湘南オンラインフレネ日誌

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11/25 遺体鑑別の歯科医師##さんと会ってきた…が

2014-11-26 06:05:15 | 地震津波災害ボランティア

2014/11/25 記
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船橋で、遺体鑑別を行う歯科医師##さんと会った。歯科医師会の偉い人らしく、歯列から個人を特定して行く技術の歴史から話が始まってしまった。目的が違うので、災害時の口腔衛生の価値とそのケアの現状を教えて欲しいとお願いした。

被災時、水道が破壊されて水不足に陥る。水の節約が歯磨きなどの自粛となり、口腔が雑菌だらけになる。高齢者とくに寝たきりの方が避難所に入ったとき、周辺に壁の無い寄りかかれない状態のまま、長時間毛布の上に寝ている姿勢が続き、飲食物が雑菌とともに誤って気管にはいることが多くなる。この雑菌が肺炎を起こし「誤嚥性肺炎」を引き起こす。高齢者は気管と食道と通過物を振り分けて行く喉の弁がうまく機能しなくなり、むせることが多くなる。これが避難生活の場面では、姿勢の関係もあって、頻繁に起きるようになる。避難生活で体力が衰えているために、発熱し、ころげるように病状が悪化し死に至る。高齢者の病死の上位に登場する病いだ。私の父も、この誤嚥性肺炎で他界している。

ところが、誤嚥性肺炎についても、総論的な語りや、災害時注意すべき病いという話で、宮城県内巡回のときも仙台・石巻や気仙沼に行っているにも関わらず、個別の話を聞きだすことはできなかった。TVドキュメントの中で、歯科医師会では常識だった口腔ケアの重要性も、医師会では気づいていなかったという恐ろしい話が出てくるが、医療情報の交換がうまくいっていないというのは本当かと聴いた。逆流性食道炎を整形外科医が知らないこともありえるだろうという、専門の違いのせいだいう話をし、有りうることか否かということにも、明快な回答はなかった。

予想はしていたが、若手を指揮していたので、個別の話は全然違うレントゲン車の話を少し仕入れただけで終わってしまった。私はただでは起きない主義なので、石巻・気仙沼の歯科医師会の医師の取材のための紹介をしていただいた。

どっと疲れた。帰りは戸塚までは爆睡。湘南台経由で相模大野校に立ち寄り、母にはスパゲッティで食べておく様に指示し、私は茅ヶ崎駅から姿を消した「てんや」で、定食を食べておいた。

今「わーくNo.049」を書いている。その中に「金曜ミニカフェ」の番組が決まった。


12/12&26 19時~

●「テレビ未来遺産 震災直後…生死を分ける72時間になすべきこと」 芸術祭参加作品
2014/11/24 TBS 120分

●「明日へ -支えあおうー東日本大震災証言記録 双葉町
放射能にさらされた病院(2014/06/29 NHK 48分)

●明日へ -支えあおうー東日本大震災証言記録 復興サポート▽地域のつながりが新しい介護をつくる~気仙沼
(2014/11/23 NHK 48分)

以上だ。狙い解説は「No.049」にて。

夜間傾聴>ひとり


(校正2回目済み)


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