打つか指すか、あるいは

2012-03-10 00:00:13 | しょうぎ
古い友人から、「最近も将棋打ってますか」と聞かれて、「打つじゃなくて指すですよ」と答えたくても角が立つので、あっさりと「ずっと指してます」と答えることが多いような気がする。

で、面倒なことは、囲碁は「打つ」で将棋は「指す」というように用法が間違っているだけではなく、将棋の場合、その他の言い方が、様々な感じがするのである。

まず、持ち駒を打つ場合、指すとは言わないで「打つ」ということになる。

歩の場合。「突く」が一般的。飛車の場合、「振る」という人もいるだろう。飛車や角を「切る」ということもある。桂は「跳ねる」ということになる。金や銀の場合は「引く」とか表現するし、玉は「逃げる」とか。

やはり外国人泣かせである。


さて、2月25日出題作の解答。

c12


▲2五飛 △同玉 ▲3四角 △1四玉 ▲2五銀 △1五玉 ▲2四銀直 △1四玉 ▲2三角成 △2五玉 ▲3四馬 △1四玉 ▲2三銀 △1五玉 ▲1四銀成 △同玉 ▲2四馬まで17手詰。

初手が意外というか、いきなり主力選手の放出から始まる。無防備の玉は狭いエリアの中を細かく動かされ、捕まる。安徳天皇みたいで、ちょっと悲しい。

動く将棋盤は、こちら

今週の問題。

0303


逃げ回る王を追いかけ、逃げ切り直前に捕まえる。フランス革命のような感じだ。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数を記していただければ、正誤判断。