本場で{ひつまぶし」

2012-03-16 00:00:17 | あじ
最近、愛知県に行った折に、「ひつまぶし」を食べることができた。実は「ひつまぶし」という言葉は登録商標らしいのだが、今やどこでも使われている。東京のうなぎ有名店でも、ニセひつまぶしを供していて、本場のものとは全く異なるインチキメニューで、本当にがっかりするが、やはりこれは愛知・三重に限る。

ウナギと言えば静岡が有名なのだが、実際のところ、県別養殖量の1位は鹿児島(全国の40%)。2位が愛知(25%)で3位が宮崎(17%)、4位静岡(9%)という順だ。この4件で全国の90%を占める。


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今年はウナギが品薄ということで、メニューの3000円に横棒を引いて、3000円3500円と表示してある。こんなところにも名古屋人らしさがうかがわれる。あの市長が誕生したのも頷ける。

念のため女性従業員に食べ方を確認するとカタコトの日本語で、「マゼテカラ、イッパイメエワ、ソノママデエ、ニハイメワ ヤクミデエ、サンハイメエワ オチャズケネ」ということだそうだ。そのとおりだ。

今やウナギの数量減の元凶は天然ウナギの捕獲にあるというのが定説になっているのだが、江戸時代には誰しもが天然ウナギを食べていたわけで、ウナギの中には固くて蒲焼にしただけでは食べにくい場合もあったらしく、小さく刻んでお茶漬けにしたところから、この食べ方が考えられたそうだ。これも名古屋的だ。

そして、皮がパリッと焼かれたウナギは、一杯目はそのままで、といわれる通り熱いご飯と味がよく馴染むし、ちょっと冷めてきた時分にワサビと刻みネギでアクセントのついた二杯目をいただき、三杯目はお茶漬けで流し込む。


しかし、名古屋の味って、このひつまぶしを始め、味噌煮込みうどん、あんかけスパゲティ、コメダ珈琲店の海老フライなど、どうして東京では再現できないのだろうか。400年前に江戸を都会にしたのは名古屋出身者だというのにだ・・

いぬのえいが(2005年)

2012-03-15 00:00:09 | 映画・演劇・Video
「いぬのえいが」は2005年に公開された犬の映画である。何本かの短編犬映画の集合体みたいなもので、その中の中心作は犬童一心監督が手掛けている。ついこの前観た「ジョゼと虎と魚たち」も彼の作。偶然だ。

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主演は中村獅童とポチ。獅童はなかなかの演技で、歌舞伎を廃業して映画界に移住した方がいいのではないかと思うが、どうも人間を相手にすると今一つという感じだが、犬が相手だと、名優になるのだろうか。あるいは、ポチの演技が上手だけなのかもしれない。

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別の短編には、ちょこっと宮崎あおいが出演していた。セーラー服を着て、そして走る。どうも今まで観たいくつかの宮崎あおいは、「走る女」である。「闇の子供たち」ではバンコクで走り、「少年メリケンサック」でも、西日本のどこかの街で走っている。いずれも、かなり速い。陸上部に入っていたのだろうか。


最近はあまり見ないのだが、疲れている時に限って、マラソンを走る夢を見る。それも自分の中ではかなり長時間走り続けるわけだ。朝目覚めるとクタクタになっている。

もっとも、犬に変身してマラソンを走るなら、快適な夢を見ることができるかもしれないわけだ。ただ、犬はいくら走っても、五輪代表にはなれない。

歴史を騒がせた「悪女」たち(山崎洋子著)

2012-03-14 00:00:35 | 書評
akujoいわゆる悪女列伝であるが、よく考えると山崎洋子だって悪女ではないかと思うが、1991年に書かれた本著には、作者自身が「自分も悪女ではないか?」と思ったことがあるような感じは、まったくない。自分のことはすべて棚上げである。

本書に取り上げられた女性は19人。マリー・アントワネット、クリスティン・キーラー、ジャクリーン・オナシス、淀君、ボニー・パーカー、ゼルダ、川島芳子、ジョルジュ・サンド、和泉式部、エカテリーナ二世、楊貴妃、桂昌院、パトリシア・ハースト、ラナ・ターナー、ルクレツィア・ボルジア、イサベル・ペロン、ルー・サロメ、ブリジッド・バルドー、クレオパトラ七世。

悪女といえば、悪い女という意味で、現代的な悪女といえば、結婚詐欺で男を騙して、カネを吸い上げたあげく、レンタカーに練炭を持ちこんだりするイメージになってしまうが、もともと悪というコトバには若干の肯定的な意味が潜んでいて、荒々しさを意味したり、アンチヒーローを意味したりする。

そういう意味で、歴史に名を残した女性たちの人生の格闘を描いた本なのかもしれないが、問題は著者が小説家であることで、史実にあったかどうか不明な話も、作者の意のままの解釈にねじ曲げられて、どんどん悪女に仕立て上げられることになる。供述調書改ざんみたいだ。

たとえば、世界三大美女といわれる、クレオパトラと楊貴妃と小野小町。クレオパトラは毒蛇に胸を咬ませて自殺。楊貴妃は反乱軍に捕まって絞め殺される。小野小町は野垂れ死んだといわれる。なぜ彼女たちはみじめな死に方をしなければならなかったか。それは、彼女たちが悪女だったからだ。というような書き方になってしまう。

そういう意味で読者側に客観的読解力が必要な本なのだが、和泉式部という女性にやや興味を持つことになった。紫式部、清少納言と同時代人でありながら、奥ゆかしいこの二人とは異なり、激しい男性遍歴をダイレクトに日記に表現しているそうである。さらに、この三人に絡むのが藤原道長ということで、彼もまた記録魔だったのであり、もうちょっと調べてみようかと思わなくもない。

ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ(金井美恵子著)

2012-03-13 00:00:04 | 書評
kanaim文学者であり、翻訳家であり、大学教授であり、詰将棋作家の若島正氏が書評誌『潮』の冒頭の書評の中で、金井美恵子氏の『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』を「チェーン・リーディング作家」として紹介しているのは、少し驚きがあった。

まず、その書評誌のTOPに置かれるというのが、意外である。そんなに誰しもが知っている作家ということじゃない。寡作である。仕事嫌いなのかもしれない。そして、ジェームズ・ジョイスを意識したであろうロングセンテンス派である。だいたい1ページで1文である。文章の構造を理解するのが厄介で、ごくごく限られたファンのための作家と言ってもいい。

しかし、困ったもので彼女の作品は高校生だったころから読み始め、すべて読んでいるのだ。初期三部作『愛の生活』『夢の時間』『兎』。実際、その20代初期に発表された作品群と現代の作品を比べて、進歩があるのか、あるいはないのかということさえ、結論は出せない。

初期の村上春樹がそうだったように、いくつかの小説は、つながっているのだが、全部読む必要もない。若島氏は、谷崎潤一郎との共通性を上げているが、個人的には谷崎の小説は1冊も読んでいない。川端の小説はオールクリアしているのに谷垣や志賀直哉は読んだことがない。

次は谷崎文学にでも手を染めようかと思っている。

かくカク遊ぶ書く遊ぶ(大沢在昌著)

2012-03-12 00:00:04 | 書評
kakuasobu新宿鮫シリーズで有名なハードボイルド系ミステリ作家の大沢在昌氏のエッセイ。

「新宿鮫」だけではなく、「六本木聖者伝説」や「坂田勇吉」とかさまざまなものをシリーズ物にしてしまい、読者の底辺の拡張に励んでいる。うっかり別のシリーズの登場人物なんかを書きこんだりしないのだろうか。筋書きが似て来たり位はあるのだろう。

というわけで、ほとんどエッセイなど書くことはないようだが、作家としてデビューするところまでの実話をどうしても書いておきたかったのかもしれない。

要するに、こどもの頃から文学好きの家庭の影響で、どうしてもエンタメ小説家になりたかったのだが、人生をブラブラと無為に過ごしているうちに、新聞記者だった父親が不治の病に倒れる。父親からの「小説家になる夢を捨てるように」という今際のコトバに嘘でも答えられずに、葬式の日に新人賞受賞の電話がかかってくる。(昨年のノーベル医学賞がそんな感じだった。通知が届く数日前に本人が逝去。)

で、趣味は釣りとゴルフと夜遊びらしいのだが、なんだか、そういうのを読むと、「新宿鮫」を大きく超える作品を期待するのも無理な感じが漂ってくるのだが。

1年経って

2012-03-11 00:00:57 | 市民A
あの日から一年が経った。

3年後にはインフラ整備が終わり、その後2年で住宅が整備されていく予定らしい。原発被災地を除いてだが。

douwa最近、ある童話賞の最新作品集(童話の花束 第42号)を読む。大人だけではなく小学生、中学生を含めた応募作の中から優秀作18作をまとめた作品集である。そして、そこにも大震災そのものをテーマとした作品が5作含まれている。

5作のうち3作は、震災でなくなった人たちと生き残った人との心のつながりを描いたもので、2作は、これからの再生の思いを綴ったもの。

そして、その他の作品も、「生と死」、そして「生き残った者の再生」というテーマをダイレクトにとらえたものが多く、全編が重く静かに流れていく。

1100年前の貞観時代の大地震は、その後の平安時代中期の藤原氏中心の王朝文化へとつながっていったとも言われている。当時は、地震による被害も口伝や文書によって伝えられたのだろうが、現代では同時体験としてテレビ画像が伝えてしまった。もちろん、人口の多くが東日本に集中しているため、多くの人々は地震による激震そのものを共有感覚として覚えているわけだ。しかも大人だけでなく幼児にいたるまでだ。


きっと、日本は崩れかかっていた固有の価値観を数十年かけて、築き直していくのだろうと思っているこのごろなのである。団塊文化から絆文化へ。

すでに、その方向は始まっているのにかかわらず、浮世離れした政治家や老齢ジャーナリストなどが気付いていないのだろうと思っている。

海辺で7万本の中で1本だけ生き残った松の木を主人公(ぼく)とした「ぼくは松の木」(中学生の作品)。ぼくと同じように一人きりになった女の子が毎日やってきては語りかけてくれて、そして泣いてしまうのをみて、ぼくはこう思うようになる。

 いつかこの子が、だれかとふたりでぼくに会いにくるまで。それまではここに強く根をはって、この子といっしょにいよう。
 それならぼくは松の木でいいや。はじめてそう思えた。

打つか指すか、あるいは

2012-03-10 00:00:13 | しょうぎ
古い友人から、「最近も将棋打ってますか」と聞かれて、「打つじゃなくて指すですよ」と答えたくても角が立つので、あっさりと「ずっと指してます」と答えることが多いような気がする。

で、面倒なことは、囲碁は「打つ」で将棋は「指す」というように用法が間違っているだけではなく、将棋の場合、その他の言い方が、様々な感じがするのである。

まず、持ち駒を打つ場合、指すとは言わないで「打つ」ということになる。

歩の場合。「突く」が一般的。飛車の場合、「振る」という人もいるだろう。飛車や角を「切る」ということもある。桂は「跳ねる」ということになる。金や銀の場合は「引く」とか表現するし、玉は「逃げる」とか。

やはり外国人泣かせである。


さて、2月25日出題作の解答。

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▲2五飛 △同玉 ▲3四角 △1四玉 ▲2五銀 △1五玉 ▲2四銀直 △1四玉 ▲2三角成 △2五玉 ▲3四馬 △1四玉 ▲2三銀 △1五玉 ▲1四銀成 △同玉 ▲2四馬まで17手詰。

初手が意外というか、いきなり主力選手の放出から始まる。無防備の玉は狭いエリアの中を細かく動かされ、捕まる。安徳天皇みたいで、ちょっと悲しい。

動く将棋盤は、こちら

今週の問題。

0303


逃げ回る王を追いかけ、逃げ切り直前に捕まえる。フランス革命のような感じだ。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数を記していただければ、正誤判断。

春の味

2012-03-09 00:00:55 | あじ
寒波が続き雪まで降るも、スターバックスに行くと、つい、季節のドリンクを注文してしまう。

オレンジ・ブリュレ・フラペチーノ

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カラメルホイップにオレンジピール入りのさわやかなソースをトッピング。オレンジピール入りのクレームブリュレをイメージ。 ということだそうだ。

オレンジ風味のコーヒーベースのフラペチーノに、カラメルホイップクリームとオレンジピールソースをトッピングしたデザート感あふれるフローズンビバレッジ。オレンジブリュレをモチーフにした味わいをお楽しみください。

ということになっている。

で、飲み口は、・・・

春の味に仕上げっている。まだ寒いのに。

個人的には、もっとしっかりした味のダークモカチップフラペチーノの方が好きだ。だいたい、それを注文しようとしてスタバに行ったのだから意志薄弱もいいところだ。戦争直前の首相には向かない性格だ。

ところで、凍えるような寒さの上、フラペチーノでさらに胃腸が冷えたため、すぐにトイレに直行ということになってしまった。そして食べたばかりのフラペチーノと同様の形状物を体外に・・・

よく、激辛カレーが大好きなインド人について、「インド人はカレーを上の口と下の口の両方で味わう」というが、フラペチーノも上下の口で、・・・といえないわけでもないのかな。

果たして、密会したのか

2012-03-08 06:46:34 | 市民A
野田総理と谷垣総裁の密会が2月25日に行われた、というニュースが2月29日頃から流れ始め、両者ともに否定しているのに、既成事実のようになっている。

果たして、密会は行われたのか。

それで、密会が行われたとされる候補としてあげられるのが、ホテル・オークラである。当日の昼食をオークラ内の日本料理店『山里』で藤村官房長官と行ったということになっている。11時50分から0時47分までの約1時間である。

『山里』あるいはホテルの別の場所(どこかのルーム内)であったのではないかと思われている。

実は、この将来の日本史の教科書にも小さく記載されるかもしれない、与野党党首秘密協定事件について、両者とも否定していることに、若干の違和感を覚えている。会ってないと言っておきながら会っていたことが後で発覚すると、傷口が広がるのは本当の意味での密会でも当然のことだ。となれば、会っていないものの会っていたようなものと言えるような状況があったのではないだろうか。

実は、ホテル・オークラにはいささか理由があって詳しい。密会場所に使われやすい理由は、出入り口が3(4)ヶ所あって、さらに地下に駐車場があることが好まれるようだ。入り口は、下の方から行くと1階の宴会場入り口。そして5階のメーンロビー。地下通路を使って隣の新館の1階に抜けている。

しかし、とはいえ、密会するのにそんなに正々堂々としているわけでもない。『山里』で食事というのも、いかにも考えにくい。

実は、『山里』は5階にある。正面玄関からロビーに向かって左に曲がれば『山里』があり、来客用のトイレがあって、その先が客室となっている。

一方、頭を冷やして考えれば、今や、秘密の話を密室で行う時代なのか、という疑問もあるわけだ。携帯電話(あるいは、その類)で十分ということになる。

では、二人は何をしようとしていたわけなのだろうか。

ここからは、私の推測だが、「ちょっと顔を合わせる」つもりだったのではなかっただろうか。たとえば今後の携帯での直接トークの前のあいさつとか。

それで、会食中に10分間ほどトイレタイムを装って近くの部屋で既に待機中の谷垣総裁と挨拶を交わして、また帰ってくる。

谷垣総裁の方は当日は自宅にずっといたと言っていてアリバイがはっきりしない。

そして、実際には、何らかの不都合(他人に見られるとか)があって、計画通りコトは進まなかったのだが、そのことは互いに了承していて、すでに、携帯ホットラインは機能しているので、どちらも「会っていない」と言い切れるということではないのだろうか。


もっとも、会ったか会わなかったかということよりも重要なことは、この二人が同じチームに所属しているのか、別のチームに所属しているのかということなのだろうが、それを知ることはかなり難しい。

カード派?現金派?

2012-03-07 00:00:02 | 市民A
実は、題名の件ではなく、銀行が行っていた(行っている)カードローンについて、銀行内部でカードローンを企画していた専門家が書いた実録本「リテールバンキング今昔物語」について、知人である著者から一冊頂戴したこともあり、紹介してみようかと思ったのだが、ちょっと地味過ぎるので方向転換してみようかと思った次第である。

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というのも、元々、企画するバンカーの世界と、無担保ローンを借りて各種のギャンブルやホストクラブ等につぎこむ人たちの世界と、まるっきり接点が無いのに、どういう目的でカネを貸すのだろうかという問題と、カネを借りるならカード会社のキャッシングやサラ金といった競争相手があるし、不動産担保ローンみたいなものもある。実際、銀行自体が右往左往し、カード会社間の競争もあり、結局は不毛な砂漠状態になってしまったように思っている。

実際、自分でも数百万円を比較的低利で借りられるバンクローンのカードを作っているが、数十年経っても使っていない。暗証番号も覚えていない。貸金庫に入れっぱなし。なぜそのカードを作ったのかは、無理に頼まれたことと、不動産の買い替えの時の入出金のタイムラグに備えてのものだったが。

それで話を方向転換して、クレジットカードのこと(ここから先、カードと書けばクレジットカードのこと)。前々から思っていたのだが、カードの保有枚数というのは、大か小ではないか。中はないのではないかということ。数ヶ月かけて知人(若い人も年配の人も)に聞いていた。さらに現金の手持ちというのも何となく聞いていたのだが、ことは、カード派か現金派か、ということではないように思えてきた。

というのも、カード保有種類は、予想通り大(10枚以上)と小(0~2枚)に分かれていて、0~2枚が30%位の感じだ。10枚以上が50%位の感じだ。

一方、カードが多いから現金を持たないという人は、意外に少ないような気がする。所持金が1万円以下の人はほとんどいないようだ。むしろ、財布の中をお札とカードやポイントカードなどではじけるように太らせている人が多い。だからカード派か現金派ではなく、散財派か緊縮派か、というような国家財政の問題みたいになっているような気がする。

で、自分のカード枚数を調べようとして、まず覚えている種類を書いてみたところ9枚だったのだが、現物を並べてみると、11枚あった。探すともっとあるかもしれない。

カード会社(JCBやVISA)の単体カードが2枚
交通系が2枚
流通系が3枚
金融系が1枚
自動車・ガソリン系2枚
ホテル系1枚

系列別には、JCB4枚、VISA3枚、マスター2枚、その他1枚

金色1枚
年会費無料3枚

結構、普通かなって思っている。持ち歩くのは2~3枚だけ。

現金も、あまり持ち歩かない。緊縮派なのではなく、持っていると散財してしまうからだ。

可愛すぎるゴルファーのクラブは・・

2012-03-06 00:00:53 | スポーツ
ダイキン・オーキッドでプロ入り初戦で優勝した斉藤愛璃選手については、「可愛すぎる」という表現が多いのだが、本当に可愛すぎるゴルファーというのは森美穂さんという19歳らしいのだが、斉藤さんも相当だ。どうも今年のトーナメントは石川遼の失墜とともに女子ツアーの「可愛さ対決」という領域で推移しそうで、思いやられる。

で、可愛すぎる斉藤さんのバッグの中に入っているクラブだが、あまり可愛くない。どうも各社製品の混合である。契約はブリジストンだが、同社製品はドライバー(1W)とボールだけだそうだ。

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14本のクラブとそのメーカーについて画像から判断すると以下の通り

 1W ブリジストン
 3W ゼクシオ
 5W ゼクシオ
 7W スリクソン
 U6 ゼクシオ
 6~PⅠ ミズノ
 ウェッジ×2 クリーブランド
 パター オデッセイ

どうも市販のクラブをそのまま使っているそうで、ドライバーから順にメーカーがフィッティングを始めているようだ。今後、1本ずつゼクシオからブリジストンに代わって行くのだろうか。ブリジストンの新たなキラー戦略なのだろうか。


私の使っている道具とは、アイアン、パター、そしてパラディソのキャップが同一メーカー。バラバラであることが一致している。


ところで、ボーイフレンドも無秩序に各種いるのだろうか。国産、舶来、丸顔、角顔、色黒・・・。こちらもそのうち一種類に統一?

REUNION(Ann Lewis・DVD)

2012-03-05 00:00:55 | 音楽(クラシック音楽他)
花粉が飛び交う中、北関東の杉林の中で芝生の手入れなど行った結果、ついに激しく花粉症が発症。4月後半に将棋大会に出場するため、なるべく頭がボンヤリする薬は飲みたくないのだが、仕方ないので薬を飲み始めるが、すぐには効かないので、なるべく室内生活にする。といっても退屈なので、まだ見てないDVDを引っ張り出す。

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アン・ルイスが2006年に10年ぶりに出したライブのDVD!!

35周年となっているのは、1971年に14歳で「白い週末」というシングルでデビューしてから35年ということで、それから現在まで6年経っているので、計算の得意な人は以下の算式を解くと彼女の年齢がわかる。14+35+6。あるいは2011-1956という式でもいい。

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で、なにげなく観ていると、「六本木心中」「WOMAN」「ああ無情」「美人薄命」「グッドバイラブ」などの曲を、以前と同じPINXのサポートで唱って踊る。

当時のメンバーがみんな集まってライブをやるからReunion(同窓会)ということだって。

だけど、ちょっとだけ違う雰囲気があって、ライブなのに観客の姿が写らないわけだ。

後で、調べていてわかったのだけど、彼女は1995年にパニック症候群にかかり、引退して米国のロスに引っ越していたわけだ。そして、ジュエリー他のデザインを行っていて、ちょうど10年経って、少しずつ、歌い手さんに戻ってきたということだそうだ。

それで、昔の仲間がロスのスタジオに集まって、作り上げたのが、このDVD。

ライブ映像の他に、仲間や友人からのメッセージが収録されているのだが、時々集まってライブやろうよ、というような声が多い。

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でも、まだ病気は治ってなくて、みんなの前に立つことはできないそうだし、本人は「日本に戻ることはないだろう」とのことだそうだ。今のおちぶれた日本じゃね。でも100年経っても日本には、次のアン・ルイスは生まれないと思う。

ただ、いつまでも米国にいると問題があるのが、栄養過多問題。日本に戻って和食に切り替えなければまずいんじゃないかとも思うが、体力つけてBig maにならなきゃ「六本木心中」は歌えないということなのかもしれない。ただ、友人インタビューの中で早見優が、「和食のメニューは全部アンさんに教わった」というのがあったりして、料理番組にでも出てみたらどうなのだろう。

工場夜景ツアーと元社長

2012-03-04 00:00:08 | 市民A
川崎観光と言えば、以前は川崎大師と決まっていたのだが、最近は「工場夜景ツアー」ということになる。王道は作業船に乗って運河の中から工場群を見学することだろうが、なにぶん海上というのは、大仕事になる。もっと手軽にということで、川崎日航ホテル前から出発になる「工場夜景バスツアー」が始まった。

そして、ツアーの最初に訪れるのが、「○●造船所」というので、ちょっと驚く。つい、最近、船のスクリューの売買を行うために行ったところだからだ。

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このツアーの企画には、「普段は入れない『○●造船所』から見る夜景は別格!」と書かれている。確かに、造船所って、工場の中でも、かなり危険な方だろう。何しろ、大きな鉄板とかクレーンで吊るしたり、さらには、海辺にあるのだから、落水のリスクだってある。足元にはつまづきそうなものが多数転がっている。

この前、行った時の写真を探すと、工場内の様子が出てきた。こんな超小型造船所の中を見て、川崎の代表工場だと思われると困るのだが、まあ、そうは思わないだろう。

そして、この造船所の代表者(○●さん)を知っているのだが、50歳代の半ばごろ。10年ほど前から仕事で付き合いがあるのだが、50歳になったら社長を退職し、別の人間を社長にし、自分は会長として好きなことばかりやっている。たぶん、今回のツアーだって、裏から手を尽くしたのではないかと思っている。

そして、一線から退いたように見せかけ、実は会社を支配している例は様々ある。

最近はキャノンが、御手洗会長が社長に復帰ということだ。後白河法皇は天皇の座を高倉天皇に譲るも実質的な権限を持っていた。


思えば、プーチンだってそうだ。

全員、頭髪が少ない(法皇は当然だが)。男性ホルモンと関係があるのだろうか。

逆文字

2012-03-03 00:00:52 | しょうぎ
3月号の詰将棋パラダイス誌に、“詰将棋作家は逆文字が得意”という話が紹介されていて、思いついた図面を、紙と鉛筆でメモしたり、さらに完成作にしたりするのに、鉛筆で適当に曲がった桝目を引いてから、駒を書き込むのだが、玉型の駒を書くのに紙をさかさまにして書く人はほとんどなくて、そのまま、逆さま文字を書くことになるので、逆文字を書くのが得意、ということだそうだ。ただ、最近はPCだけで作る人も多いので、・・ということになっている。

私の場合も、昼食がヒトリメシになる時など、ふと思いついた図を書くのに、レストランの紙ナプキンとか利用する。ボールペンで紙ナプキンにマス目を書き、文字を書き始めるわけだ。「王」という字は、どちらから書いても同じだが、「玉」にするには点を打たなければならないが、点は左側に打つわけだが、これができないようじゃ話にならない。

同じようなことを各駒について行うのだが、実際には「飛」が苦手な人とか「銀」が苦手の人とかいるそうだ。「成銀」なんて大変難しいが、めったに詰将棋の図には登場しない。

個人的には、もっとも難しいのは「歩」なので、最初から、カタカナにして「フ」と書いてしまう。その裏文字だから「∠」となるのだが、「フ」とか「∠」とか「と」とか入り乱れると、慣れてないと目が対応できないかもしれない。

もっとも自分で作る詰将棋では、攻め方の駒が多く、受け方の駒が少ないことが多いのだが、「∠」が苦手だからなのかもしれないと、今、書きながら考えている。


さて、2月18日出題作の解答。

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▲2三竜 △2五玉 ▲1二桂成 △3六玉 ▲2五角 △3五玉 ▲3六香 △2六玉 ▲1四角まで9手詰。

ちょっと地味か。

動く将棋盤はこちら


今週の問題。

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実は、きょうのエントリ内容に関係ある文字を作ろうとしたものの、失敗。あぶり出しくずれ作。詰将棋パラダイス誌でも、「あぶり出しくずれ作特集」でもやってくれないかな。

わかった、と思われた方は、コメント欄に最終手と手数を記していただければ、正誤判断。

嗚呼!涙メシ 女優、室井滋の巻

2012-03-02 00:00:26 | あじ
muroi全日空のB787に乗ると、どうしても観てしまうのが、機内映画(といっても20分物)の『嗚呼!涙メシ』。今までスーパー主婦モデルの前田典子、元トレンディ俳優の石田純一を観たが、今度は女優の室井滋。大学の演劇部の延長で役者になったそうだが、子供時代は富山に住み、両親が離婚し父親と祖母に育てられていて、結構つらい思いを数々したようだ。

第三位は、遠く八丈島。ちょっと仕事が増えてきた頃、なんとなく始めた釣りにはまり、一級船舶免許まで取得した彼女が向かった先は、豪快に八丈島だったそうだ。ところが、そこはプロの海であって、シロートが簡単に釣果を得ることはできなかった。そこへ現れたのが、現地の久保田少年。「オレが教えてやる!」ということになる。少年ながら、釣りの先生だ。レッスン料をどうやって払ったかは想像するしかないが、その八丈島の割烹「宝亭」で出される刺身につけるのが、わさびではなく、「島唐辛子」。この味が第三位ということ。そして、あの時の久保田少年が今や「島とう醤油」という食材を独占生産していて東京方面に出荷を始めているそうだ。

そして、第二位。少女の頃に両親が離婚して父親に育てられた滋さんだが、その父親には何度か再婚の話があったそうだ。そして見合いの場所は、決まって、富山にある「三玄」という料亭。要するに子連れ見合い、というか母親選び。彼女の機嫌を損ねてはすべての大人達の都合が水泡に帰すからか、普段食べることのない御馳走の山が並んだそうだ。そして、その中の最高の思い出は、なんと「メロン」。でもメロン作戦は功を奏しなかったような感じだ(はっきり言ってないが)。

そして、涙メシの第一位は、高校時代にお弁当を作ってくれていた祖母が高齢になって、学校では菓子パンを食べていた彼女に、通学中の新魚津駅で同級生がそっと渡してくれた、「昆布のオニギリ」。話は感動だが、食べ物はちょっと地味。「食べることは幸せを噛みしめること」とずっと思っているそうだ。(私も別の理由から食べ物をよく噛みしめることにしているが、度を過ぎると食事の時間が異常に長くなって、同席の人たちに迷惑をかけることが多い)

ところで、自分のことに立ち戻って、涙メシランキングを作ろうかと思いだしても、あまり思い浮かばない。このANAのシリーズの涙メシは、感動のあまり涙が出てくるというのが多いのだが、あまりの不味さに怒りの涙とか、注文の下手さに自分に腹を立てるというような涙とかはあるのだが。

海外のホテルで読めないフランス語のメニューと格闘して、やっと注文した5000円のシェフのお勧め料理が「カニクリームコロッケ」だったことなんか最低クラスの話かな。

実際、最低クラスの話はいっぱいあるのだけど・・

そういえば数十年前に、エールフランスのファーストクラスに運良く座った時に、メニューのオードブルの数々の中から何を選ぼうかと迷っていて、「選ばなくていい」と言われる意味がわからなくて、結局、全部一緒盛りでできたことなんか、今思えば最高だったよね。