湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネの地域学習活動・就労支援活動の実践試行を書き溜めていきます。

合羽橋は夕闇の中

2005-03-31 03:40:38 | 引きこもり
 東海大学代々木校舎で「第7回 コミュニケーション・フォーラム」に参加してきました。チューターの発言は新味の無いものでしたが、早大の山西優二氏の地域教育作りの話を議論してきました。また、その場で神戸の初日だけで帰ってきた集まりの第二・三日の情報収拾をして、協力人材確保のダメ押しを参加した知人にしてきました。

 前者の議論は山西氏のインド・ジャガルティスクールの生活を基軸にした教育の実践の様を例に取り、日本の地域の学びと生活課題を取り上げることの重要性、地域の課題をともに解決していくことを提案されていました。

この地域の「課題」なるものに感じる「しらけ」をQ&Aで僕が指摘。

 「心身障がい・不登校・引きこもりというマイノリティの領域は

「自分たちは、どう生きて行ったらいいのか」

という問いかけの中に「地域」が意味を持ってくる。ところがいままで語られた地域の課題は、万人にとって重要な課題、皆が取り組まなければならない課題。実はここに大きな溝があるのであって、私たちの立場から、その課題は「個別性」を剥ぎ取った「匿名」の語りに聞こえる。茅ヶ崎市民活動フォーラムを先日やったが、心身障がい・不登校・引きこもりという領域/環境保護の領域/地域医療の領域/地域通貨の領域が「地域協同」の形で一括された。行政にとっては「市民活動」であろうが十把ひとからげの「しらけ」があるわけで、この問題の立てかたには「トップダウン」の視座が隠されている。同様のものを感じるのですが、自覚されていますか?

と問いかけました。

 山西氏はそれぞれの活動の進展と拡張の中に、相互に触れ合うバウンダリーが浮かんでくるのであって、一見関係の無い活動も根のところでつながっているという内容の応答をされた。僕は領域によって親和性の差があることは認めるが、この「しらけ」は、「べき」の課題、「個別の閉じ込め」の影の機能が働くことを忘れたくないと思いました。

 「まちづくり」といわれると、「あんた何者?」と問いたくなる、そういう感覚を忘れたくないと思っていたのですが、時間切れ。山西氏も溝の存在自身は気づいていたということのようでした。ただし、相互はやがて接点が出来てくるという立場です。山西氏は政治を行い、僕は生活を突き出したということです。

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 会の終了後、「田原町」ドトールで合流したOTのHさんは、僕が年なのにびっくり。事情を説明し、すぐに夕方の合羽橋商店街を散策しました。しかし渋谷から銀座線を使ったのが祟り、時間切れで商品に出会うことが出来ませんでした。しかし関連カタログは入手。高価なのを覚悟しないと煎餅は焼けないようです。Hさんに付き合わせたことを詫び、銀座でおしゃべりをして帰りましたが、スペーススタッフとして合流するのは、主婦としてきつそう。ただ、月何回か湘南に出ることは可能ということで、再会を約束してもらいました。次の問題は引きこもり青年への呼びかけと説得です。

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 東京駅でパンを買い込み、おっさん不自然とは思いつつ、ソフトクリームを食べつつ一休み。携帯電話でメールを打っているうち、居眠りをしていました。ウェイトレスさんに起こされるまで40分近く爆睡。初めてのこと。怖かっただろうなと謝って店を出ましたが、年を取ると数日後に疲れが出てくるようです。いやだなあとおもいつつ、東海道線を1本待って座って帰ってきました。なにやら、カウンター席の居眠りおじさんの恥が頭から離れないで、落ち着かない帰宅でありました。

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 明日はリロードに電話。話が行き違って誤解が出てきているので調整予定。4月6日の夜食会参加は僕だけの可能性も…。共稼ぎ兼活動リーダー集団の日程調整は地獄です。

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ここ数日間の協力者網の変化から

2005-03-30 05:39:30 | 引きこもり
 書き込み失礼しています。Win.XPの大幅自動更新のネットワーク関連機能の防御の影響で、しょっちゅう使っているテキストエディタ TeraPadがアイコンから起動しなくなるし、関連ソフトが初期化されてしまうし、特にIEの「お気に入り」配列が50音順に崩されてしまうしさんざんでした。自動更新をDLのみに設定しなおしました。

 しかし余禄もありまして、今まで内蔵無線LANが不調で使えず、メーカーサポートもお手上げでフォーマットしてしまったほうがいいという無謀な話になってきていたものが、突然動き出しまして、メンテに出さなくてもいい状態になりました。故障の原因はウィルスというより、僕のこねまわしの結果でしょう。さっそく設定を安定させました。これでだいぶ作業が楽になります。今54Mで作動していますが、故障中は64kでしたから。(^^;

 少し前の話になりますが、先週の土曜日、横浜小机に立ち寄り、駅が新しくなり、コミセンが立っているのにびっくりしました。僕が怪我で入院する頃ですから2000年以来、足を運んでいなかったわけです。あいにくリロードと楠の木学園ともお休みで、用事は足らなかったのですが、十日市場の方で知人と会う約束があったので、そこで「スペース”ラピュタ”」構想の協力者を広げることができました。近隣の協力者が増えてこないと、城は宙に浮きっぱなしですからまずは良しと。

 土曜の夜の夜間高速バス(年配者は誰も使わないですね。金欠なので…)で大阪経由で神戸に回って、関西の障害児教育関係の知人と会ってきました。あいにく月曜日の授業を偏屈上司が交代を許さなかったので、集まりの初日だけで、また高速バスで帰ってきました。

 昨年11月の「湘南子どもフォーラム・文化祭」を載せてもらった「引きこもりMMHP」の方々にも会いたかったのですが、収穫は都内在住の退役作業療法士さんと、知人の紹介でつながったこと。子育て中という話で若いなと思っていたら「子」が専門学校生らしいということで、僕と同年輩とみました。今日これから東海大にいくのですが、帰りに会う予定です。

 4月6日がリロードの夜食会とのこと。懇談会メンバーでお邪魔できないかと調整中。4月3日は、茅ヶ崎・浜見平団地終点バス停を起点として、高麗山・湘南平を歩いて一周予定。こちらは、TOTOドロノワ倶楽部の陶芸に参加している、いえにいる子とその親たちの参加で、小さな交流をやるのですが、こちらも、夏場企画の準備を進めています。それぞれの青年たちと学齢期の子どもたちとが合流できれば最高。また茅ヶ崎市市民活動推進課の肝いりで「地域の協同」の研究会が発足。ここに「子どもサポート・あねもね」と「湘南子どもフォーラム懇談会」が参加の予定。

 あとは「お煎餅屋」さんです。1件延々と口説いているのですが…。出来たら煎餅修行をやりたいと思っています。先方、呆れていましたが。

 東海大の帰り、落ち合うのがなんと合羽橋。煎餅を焼く長方形の火鉢を購入予定です。

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Win.XPにかき回されています

2005-03-29 06:24:42 | 引きこもり
アプリが皆初期化されてしまったような…。
テキストエディタのTERA-PAD が、アイコンから、どうしても呼び出せないので困っています。メモ帳・ワードパッドが使いにくいので導入したのに、頻繁に使うソフトだけに頭が痛い…。

今日は休みなので、PCとにらめっこの一日になりそうです。報告もそのときに。

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自学教材ヒント集に《自転車(4)(サイクルフィギュアとサイクルサッカー)身体を拡張する》を載せました

2005-03-29 06:17:14 | フリースクール
--- 今回は以下の教材の解説です。

●自学教材ヒント集書庫《自転車(4)(サイクルフィギュアとサイクルサッカー)身体を拡張する》


 山林・海浜を荒らすしょうもないイメージも付きまといますが、MTBの面白さは、走行性の速度以外の側面について、思いがけない形で拡張されていくからではないでしょうか。ゆらぎとかめまいというような要素が豊富です。この個的な体験を相互に見せ合う競技があるとは、正直言ってしりませんでした。昔、湘南にベンポスタ・サーカスがやってきたことがあります。生活共同体の生計のひとつにサーカスを組み込むことの意外性が印象に残っています。

 しかしそれは生計をたてる必要という枠を超えていました。相互の「いきを合わせる」というような側面もあるでしょうが、それが彼らの表現となっていたこと。生きる情熱の発露になっていたことが、観客の心を揺り動かしていたように思います。

 自転車は個的な体験を次々に生み出し、行動を拡張していきます。その自転車の様々な側面を紹介するひとつとして、インドア競技を紹介して見ました。道具によってひとは自己の可能性を拡張していきます。次回は「自転車の製作」の話を書いてみます。
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わらしべ長者か桶屋の風か

2005-03-28 04:21:10 | 引きこもり
 車中は隣が近過ぎて、PC書き込みが続けられないので、携帯に切り替えています。

奈良女のIさんに再会。横市大系の看護師Nさんを仲介してもらい、Nさんとの話で、東京の退職OTさん仲介の道が開けました。わらしべ長者の気分。

スペース・スタッフ作りの手がかりが出来ました。

会議より、出会いに収穫あり。いつもの集まりと違う集まりは、退屈極まりない内容でしたが、やむなし。

明け方横浜に着き、町田校で仮眠で授業なので、次の書き込みは明朝になります。

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XP_Ver.Upにかき回されました。一昨日の記事です。

2005-03-27 22:41:39 | 引きこもり
 神戸から大阪に戻ってきています。結局1泊延長ができずに戻る羽目。夜間高速バスの車内から送っています。(金欠ゆえ)狭い!

 一昨日の書き溜めた記事を送信しようとしたところ、突然のWin.XPの勝手なVer.Upで設定がかき回されて、修復に時間を取られてしまいました。IEのお気に入り配列がデフォルトになってしまった怒り!自動更新設定を手直し。以下はおくればせの記事です。

--- ここから ---

 僕の苦手な午前中企画。横浜で磯子の進藤さんたち「自閉症サポート研」が主催する「自閉症児のための教材作り」講座に、螢雪ゼミナールのKさんと参加。プレゼンが素人だなと呆れて、ともあれ受講を済ませる。対象はプロか実践者。なのに論点がTEACCHと構造化の紹介で流れてしまい、質問を受ける時間も無かった。内輪の期間が長いとこういうことが起きる。

 ノースカロライナ大に訪問した際の記録を上映したが、プライバシー保護のために当人が出てこない為、余計映像が弛緩していて、実のない教具紹介に終わる。

 K氏と会場で別れた後、アポなしで小机へ。リロード・楠の木学園とも、無念お留守。学園はスキー教室中とか。十日市場に移動して、時間調整。Tさんに会う。スペースを作ったとき、仲介役の力量が問われる。このとき僕はマネージャー的な動きをせざるをえなくなる。予定の規模の展開には協力者が絶対に必要。その実践者をどう確保するかは重要課題。今回は活動開始のご挨拶で終わり。

 横浜のコインロッカーから荷物を取り出すまでの時間つぶしのきついこと。映画でも見ればよかった。小浜逸郎氏の「正しい大人化計画」を購入。が…交換メガネがロッカーのバッグの中。愚かしい。

--- ここまで ---

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今、夜行バス車内です

2005-03-27 04:20:09 | 引きこもり
大阪経由で神戸に向かう車内です。
あとで自閉症セミナーの話を載せますが
とりあえず…。
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茅ヶ崎・浜見平の喫茶「カレッタ・カレッタ(海亀)」にお邪魔し…

2005-03-26 05:11:22 | 引きこもり
 茅ヶ崎のふれあい学園2校にお邪魔する前に、今回「湘南子どもフォーラム懇談会」の会計をお願いしたKさんの活動している浜見平団地の喫茶店にお邪魔した。

 名前は「カレッタ・カレッタ(海亀)」。団地集会所前の商店街の一角にある。質素な看板を見上げながら入っていくと、店じゅうの店員さんが笑顔で迎えてくれる。

 マスクにエプロン姿のKさんが驚いて出てくる。事前連絡しなかったから、びっくりするのは当たり前。珈琲とケーキをお願いして、意地悪にもコーヒーを入れたりレジ操作をしたりと、先方の様子が見える入口側のカウンターに座った。自閉症を抱える青年たちの働きぶりを見たかったからだ。

 コーヒーを一口飲んで、そんな意地悪な視線はすっ飛んでしまった。おいしいのだ。水といいコーヒーの入れる温度といい、心がこもっている。

 コーヒーを飲んでいる僕を「関心をもって」見守っている女性の店員さん。おつりのある千円をだしてしまったが、落ち着いてレジでおつりを出して、僕に「視線をあわせて」笑顔でおつりを渡した男性の青年店員さん。眼差しの中に子どもが宿っていた。店の雰囲気が練れているし、Kさんたちの努力が実を結んでいた。

 だから僕は、心に火傷を負った引きこもり青年を、ひととひととの深淵にはまり込んでしまった青年たちに心身障がいを持つ青年を紹介したいと思うのだ。ひとの信頼の境界を彷徨う体験に裏打ちされた優しさを引きこもりをしている青年に求めることが夢想であるかは、これからの出会いでわかるだろう。双方が出会うことで傷つくことも勿論起こるだろう。その仲人役は、価値有る場面に立ち会うことになる。

 喫茶店は商店街の中にある。社会参画の拠点つくりという位置づけである以上、喫茶「カレッタ・カレッタ」のような位置に店をおきたい。煎餅はストックを乾燥させる場がいる。納戸が欲しい。そして机と椅子を片付けイベントが出来る工夫が欲しい。それは内装からすれば、不安定な落ち着きの無い喫茶になってしまうだろう。どう落ち着いた職場(喫茶)にするかアイデアを練る必要も有る。バックには調理場会合ができるスペーリロードの夜食会のように、多がが欲しい。こう考えると「カレッタ・カレッタ」より一回り大きなスペースになりそうだ。となると家賃がかさむ。

 しかし、ただ落ち込む材料だけではない。今回の訪問は、実現可能の体温を届けてくれた。Kさん、感謝。

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 今日は午前10時から、横浜のサポセンで「自閉症児のための教材作り」の講座に出る。帰りに楠の木学園やリロード、LD研究の関係者に会えたら会えたらと横浜線小机・十日市場を回って、夜、神戸に向かう。

 3/26~28(29)所用で神戸にいる。PCは持ち歩くので、オンライン上では問題ない。ぱれいしあさんの本拠に近いが、今回は時間が無理。4月の末に奈良の集まりで飛鳥に逗留する。その前後に出会うチャンスが取れるかもしれない。

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 ヒント集は、今回間に合わず。旅の途中でなんとかなるかなと…。(怪しいか?)
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自学教材ヒント集を古いものから書庫に移動しています

2005-03-25 06:45:50 | フリースクール
 そのまま、ディレクトリを書庫にしてしまえば楽なのですが、記事のメンテも兼ねているので手作業でいきます。

 今、新しいものは「ゴッホ」を取り上げていますが、難しい…。あとインターネット自身のことも資料集めを始めています。これらは、古いファイルを移動しながら詰め込んでいきます。

 今回派「引きこもり」の方は独立するほどの話題なし。ただ「湘南子どもフォーラム懇談会」に、やっと会計さんが誕生しそうです。前の文化祭の資金4万5千円弱を活動資金転用の許可が出たので、お願いすることに。主に僕が支出するのに、自分で資金を抱えていては、公正ではないですからね。金さん、よろしくお願いします。
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自学教材リンク集書庫に《Webからつかむ知識2・通史を読む》を載せました

2005-03-24 04:59:56 | フリースクール
--- 今回は以下の教材の解説です。

●自学教材ヒント集書庫《Webからつかむ知識2・通史を読む》(通史から始める学習 歴史学習と年表図式)


 「Webからつかむ知識」シリーズは、インターネットを学習に使う際に生じる様々な問題と、その特性をどう活かすかという問題を取上げていこうと思っている。

 前回は散策型の知識検索は、その遍歴を跡付けるメモと「なぞり」(再構成)の過程を踏むことが大事という内容だった。調べたいことを深めたいと思っても、その場で深められる保障はどこにもなく、むしろ関連事項にスライドしていくことの方が多いので、目的情報と遭遇したとき、過去の時点に遡って再構成していける状態を作っていく必要がある。

 しかし書籍による研究にしても、狙いのものはそのまま出ていることは稀なのだから、「学び=深めること」という穴掘り構図はもともと実態にそぐわないのだと思う。知識を教授する側のプランが系統性を持っていて、その学習の達成度を外から見て「浅い・深い」という図式が出来たのだろう。しかし「教わる」ではなく「学ぶ」の世界では、取りまとめて構成することを「学び」とするのだから、関連知識の分散の程度の差ということになる。

 今回の話題はそれを受けて、知を一貫させる必要の強い分野、特に数学や歴史をどう学ぶかという話を取上げた。歴史は時間軸・数学は論理系統性が結びの糸となるのだがいずれも「概論」があった方がいい分野といえるのだ。

 歴史にとってこの「概論」は「年表」的認識を意味している。歴史がニュートン力学的時間に整えられたのは、近世以降だから、時間を網目のように結ぶ歴史学があるのかもしれない。なぜかといえば、歴史は自己の存在証明のようなものだからだ。だから「年表」的認識は絶対的な方法なのではない。当座の出会い方なのだ。

 受験産業は歴史を出来事の配置として年表を作った。事象の因果の結び目をこそ問うべきだが、とりあえず出来事の配置としての年表を利用していこうというのだ。これは、書籍やサブノート型のものの方が向いているが、サイトにも無いことはない。

 紹介したサイトをダウンロードして、常に呼び出せるようにしておけば役に立つ。ただ教科書のような綿密な監修を経ているわけではないから、絶対視は認識を過つ。メルマガの中には日本史の通史を試みているところもあるが、著述に同時代的な膨らみが欠けているため、世界史の金岡サイトのような取上げ方ができなかった。

 また、歴史は視点の数だけあるわけで、貨幣を通してみた歴史というものもまた、歴史認識を豊かにしていく。この貨幣のような介在(フィルタ)があった方が歴史はアクチュアルに捉えられるわけで、こういう歴史サイトを探して利用して欲しいと思う。そのとき通史・年表が役にたつだろう。

 金岡サイトは読み物として、まずは読んでみることをお勧めする。
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自学教材ヒント集書庫に《Webからつかむ知識1・『録音の歴史』後》を載せました

2005-03-24 04:31:03 | フリースクール
--- 今回は以下の教材の解説です。

●自学教材ヒント集書庫《Webからつかむ知識1・『録音の歴史』後》(不確定な知識の取り扱い方)



 今回ほど字数制限に悩まされたテーマはない。1ページの中の「エジソン式蓄音機」をめぐって、定石検索を行ってみたのだが、ここでつきあたったのは、「情報の偏り」ということだった。ある情報は猛烈な数ヒットするが、別の情報は全く見つからないという事態だ。

 検索エンジンを変えていくとヒットするものが若干変わってくる。だから何ヶ所か検索エンジンをかけてみる必要がある。海外サイトでは「Alta Vista」などを使うと関連サイトが検索しきれないほど出てくる。返って混乱してしまう。「しま」が「探"しま"した」まで拾ってしまうからだ。この点、最近のソフトを使った「Wise Nut」(http://www.wisenut.com/)は、ほどほどの品詞解析が入って使いやすい。

 ヒットしたサイトを選んでも、そのサイトのすべてを使うわけではない。必要ヶ所を取り出して再編集をかけるのだが、こここそが問題。食材が沢山あっても美味い料理が出来るとは限らないように、「まとめる」という作業には経験がいる。ここの学習論がまだ確立していない。特に独学の者の場合にはハードルが高い。集団の場合には触媒になる指導者がいないと濡れた薪状態になりやすい。

 この記事を書いた頃、実は東大附中等学校(6年制)の情報科の研究授業に参加していた。当時、渡邉教諭と三浦校長と教科書執筆者2名と教育センターの情報担当者の6名のこじんまりとした話し合いだったが、情報科の問題点総ざらえのような話になって面白かった。

 その中でインターネット検索の使い方を教えるのは、グループ学習の場でさえ実質不可能な人的労力がいる。T.T.のような形かアシスタントがつかないとダメだという、うめきのような声がその場に流れた。僕は議論の「要求されている能力」が場面と切り離されて論じられていること、その能力は書籍情報などの他のメディア情報処理を含めて連続するものであり、インタビューなどの場合などに顕著に現れるセンスの問題にまでいたる、広範な広がりをもつ「構成力・要約力」の問題なのだと指摘した。インターネットはその一場面に過ぎない。

 「慣れる以外ないんじゃないか」という無手勝流話に、僕は無策を感じる。まなびのカンファレンスのような学習の場が必要ではないかと思う。経験を組織していく場から、見ていきたいのだ。経験者の自己点検論議にビギナーを巻き込んでいくことが検討されていいと話した。僕は少数授業主義だ。5人超えたら誰かは状況の外にいると思っている。30人、40人一括してという前提自身が問われる必要がある。

 次にウェブ的に拡散していく話題をどう制御するかということがある。僕はインターネットはダイスのような予期せぬ偶然のようなおもちゃ性があって、拡散を悪と決め付ける論理には組せず、おもちゃ性に遊ぶことを良しと考える。泥あそびのようなもので、泥だんごをつくってもいいし、泥をかきまわして遊んでもいいのだ。事はそれが自己目的化しては価値がないということだ。

 何らかのプロジェクトが形作られ、その探索の過程の中に検索が出てくる。そこと切り離して方法を独り歩きさせるのは、ビギナーのまなびではないということなのだ。

 インターネットを活用するためには、ケーススタディを鮮明に演出していくことが必要だと思う。実際の場面では、プロジェクトの総括的な場面になるだろう。後追いチェックとなるからだ。

 「エジソン式蓄音機」は「画像の取得」「画像の疑問」「原料」「生物・化学・政経」へと連なった。

 また「情報の信頼性」の問題が再び登場している。著者は誰なのか、プロフィールは必要なものなのだ。

 実はエジソンのシリンダーは、当初電話と組み合わせて考えられていたというエピソードは、僕には初耳だった。回転数に比例させて横スライドしていくカムの構造と針先の剛性のことは、実物をもっと倍率をあげて写してほしかった。(今回、補充で紹介するサイトは、エジソン蓄音機以降の部品を取り上げている。)

 シリンダーが平板ディスクになり、米ビクターの仕事だったか、録音がモノラルから記録を「上下・左右」のベクトルを45°回転し、溝の左右側面にすることでステレオ化するという、発想の安定したそのふたつの転換の中にも技術の革新の面白さが潜んでいる。ステレオ化には内周と外周の2本溝2本針レコードという中間形態が現に存在した。サイトがあれば試行錯誤の歴史が見えるのだが、資料サイトにめぐり合えず、今回はそこまでは論じ切れなかった。
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自学教材ヒント集書庫に《Webからつかむ知識1・『録音の歴史』前》を載せました

2005-03-24 02:04:47 | フリースクール
--- 今回は以下の教材の解説です。

●自学教材ヒント集書庫《Webからつかむ知識1・『録音の歴史』前》(検索の筋道を記録しておく)


 今回は偶然の産物である。インターネット検索というかウェブ(クモの巣)形情報検索は、従来のディレクトリ(内包)形の探求とは質が異なっている。井戸端会議の話の移り変わりのように部分の「関連付け」で内容が「移行」していく。だからそれなりの独自の学習論が必要になる。そんなことから事例紹介を何回かたてていこうと考えていた。矢先、音楽の技術史を探していて出会ったリンクが「レコードの歴史」だった。その意味で脱線なのだが、読んでいただきたい。

 相互関連を曖昧にしたまま、制作の時間軸にそって音楽を羅列した音楽史ではなく、脱線先が面白かったのは「レコード開発史」であることだ。録音メディアと関連付けることは、技術を生産と消費の交流の棚に載せて歴史をトータルにつかもうという方法が背後にあるわけで、「営みとしての録音技術史」という切り口に納得がいったからだった。

 一方、僕の頭には「ブラックボックスの増大」という時代の化け物の影を常に感じていたから、その楽屋である録音メディアが取上げられていたからでもあった。空気の振動を溝に記録したアナログレコードは針一本を立てるだけで振動に再変換される「原理の身近さ」がある。ところが磁気や光学記録メディアはそのマシンがなければ音に直結することはない。この磁気や光学の変換記録システムはユーザーに機能解説しか提供出来ず、あとは不思議箱の闇の中なのだ。レーザで記録すると言われても、やはり途中は果てしなく跳んでいるわけで、こうした「闇の是認」が探求思考の衰退に結びついているという危惧を、僕は感じているからだった。

 通史を読んでみると、さまざまな検索キーがちりばめられていることがわかる。これを使えばウェブ検索が拡がりそうだ。

 今回は「検索の筋道を記録しておく」というところから始まる。僕は「蟻の巣穴」形の情報整理を提案していく。それは何気なくウェブ検索しているときの原理とでもいうものだろう。意識するのは「貯蔵室」。

 まずは宿題。読んでみて気に入ったところを調べること。
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4/3平塚・高麗山でお花見をしましよう

2005-03-24 01:23:01 | フリースクール
集合:茅ヶ崎・浜見平団地終点バス停10時集合
   (雨天中止)
   生き残ったら17時ごろ同バス停解散

申込・問い合わせ先:
tobita@mbm.nifty.com   飛田まで
4月1日締切り(日が悪いな、ウソつかないでね)

海岸線を歩いて湘南平往復(結構しんどい、離脱自由。)
山頂でお弁当食べよう(レストハウス高いし…)
帰りは大磯駅前を通る。ダウンしたひとは、ここから東海道線帰宅。


浜見平団地終点バス停>湘南大橋>花水バス停>高来神社
>女坂>レストハウス(昼食)>権兵衛池>JR大磯駅>松並木
>海岸線経由>浜見平団地終点バス停解散


(参考)
●自然探偵と高麗山の森(平塚市博物館HPより)
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/museum/tantei/komtitle.htm

☆高麗山(こまやま)砲台
http://gggzzz.cool.ne.jp/ikou/main2/Komayama.html


(備考)

 昼に山頂レストハウス合流
 高来神社登山口合流可
 JR大磯駅離脱OK
疲れたら近隣バスで離脱帰宅OK
 飛び込み歓迎、出来たら連絡ください。

 携帯で連絡を取り合いましょう。まずは
tobita@mbm.nifty.com
にメールか、SOF-HPの「学びの掲示板」をご利用ください。

●SOF-HP>学びの掲示板
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=tobipub2

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チラシ配布とドロノワお茶会/否応なしに春が来て

2005-03-24 01:02:02 | 引きこもり
 自学教材ヒント集と、行事企画のプリントでてこずっていました。プリンタがまたインク詰まりを起こし、偶然メールをくれた丸山さんに頼ってプリントアウトしてもらい解決。丸山さん、お手数かけました。

 さて、一昨日は4/23交流ハイクの件で、寒川町をまわってきたのですが、今までは教育委員会ルートが中心でしたが、今回は青年層の企画。障がい福祉関係の部署まわり。初顔合わせのところもあり、ご挨拶してきました。

 帰りに茅ヶ崎市役所関係と茅ヶ崎市勤労市民会館をまわり、古いチラシと新しいチラシを交換してきました。市の市民活動フォーラムの無残な残りのチラシの山をサポセンに行って回収。市議会記者クラブにチラシをリリース。残部をこれからの第二ラウンドの巡回用に整理して、最後に市のコミュニティセンターにまわり、調理室の煎餅試作丸秘作戦の設備確認をして、外回りは終了。

 なにやら気落ちしながら茅ヶ崎の駅ビルで夕食の買い物をしていると、ドーナツの会の金さんがふいに横から声をかけたのでびっくり。しかし人は不思議なものです。ただそれだけで、沈んだ気持ちが吹き飛ぶのですから。ひとを苦しめもし、励ましもするのが「他人(ひと)」。お好み焼き暴食をつい覘かれたりもするけれど…。

 反対に金さんは被害。ここで遭ったが百年目じゃありませんが、湘南子どもフォーラム懇談会の、皆逃げ出してしまった「会計」さんの役割を押し付けられてしまったのです。

 一昨日はそれで終わり?そうそう、丸山さんのヒュースタ通信に4/23の交流ハイクが載ります。感謝。駆け込み情報なり。


----- こうして一夜明け…。

 4/3のプリントを作ってくれたおかげで、今日、ドロノワ倶楽部のあねもね陶芸WSのお茶会に、配布できました。詳細は別に記事を書きます。ご覧下さい。

 半年ほどこのWSに参加していた☆☆さんが、通信制をはじめるというので退会。送り出す拍手の気持ちと同時に寂しくもあり、年度末。

 お茶会に4/23相模湖ピクニックランドの交流ハイクの話や、スペース作りを語るも中西さんの表情は硬い。SSW(スクールソーシャルワーク)の範囲外。学校羅城門外の話、常識逸脱の確信犯ゆえ、振り回すつもりもなし。

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 社協から聞いたとのことで、今日、WSの場に学習ボランティア希望の学生さんが現れました。湘南の状況を伝えた後、SOF のオンライン活動と、湘南子どもフォーラム懇談会のスペース作りの話をしたあと、湘南に公立小学校をつくる会の増田さんや、ヒュースタの丸山さんに応対の引継ぎ。
強く勧誘できない寂しさあり。

 僕は以前から学校外の学びに関わってきた人間です。昔から、「学校の地域開放、市民運動の拠点に」という運動に胡散臭さを感じていて、その拠点の学校でいじめにあったり、地域の力のある人たちへの活動の免疫のなさを感じている、そういう狭間にいるひとの「居場所のなさ」を受け止めてきたつもりです。延べて「子どもの健全育成」とか「まちづくり」とか言われたときに、それを支えている中の痛みに鈍いひとの顔が浮かび、「健康神話」に僕は乗らないという偏屈を善しとしてきました。「今、ここにいる自分が抱えている問題から社会を見通していく」そのスタンスを持ち続けていきたいと思うのです。

 しかし現実には、湘南にひとの流れを生み出しているわけではないし、見通しが立っているわけでもない。ごまめだろうが愚公のとんかち・蒼の洞門だろうが、ネネムの篠さんに表明したように「学校制度と知識の伝授」を「大気のような当然の理」とする立場には僕は立ちません。この構造からの根本的な見直しがなければ、まなびは救われないと思っています。学校否定とか教育否定とかいうときの発想のその前提に共感できないのです。まなびはもっと多様だし、ひとの営みが膨らんでいくことのなかに、寄り添うように学びが膨らんでいくのだと思います。チャータースクールは現実路線。しかし、学校への思い入れは、親と学校の活動としては、学校の地域開放の活動の直系でもあります。自由さの足元の影を僕は見つめてしまいます。

 まるで中小企業のオヤジの新人採用の心境だなと思いつつ、場の有る活動を紹介していました。その態度は、公正さという意味でいえばこれでいい。しかし、たまには実が欲しいと思いつつ、単刀直入に切り込めるフレーズが無い、活動の未熟さをかみ締めてドロノワから帰宅しました。僕のやろうとしていることは、不登校・引きこもり領域からは直感的ではない棋譜なのです。学生さんには祈るような気持ちでパンフレットを手渡ししたものの、今はスペース実現へ、ともあれ、まず僕が走る時期なのです、悲しいかな、学生さんを熱意持って引き取るゆとりなしでした。

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出版人T氏と話し合って

2005-03-22 03:06:21 | 引きこもり
 母方の墓参の帰り、JR中央線に出てT氏と会った。5年ぶりだった。足の怪我にT氏が驚き、すっかり白髪となったT氏に僕が驚いた。時は流れていた。

 話し合いは難航した。スペースの企画提案の形では出版は無理。まずは活動日誌の形を取り、それには写真撮影を含んだ活動の記録者が必要であること。記録自身が子どもフォーラムの個別領域に終始せず、その中に普遍性、つまり試みを「皆のもの」にモデル化していく自覚があるのか、それを持たなくてはならないということ。記録の中に読者が価値を見出さねば本は無意味。皆にアッピールする部分が、もっともっと膨らんでいる必要がある。出版販売側として、この辺が問題になるというものだった。日誌は中間報告でも構わないが、質の似た活動との交流とか、自主企画の実際運用とか、そういう部分を蓄積すべきだという辛口の批評を受けた。

 T氏は市民活動紹介の出版をしている。一線から退いたものの、ある有名出版社を仲介してくれるという。

 ただ悲しいかな、僕は素直に喜ぶには齢を食いすぎている。T氏は義理を果たしつつ、双方とも結果的に断るという、要請の手練た回避法であることを僕は知ってしまっている。だからありがたく申し入れを承諾しつつ、どう玉砕するかを考えている。いや、生き延びるかを考えている。

 明日は茅ヶ崎・寒川の公共施設関係にチラシをおいてくる。ついでに記者クラブに資料を置いてこようと思っている。大事なことは、4/23交流ピクニック以降、どう日々の活動の内実を詰めていくかを明らかにしていくことだ。4月から自閉症関係団体には、お馴染みのジョブコーチネットの会員となる。個別の論点を詰めていくような(私の)勉強会をつくっていくこと。つまり自閉症親の会が既に蓄積している就労支援関連の水準まで自分を高めつつ、同時に親御さんにも新鮮味のある情報を提供してくれる人物を世話人会に招請しようと思っている。これがまずひとつ。

 後は夏休み、養護学校から家庭に戻されてしまった子と時間を共有する企画をたてること。この辺だと思っている。引きこもり青年へのアプローチが、スペース”ラピュタ”へと連なる内実の企画としてどう魅力的に提案できるかなのだ。

 今は4/23実現に焦点をしぼる。しかし、それが未来の手ごたえとなるように育てるにはどうしたらいいのだろう。「いえにいる君」がやってみたくなる活動へと、どうつなぐか、どうメッセージを君へとつなぐか、天井を眺めながら考えている。
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