2012/07/24 記
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夏期講習が続いている。今年は拘束時間が長め。それは中学生の時間と高校生の時間のずれが大きく、その間待機や個別相談になってしまうからだ。今年の高認は背伸びに無理がある子は担当していないので、進学受験の方にウェイトを置ける。帰りに相模原市役所に寄ってきた。相模原市は大船渡市と交流がある。そんな関係で、被災地の地域医療看護・介護福祉のネットワーク作りの支援を非被災地から応援する試みが続いているのか、また被災地のネットワークへの人脈仲介をお願いできないか、北里大のボランティア情報が入らないか打診していたのだ。勿論、守秘義務の範囲内の話だ。しかし、もし北里大サークルと接点が取れたとして、被災地の活動はともあれ、茅ヶ崎・湘南の活動とどう関係付けたらいいのか。東海大の場合は独自のプロジェクトが動いている。しかし医療系の動きの話は聞こえてこない。
今度陸前高田を訪問したときは、NPOの介護サービス事業所や、障がいフォーラム、広田町診療所、JA広田出張所を回りたい。時間がとれれば大関輝一さんに会いたい。しかし、私は何者なのだろう。湘南の根無し草である。今、ここで私がなしうることを、手がけねば。
帰りに薄暗くなった寒川に立ち寄り、書籍の更新をした。寒川は発達障害関連の書籍の入荷が早い。Nさんかなと思いつつ、茅ヶ崎入荷の遅さにやきもきしたりする。私がリクエストに入れていた書籍が、早々と入っていたので感心した。
障碍者が避難所に、入所者の迷惑を理由に入れなかったり、預けられるところがなくなっていて、生活再建に手がつけられない今回の避難をめぐる問題を整理した書籍で、ピントが鈍いので、私はあまり「クリエイツかもがわ」の書籍は買わないのだが、今回はじっくり読みたい…というより購入するだろう。このあたりは施設にお邪魔しても、厳重な守秘義務の壁にぶつかるだろう。だから病院筋課障がいネットワークから様子の概要をつかんでみたい。
まずは以下をごらんください。
●「発達障害児者の防災ハンドブック―いのちと生活を守る福祉避難所を」
第1章 避難所に入れない障害児者の苦悩と福祉避難所の開設
第2章 大規模災害時における発達障害児家族のニーズ
第3章 発達障害児者家族の避難の実際と避難所に対する要望
第4章 大震災後に避難所となった特別支援学校の状況
第5章 在校・入所していた障害児者はどのように避難したか
第6章 要援護者支援マニュアルと福祉避難所設置の方法
第7章 福祉避難所となるにはどのような備えが必要か
第8章 大災害を想定した福祉避難所設置の防災訓練
第9章 東日本大震災からの教訓―私たちにできること
以上
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27日までに、茅ヶ崎市担当課とNPOの意見交流会がある。今回、私は「QRコードを使った医療情報を中心とした個人情報の健康保険証貼り付け」のアイデア提案をしているが、活動として地元で展開しかねているので、今回は見送ろうと思っていた。しかし、昨日市役所から「臓器提供と検体の意思表示シール」と「ジェネリック薬品希望カード」が送られてきて、少々腹がたってきている。後期高齢者保険証に、シール貼り付けの欄がつくられ、大きなシールがついてきたのだった。貼り付けは任意なのだが、保険証注意事項欄の面を利用して、災害時の医療迅速化を目的にしたQRコードシールをと提案したとき、既存の保険証に手を加えるのはどうもという、やわらかな拒絶があったからだった。
それが「臓器提供・検体意思表示シール」に先をこされてしまったというところなのだが、それを排除しようというものではないが、行政が無神経だと思うのだ。この「臓器提供・検体意思表示」は、QRコードに書き込む項目として統合すればいいのだ。
防災の具体提案であるのだが、組織実体を持たない状態に歯噛みをしている。消防署の冷蔵庫保存カードもそうだが、どうしてこうも野暮ったいのだろう。
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A子から泣き声で電話あり。ADHDの子と作業現場が隣合ったらしい。傍若無人のふるまいと、思うようにならずに電話で訴える。彼女にADHDの知識はない。事業所の室長とも話し合っていた。彼女は知的障碍の作業所には合わない。むしろ精神障碍の生活支援の場で、人間関係の再編をしたほうがいいように思う。その未知の事業所への不安が強く、切換に躊躇しているのだが、このままでは、問題が出てくる。明日室長と電話で話すつもりだ。しかし東京は遠い。すぐに相談に乗れる状態ではない。
橋本3君が就労体験を拒否し始めた。親が口に出しすぎのように思える。作業所にカスタマイズされたオーダーメイドのソフトを使うが、私もそのソフトは使ったことがない。今月いっぱいに一回、私の操作体験に職場にいかなくてはならなくなったが、彼の拒絶には警戒している。全くしようもないと言ってもしょうもないのだが。はじめは分類作業と言っていたのに、どんどん私の時間も目減りしていく。
p.s.(参考)
●「自閉症の人たちのための 防災ハンドブック/本人・家族用」(平24・日本自閉症協会)
●「自閉症の人たちのための 防災ハンドブック/支援者用」(平24・日本自閉症協会)
夜間傾聴:なし
(校正2回目済み)
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夏期講習が続いている。今年は拘束時間が長め。それは中学生の時間と高校生の時間のずれが大きく、その間待機や個別相談になってしまうからだ。今年の高認は背伸びに無理がある子は担当していないので、進学受験の方にウェイトを置ける。帰りに相模原市役所に寄ってきた。相模原市は大船渡市と交流がある。そんな関係で、被災地の地域医療看護・介護福祉のネットワーク作りの支援を非被災地から応援する試みが続いているのか、また被災地のネットワークへの人脈仲介をお願いできないか、北里大のボランティア情報が入らないか打診していたのだ。勿論、守秘義務の範囲内の話だ。しかし、もし北里大サークルと接点が取れたとして、被災地の活動はともあれ、茅ヶ崎・湘南の活動とどう関係付けたらいいのか。東海大の場合は独自のプロジェクトが動いている。しかし医療系の動きの話は聞こえてこない。
今度陸前高田を訪問したときは、NPOの介護サービス事業所や、障がいフォーラム、広田町診療所、JA広田出張所を回りたい。時間がとれれば大関輝一さんに会いたい。しかし、私は何者なのだろう。湘南の根無し草である。今、ここで私がなしうることを、手がけねば。
帰りに薄暗くなった寒川に立ち寄り、書籍の更新をした。寒川は発達障害関連の書籍の入荷が早い。Nさんかなと思いつつ、茅ヶ崎入荷の遅さにやきもきしたりする。私がリクエストに入れていた書籍が、早々と入っていたので感心した。
障碍者が避難所に、入所者の迷惑を理由に入れなかったり、預けられるところがなくなっていて、生活再建に手がつけられない今回の避難をめぐる問題を整理した書籍で、ピントが鈍いので、私はあまり「クリエイツかもがわ」の書籍は買わないのだが、今回はじっくり読みたい…というより購入するだろう。このあたりは施設にお邪魔しても、厳重な守秘義務の壁にぶつかるだろう。だから病院筋課障がいネットワークから様子の概要をつかんでみたい。
まずは以下をごらんください。
●「発達障害児者の防災ハンドブック―いのちと生活を守る福祉避難所を」
第1章 避難所に入れない障害児者の苦悩と福祉避難所の開設
第2章 大規模災害時における発達障害児家族のニーズ
第3章 発達障害児者家族の避難の実際と避難所に対する要望
第4章 大震災後に避難所となった特別支援学校の状況
第5章 在校・入所していた障害児者はどのように避難したか
第6章 要援護者支援マニュアルと福祉避難所設置の方法
第7章 福祉避難所となるにはどのような備えが必要か
第8章 大災害を想定した福祉避難所設置の防災訓練
第9章 東日本大震災からの教訓―私たちにできること
以上
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27日までに、茅ヶ崎市担当課とNPOの意見交流会がある。今回、私は「QRコードを使った医療情報を中心とした個人情報の健康保険証貼り付け」のアイデア提案をしているが、活動として地元で展開しかねているので、今回は見送ろうと思っていた。しかし、昨日市役所から「臓器提供と検体の意思表示シール」と「ジェネリック薬品希望カード」が送られてきて、少々腹がたってきている。後期高齢者保険証に、シール貼り付けの欄がつくられ、大きなシールがついてきたのだった。貼り付けは任意なのだが、保険証注意事項欄の面を利用して、災害時の医療迅速化を目的にしたQRコードシールをと提案したとき、既存の保険証に手を加えるのはどうもという、やわらかな拒絶があったからだった。
それが「臓器提供・検体意思表示シール」に先をこされてしまったというところなのだが、それを排除しようというものではないが、行政が無神経だと思うのだ。この「臓器提供・検体意思表示」は、QRコードに書き込む項目として統合すればいいのだ。
防災の具体提案であるのだが、組織実体を持たない状態に歯噛みをしている。消防署の冷蔵庫保存カードもそうだが、どうしてこうも野暮ったいのだろう。
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A子から泣き声で電話あり。ADHDの子と作業現場が隣合ったらしい。傍若無人のふるまいと、思うようにならずに電話で訴える。彼女にADHDの知識はない。事業所の室長とも話し合っていた。彼女は知的障碍の作業所には合わない。むしろ精神障碍の生活支援の場で、人間関係の再編をしたほうがいいように思う。その未知の事業所への不安が強く、切換に躊躇しているのだが、このままでは、問題が出てくる。明日室長と電話で話すつもりだ。しかし東京は遠い。すぐに相談に乗れる状態ではない。
橋本3君が就労体験を拒否し始めた。親が口に出しすぎのように思える。作業所にカスタマイズされたオーダーメイドのソフトを使うが、私もそのソフトは使ったことがない。今月いっぱいに一回、私の操作体験に職場にいかなくてはならなくなったが、彼の拒絶には警戒している。全くしようもないと言ってもしょうもないのだが。はじめは分類作業と言っていたのに、どんどん私の時間も目減りしていく。
p.s.(参考)
●「自閉症の人たちのための 防災ハンドブック/本人・家族用」(平24・日本自閉症協会)
●「自閉症の人たちのための 防災ハンドブック/支援者用」(平24・日本自閉症協会)
夜間傾聴:なし
(校正2回目済み)