逆文字

2012-03-03 00:00:52 | しょうぎ
3月号の詰将棋パラダイス誌に、“詰将棋作家は逆文字が得意”という話が紹介されていて、思いついた図面を、紙と鉛筆でメモしたり、さらに完成作にしたりするのに、鉛筆で適当に曲がった桝目を引いてから、駒を書き込むのだが、玉型の駒を書くのに紙をさかさまにして書く人はほとんどなくて、そのまま、逆さま文字を書くことになるので、逆文字を書くのが得意、ということだそうだ。ただ、最近はPCだけで作る人も多いので、・・ということになっている。

私の場合も、昼食がヒトリメシになる時など、ふと思いついた図を書くのに、レストランの紙ナプキンとか利用する。ボールペンで紙ナプキンにマス目を書き、文字を書き始めるわけだ。「王」という字は、どちらから書いても同じだが、「玉」にするには点を打たなければならないが、点は左側に打つわけだが、これができないようじゃ話にならない。

同じようなことを各駒について行うのだが、実際には「飛」が苦手な人とか「銀」が苦手の人とかいるそうだ。「成銀」なんて大変難しいが、めったに詰将棋の図には登場しない。

個人的には、もっとも難しいのは「歩」なので、最初から、カタカナにして「フ」と書いてしまう。その裏文字だから「∠」となるのだが、「フ」とか「∠」とか「と」とか入り乱れると、慣れてないと目が対応できないかもしれない。

もっとも自分で作る詰将棋では、攻め方の駒が多く、受け方の駒が少ないことが多いのだが、「∠」が苦手だからなのかもしれないと、今、書きながら考えている。


さて、2月18日出題作の解答。

b12


▲2三竜 △2五玉 ▲1二桂成 △3六玉 ▲2五角 △3五玉 ▲3六香 △2六玉 ▲1四角まで9手詰。

ちょっと地味か。

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今週の問題。

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実は、きょうのエントリ内容に関係ある文字を作ろうとしたものの、失敗。あぶり出しくずれ作。詰将棋パラダイス誌でも、「あぶり出しくずれ作特集」でもやってくれないかな。

わかった、と思われた方は、コメント欄に最終手と手数を記していただければ、正誤判断。