父が利用しているホームの滞在中の様子を聞いた。ホーム利用時に往復する日誌に記載されたメモと違って、冷や汗のかき通しになってしまった。とにかく職員の印象が悪い。指示に従わないだけでなく、大声で怒鳴ったり、職員をしかりつけたりしていた。父の声は電車通過時のガード下でも明瞭に聞こえる。その声でホテル職員のサービスを叱るように、清拭中の職員を的はずれに怒鳴ったり、「警察を呼べ」とやったりしていた。機械浴中に暴れたり、夜間徘徊中大声で抵抗したりと派手なこと…。
悪い方の足を完全に引きずるようになって2ヶ月。それにも関わらず、急な立ち上がりや、飛び出しをして、健常者すら慌てさせるような急行動を取っては転倒。自分の身体の状況を踏まえた行動にならないために、職員も目を離すことが出来ない。突発的なのだ。
周囲の利用者や職員が大声に萎縮していると、ケアマネさんに説明されて困った。案の定とは思っていたが、利用して2年目に入るというのに、知人ひとり出来た様子も無く、行事も参加し楽しんではいるものの、働きかける職員以外に交流する様子も無いという。趣味はないかとさんざん聞かれたが、本当に無趣味。困ってしまった。
解決すべき課題を緊急性を基準にならべたが、衝動的な危険行動と転倒については、話のキーワードが「排泄」と「身辺介助」に絞られたので、この前者は介護の隙間に起きることが特に問題になるということで、特に頻尿気味になっている状況解決をすることと、「便秘」時の独断徘徊が特に多いことから、この情報の確実な交換を徹底することにした。おしめを受容してくれれば、タイムラグを作れる。意思表示が強烈な父は放置されることはないが、この受容がこの数年、説得と無視を繰り返す一番困難なことでもあった。
ふたつの対策をうつことにした。ひとつは「頻尿」について治療に踏み出すこと。(尿路感染症・前立腺肥大・前立腺癌・メンタルな症状etc,)もうひとつは、有料ホーム入所を見越した体験的なショートステイ巡回、つまり他の入所施設利用を現行の介護サービスに上乗せすること。活路は明確であるべき。この2点で職員さんの閉塞感にも協力の道をつけることにした。
昨日はそうした課題を抱えて、主治医のところに行った。ここ一月ちょっと、急に排泄回数が増えている排尿時の「つまり感」「残尿状態」が、介助していて目だってきているので、前立腺肥大の進行を疑ったのだった。医師は直接本人を見ていないので診断を避け、まず投薬で確認の取れる尿路感染症の可能性を確認することになった。抗菌剤を飲んで、症状の変化を見るのだった。これなら間接的に予測が出来る。また、本人が失禁発見が遅れるのを嫌がって、薬を避けたが、睡眠導入剤の使用許可の再確認をした。
4月は下旬が忙しい。このときから、従来2回のショートステイ2泊3日を、プラス1回、他のホームで宿泊体験してもらうことにした。連休中は空きがなくなるので、連休前に利用する。
父は宗教の信者さんの前で、突飛な行動と反発を見せてしまった件で、行動自粛というか、部屋から出ようとしては、やめていることが分かった。これで止まるなら、問題行動が半分意思的なものであったことがわかる。
階段下に夜間にもバリケードを作り、階段入口には母の古い財布についていた鈴を扉のノブにつけた。しかしその仕掛けも昨夜は必要がなかった。ただ部屋の中、椅子を引きずる音がしたり、小走りの足音などが聞こえていたが、転倒はしていなかった。
そんなわけで、夜間傾聴が早々済んだ昨日は、放置傘の急進展があったので企画書の手直しをしている最中、マウスを手に絡ませて眠ってしまった。目が覚めたら日が昇っていた。久々の体験だった。
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昨日は近場で買物を済ませた。一度家に戻り、父の関連のホーム・医院・薬局まわりを済ませ、紙パンツと尿取りパッドを両脇に抱えて再帰宅。デイサービスからの帰宅時の階段介助を17時に済ませて、夕食の下ごしらえを母に引き継いで、巡回に出かけた。この巡回で出る途中、九条の会のOさんたちに道で出会った。Big Issue 誌販売再開への協力依頼を済ませたが、路上生活者支援は連絡が一方通行になるのが難、販売員Tさんの準備の進捗状況が見えないのだった。
今回の巡回は、大学合格している方。社会人からの再出発なので、余計な口は聞く必要が無いけれど、年齢差のある集団。年下の目が気になる模様で、大学は高校と違って、その辺はラフなはず。しばらく集団生活してこなかったしんどさは当然でてくるので、初夏までは時々会うことを確認していたので、相手が爺ぃでは仕方ないけれど、都内を4月中旬にぶらつく約束をし、本校に了解を取った。
彼はフィギュアスケートのフアンだったので、彼の語りは段々そちらの方に。私の知人がやっていた塾は、日体大のそばだったが、そこを卒業して、高齢者の健康インストラクターをしている子(?)がいて、キム・ヨナに似ているとかなんとか、この子は彼の幼馴染で妹的な存在。きっとくしゃみしていると笑って、今回の巡回は終わり。ノートの最後の印鑑とサインもしっかりと。
ただ、4月は何をやるかね、学習カウンセラーだと、何かやらないといけないしというわけで、紀伊国屋書店をぶらり回って時差を確認させられたが、まあ図書館にはあるので、岩波新書の霜山徳爾氏の著書でシビアな話をすることで一致。また、一回ぽっきりの話となる。難しいのは嫌だというので、意地悪を。フランクルやるよりは、いいだろうということで。僕の門出のご挨拶。
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放置傘の急進展とは、名古屋のエコザモールのHPに出くわしたからだった。JRの放置傘をめぐっての情報だった。
●「鉄道忘れ物リサイクル傘販売のご案内」
要は、JR交渉をしたとき、先方も状況を知らない方が紋きり対応されたことがわかった。
もうひとつは鉄道会社からの寄贈の動き。これも改めてのもうひとつのヒント。
●「北総鉄道株式会社から忘れ物傘2000本が寄贈されました」
ただこれは、支援者開拓には繋がらない。この辺がひと思案。JRC取り組みの線を深める道となりうるか。
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明日、乳児期の外傷性の遅滞を抱えていた女性が、我が家の自営補助から、A型の事業所に初出社することに。小学生時代から知っている子だから、就職祝い、何をあげたらいいか…さあわからん。どうしようかと…。
<気になる書籍>
●「虐待された子どもたちの自立―現象学からみた思春期の意識」
●「 LD・学び方が違う子どものためのサバイバルガイド ティーンズ編―自立と社会生活へむけたLD・ADHD・広汎性発達障害アドバイスブック」
●「域社会と協働するコミュニティ・バンク―米国のコミュニティ銀行・クレジットユニオンとNPO」
●「犯罪からの社会復帰とソーシャル・インクルージョン」
●「非行から子どもたちを救うために―八王子医療刑務所の体験をもとに」
夜間傾聴:□□君(仮名)
相模大野3君(仮名)
中延君(仮名)
(校正1回目済み)
悪い方の足を完全に引きずるようになって2ヶ月。それにも関わらず、急な立ち上がりや、飛び出しをして、健常者すら慌てさせるような急行動を取っては転倒。自分の身体の状況を踏まえた行動にならないために、職員も目を離すことが出来ない。突発的なのだ。
周囲の利用者や職員が大声に萎縮していると、ケアマネさんに説明されて困った。案の定とは思っていたが、利用して2年目に入るというのに、知人ひとり出来た様子も無く、行事も参加し楽しんではいるものの、働きかける職員以外に交流する様子も無いという。趣味はないかとさんざん聞かれたが、本当に無趣味。困ってしまった。
解決すべき課題を緊急性を基準にならべたが、衝動的な危険行動と転倒については、話のキーワードが「排泄」と「身辺介助」に絞られたので、この前者は介護の隙間に起きることが特に問題になるということで、特に頻尿気味になっている状況解決をすることと、「便秘」時の独断徘徊が特に多いことから、この情報の確実な交換を徹底することにした。おしめを受容してくれれば、タイムラグを作れる。意思表示が強烈な父は放置されることはないが、この受容がこの数年、説得と無視を繰り返す一番困難なことでもあった。
ふたつの対策をうつことにした。ひとつは「頻尿」について治療に踏み出すこと。(尿路感染症・前立腺肥大・前立腺癌・メンタルな症状etc,)もうひとつは、有料ホーム入所を見越した体験的なショートステイ巡回、つまり他の入所施設利用を現行の介護サービスに上乗せすること。活路は明確であるべき。この2点で職員さんの閉塞感にも協力の道をつけることにした。
昨日はそうした課題を抱えて、主治医のところに行った。ここ一月ちょっと、急に排泄回数が増えている排尿時の「つまり感」「残尿状態」が、介助していて目だってきているので、前立腺肥大の進行を疑ったのだった。医師は直接本人を見ていないので診断を避け、まず投薬で確認の取れる尿路感染症の可能性を確認することになった。抗菌剤を飲んで、症状の変化を見るのだった。これなら間接的に予測が出来る。また、本人が失禁発見が遅れるのを嫌がって、薬を避けたが、睡眠導入剤の使用許可の再確認をした。
4月は下旬が忙しい。このときから、従来2回のショートステイ2泊3日を、プラス1回、他のホームで宿泊体験してもらうことにした。連休中は空きがなくなるので、連休前に利用する。
父は宗教の信者さんの前で、突飛な行動と反発を見せてしまった件で、行動自粛というか、部屋から出ようとしては、やめていることが分かった。これで止まるなら、問題行動が半分意思的なものであったことがわかる。
階段下に夜間にもバリケードを作り、階段入口には母の古い財布についていた鈴を扉のノブにつけた。しかしその仕掛けも昨夜は必要がなかった。ただ部屋の中、椅子を引きずる音がしたり、小走りの足音などが聞こえていたが、転倒はしていなかった。
そんなわけで、夜間傾聴が早々済んだ昨日は、放置傘の急進展があったので企画書の手直しをしている最中、マウスを手に絡ませて眠ってしまった。目が覚めたら日が昇っていた。久々の体験だった。
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昨日は近場で買物を済ませた。一度家に戻り、父の関連のホーム・医院・薬局まわりを済ませ、紙パンツと尿取りパッドを両脇に抱えて再帰宅。デイサービスからの帰宅時の階段介助を17時に済ませて、夕食の下ごしらえを母に引き継いで、巡回に出かけた。この巡回で出る途中、九条の会のOさんたちに道で出会った。Big Issue 誌販売再開への協力依頼を済ませたが、路上生活者支援は連絡が一方通行になるのが難、販売員Tさんの準備の進捗状況が見えないのだった。
今回の巡回は、大学合格している方。社会人からの再出発なので、余計な口は聞く必要が無いけれど、年齢差のある集団。年下の目が気になる模様で、大学は高校と違って、その辺はラフなはず。しばらく集団生活してこなかったしんどさは当然でてくるので、初夏までは時々会うことを確認していたので、相手が爺ぃでは仕方ないけれど、都内を4月中旬にぶらつく約束をし、本校に了解を取った。
彼はフィギュアスケートのフアンだったので、彼の語りは段々そちらの方に。私の知人がやっていた塾は、日体大のそばだったが、そこを卒業して、高齢者の健康インストラクターをしている子(?)がいて、キム・ヨナに似ているとかなんとか、この子は彼の幼馴染で妹的な存在。きっとくしゃみしていると笑って、今回の巡回は終わり。ノートの最後の印鑑とサインもしっかりと。
ただ、4月は何をやるかね、学習カウンセラーだと、何かやらないといけないしというわけで、紀伊国屋書店をぶらり回って時差を確認させられたが、まあ図書館にはあるので、岩波新書の霜山徳爾氏の著書でシビアな話をすることで一致。また、一回ぽっきりの話となる。難しいのは嫌だというので、意地悪を。フランクルやるよりは、いいだろうということで。僕の門出のご挨拶。
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放置傘の急進展とは、名古屋のエコザモールのHPに出くわしたからだった。JRの放置傘をめぐっての情報だった。
●「鉄道忘れ物リサイクル傘販売のご案内」
要は、JR交渉をしたとき、先方も状況を知らない方が紋きり対応されたことがわかった。
もうひとつは鉄道会社からの寄贈の動き。これも改めてのもうひとつのヒント。
●「北総鉄道株式会社から忘れ物傘2000本が寄贈されました」
ただこれは、支援者開拓には繋がらない。この辺がひと思案。JRC取り組みの線を深める道となりうるか。
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明日、乳児期の外傷性の遅滞を抱えていた女性が、我が家の自営補助から、A型の事業所に初出社することに。小学生時代から知っている子だから、就職祝い、何をあげたらいいか…さあわからん。どうしようかと…。
<気になる書籍>
●「虐待された子どもたちの自立―現象学からみた思春期の意識」
●「 LD・学び方が違う子どものためのサバイバルガイド ティーンズ編―自立と社会生活へむけたLD・ADHD・広汎性発達障害アドバイスブック」
●「域社会と協働するコミュニティ・バンク―米国のコミュニティ銀行・クレジットユニオンとNPO」
●「犯罪からの社会復帰とソーシャル・インクルージョン」
●「非行から子どもたちを救うために―八王子医療刑務所の体験をもとに」
夜間傾聴:□□君(仮名)
相模大野3君(仮名)
中延君(仮名)
(校正1回目済み)