-10-23 07:52:09 | 引きこもり
突然電話が入り、いい知らせが。渡米して手術していた**ちゃん(小4)が帰国しました。完全回復はしていないので、お父さんと会い、短時間でしたが旧交を温めました。たまには、いいこともなくては、よかった。バラの花を上げたら、うちの子に求婚してもあげないよとは…、確かに私のセンスが変。

今日の集まりは、茅ヶ崎市障害福祉課職員の方々とのフリートーク。参加してみたい方は飛田にご連絡ください。(下記)

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☆ 10/23 就労困難若年者地域就労支援PJ10月定例会

*行政懇談の定例会、今回は茅ヶ崎市障害福祉課の就労関係者の方々との懇談を企画しました。障害福祉課の新体制のなかで、地域の当事者・民間活動とどう効果的な取り組みを作っていけるのか、意見交流を図りたいと思います。

*関係者のみなさんの参加をお待ちしています。参加申込を御願いします。

日 時:2007年10月23日(火) 18:30~
場 所:茅ヶ崎市女性センター第一会議室
(茅ヶ崎駅北口農協前茅ヶ崎トラストビル4階)
ゲスト:茅ヶ崎市障害福祉課の職員の方々(複数名予定)
申込み:10月21日(日) までに飛田まで(下記)
連絡先:NPOサポートちがさき
当日担当者連絡先: tobita@@@mbm.nifty.com 飛田
(@を一つにしてください。)


資料作成まもなく終了。

夜間傾聴:入谷さん(仮名)

(校正1回目済み)
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まりもさんと会うことになりました/「見えない物語」(ピアセンターあかり)の話

2007-10-22 06:11:26 | 引きこもり
体調が悪く、昨日は訪問を延期し、メール&チャットのみの対応にしました。アレルギーを持っている駒沢公園君(仮名)や旗の台君(仮名)も最悪のコンディションのようです。本当に嫌ですねえ。

まりもさんからメールが届き、軽度発達障害の当事者活動を探ることになりました。23日には育成会関係の方も参加予定なので、当事者活動と支援者連携のことが知的障害の筋から語ることになりそうなので、やれそうなところから、具体的な形を探ります。

平塚の図書館から借りていた書籍が期限切れになったので、貸出更新をしてきたのですが、以前探していた「見えない世界の物語」を借りることができました。精神障碍の当事者が介護ヘルパー2級をとり、高齢者・障害者介護の法人をたちあげ、ピアサポートを地で行っている「ピアセンター・あかり」の記録です。当事者活動の一例として、読ませてもらおうと思っています。今はボルザガの「社会的企業」を読み始めていますが、両方とも「読書ノート」を公開できないか考えています。「ピアサポートあかり」(千葉・柏)には来週でも、行ってこようと思っています。

●「見えない世界の物語~ピアで語る心の病」
http://www.amazon.co.jp/%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E%E2%80%95%E3%83%94%E3%82%A2%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E5%BF%83%E3%81%AE%E7%97%85-%E5%85%B1%E5%90%8C%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E6%89%80%E3%83%94%E3%82%A2%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%82%E3%81%8B%E3%82%8A/dp/4768434541/ref=sr_1_2/250-8574988-3421032?ie=UTF8&s=books&qid=1193000471&sr=1-2

明日から活動再開します。


夜間傾聴:大森君(仮名)
     自由が丘君(仮名)
     町田さん親(仮名)

今日は市適応指導学級に挨拶に行ってきます。

おやすみなさい。

(校正1回目済み)

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10/20「発達障害があっても働くぞ!」(川越)に参加して 他

2007-10-21 06:56:11 | 引きこもり
埼玉の就労支援ネットワークの情報が得られるということで、川越にいってきました。昨日は川越祭で駅前は大賑わいでした。朝10時からの開催というのは茅ヶ崎8時前発ということで、昼夜逆転人間にはしんどかったのですが、収穫30%で少々期待はずれであったものの最低線の情報は得てきました。概要を以下に書きます。

シンポジストの石川眞太郎氏(株)三愛エスポアール代表取締役社長の語りが面白く、割り切った企業人の意見を公開していたことと、特例子会社の職場状況をリアルに語ってくれた点が1点目の収穫でした。中小企業主にも同様の明快な語りをする方がいます。おいおい取材していきます。

全体からすると人選ミスをすると会は弛緩してしまうという典型。ディスレキシア(読み書き障害)当事者の発言がでても、彼を受け止めきれない少々情けない企業の懐が見えてしまいました。身体障害と比較して、発達障害を検討する底の浅さを感じて、空転が目立つ話合いでした。しかし、企業集団の接合屋(活動家)が登場しなかったことで、企業の温度差と県下の拡がりと活動水準(高め)が脚色抜きで見えてきたように思います。これが裏側の収穫、2点目。取材ルート確保。

川越祭当日の日の設定が、予定の地元企業参加の足をひっぱってしまいました。反面、支援者は大宮・和光・東松山・行田・秩父・飯能からも来ており全県的な拡がりがあり30名を超える程度の集まりでした。企業側の動員があるときいていたのは、案の定不発でした。不可解なのは、主催者に質問しても応答の無い、ハローワーク不在のこと。今回の話には、全く出てこない状態でした。

主催者から提案された"PATH"は神奈川でも紹介がありましたが、今回の話は、いただけないものでした。条件が難しいのです。下手をすると当人を「こうあるべき」という論で抑圧してしまいます。私なら、やらない。

「PATH はPlanning Alternative Tommorow with Hope の略であり、希望に満ちたもう一つの未来の計画と訳されるであろう、PATH は障害者本人とそれにかかわる多くの人が、一同に会して、その人の夢や希望に基づきゴールを設定し、そのゴール達成のための作戦会議である。PATH は課題を明確にし、それに向けて話し合いをし、問題を解決していく課題解決型の方略である」(配布資料より 千川隆・熊本大)

不登校・引きこもりの子にこれをやったらどうなるか、想像がつくと思います。就労支援活動はさまざまな社会規範との軋轢の中に展開されます。就労支援はもっと強制からクリアであるべきです。会は10~16時の長丁場でしたが、会場が盛りあがり焦点化してくると、予定と言って休憩を入れてしまう、場が読めない会運営はいただけませんでした。

特例子会社の採用基準を企業秘密としながらも、狙いをはっきり語った武居哲郎氏(マルイキットセンター所長)の紹介資料はこれだけで発達障害者の就労で議論の成り立つ、内容の濃いものでした。

県下の就労支援の交差点機能を果たしている「埼玉トヨペット(株)はあとねっと輪っふる」は、年内に職場見学に行ってきます。ひとつのセンター共有型ネットワークモデルになりそうだからです。現在県同友会を手がかりに職場取材を準備していますが、今回の資料はプロジェクトには、ネットワークと行政の関与の姿としてまとめたほうがいいように思います。個々の職場事例や、就労時のさまざまな課題は別の場で論じた方がいいように思いました。

●チューリップ元気の会/発達障害があっても働くぞ!リターンズ
~企業から見た”障害者就労”~
http://tulip.main.jp/
http://tulip.main.jp/news.htm#KOUENKAI

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一昨日の神奈川県民センターの研究会は、NPOが企業手法を取り入れて、採算の取れる方法は無いか事例研究をする集まりでした。障碍者活動事例ではなかったため、少々戸惑いましたが。この手の話の時、「社会的要請を実現する」目的が立っていないと、組織維持方策、技の議論になってしまいます。微妙な一線ですが。

時間切れ、ここまで。



(校正2回目済み)
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女の子を面談するということ

2007-10-20 05:00:23 | 引きこもり
茅ヶ崎市のあすなろ適応指導学級から紹介とのことで、女子高校生のカウンセリング話が飛び込んできた。親御さんからだったので、当人と会うことが出来ないか、スケジュールの調整をした。翌朝、再び連絡が入り、男だから嫌だとのことで断られた。なにやら妙に新鮮だった。このブログに登場している子たちの中の多くが女性だからだ。

なるほどそうだろうなと思いつつ、私がこの常識を忘れていたのはなぜかを考えた。ひらめいたのがメール・チャットの効果だった。友人の塾からの紹介の子は、全員テレコムができる。外勤講師の筋では、親御さんが隣部屋にいるのだった。そのうちの半数がメールを使えるのだった。

テレコムが利用できるということは、もっと認知されていい。すべてこれですませようというのではない。面談がテレコムの延長だとやりやすいのだ。

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今日は、川越で朝10時から埼玉県就労支援ネット関連の集まりに出るので、睡眠時間確保。終わり。

(校正1回目済み)
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喘息発作を抑えつつ

2007-10-19 07:38:49 | 引きこもり
講師の暴言問題は奇妙な波紋を拡げていた。その程度の発言だったら自分もやるとある講師が言い出したのだ。彼は、今は引きこもっている学生の狂言自供という事態がはっきりして、力関係が反転したから言い出したのだ。卑怯である。彼らに一貫しているのは、学生たちへの共感を見失っていることだ。日課に追われると足元が見えなくなる。「これはまずいぞ」という自己点検のチャンネルが作動しなくなっている。中堅どころがこれとは、サポート校は痛みを抱えた若者が来る、それにたいして、学校以上に敏感であるべきなのにと思う。

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喘息が治らない。昼間は薬が効いているのだが、日没数時間後、気温は急に下がる。この頃、呼吸にラッセル音が混じりこんで息苦しくなってくる。今年は異様に日数続いている。先日、茅ヶ崎養護学校に「情報ひろば」誌を届けに行った時、湘南東部病院と養護学校の間の道の傍らが毒々しいまっ黄色のセイタカアワダチソウが群生しているのを見つけ思わず口を押さえた。TOTO茅ヶ崎工場の東海道線踏み切り周辺は夏はヘクソカズラが密生して悪臭を放ち、今はコスモスに分け入るようにセイタカアワダチソウが群生している。我が家の庭の金木犀も花を落とした。これらの花粉は強烈なアレルゲンである。私は花粉には反応がないが、ハウスダストには強烈な反応が出る。掃除をしていないエアコンフィルタがついていると、店舗のコーナーを通っただけで、目がかゆくなってくる。

昼夜の気温の温度差、さまざまなアレルゲンが喘息を引き起こしているのだが、この季節の変わり目、健常者は「さわやかな天気」を語り、「行事も集中」する。不登校の子が増えるのもこの時期だ。健康な者には見えないストレスが忍び寄っている。自転車で出かけようと誘いがあっても、息苦しさを考えると乗るに乗れない。そういう思いに健常者は気づかない。ならば語れば通じるかといえば一概にそうとも言えない。病人扱いされて仲間はずれになるか、体調の理由をつけて抜けようとしていると無神経な非難がぶつけられたりする。言葉が絶たれたとき、彼は脆弱なひとの絆という闇に気がついてしまう。

その絆が危ういからこそ、結びつきが貴重なのだと気がつけばいい。その繋がりの質が悪いことに気がつけばいい。舟板一枚の地獄の上に私たちは踊っている。

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精神と知的の障碍者の混同は避けるべしという経験則がある。なるほど知的の当事者たちの大胆さや丹田を突き抜ける底抜けの笑いは、舟板一枚の悪夢を吹き飛ばしてしまう。そこに人間の図太さや力量を見る論もある。障碍者の活動をしていると、この振り子のような思いをしょっちゅう味わうことになる。しかし見るからに健康の塊のような青年が、椿の花が落ちるように、翌日骸になってしまう。そういう存在の脆さを何度も味あわされてきた。理解の仕方のどちらが正しいという議論は不毛に思う。そうではなくて「いま・ここ」を充足させていくことに、価値を見出している。

アンドレ・ブルトンの、「あら、シメーヌだわ」という印象的な言葉から始まる「ナジャ」を読んだとき、解離した者の放つ言葉の艶やかさに背筋を寒気が走った。裸体の言葉というか、ここにシュール・リアリズムの骨頂があるのだが、私は祖母の末期の言葉にそれをきいていた。「いらっしゃい。立ってないで、さあ」と呼ぶ指先の彼方には窓からの風に揺れるカーテンだけがそこにあった。祖母はそこに何を見ているのだろうと、差し伸べた手を包み込んだのだが、小動物のそれのような小刻みな震えが伝わってきた。死がそこまで歩み寄っているのを感じ、皺だらけの小さな手を布団の中に入れたものの、手のひらの感触はしばらく残っていた。命の存在を私は忘れて生きている。いいのか悪いのかわからない。しかしこの心身の感触ネットワークだけは、私は大事にしたいと思う。

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町田さん(仮名)と話をした。相変わらず辛辣な言葉に瞬間、身をひくことが多い。残念ながら話の内容はここにかけないが、彼女も心の振り子を持っている人なのだとわかる。だからこそ、彼女は自分の感性を乗りこなさねばならないのだと思う。

一時間ちょっとのチャットだったが、この間合いが実は大事。対面していたらきっと疲れてしまっただろう。テレコムは仮面の虚構を渡るものと否定的な論調が多いが、そのような使い方しか、していないからなのだと思う。樹木が茂る丘陵を自然と呼ぶが、雨戸の隙間に映る木漏れ日を自然と呼んではいけないか。そんなところにも、私たちの俗な判断が身の回りを押し流している。町田さんの言葉は人に対して辛辣だが、ふうわりとした芝の上を歩くような感覚も持ち合わせている。だから気づいている人に出会えることを願う。

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やっと薬が効いてきた。今日はこれで終わり。以下はメモ。

茅ヶ崎高校情報ひろば配布済み
茅ヶ崎養護学校情報ひろば配布済み
「社会的企業」(ボルザガ)通読開始

夜間傾聴:町田さん(仮名)
     旗の台君(仮名)

今日は昼までに横浜へ。14時から会議。
そごうにて、業務用ディンプラ購入のこと。


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さぽちが全体会がありまして…/旗の台君(仮名)奮戦中

2007-10-18 07:25:05 | 引きこもり
喘息の薬は風邪薬は成分が似ている。飲むと倦怠感が襲ってくる。学生と就労関連資料集収集を依頼するのに、体調がよくないときは大半が失敗に終わる。昼をいっしょに食べようと誘っていたのに、最後の詰めまで迫れないでいた。この中途半端さは一日中続いてしまった。教員の役割は相手に「も」夢を見させるというところがある。その部分が萎えてしまうのだ。

昼過ぎからNPOサポートちがさきの定例全体会に出席した。今日は会議の重なりも多く体調を崩している人も多いから、実質的な話にはなるまいと予想して会議に参加した。就労支援PJの説明用リーフレットが出来たので、10/23のチラシと同時に配布することにした。この間、配布しても手ごたえがなかったから、今回もあまり期待はしていなかったのだが、話はブログ読者のIさんのおかげで、かなりスリリングなものになり、予想とは違う展開になっていった。

会議の後半、Iさんは私のブログの、NPOサポートちがさき執行部批判を代弁してくれた。隠すことでもないから、それはそれでいいのだが、正直言ってしんどかった。いつも思うのだが、さぽちがの議論は論と実態がずれてしまうのだ。やがていつもと同じになってしまう。その繰り返しを破るのは、実質を伴う活動を生み出すことによって説得しなければ結局、諸事の執行の反復によって論は流れてしまう。だから就労支援PJの実行を通じて、市民活動を支援する立場の方向性を問うつもりでいたからだ。

Iさんの質問によって会議には緊張が走った。ひとつは市民活動の中間支援団体は時代認識と戦略的な方向性を持っているべきだということである。もうひとつは運営が中央集権的で細部まで執行部が知っておくべきというところに活動の労力が費やされているという批判だった。

これらの批判は言い古されている内容であって、それには打開の方向性を孕んだ活動をぶつけなければ、議論の結果がどうあれ、元に戻ってしまう。そう考えていた。ところが、案外Iさんの話は波紋をひろげた。ヌエのような市民活動の多様性に中間支援組織がどう係るかということについて、問題を感じていたからだろうと推測する。

ひとつ成果があったように思う。サポチガの今後について語る場は、理事会・事業企画会議などに参加提案するだけでなく、全体会や事業部門推進会議などあらゆる場で議論を進めていこうと確認されたことだ。私のスタンスは就労支援を踏まえて語るという基本線はかわらないが、議論には発言をしていくことに決めた。

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北海道在住のベテラン看護婦のOさんから久しぶりの電話があった。小学校の開校記念日で娘さんと友達が部屋で騒いでいるのだと、話があった。久しぶりの声を聞いて嬉しかった。Oさんは放射線科の外来にいることが多く、小児科の患者さんのときは担当することになっているようだ。重症末期ガン治療の治療の後、なぜこんな幼い子が死に急がねばならなかったのか神のいたずらを悩む。そんなとき、私の家に「友達として」かけてくる。今回は実家の親御さんの介護の相談だった。私に何か出来るか期待してというものではない。もうひとり問題を分かち合っている者がいる、そのことに意味があるのだ。臨床の場数では、私など足元にも及ばないベテランだが、孤独については、ことは同じなのだ。

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旗の台君(仮名)から連絡が入った。なんと一家中風邪でダウンしているのだという。彼の家は全員アレルギーがある。こういう季節の変わり目には弱い。しかし話は異様だった。呼吸困難で父親が救急入院。母親が発熱して床に着いたままだという。ふたりとも気風のいいひとだが病魔には勝てない。自分も熱があって下痢を起こしているので出かけられないという。私の知人で私が前にいた塾のOさんに連絡しろと話した。事情のある家庭だから、その辺を周知している近所のものが入るのが一番だからだ。

父親の救急入院は彼が仕切ったらしい。アスペの引きこもり青年である。しかしこういう状況下で、彼は有能。ちょっとサポートしていけば、力を発揮できるのだ。

数日中に東京に出るが、土産何が欲しいかと聞いた。「納豆を買ってきてくれ」と彼は言った。風邪の時納豆を食うのかと呆れたが、彼の言っているのはある特定の銘柄の納豆。なかなかうるさいのだ。電話を切った。しかし、「納豆だって」と急に可笑しくなった。

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まりもさん、メールありがとうございます。スペアちがさきにまた寄らせてもらいますので。詳細はメールにて。

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事情があって玉井邦夫さんの新書を読書中。語らせると面白い。本は古いものですが。


●「子どもの虐待を考える」 玉井 邦夫・著
http://www.amazon.co.jp/%E2%80%9C%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE%E8%99%90%E5%BE%85%E2%80%9D%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%8E%89%E4%BA%95-%E9%82%A6%E5%A4%AB/dp/4061495674/ref=sr_11_1/249-4015775-1942733?ie=UTF8&qid=1192659592&sr=11-1

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喘息の薬でボケています

2007-10-17 04:22:59 | 引きこもり
体調を崩し、今日は入谷さん(仮名)と話すだけで、あとは「つん読」で山となった書籍を片付けていました。喘息発作を抑える薬を飲んでいるものだから、行が跳んだり、ページがとんだりという具合で、結局臥せっていました。

恒例行事とはいいながら、仕方なし。
明日はさぽちがの全体会。出席するつもりでいます。

夜間傾聴:入谷さん(仮名)

今日はこれにて…。
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