2012/05/29&30 記
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市市民活動推進課に、行政と市民活動の協働の課題アイデアを募集する企画があり、この間、防災対策課に提案してきた2つの課題を改めて募集用提案書に書いて提出した。前年度、3月時点で「災害初期避難誘導員制度」「QR-ID緊急医療情報カードと避難生活への利用」の内容をA4半分ほどの欄に書き込んでいく。このとき、担当者さんたちには、このアイデア提案企画の前から、経過を話してきたことが裏面に出て、いつの間にか、ここを省略しても相手に伝わるという部分が入り込んでしまう。今回は広報企画課など他課にも流れていく。今回は後日のプレゼンとQ&Aを前提にしてよいが、コンセプトが伝わっていなければならない。プレゼンの基本だが、かなり崩した形で原案を書いてしまった結果、返って修正に時間がかかってしまった。
先週金曜日に、市民活動推進課が仕掛人になって、協働カフェがあった。このとき、バズ・セッションが行なわれたのだが、2つの案への行政の驚きを感じさせてもらったので、何を改革していくものなのかをはっきりさせる、いいかえれば文脈をはっきりさせて、実現可能性も主張していく部分を入れ込んだ。
ただ最後に、他の都道府県や市町村の議論のなかに類似の議論はないか、医療情報のQRコード化を既に行なっているところはないかという周辺情報を掴んでおく必要があった。ところが類似の企業営業活動が見つかってしまった。QRコードのカード作りと、症状・服用薬の変化に合わせた更新をその企業が担う形で料金が設定されていた。QRコード化は、あくまでも自分の身を守るためのもので、それに応える営業活動ということ。つまり震災と災害時集団医療と避難生活の改善という文脈はない。したがって、目的を伝えることに、より絞って提案した。また、この和歌山の企業の存在を伝えるため、HPのコピーを添付。茅ヶ崎市がこの企画を取り上げるとき、この企業の特許や考え方の確認を踏まえる必要が出てきた旨の添え書きをつけた。
正直言ってがっかりした。しかし、防災という社会活動の文脈に入れ込むことのオリジナリティーは損なわれていないことがわかったことは、冷や汗をかきながらも腰を据えなおしだと、歯をかみしめた。
「災害初期避難誘導員制度」の側も、これほどの無しのつぶてなのは、類似の活動が「防災リーダー」制度としてあり、防災の諸活動を市民が担う仲介指導者育成を行なってきた。その活動で十分という判断がある。もうひとつは一NPOの提言であり、優先順位が低いとされたのではないかということだった。とにかく防災対策課は忙しい。その谷間に落ちたと推測された。
つまり「防災リーダー」のように、災害対策指導員の四肢となって、地域自治会などをリードしていく、より訓練された市民側指導者を作る活動は、台風や水害、ゆっくり燃え広がる大火のような見通しをたてて動く活動には威力を発揮するが、震災や津波のように突発的な災害には立ち上がりが遅い。このタイムラグに対応し、「津波てんでんこ」の自主判断・自主避難の現場誘導者、隙間を埋める者として、「災害初期避難誘導員」という限定的な資格を講習会受講終了資格として、広範に育成することを改めて提案した。
行政への提言は非公式な場面では、なかなか通らない。だから議員提案のような形を取って議会に提案が委託されるのだが、私のように、同意するものどうしがその都度、やれる範囲で共同すればいいというネットワーカー論に立つ者は嫌われる。利害集団の枠組みからはずれていくからだ。だから、今回のような公的な協働企画公開の場面が与えられるのは助かる。今回の提案提出によって、たとえ不採用になっても、無視だけはできなくなった。
今回の提案は茅ヶ崎市の関連課、市民活動推進課、広報企画課(秘書課)に伝わっていく。このあとのプレゼンと前後して、宮城の南三陸災害研修ボラバス企画と平行して、岩手の広田半島周辺、就労と見守り支援のキャンプ場合宿案を持ち出そうと思っている。陸前高田の「広田半島黒崎温泉保養センター」や、今は仮設が立ち並ぶ「モビリア・オート・キャンプ場(小友町)を調整して、広田半島の民間交流、現地ボランティアと連携した(湘南からみた)行き先を開拓していく企画を遠野の金太郎ハウスの小規模版作りを考えている。集中して行なうのは「見守り支援」「夏期学習支援」を広田町に広げていく。
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ともあれ、QRコードIDカードの利用場面について、再検討している。三井君への車の譲渡の件は、車検整備中なので、当面は止まっている。部品代・手間賃・陸前高田>湘南片道交通費・湘南>盛岡>陸前高田交通費・譲渡費用が残っている。この部分を捻出する算段で、あちこち電話をいれていた。勝率5%。あと5万円以上。
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月曜日に、私に最期の言葉を残して命を絶った故++君に会いに行った。刃は心にまだ突き刺さっている。このまま、刃は私の墓の中に持っていくが、**子の要請で大森駅に行く前の墓参とした。
**子は親から叱られたのだろう、大森には現れなかった。会う時刻の一時間前に「行かない」とメールがあったが、既に大森の駅前の飲食店で昼食を済ませていた。まだメールがあるからいい。橋本駅から医療少年院沿いの道を終バス間際、南橋本駅にむかって走って帰宅に間に合わせたときなど、彼の家に入れてもらえなかった。空転をかみしめる思いを何m積み上げることになったかは、はかり知れない。
素人にもそれなりみ通じる書籍
●「災害現場でのトリアージと応急処置」を
読んでいる。QR-IDカードは災害発生時、被災現場で役に立つのか。
そして大事な本に出会った。久しぶり山中恒氏と木下晋氏の●絵本「ハルばあちゃんの手」を
入手。私が守ろうとしているのは、まさにこの手。働く女性の手だ。風の盆のような衣装がでてくるので、北陸のばあちゃんがモデルになっているが、このデッサンの手が、まさに広田町で生活支援する相手の手だ。
夜間傾聴:なし
(校正2回目済み)
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市市民活動推進課に、行政と市民活動の協働の課題アイデアを募集する企画があり、この間、防災対策課に提案してきた2つの課題を改めて募集用提案書に書いて提出した。前年度、3月時点で「災害初期避難誘導員制度」「QR-ID緊急医療情報カードと避難生活への利用」の内容をA4半分ほどの欄に書き込んでいく。このとき、担当者さんたちには、このアイデア提案企画の前から、経過を話してきたことが裏面に出て、いつの間にか、ここを省略しても相手に伝わるという部分が入り込んでしまう。今回は広報企画課など他課にも流れていく。今回は後日のプレゼンとQ&Aを前提にしてよいが、コンセプトが伝わっていなければならない。プレゼンの基本だが、かなり崩した形で原案を書いてしまった結果、返って修正に時間がかかってしまった。
先週金曜日に、市民活動推進課が仕掛人になって、協働カフェがあった。このとき、バズ・セッションが行なわれたのだが、2つの案への行政の驚きを感じさせてもらったので、何を改革していくものなのかをはっきりさせる、いいかえれば文脈をはっきりさせて、実現可能性も主張していく部分を入れ込んだ。
ただ最後に、他の都道府県や市町村の議論のなかに類似の議論はないか、医療情報のQRコード化を既に行なっているところはないかという周辺情報を掴んでおく必要があった。ところが類似の企業営業活動が見つかってしまった。QRコードのカード作りと、症状・服用薬の変化に合わせた更新をその企業が担う形で料金が設定されていた。QRコード化は、あくまでも自分の身を守るためのもので、それに応える営業活動ということ。つまり震災と災害時集団医療と避難生活の改善という文脈はない。したがって、目的を伝えることに、より絞って提案した。また、この和歌山の企業の存在を伝えるため、HPのコピーを添付。茅ヶ崎市がこの企画を取り上げるとき、この企業の特許や考え方の確認を踏まえる必要が出てきた旨の添え書きをつけた。
正直言ってがっかりした。しかし、防災という社会活動の文脈に入れ込むことのオリジナリティーは損なわれていないことがわかったことは、冷や汗をかきながらも腰を据えなおしだと、歯をかみしめた。
「災害初期避難誘導員制度」の側も、これほどの無しのつぶてなのは、類似の活動が「防災リーダー」制度としてあり、防災の諸活動を市民が担う仲介指導者育成を行なってきた。その活動で十分という判断がある。もうひとつは一NPOの提言であり、優先順位が低いとされたのではないかということだった。とにかく防災対策課は忙しい。その谷間に落ちたと推測された。
つまり「防災リーダー」のように、災害対策指導員の四肢となって、地域自治会などをリードしていく、より訓練された市民側指導者を作る活動は、台風や水害、ゆっくり燃え広がる大火のような見通しをたてて動く活動には威力を発揮するが、震災や津波のように突発的な災害には立ち上がりが遅い。このタイムラグに対応し、「津波てんでんこ」の自主判断・自主避難の現場誘導者、隙間を埋める者として、「災害初期避難誘導員」という限定的な資格を講習会受講終了資格として、広範に育成することを改めて提案した。
行政への提言は非公式な場面では、なかなか通らない。だから議員提案のような形を取って議会に提案が委託されるのだが、私のように、同意するものどうしがその都度、やれる範囲で共同すればいいというネットワーカー論に立つ者は嫌われる。利害集団の枠組みからはずれていくからだ。だから、今回のような公的な協働企画公開の場面が与えられるのは助かる。今回の提案提出によって、たとえ不採用になっても、無視だけはできなくなった。
今回の提案は茅ヶ崎市の関連課、市民活動推進課、広報企画課(秘書課)に伝わっていく。このあとのプレゼンと前後して、宮城の南三陸災害研修ボラバス企画と平行して、岩手の広田半島周辺、就労と見守り支援のキャンプ場合宿案を持ち出そうと思っている。陸前高田の「広田半島黒崎温泉保養センター」や、今は仮設が立ち並ぶ「モビリア・オート・キャンプ場(小友町)を調整して、広田半島の民間交流、現地ボランティアと連携した(湘南からみた)行き先を開拓していく企画を遠野の金太郎ハウスの小規模版作りを考えている。集中して行なうのは「見守り支援」「夏期学習支援」を広田町に広げていく。
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ともあれ、QRコードIDカードの利用場面について、再検討している。三井君への車の譲渡の件は、車検整備中なので、当面は止まっている。部品代・手間賃・陸前高田>湘南片道交通費・湘南>盛岡>陸前高田交通費・譲渡費用が残っている。この部分を捻出する算段で、あちこち電話をいれていた。勝率5%。あと5万円以上。
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月曜日に、私に最期の言葉を残して命を絶った故++君に会いに行った。刃は心にまだ突き刺さっている。このまま、刃は私の墓の中に持っていくが、**子の要請で大森駅に行く前の墓参とした。
**子は親から叱られたのだろう、大森には現れなかった。会う時刻の一時間前に「行かない」とメールがあったが、既に大森の駅前の飲食店で昼食を済ませていた。まだメールがあるからいい。橋本駅から医療少年院沿いの道を終バス間際、南橋本駅にむかって走って帰宅に間に合わせたときなど、彼の家に入れてもらえなかった。空転をかみしめる思いを何m積み上げることになったかは、はかり知れない。
素人にもそれなりみ通じる書籍
●「災害現場でのトリアージと応急処置」を
読んでいる。QR-IDカードは災害発生時、被災現場で役に立つのか。
そして大事な本に出会った。久しぶり山中恒氏と木下晋氏の●絵本「ハルばあちゃんの手」を
入手。私が守ろうとしているのは、まさにこの手。働く女性の手だ。風の盆のような衣装がでてくるので、北陸のばあちゃんがモデルになっているが、このデッサンの手が、まさに広田町で生活支援する相手の手だ。
夜間傾聴:なし
(校正2回目済み)