湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

7/30 避難所の高齢者が肺炎で亡くなっていた

2014-07-31 06:08:42 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/30 記
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NHK「Tommorow 『肺炎急増の謎~避難所を襲った次なる危機』」を見た。(再放送は8/3(日)午前4時台にある。)
被災して避難所生活が始まった高齢者が、次々に病院に送られ肺炎で死亡していた。避難所生活を始めた高齢者の4分の1が罹患。この原因が何であるかという調査がひとつの答えに行きついた。この肺炎は「誤嚥(ごえん)性肺炎」だった。本来、食道に運ばれる唾液や残留した食物が誤って気管に入ってしまうことによって、肺に細菌が異物と共に侵入して起きる肺炎のことだ。

避難所には飲料水が乏しい。それゆえ、口腔内には菌が繁殖。それが誤嚥によって肺に流れ込むのだ。避難所生活では横たわっていることが多いため、誤嚥が起こり易い。肺炎予防に「口腔ケア」が非常に大事。このことは、阪神・淡路大震災の経験によって、すでに歯科医師会がつかんでいた。

来年の懇話会の企画の中に、岩手・宮城の歯科医に「検死」の経験談や、被災者診療の話をしてもらうつもりでいた。だから今回の番組は企画案の応援のように感じた。歯科医や歯科衛生士さんをゲストに、懇談出来るよう調査している。

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今日は「サザンポ」に立ち寄って、「わーく Online PicUp No.045」と「懇話会ニュース No.008」を置いてきた。「わーく」の内容がテーマだけみると、「障がい者・高齢者」に直接関係が見えない「QRカード」や「マイクロFM」や「金曜ミニカフェ・レポート」なので、持ち込まれた先方も戸惑ったようだ。

「No.045」は、あちこち誤植が残りその訂正で一夜が明けた。

あと1日で前期夏期講習が終わる。

夜間傾聴>ひとり

(校正1回目済み)

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7/29 茅ヶ崎市主催・東日本大震災被災地支援報告会に

2014-07-30 05:42:13 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/29 記
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茅ヶ崎市の第3回東日本大震災被災地支援活動報告会に参加した。職員研修でもあるので、大半が市職員。200名弱位(?)参加。14時からなので、一般参加は限られるのは当たり前だが、知人がひとり。少し比率が意外だった。

「住宅再建と用地取得」(南三陸町)
「日常生活を支える地域公共交通の復興」(南三陸町)

という市から派遣した職員の報告を受けた。詳細は当人確認が要りそうなので割愛するが、具体的な話というより、仕事の概略説明で終わっていた。ただ日赤バスが廃止になり、南三陸町の公営バスがその部分もフォローされるとか、ここは知らなかった。

第2部は陸前高田の「あの街にサクラが咲けば」(小川光一監督)の上映があった。参加の狙いは実はここの鑑賞にあった。NPO法人・桜ライン311の植樹ドキュメント。陸前高田には、過去の震災津波教訓の石碑がいくつもたっていたが、今回の3.11津波には石碑の教訓が全く活かされなかった。だから石碑ではなく、津波前線に沿って桜を植樹しようと呼びかける。桜は手がかかる。その手間を逆に、津波想起につなげたいと言う提案。子どもの未来に語り継ぐのだという。それに異論はない。しかしなぜ「今、植樹なんだ?」という疑問が消えない。

支援活動は上記の「住宅再建」や「交通路網復興」ではなく、「植樹」なのだろう。災害支援活動は、歪んでいる。話が「安全避難」と「未来」の話になってしまうのだろう。被災地の「現在」の諸問題へのアプローチではない。被災者が「私らのことなんて、とうに忘れ去られている」というつぶやきは、なぜ届かないのだろう。

この疑問を小川光一氏と国崎信江氏(株・危機管理教育研究所代表)との対談があるのでQ&Aがあったら質問しようと待っていたが、Q&Aはなく胸につかえたまま会場をでた。「『わーく』Online PicUp No.45」が出来ていたが市役所の貸しコピー機にはA版の用紙しかなく、普段のB4版2つ折りではなくA3版2つ折りとなったが、市市民自治推進課と防災対策課に提供し、金曜ミニカフェの8月の予定表掲示をお願いしてきた。

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橋本と東林間の3ヶ所の訪問を済ませた。

明日は、庭師とガス修理が我が家に入ることもあって在宅作業。++さんがOKなら、夜に海老名まで出てきてもらう。

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母のダンピング対策、養命酒(薬用)を買って飲ませた。薬効は、いわしの頭かもしれないが…。(通じますか?)


夜間傾聴>中止

(校正1回目済み)

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7/28 明日の市主催活動報告会に持ち込む、医療ケア民間連携の資料を

2014-07-29 05:35:28 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/28 記
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前期夏期講習期間のキャッチアップ指導は、半分がFAX添削によって行われる。今回は厄介なるつわもの3名が相手。明日、3人と会う。今日はカウンセリングは、なし。昨日の彼はだんまり膠着状態。

家にいれば、母に捕まる。昨夜、母はダンピングを起こしていたので反発も返せず、父の遺骨を置いていた台を片付けたり、親戚縁者へのお礼の電話をさせられていた。

懇話会の講師依頼をかけて断わられた団体から、いまごろになって書面でお断りの書状が届いていた。

次回は年内。とりあえず「懇話会ニュースNo.008」の増刷と、出来たての「わーく Online PicUp No.045」と8/1の金曜ミニカフェに配る資料「災害ケア民間活動の重要度は高まっている」の新版を、明日の茅ヶ崎市の東日本大震災報告会の場に持ち込むつもりでいる。

以下は、資料「災害ケア民間活動の重要度は高まっている」の原稿だ。

----- ここから -----

「わーく」編集部

★発災時、民間に救助と見守りケアが託された★

☆被災時、トリアージが行われ、急を要する治療と観察が必要な患者さんと、自主観察時間をおける患者さんが識別される。しかし、広域被災の場合、消防局を初めとした公的活動は、圧倒的な人手不足に見舞われる。神戸市の消防局は、阪神淡路大震災の教訓に踏まえ、消防局の第一の活動を「消火」と明確化し、「救助」を地域の民間活動に任せるという割り切りを行った。静岡市のように、トリアージすら研修を受けた民間ボランティアに任せるという試み(市民トリアージ)もある。これは阪神淡路大震災のとき、病院内の混乱があった。重症者の治療が、7割を占める比較的軽症の患者さんの対応が、重症者の治療の足を引っ張るような事態が起きていた。この混乱を避けるため、病院と救護所に行き先を分離する試みが始まっている。

★医療専門職との連携を★

☆大災害のとき、津波・火災や倒壊した建物・道路の封鎖などの影響が拍車をかけられる形で公的救助は届きにくくなる。阪神淡路大震災のときは、救助も4分の3が民間の力に頼ったという統計もある。しかし、倒壊した建造物等の板ばさみにあった方を救助するとき、「クラッシュ症候群」という症状に注意しなければならない。2時間以上、血流が滞っていた被災者の血液中には、毒素や血栓が生じていることがあり、救助されたことで、その滞留血液が全身に回ってしまうため、救助後、それが原因で重症に陥り、命を落とすこともあるという症状のことだが、民間救助の場合、その識別がつかないことが問題になる。

☆無事避難した方や、トリアージから抜け落ちた持病を持った方、トリアージで軽症と診断された方のケアは、民間ボランティア活動が医療専門職の支援に入ることになるが、ここでも持病の悪化、低体温症、PTSDなどの発症等、医療専門職の関わりが必要な場面も出てくる。しかし、医療専門職の外部応援が届くのは数日後以降となるケースも出てくるため、専門職の指示に従う見守りの民間ボランティアの活動が不可欠となる。

☆こうして、被災時の救急医療への民間活動の必要性は、ますます高まってきている。緊急避難から始まり、傷病者の救助・移送、市民トリアージ、病院のひとの流れの整理、救護所の運営、軽症者の見守りに至る民間ボランティアの活動は、シュミレーションを吟味しておく必要がある。(つづく)

----- ここまで -----

夜間傾聴>なし(待ちぼうけ)

(校正2回目済み)

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7/27 「わーく No.45」>金曜ミニカフェ7/25レポート原稿 これで全文終了

2014-07-28 05:19:48 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/27 記
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新しい墓地への納骨を済ませた。なんとも障がいだらけの法事だったが、半年ちょっとかかって、やっと一段落がついた。一度帰宅してから相模大野校に出かけた。母は嫌な顔をしている。非常識であることには変わりないが、今回はカウンセリングが担当講師の価値観と衝突し問題を余計難しくしていた。そんなこともあって、勤務している先方の母親が休みの日曜日に、話し合っておく必要があった。今日ほど車がほしいと感じたことはない。路線バスだと一日の時間に限界があるのだ。

「『わーく』Online PicUp No.45」に「金曜ミニカフェ」のレポートを書いた。以下がその原稿。これで全文がそろった。明日は校正と印刷。8月1日から配布する。


------ ここから ------

「2014/07/25 第7回/金曜・災害ミニ・カフェ・レポート」

●今回の番組群は、テーマで束ねることによって、避難時に直面することの輪郭がはっきりと見えてくる企画となった。また、体験談から個別に拾う課題の大きさを知ることも、テーマで通すことによって浮かび上がってくる。

●視覚障がいを持つ矢島さんの証言のなかに「避難所では白杖が使えないから」と支援者の方の肩を借りるシーンが出てくる。白杖で避難所内で移動することは、座っている避難者には杖で「どけ」といわれているような不快感を呼び起こす。しかし白杖を使わねば、ひとの手を借りなければ移動することが出来ない。自立活動が押さえ込まれてしまう。避難所の床のひとの位置は変動する。それゆえに白杖なしの移動は不可能となってしまう。このような立場の受け取りの違いは当事者しか知らない。番組を観るものは「避難所では白杖が使えないから」という言葉から背景を読む感受性(これもレイチェル・カーソンのいう『センス・オブ・ワンダー』の中に含まれよう)を危うく鈍らせている自分に気づかされる。

●ディスクに異常があって、菊池弘さんの映像を見ることができなかったが、汚れを何回もふき取ることで、視聴可能になった。差し替えを行っていた番組が本来の形に戻すことができた。内海さんの施設利用者を車で避難させるか、車椅子利用者もいるが施設上階に移すかという判断は、菊地さんもまた直面する。双者とも、判断が運に救われるが、迅速に行動できない悩みは、上野さんの場合も同じだ。上野さんの場合は、裏山への避難という選択をし、逃げ遅れた高齢者を支えて逃げ切るが、自分のすぐ後ろで、間に合わなかった方々の悲鳴を聞いている。施設内に閉じ込められていた高齢者は、その場では命を取り留めていたのに、疲労と低体温症で、その夜亡くなってしまう。こういう悲劇を思いつつ、職員の肩にかかる判断の重さを考えた。  (飛田)

------ ここまで -------

朝の天気は午後急変、にわかに立ち曇り、いつでも雨が降り出してもおかしくない状態になった。法事にでかけていくとき、今も汚物の悪臭を放っている2階の父の部屋の窓を、閉めずにでかけてしまっていた。在宅介護の格闘技の跡である。その父が家を出て、施設入居し生涯を閉じるまで、3年を経ている。入所希望は空くまで5年かかった。その頃の悪臭が今もなお、納骨されたというのに、目が渋くなるほどに残っている。だから晴れの日には、窓を開けるのだが、今回は閉め忘れていた。

母を弟に任せて帰ってきたのだが、2階に上がるたびに「在宅介護」を理想とする介護をしたことのない人の論調の流れが、福祉行政の財政縮小の甘言としてまかり通っていることに、私は腹立たしさを感じている。窓を閉じて、再度出かけようとしたとき、雨がぽつりぽつりと降り始めた。

傘を取りに戻ったら、路線バスが行ってしまった。こういうすれ違いが多いときは、無理をするとろくなことがない。案の定、相模大野から帰宅すると、母がトイレにうずくまっていた。久しぶりのダンピングだった。母にとっても大きな境になる一日。緊張が解けたのだ。ともあれ、これ以上なにごともなく過ぎて欲しいと思っていたら、またカウンセリングで話していた生徒が、ノートを破り捨てたと母親の話が教室経由で飛び込んできた。

夏期講習が終わるまで、一息つけそうにない。からっぽになった茶の間の父の骨壷置き場を眺めて、「祟るんじゃない」と馬鹿な言葉を投げつけていた。

夜間傾聴>ふたり

(校正2回目済み)

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7/26 「わーくNo.45」原稿より「Q君との対話 まだやってる災害ボランティアはアホか」

2014-07-27 04:47:19 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/26 記
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明日は法事。「『わーく』OnlinePicUp No.045」からの記事原稿です。

1面:タイトル:「災害ボランティアは、起こる確率の低い直下型地震や、西日本の地震相手にしているの?考えすぎですよ」というQ君の顔を眺めていた。「3.11被災者、君には見えないの?」と…  より

----- ここから -----

●今回は、飛田の知り合いの青年Qとの対話だ。引きこもり体験を経て、今は一児の父となっている。近くまで行った折に、彼と会った。東日本大震災から震災への取り組みを行っていると話すと、彼は心配性だと私に忠告してくれた。彼は保険の代理店をしており、社会の動向には関心があるので、話は深入りしたのだが、彼は4月末に公開された首都圏周辺の地震予測を見せてくれた。M8級以上は10年内に1%という数字をあげて、騒ぎすぎを忠言してくれたのだった。

●東日本大震災のような大災害は頻繁に起きるものではない。しかしQ君の感覚は、非被災地の住民に拡がるうんざり感と共鳴するものだろう。台風8号の避難勧告が出された被災地で、避難した方が、被災者の1%にも満たなかった「経験の教訓化」の難しさの例もあるとおり、忌まわしいものは避けるという感覚、これは「正常性バイアス」といわれるものに通じる感覚だが、それが論拠を引き寄せたように思う。私はM7級の30%の数値、南海トラフ地震の余波の話はどう考えるかをめぐって、彼と話をした。彼はそれを壊滅的な災害ではなく、今から対策を打っているから間に合うという。私は、東京オリンピックの会場が、いわゆる標高の低い埋立地に集中しており、避難路が制限された本数の橋やモノレールのような電動車両によって結ばれているのをみると、行政も3.11の問いに鈍感としか思えない。ましてや関係職ではない人間が危機感を維持せよというのは、難しいというか、何事が起きているかという現状認識を基礎に自主行動するスタイル自身が一般的ではないだろう。

●しかし、統計が万能なら東日本大震災の海溝の歪みは予測できたろう。暴発はいつかという予測は無理としても、そこには調査データの背後にひとがいることを忘れてはならないだろう。M7級30%は稀か否かというより、じゃんけんの敗北程度の確率として、対策に動き出すことを否定する低さではないだろうと、彼に言った。

●それよりも何よりも、まだ9万人の被災者が避難生活をしていることや、移住を決意した方がいる一方、高齢のために再チャレンジが難しい方がひしめいていることに、なぜ目がいかないのか。それが不思議でしょうがないと応答した。彼は、それを政府や専門家がやるべきことといい、私は、民間がやるのは、24時間TVのように、投げ銭型の支援しかできないのかなと問いかけた。自分を安全なところにおいておめぐみするのって、侮辱じゃないのと私。呆れる彼。平行論議は意固地爺さんの過熱で終わった。(被災地に行ってみな、そうすりゃわかるよと反則発言で幕。)

----- ここまで ------

これで「わーく」原稿が仕上がった。

夜間傾聴>なし

(校正1回目済み)

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7/25 「わーく No.45より「マイクロFM」記事原稿/金曜ミニカフェから

2014-07-26 05:39:41 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/25 記
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前期夏期講習の合間を見て、わーくOnlinePicUpNo.45を書いている。とにかく暑い。そこに暑苦しい問題が起きていて、カウンセリングをしながら、調整屋をしている。教科授業をやりたいなと思いつつ、スマホをこね回している。通信はまもなく完成する。

橋本からの帰り、「金曜・災害ミニカフェ」を行うため、コイン:ロッカーから機材を取り出し、サポセンで上映。窓口スタッフの##さんが後半、参加してくれた。感謝。今回は、視覚障がい者の避難と避難所生活/高齢者・障がい者施設利用者の避難を特集。

視覚障がいの%%さん、避難所生活時、白杖を使うことが出来なかった。人が床に座り込んでいるため、杖のさぐりを杖で「どけ」ととらえる人が続出。もめるため、誘導ボランティアさんの協力が不可欠に。自立活動ができなくなった。視聴により学習。


以下はP.3

マイクロFMとは、体育館屋内程度の小規模エリアを支えるFM波放送局のこと。ミニFMは微弱波を使うものから、災害時の許認可を得た数W程度の放送局で、生活コミュニティを複数エリアに抱え、地域情報などを提供する。マイクロFMは、事務連絡やサークル規模の議論を提供する。ミニFMとは規模と役割が違う。

----- ここから ------

(『わーく』Online PicUp No.45 より)

☆☆避難所内簡易マイクロFM放送局を運営する(その2)☆☆

~室内用トランスミッタを利用する~

●ラジオやTV・スマホ・携帯などの音声出力端子に差し込む、FMワイヤレスマイクのようなものだと思ってもらえばいい。電波の実用到達距離が数mとカタログに書いてあり、携帯に取り込んだ曲を、車載FMラジオで受信してスピーカーからの音を楽しむというような用途で販売されている。

●ところが市販「トランスミッタ」の能力を測ってみると、学校の教室の対角線程度の距離は、優に実用になることがわかる。学校の体育館程度の広さの避難所では、若干役不足であるが、2台の「トランスミッタ」を連携させれば、最小限の屋内放送局が出来上がる。この「連携」は、中継局(トランスポンダ)という方法を使う。1台のFMラジオとトランスミッタで構成される。FM放送局の周波数を71MHzとすると、中継局は71MHzで受信し、他の周波数、たとえば90MHzで送信するというように、異なる周波数に設定し、干渉を避ける。利用者は、自分の居場所に近い周波数の放送を聴く。

●「マイクロFM」は、「ミニFM」と違い、一室の空間を対象にするので、局所的な連絡や、意見交換を、休んでいる方の迷惑にならないように行う方法で、基本的にはイヤホーンで取聴する。避難所運営スタッフの連絡にも使えるが、周波数が2波になってしまう欠陥がある。しかし実験上では、体育館内の見通しが効く場であれば、音声が不安定になるが、受信側を「MONO」に設定しておけば、いちいち周波数切り替えをしなくても、何とかなる。3時、4時というような区切りの定時に正規の放送をすると約束してあれば、耳障りなスピーカー放送の補間機能を持たせることができる。FMというと盛りのついた若者が流行している曲を弄ぶ、高齢の方には無縁な活動として敬遠される方もいらっしゃるが、その放送メディアは、実用媒体としても使えることを認識していただきたい。

~日常はティーンズのサークル活動として~

●中高生という世代は、大学生よりも地元に属した存在といえる。被災時、彼らは休校となった学校空間を離れて、家族と暮らす生活空間に役割を果たせる存在でありながら、避難生活の大人の目に居心地の悪さを抱えている。家族の諸再建活動の補助的な役割を頼まれ、働いている。しかし、この放送局の運営は、避難所運営会議のような場に立会い、連絡放送や、取材活動を大学生などの若手の応援を得て活動することができる。なによりも、避難所という世間を知ることができる。

●実は、これは大きなことなのだが、災害が起きていない平常時、この放送局はキャンパス放送局のような日常サークル活動としても存在できることだ。いざというとき、その機材が避難所内連絡を支えることができる。この活動は地域放送を担う「ミニFM」担当者養成にもつながる。  (つづく)

----- ここまで -----

夜間傾聴>ひとり

(校正1回目済み)

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7/24 わーくPicUp No.045 QRカード連載物原稿仕上がり

2014-07-25 05:26:58 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/24 記
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前期夏期講習が始まって、ぽつぽつと学習カウンセラーの出番が出てきている。短時間だが、相模大野や橋本にでては帰る。往復の時間の方が長いから、いやになる。

9月の懇話会の会場の減免申請が通った。30%安くなった。

問題は市との間の信用問題なのだ。金額ではない。

下記は「わーくPicUp No.045 2014/08/01」の中のQRカードの部分を書き終えた。ごらんあれ。



------ ここから -------

<連載>個人医療情報 QRカードの検討 005
~受診カードとカップリング~

☆☆常用薬リストカードの諸問題☆☆

★災害が起きたとき、被災者が身元や医療情報を載せたカードを携帯していれば、急性期の治療が潤滑にいくという発想から、個人医療カードの開発が続いている。

★しかし、そこにはいくつもの問題が控えている。手書きカードも磁気カード・ICチップカード・QRカード等そのすべてのカードに共通な問題に、「複数医療」「更新期間の短さ」がある。

★例をあげてみる。Aさんは、肝臓が悪いし血圧が高い。白内障の手術を受けたが反対側の目には軽度の網膜剥離がある。IT関連の仕事で長時間座ったままだった後遺症か腰が痛いので整形外科のリハ通いとしている。Aさんは内科・眼科・整形外科に通院し、内科からは何種類もの内服薬、眼科からも点眼薬と内服薬、整形外科からは内服薬と湿布等外用薬が処方されている。この複数の処方薬を個人医療カードにどうまとめようというのだろう。

☆☆医療情報をどうさばくか☆☆

★考え方が3つある。ひとつは病院・医院等の受診カードごとの管理と割り切り、統一カードを作らないという考え方。(右上図)もうひとつは病院・医院等で、病状と処方薬をQRコード化したシールを発行、患者自身がシールを統一カード面に貼りこみ携帯する。最後が、カードデータを集約作成する組織を作って、データを持ち込みカードを作る。という方法だ。

★手書きカードでは、その処方薬を書き写す手間が現実的ではない。また複数科受診を解決するものとして「おくすり手帳」があるではないかという意見もある。しかし、あの大きさのものを常時携帯するということ自身が無理だし、健康保険証やATMカード程度の大きさにしようという議論なのだ。上記の3つの方法も3択である必要はない。トリアージを終えた被災現場で、特殊な機器を用いず、医療情報を医療関係者が取得でき、データの電子化が容易な方法を探ろうという話なのだ。
ここで、磁気カード・リーダーを使う磁気カードが落ちて行く。

★感熱紙技術を駆使したQRコード上書き印刷が可能かと調べたが、技術はあるが書き換え面の劣化がまだ実用化の障壁になっていた。またシール上貼りや交換も問題がありそうだ。そこから、いくつかの解決策を考えた。それは次回書いて行く。同時にカップリングの大切さを考える。(続)

----- ここまで -----

夜間傾聴>ふたり

(校正1回目済み)

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7/23 夏期講習の片隅で

2014-07-24 05:40:11 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/23 記
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前期夏期講習が始まり、生徒の御宅に電話をすることが増え、比例するように憂鬱も増えてきた。従来の墓ではない父の遺骨の納め先が決まっているので、今月中に納骨し、折りを見て従来の墓を移す話を進めているが、普段顔をあわせたこともない親戚の話がこじれ、脳裏に「融通」の文字が走り回っている。

不思議なもので、忙しければ忙しいほど、高齢者包括支援センターまわりで余計なことをしゃべったり、堀田聰子さんという、ちょっと気になる方の論文入手に躍起となったり、効率はどんどん悪くなって、逃避だなとつぶやいている。

先日いただいた「ネコミルク」は、包括支援センターの**さんに使ってもらうことになった。楢葉町の被災ネコの話だ。

その逃避調査のひとつに、石巻の現状データ探しがある。今回の9月懇話会は、大きな仮設を抱える石巻が抱える問題の中で生み出されている知恵を如何に引き出せるかが、中身を充実させるか否かの鍵になる。次号、ゲスト、畑中良子さんとのインタビューを載せられないか探っている。

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オムライスが食べたいという母のリクエストがあって、ふたりでオムライスを作って、戦争になった。流儀がことごとく違うのである。私がフライパンを下ろす下に包丁が差し込まれて、慌ててひきあげるというようなことばかりだ。チームプレーの難しさを感じ、母を追い払ったため、冷戦は今も続いている。

夜間傾聴>入浴中に電話が入ったが、名前がわからない。>ひとり

(校正1回目済み)

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7/22 連休明け、少しずつ事が動き出した、前期夏期講習が終わるのを待つ

2014-07-23 05:22:55 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/22 記
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茅ヶ崎の市立病院の地域連携室に、懇話会の招待チラシを届けておいた件で、電話で関係者と話すことが出来ないか連絡を試みていた。担当の方が席をはずしていて、説明することはできなかったが、すぐに懇話会企画の件が通じたので、皆さんの目には通っていることがわかった。

市の高齢福祉介護課と連絡をとった。まだ減免の決済が降りていなかった。**課長が出張らしい。文化会館のように管理が委託団体のところは、予約後の料金支払い期日がうるさいが、市役所分庁舎のコミュニティホールは、その辺の融通が効く。

閖上から応答メールが届いた。私たちSCFの資料を送れという。事がやっと動き出した。詳細は後日。


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JR相模原の塾の塾長がいつの間にかフィリピンに発っていた。被災者支援だろうが、教室に爺婆がいなくなって肩の荷が下りているだろうに、塾長の奥さんが教室を仕切っていた。個別指導の報告書を出して、箱根彫刻の森美術館の授業計画書を仕上げてきた。

すでに十数年前になるが、子どもの鑑賞教育の流れに対話を持ち込んだアメリア・アレナスのワークショップに刺激をうけて、学校が散り年齢が散っている子たちと作品鑑賞対話を続けてきた。東京南部の子が中心だったが、互いに見知らぬ子たちが、いわゆる先生に対し話すという形を崩して、相互に感じることを交換した。今では、ポピュラーな実践だが、絵画から権威のフィルターをはずして眺める試みは、今でもスリリングである。アメリア・アレナスの日本紹介者・上野行一氏も指摘しておられたように、戦争地域の子がゴッホの星夜を爆撃の様子と読み込んだように、異質な文化・経験が不協和音を出すことで、見え方が多面性・多様性を獲得する面白い実践だ。

いわゆる抑圧を受けてきた子たちには、議論の開放感が受け入れられてきたが、困ったのは自閉症スペクトラムがある子たちだった。このフレキシブルな視座や、視角の多様性が逆に苦痛であるという問題だった。

結局彼らとは、大人・数人と出かける形で、運営している。今年はこの後者の方だ。私は美術系の人間ではないが、この企画はおもしろいから、主導している。


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友人から、送りつけ詐欺の告発の相談を受けた。これは警察と相談して解決してもらうことにしたい。私に直接出来ることは少ない。ゆとりがないので、もうこれ以上、関わりを分散させたくないのだ。ご主人にご相談を。申し訳ない。

夜間傾聴>なし

(校正1回目済み)

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7/21 結局庭師を入れる羽目に/医療情報カードの欠点を越える

2014-07-22 05:44:00 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/21 記
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昨日、合間をみて裏口の通路の伸びきった雑草を刈っていたのだが、誤って給湯器の電源コードを切断してしまった。右目は全く見えないので、中央の視野の欠けた左目で様子をさぐって操作をしていた。私は汗かきなので、すぐにメガネに汗が溜まり、水槽越しに前方を探っている状態になることが破損の原因だった。情けなかった。足も事故膝骨折の後遺症でしゃがみこむことができない。肉体労働は全くダメなのだと、改めて思い知らされた。ガス会社に連絡を取り、1時間後には応急修理をしてくれたが、休日だったので部品が間に合わず、改めてコード交換に来てくれることになった。高い庭いじりになってしまった。

修理に時間をとられて、訪問指導は翌日に移動させてもらったが、失敗の後遺症は、落ち込みの回復訓練をしている私にも、やはり影響していて、対面指導の際の相手の表情と相手の字が即座に切り替えて読めないのだ。目の調子が悪いから、隣に座って欲しいと頼んだ。ひげ面の相手とはいえ、相手もしばらくは気味が悪かったようだ。こういうマン・ツー・マン指導の場合は、一番いいのは座席90度の位置だ。対面だと過度の緊張が出る。

橋本で1件、町田で今回の変更の1件。母の通所リハの帰宅時と重なるので、走るようにして帰宅した。私のような複数の収入先の場合、青色申告にしているが、成果給のような形にもしにくい。幸か不幸か1千万には届きようがないが、講師職の場合、成果とは何かは杓子定規にはいかない。

私にとっての今年の夏期講習は、待機・臨時出動が増えることと、2回の総合企画でフィールドワークの授業が2回あることだ。私の知人がやっていた塾では、毎年西表島の近くの島に臨海学校を開いていたが、金もゆとりもない私、いやいや、今回のことで「体力」もついていけないだろう。だから、実質は一昨年を境に、+待機出動型が夏期講習の実態になる。

今年は、私の所属していた塾屋の同業者組合も消滅し、教科と心理系の研究会を細々と続けているだけになってしまったので、今回は岩手の気仙地方ではなく、懇話会ゲスト講師のホーム、石巻・女川に行けないか探っている。いずれにせよ、徒歩に頼っての旅行だから、的のところにしか時間的にいけないだろう。実のことを言えば、陸前高田の済生会病院診療所新設の様子や、盛岡の医療関係県支部に行っておきたいのだが、無理だ。レンタカーを現地で借りるにしても、同行の相棒がいる。私の目では免許があっても運転するわけにはいかない。

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茅ヶ崎の浜降祭は深夜早朝の祭りだ。西浜海岸に町内神輿が集まり、海に神輿を担ぎ込む。橋本に行く前に、鉢巻姿を見ながら、翔の会の喫茶に懇話会の通信を持ち込んだ。鬼瓦の味噌屋や訪問看護センターが近くにかたまってあるので、休日だがポスティングして、バスで駅前に戻り相模線という慌しい一日だった。

家に戻ると、楢葉町の被災ネコの飼い主さんからのメールがはいっていた。ネコの現状報告だそうで、ポストにネコミルクが入っていた。他の被災ネコさんに飲ませてくれという意味らしい。他のネコはいないのに。

今、「わーくOnline PicUp No.45」の「QRコード」の連載物を書いていた。複数診療の場合、処方が複数になるので、それぞれのQRコードを発行してもらうとしても、一本化できない。ここが他のカードともども企画実現の困難になっている。

もうひとつは、MSWの畑中良子さんと事前インタビューを企画できないかと思案中。

夜間傾聴>なし

(校正1回目済み)

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7/20 浜降祭がつないだ訪問学習/特養職員**さんの在宅診療批判

2014-07-21 05:17:20 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/20 記
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浜降祭の合図の花火の音を聞きながらブログを書いている。

昨日の少年の家族から、出かけ先の実家の鵠沼からだと教室に電話が入った。連休明けから夏期講習に参加させるというものだった。休日なので事務員ではなく講師が応答したのだが、講師の質問に、海岸のお祭りを見に来たということを言っていたという。浜降祭だなとわかった。長年仕事をしてくると、思い激しい空転があったときでも、納得するのではなく、起こりうることとして、想定内にすることができる。以前は「何か事情があるのかもしれない」と考えるようにしてきたが、今は「ただ連絡をくれ」とだけ考えている。身勝手な理由を平然と言ってのける事例が結構あるのだ。勿論叱る。

急遽私からの提案を先方に伝えることにした。短時間でもいいから藤沢駅前で会おうと提案したのだ。彼はしぶしぶ承諾し、近場の面談となった。彼は私が近所に住んでいることを知り、面白がって、私が夕食の食材購入の買い物した後ろに、ついてきた。扇風機を新調したが、選んだのは彼だ。夜、組み立てて動かしてみたが、音が静かだった。彼と会ったら言おう。

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茅ヶ崎市内の特養ホーム職員の**さんと、在宅診療と介護についてメール交換した。3.11以降東北被災地では、過疎高齢化の傾向が顕著になっている。2025年問題の先鞭のような事態から、いわゆる医師の往診とセットで地元総合病院からの高齢者の引き剥がしでありながら、当人は終いの棲家への帰宅として一部歓迎する方もいらして、問題がみえにくくしている。

**さんは特養・老健への入所まで数年は順待ち状態だから、医療ケアは、「在宅診療」という言い方で、責任を家族負担させていく。老老介護状態や失職介護のような家族の実態がある。それほどに介護は重い。在宅診療と言ったとき、地域の濃厚なケアサポートがなければ,身が持たないというのが実態なのだ。その家族負担の現状を隠して「在宅診療」を美化することは過ちである。だからコミュニティ・ケアを篤くしていかなくてはならないのだが、その実態が希薄な話となるので、いわゆる市民活動というより、専門性の高い社会活動からの立ち上げが必要となる。矛盾が大きいのだが、介護の実態ほど一般の方が知らない世界もないわけで、専門職の効率的運用に閉じてシステムを閉じては無理となる。

それゆえに、介護全般を全般として取り組むのではなく、喫緊の課題でもある避難後の災害(防災)と医療ケアという領域において、コミュニティ・ケア的協力関係を作っていかなくてはならないのだと思う。

この辺のことで**さんは、在宅診療と介護の推進の時流に怒りを表明されていたのは、家族の負担増とケアの質の低下ということを懸念されていたからだ。特養の質も私にはばらばらに見えるのだが、頑張ろうとしている職員さんがいることも確かだ。議論しようよと、懇話会参加を呼びかけて電話を切った。

明日は橋本行だ。雨堪忍してほしい。

夜間傾聴>なし

(校正1回目済み)


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7/19 コミュニティ・ケア関連の資料探しと…

2014-07-20 06:06:38 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/19 記
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相模大野出勤の直前、抜き出し指導を決めた子が約束の時間に来ないと担当講師から連絡があった。教室ではなく家庭訪問してくれとのこと。鶴間の御宅に電話をいれるとばあちゃんが出た。里帰りで自分以外は誰も居ないとのこと。高3だぞ、おいと思ったが、肩透かしで今日は開店休業。恨めしく空を眺めていたら雷が鳴り始めた。

時間が出来たので、県保健福祉大図書館のリファレンスに堀田聰子氏の「オランダの地域包括ケア : ケア提供体制の充実と担い手確保に向けて」の蔵書確認をしたが、本自体が新しく、まだ入れていないようだ。コミュニティ・ケアの話だ。来年関連ゲストを呼べないかと考えている。認知症関連。

宮城の仮設男性単身者の孤立化防止で、木工が行われており、ベンチ製作の実践がある。もともと本職の方もおり、起業支援の形で、バス停ベンチに買い取る活動をデザインできないかと考えている。むずかしいのは、経営者団体などがまとめて買い取る形ではなく、被災者支援の形で非被災地における支援活動の形で展開できないかということだ。私には仮設の高齢男性単身者支援の孤立化防止対策という意味でである。しかしこれは、ミサンガ作りなどで芽があったが、男性を巻き込み、実用性が高く、協働労働ゆえに製造参加者自身がつながる点で優れている。木材調達が安定していれば、見込みがある。

これは懇話会取り組みというより、「わーく」編集部が現地活動参加者を呼ぶ形かなと考えている。調査中、アイデア模倣歓迎。ただし、仮設高齢男性単身者の孤立防止策という肝を抜かないという点を掲げて欲しいのだ。

異業種協力で地域チームを考えるとき、媒介にする課題がいる。それが「災害」だが現実的な見通しを突破できる方策を練っておく必要がある。まずは石巻MSW畑中良子さんの会を成功させねばと思う。


夜間傾聴>ひとり(中断)

(校正1回目済み)

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7/18 前期夏期講習じんわり始まる/地域訪問ケアと民間支援活動の形

2014-07-19 05:16:47 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/18 記
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夏期講習が始まり、さっそく呼び出しがかかった。のっけからアスペと診断されている方の入学相談だった。詳細はかけないが、5年前なら受け入れていただろうと思われる自営業相続から進学への未来選択の変更相談だった。しかし私に指示がでたのは、足切りだった。

いくつかの予備校で断わられ続けてきた方で、引きこもり青少年を受け入れるところも、短気を起こして追い出されてきた経歴があった。本校の受け入れの伝統の幕引きをやることは、忸怩たるものがある。少し遠いが、私が東京南部で授業をしてきた頃の同僚に連絡を取り、この方のお店に行ってもらい、うまくかみあったら、ご隠居さん(奥様の在宅介護中)のところに通うという道を残して話を収めた。

もうひとりは、過敏性腸炎。これは引きこもり関係者を紹介。本校をやめた。いじめの香り

結局、相談はこのふたりだけ。教材関係と講師と話を煮詰めて、今日は終わり。帰りに藤沢で「訪問看護と介護」の7月号を仕込んで帰宅した。「ときどき入院、ほぼ在宅への射程」の特集。病院機能分化の波と訪問看護・介護の話題だった。精神科訪問看護にも触れている。

●「訪問看護と介護」7月号

「"在宅化"はなぜ進まないか」という問いかけが出るのが現段。過疎高齢化が進む東北の状況と、湘南の状況は同一には語れないが、大規模災害を考えたとき、地域チームサポートと復興期にわたる訪問サポートは必要。ここに専門職支援の地域民間支援の活動の絵を書くことが、その後の包括支援ケアを是とすることになるかは、まだ判断をしていない。家族負担の大きさと当事者の希望は同じではないからだ。しかし、災害がケース・カンファとなることは、意味があると考える。

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今、健康保険証のデザインを考えている。結局、これかなあとぶつぶつ言いつつ。次号の「わーく Online PicUp」に紹介する。
Tさん、そういうことなんです。結局。

夜間傾聴>ひとり

(校正1回目済み)

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7/17 夏期講習の準備始まる

2014-07-18 05:55:15 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/17 記
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携帯用のPCは、画面の接続部分が故障していた。店頭展示品ではないのにと思っていたら、USB端子部分に切れかかっている部分があるので、それも修理したとあった。アジア企業製のPCは、どうも杜撰だ。データが生き残ったのを幸いとしよう。

夏期講習が始まる。私は相変わらず待機だが、登板は案外ある。成績低迷者や連続欠席者、学習カウンセリング希望者の対応が中心になるが、夏期講習と銘打つのは、課題となっている教科の講師の応援を求めて、1・2回の授業を行うからだ。平常時では担当教科にチェック表を返すだけだ。JR相模原の塾の方は、今年は小中学生にトピック授業を2回やるだけだ。8月後半の方は、美術屋になる。恒例の箱根彫刻の森美術館に出かける。正答のない対話型の授業なので、自閉症スペクトラム傾向の子には、評判が悪い。しかし携帯電話のカメラ機能を使った気に入った映像の一枚作品作りの方は、親御さんの応援を得て、彼らも納得して帰る。これはiPadの方がいい。

8月前半は教室で。昨年は「のこぎり」だったが、今年は「ペンチ」。なめまわすように、じろじろみる。気に入ったペンチ画像をカメラに収める。工学の話になったり、実用の美術になったり、類推・対比に話が進んだり、技術史になったりと様々。たまにフィリピンの青年が割り込んで面白くなることも。専門外だが結構面白い。相模大野校では、これが出来ない。

あとは憂鬱なカウンセリングばかりなり。

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日本看護協会経由で探していたのは、被災地の病院看護師さん。さんざん探したが、避難所ケアには、元看護師さんがボランティア参加していた。その協力のエピソードを探していた。

夜間傾聴>ひとり(酒が入っている)


(校正2回目済み)

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7/16 「国際モダンホスタビリティショウ」に行ってきました

2014-07-17 04:35:46 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/16 記
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朝、市役所担当課から電話が入った。減免が通ったが、決済が出るのは連休明けだという。もめているのか、○○課長が出張中なのか。困った。

起こされてしまったので、市の職員課に29日の支援活動報告会の申込みを済ませ、ヤマダ電器から、修理したノートPCを受け取ってきた。

昼過ぎにビッグサイトで開かれている「オフィス防災EXPO」を見に行って、帰りに横浜でビッグイシューを仕入れ、相模大野校にまわる予定をたててでかけた。汎用個人医療情報QRカード開発のため、ヒント取得と類似品チェックを行いたかったのだ。

ビッグサイトに着いたが、はて、会場がない。言っていた展示場がブライダル用品の展示場になっていた。インフォメーションブースで確認したら「それは『国際モダンホスピタルショウ2014』ではないか」という。会場を間違えたかなと思いつつ、手続きをとって「ホスピタルショウ」を覗いた。あちこち防災を意識した展示はあったが、やはり別物だった。

会場をネットチェックしても出てこず、手元にチラシがないので、居直って、いくつかの要点をしぼってブースまわりをしてきた。
非常用電源・クラウドを使った電子カルテバックアップ・携帯電話を使ったローカル連絡網・痰吸引等電動器具の携帯型充電可能電源など医療現場で使われる機器、つまり災害対策の本物をいじってきた。しかしユニフォームはあっても、3.11災害で問題になった「低体温症」防止用袋型寝袋(さなぎ型にあらず)や毛布の展示はなかった。特別真新しい機器はないが、それは保守的な病院管理者の意識にあわせ、隠れたところの改善でフォローするという受け入れ易さ勝負をメーカーは、かけてきている。しかし充電電源の進歩には驚いた。充電時間が短いのだ。

今回役に立ったのは、医療現場に使われる実物に触れられたことだ。ただ気になったのは、電子カルテバックアップのように、情報保護の技術なのだが、大災害時は、病院も壊されている。今回の機器では、情報が保護されるが、医療はガレキの山の中でも行わなければならない。クラウドに保護されたカルテをノートPCで取り出して利用するということに、メーカーが否定的だったことだ。セキュリティの問題があるというのだ。情報端末をあくまでも専用システムでのみの閲覧となる。

例えば互いに同系列経営の大阪病院が被災しているが、東京病院がクラウドで受信、大阪に送るなら、ネット等の別メディアで大阪病院に勝手におくってくれということらしい。急性期の医療というより、情報という財産保護に関心が向く。病院を再建し営業が始まった段階で、被災以前の情報が使えるというところに力点がおかれている。全体に被災し劣悪な環境に囲まれたとき、その場の医療の工夫に新規の技術を編み出していくというような方向性が弱いのだ。

ついに「オフィス防災EXPO」は見当たらず、「ホスピタルショウ」になってしまった。

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相模大野からの帰り、夕食の食材補充をするために,イトーヨーカ堂茅ヶ崎店に立ち寄ろうと、歩道橋を歩いていると、前からお世話になっている市行政担当者の%%さんとすれ違った。すっと互いに顔を合わせないようにすれ違って唖然とした。減免申請と添付資料が申請が通ったものの、もめているのかなと思った。

日本看護協会から、被災地の看護師さんの招待は、個別に行なって欲しいという内容だった。

厳しい。しかし道は拓いて行かなくては。


p.s.「震災被災地における要援護者への個別・地域支援の実践的研究」報告書(CLC刊)再読中。

帰りの電車で居眠り。さっそく右手に握り締めていたハンカチを紛失してしまった。今月に入って2枚目。


夜間傾聴>ひとり

(校正3回目済み)

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