ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




Log20120930 なんだか色々あった9月でした。
早いもので今年度の半期終了、歴年で残りは3か月です。

強い台風17号は30日午後7時ごろ、愛知県東部に上陸したとのこと。気象庁によると、甲信や東北を縦断して10月1日朝に三陸沖に抜ける見通しと、ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 が伝えていました(時事通信の配信ですが)。
福島事故原発に影響が無いことを祈りたい。今夜は台風情報から目が離せないかも知れません。
23時現在、甲府市はさっきまでの強い風が止んでいます。既に通過したのでしょう。
しかし嵐の前の静けさかも知れない、下半期の始まりに象徴的なお天気。

常時アクセスが多いのは、2011.07.01 放射能汚染された食品について山梨県の対応が変です



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2012年9月30日、「ストップ・リニア 沿線住民の集い」
ストップ・リニア 沿線住民の集い

長野、岐阜、東京・神奈川、そして山梨から170名ほどの方が参集されました。「必要か、リニア新幹線」の著者、橋山禮治郎さんも参加されていてフロアーからメッセージがありました。

本日の最後に 「リニア新幹線は要らない」甲府アピール の原案が提案されて採択されました。この全文は リニア・市民ネット などで掲載されると思いますので、ここでは最後のセンテンスだけ引用しておきます。

私たち、中央新幹線沿線住民は、自然環境と安全な生活を脅かす計画推進の旗振り役である期成同盟会から、県や市など関係自治体が脱退し、住民に寄り添うよう求め、そして国交省、JR東海に対し、リニア中央新幹線計画の凍結を求めます。

リニア中央新幹線の問題点は既によく知られていることだと思います。311以来、リニアを推進する体制・構造が原発問題と同じようだと気付いた方も多いはずです。
それでも何故変らないのか、私は不思議に思っていましたが、今回の集会に参加してみてその理由が見えたような気がします。

1..リニアは特定地域の交通機関の問題、東京~大阪の沿線地域の問題であり、広域な全国的な問題では無いという認識(いうなれば、どこかの街に新機軸の大型SCが進出するという話のレベル、その新機軸に関心はある、完成したら行ってみようかの話)
2.自治体が推進母体となっていて、多数の民間団体がそれに協働し推進している
3.自治体やマスメディアから流される情報から読めるのは、「地域が発展する」という「学者、有識者」の話なので受入れる
4.それにより一般市民は、「リニアはもう決まった話だよね」 と考えている、だから反対意志がある人でも最早何を言っても無駄として諦めている
5.リニア事業にともなう土地買収などと関係する人が身近にいることで批判的な意見は口を噤む
6.情報の開示がきわめて不十分だが、既に無関心になった人々は、それすらも気付いていない

この構造は原発問題と同じだと思います。
本日の沿線住民の集いというのは、リニアについて考えている人々が初めて一堂に会したものだそうです。
私はこれまでブログなどで各地の会合情報を読んだことはありますが、本日は多数の資料が配布されました。

各地では既に、「こんなはずでは無かった」 と 「リニアによる発展の夢」 から醒めた方々がおられるようです。地域の政治家の中にはそういう人は未だ少ないかも知れません。
さしあたり、「もう決まった話だよね」 から脱却して市民がもう一度考えてみるきっかけは、どうやらマスメディアが覚醒することから始めねばならないようです。垂れ流しや売文ではなく、ジャーナリズムの基本に立ち返ることが望まれます、これはリニアに限りません。
マスメディアではそれが出来ないらしい状況は原発問題に見えていますが、ネティズンはその点を既に分かっていても、ネットを遊び道具に使うだけの人々には知られていないと思えます。

そして、リニア中央新幹線を鉄道企業の事業問題としてでは無く、国政の問題として国会でもう一度キチンと審議させる方策を考えること、それは 「リニア311」 が発生する前に市民が成し遂げておかねばならない課題だと私は思います。さしあたり、「リニア311」 は山梨で発生する確率が高いでしょう。


ほくと未来ネットワーク 2012年10月01日記事 いよいよ、リニア沿線住民の声が集まり、つながり、大きくなろうとしている。/STOPリニア沿線住民の集い、こちらから Youtube 動画が見られます。どちらも1時間10分程です。
Youtube ストッフ?・リニア沿線住民の集い9・30@甲府(1) ―各県の運動団体からの現地報告
Youtube ストッフ?リニア沿線住民の集い9・30@甲府(2)―シンポジウム



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日時 2012年9月30日(日) 午後6時~9時すぎ
第1部  午後6時~7時半
 講師 矢ヶ崎克馬さん(琉球大学名誉教授)
 演題 「文科省の線量計のウソと真実」(仮題)
 IWJ のネット中継は 福島Ch1

この情報は 2012年9月26日 ふくしま集団疎開裁判広報記事から。
『矢ヶ崎さんは、この間、福島県に設置された文科省のモニタリングポストを実態調査した結果、放射線量の値を低く見せる操作が行なわれていたことが確認できたので、近く開く記者会見でこの事実を報告する予定です。被ばくの当事者である郡山の皆さんには会見に先立ってこの重大な事実をお話したいと考えています。』

既にご承知の方も多いと思いますが、この6月にアルファ通信は国を相手に提訴しています。
アルファ通信のリアルタイム線量測定システム契約破棄に関する提訴メモ
問題の経緯はこの記事で整理されています。私は2011.11.29 (株)アルファ通信との契約解除した文部科学省 を書いています。矢ヶ崎さんの講演はこれとも関連しているように思えます。
裁判の様子(証拠調べ)が確認できたらWebページでまとめてみようと思っています。

以前から書いていますが、この件は山梨県が放射能汚染については安全だという話にも影響します。



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9月になった頃に利根川水系のダムが渇水だとニュースをみた覚えがあります。ああ、これで八ッ場ダム推進派は活気づいているだろうなと思ったのですが、特にサーチすることもしませんでした。

久しぶりに確認した 八ッ場あしたの会で、2012年9月29日記事 減少が止まらない東京都水道の一日最大配水量 に気が付きました。
私はこの「八ッ場あしたの会」のデータ処理は信用していますので、東京都水道局のソースは確認していません。以下をメモしておきます。

今夏のような渇水年で取水制限が10%あっても、給水制限につながらないのはそのためです。
 一方、東京都が今年3月に発表した水需要予測では2015年度には592万?/日まで急増することになっています。現実を無視した架空の予測が八ッ場ダムを推進するために罷り通っています。
上記のような現実が広く知られるようになれば、マスコミの渇水報道で不安を覚える人もいなくなるでしょうし、水源確保のためのダム建設という国交省の広報も説得力を失うでしょう。

そう言えば、新山梨環状道路北部区間建設推進の根拠となっている国道20号線の渋滞状況時系列データはどっかにあったかな?



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