ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




原発震災に関係した記事以外は読まれないらしい状況が続きます。読者は大半が県外からと「推認」される状況にあります。山梨県は表面上は平穏なようですが政治行政の液状化がすすんでいるような気も私はしています。

2011年10月28日 掲載のゲンダイネット記事ですが、「専門家が本気で怒る政府のウソ・インチキ・ゴマカシ・詐欺の数々」 と過激なタイトルです。このゲンダイネットの記事は参考になる事が多いのですが、つい先日、違法風俗店の広告掲載容疑で逮捕 「日刊ゲンダイ」捜索 2011/10/27 12:51 【共同通信】
このニュースを知った時は裏を感じました。「ゲンダイはいかがわしいメディアだ、ここに書かれていることは信用しない方がよい」と国民に刷り込む策略だなということです。
宮崎学さんが 2011-10-30 日刊ゲンダイのガサ入れの裏に「ジェラシー」ありき と記事を出されました。
「推認」という言葉に象徴される政治・行政の姿は(私はここでは穏やかな言葉を使っておきますが)「嘆かわしい」と申す以外にありません。

マスメディアが伝える情報が粉飾されている時に、国民が真実に気が付くには、内外のネット情報を読み取る力を養うことでしょう。しかし国民がインターネットを自由に活用することに対してすら規制をかけようとする動きが進んでいると「推認」せねばならないかも知れない。「推認」がまかり通る社会はオカミに反対する者への有形無形の弾圧が容易な社会です。

そう言えば、衆議院のメールサーバー関係にウィルス侵入問題もなんかおかしい。時間が無いので各種の記事を読んでいませんが、テレビニュースではトレンドマイクロが解説しているようなシーンもありました。しかしシステムの防衛体制がどうなっていたかというニュースは未だ見ていませんので、そのうち調べてみます。重要なメールのやり取りを平文でやっているような政治・行政なんて私の想定外です。

文部科学省による山梨県の航空機モニタリング調査結果 は10月31日 17時現在、公開されていません。埼玉・千葉県は9月8日~9月12日に実施されて29日には出ていたので、9月29日に計画が発表されて9月30日~10月7日頃に実施された山梨も31日には出ると思ったのですが、何故遅れているのか不明(変な推認はしないようにします)。



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その後はどうなったか、2011.07.20 山梨県甲斐市、校庭放射線量測定結果を掲載 から甲斐市スクールネットを巡回していて、山梨県甲斐市立双葉東小学校 で 『祝!全日本小学校ホームページ大賞』 (2011年9月26日) に気が付きました。こういう話はほっとけない私なので早速訪問してみました。
【良い話】 保護者各位にもこの受賞を知らせているというのは素晴らしいです。情報を扱う日頃の細かい心配りが審査員の方々の高い評価に結びついたのでしょう。

【悪い話】 甲斐市スクールネットの各学校は XHTML 1.0 Strict で同じ構造で構築されているようです。Strict 仕様に準拠したWebページを完璧に制作できる自信は私にはありません。甲斐市各学校のページにも問題は多いのですが放射線量測定結果の問題には関係なかったので書きませんでした。今回もお祝いに水をさすのは止めます。いずれ県内の専門家の方々がアドバイスなさるでしょう。

J-KIDS大賞2011
『がんばっている小学校のホームページ作りを応援したい、精一杯のエールを送りたいという想いで、2003年にスタートしたコンテストです。』 とのことです。
 中のページを開いてリンク先を見ている時にふと気が付いたのですが、教育に関係する方々が、社会的インフラとしてのインターネットの中で、Webページを作り発信する技についても考える、それも含めてホームページの全体を評価するかどうか、この大賞の姿勢には疑問を感じました。はばかられるので詳しい事はここには書かずに終りにします。
これからのICT社会を担う子供たちを育てる大事な仕事に関わる方々が、それを可能とする基本的な知識は持っておられるはずだと期待したい気持ちが、私には未だ残っています。卒業してITの道に進んだ子供たちが母校のサイトを検証して唖然とするような悲しい状況はいずれ無くなるでしょう。



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記者会見10月31日(月)13:30@経産省前テント、というプレスリリースが出ています。
 私は「経産省前で楽しい女子会があるようです。」と書かれている記事を見て、経済産業省の女子職員さん達が女子会で盛り上がっているのかと思って記事を開いたら、こういうことでした。

2011年10月28日 ふたたび、世田谷区内の高い線量が計測された地点について
 世田谷区でまた高濃度の放射線量が見つかったというニュースが流れていましたが、区民が測定した結果で行政が速攻する体制が出来ているようです。区長のブログと世田谷区の公式ホームページ「区内1箇所で測定された高放射線量について(29日)」 を見ているだけで状況が分かります。
これも原発震災とは関係のない放射性物質の不法保管とか廃棄というものかも知れません。八幡山1丁目、ここも先日の弦巻も私はしばしば通っていました。とくにこの環八千歳台交差点を抜ける道は甲州街道の仙川へのルートとして便利でした。
地図で場所を確認してすぐ思い出したのは、時節柄(^o^)、ここにも清掃工場があること、煙突とプールを思い出したのです。
東京二十三区清掃一部事務組合、なるほど。ミックスペーパーを増やさない情報発信が行なわれているようです。



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秋晴れの空とは反対に、3.11の後遺症、いや後遺症なんてものではない、危機の真っ只中にある日々が続いて気持ちは晴れないのですが、数日ぶりに開いたブログに寝不足の頭が冴えました・・・
● 2011年10月24日 「ワインツーリズムやまなし2011」の協力要請
● 2011年10月26日 「新しい・・・」を求めること
● 2011年10月27日 一つ一つ常識やタブーを切り崩す。

「知行合一」とか「着眼大局着手小局」という言葉を思い浮かべます。ネットオタクな私の「行」はネットを使うことだけで、それが私に着手できる「小局」でもあるのですが、この筆者の「行」はリアルの場でも行なわれています。
鳩山由紀夫総理のスピーチから言葉が定着してきた「新しい公共」ですが、行政の思惑で下請け・ボランティア仕事を市民に割り振るようなものが「新しい公共」なのではなく、上の記事に書かれているような理念の下で定着していくべきだと、NPOオタクでもある私は感じています。

私はこれまでに関連した3本の記事を書いています・・・・
◇ 2011.03.02 新しい公共についてトークセッション、3月4日桜座
◇ 2011.03.01 「山梨の未来を担う会」、3月に公開討論会か
◇ 2011.02.11 「山梨の自立」政策発表会、2月11日
 トークセッションを聴講した後の私の感想は、2011.03.10 00:16 『新しい公共とは、公共の仕事を公務員に任せていた市民が、それを自分達の手元に取り戻し、より効率的により良い生活環境を作り出そうとするものかもしれない。いうなれば士農工商を打破する大政奉還であろうか。』 でした。その直後にに3.11大戦の勃発・・・その後、この想いを抱えながら原発震災ブログを書き続けています。



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【2011.10.29 追記】 まず環境省のサイトを確認しました。
東日本大震災への対応 が関連情報のトップページですが、「各種災害時マニュアル等」-「災害廃棄物の処理一般について」 という項目の中に、災害廃棄物の広域処理の推進について(改定)(ガイドライン) [PDF:725KB](平成23年10月11日) があります。(PDFファイルとしては10月14日に作成されて10月20日に更新されているようです)

 このガイドラインの前には、一般廃棄物焼却施設における焼却灰の測定及び当面の取扱いについて [PDF:883KB](平成23年6月28日) が出ています。私が既にダウンロードしてあるものと、今アップロードされているファイルは6月29日作成の同じものです。
今回の震災瓦礫受入れ要請のアンケートは、このガイドラインによるものと思えますし、アンケートと一緒にこのファイルも配付されていると思います。

ガイドラインで言及されている 平成23年6月23日「福島県内の災害廃棄物の処理の方針」 は6月28日ファイルの中に「別添資料」として含まれています。その他、このファイルには安全に関する考え方の資料が含まれています。

もうひとつ、「震災廃棄物対策指針」 は平成10年10月に制定されたもので、阪神淡路大震災の経験を踏まえて「震災時の相互協力体制の整備」について冒頭に書かれています。今回の原発震災の影響を受けた震災廃棄物の処理もこの延長上にあることは確かでしょう。
「セシウム 8,000 Bq/kg」 というのがキーワードになっているようです。これについては私が信頼感をもって読むことが出来るサイトのひとつ、「3.11東日本大震災後の日本」で、8/18 福島原発から大量にまき散らされたセシウムなどの再循環の現況と課題 の記事が参考になります。
大事な事は放射性セシウムは煮ても焼いても所定の時間が経たない限りは無くならないということでしょう。ゴミ焼却炉の煙突にフィルターがあるなら、そのフィルターは高濃度の放射性廃棄物になるだろうと思います。

大阪府-「災害廃棄物の処理指針に係る検討会議」について から、「第二回(平成23年10月24日(月曜日)午後1時から)検討会議」- 第二回 議事概要 [PDFファイル/112KB] には、『●事務局から、国が8,000Bq/kgの焼却灰を安全に埋め立てられるとした算出根拠について説明があった。また、国の線量限度の考え方やICRP の1mSv/年、文部科学省の300μSv/年、クリアランスの10μSv/年の根拠資料の説明があった。』 との記載があります。このページには多数の資料PDFファイルがあります。大阪府はこのような会議をもって検討している事が分かりました。

国としては災害廃棄物の広域協力処理という方向づけが出来ている。その中で今次大戦の廃棄物をどう扱うか、それは環境省が市町村にアンケートしたことだから県庁は関係無いと考える事は出来ないものなのですね。その時に放射性廃棄物をどうするか、その地域広域性を考えて行動できるかどうかに、行政の資質が見えているということも、今回はっきりしました。
大阪府以外の46都道府県がどのように取り組んでいるか、それはネットから見る事ができるでしょう。時間があれば次の記事にしますが、もう年末が近い・・・

今日のところは以上です。PDFファイルの中味を全て読み込む時間は無いし、読んでも私には理解できないでしょう、なにしろ環境問題、ごみ処理問題は甲府市ごみ袋有料化の説明(市外からの持ち込みを防ぐ)に呆れて以来トラウマです。


2011.08.16 給食の放射能汚染は大丈夫ですか、全給連? の記事に、山梨県各自治体で震災瓦礫の処分を受入れるかどうかという問題に関するコメントを多数いただきました。
私も関心が無かったわけではありませんが、時間が無くて何も調べていません。とりあえずブログ記事をセットして後日更新していく予定です。上記記事に戴いたコメントを整理してご紹介しながら、今後のこのテーマのコメントはこの記事でお受けして私も勉強させていただきます。

ぽむさんのブログからこれまでの3編を拝見しました。【私のコメント投稿  | 2011.10.22  から転載】
2011-08-08 放射能問題
2011-10-07 放射能問題②
 私は航空機によるモニタリングについて検索した時に、このページは拝見しています。特に色分けについて指摘された事に同感した事を覚えています。
そして山梨地元にお住まいの方が放射能問題についてブログで発信されておられることに、なんだかホッとしたのです。
街なかの話の中では皆さんからお話を伺えるのは私も経験しています。皆さんが強い関心を持っておられます。でも時間や方法の制約もあるので文字にしてまとめて発信される方は少ないと感じています。
私のブログにコメントくださるお一人は同じ想いの何十人もの方々の中のお一人だと思っています。
2011-10-22 放射能問題③ 山梨県のこと
 とても参考になります。多数の記事をつまみ食いで走り読みの私は頭の中が混乱していますので、整理された記事はありがたいです。
「こうしておかないと分らなくなりそうです」 とお書きになるのが、まさにその通りだと私も思っているのです。ありがとうございました。

文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果、山梨県の結果発表は10月28日~月末?



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共同通信-47ニュースで 2011/10/25 12:36 原発事故1キロワット時最大1円 原子力委がコスト試算 という記事に気が付いたのでメモしておきます。今の私には内容が理解できないので、後日ソースなどを調べるためのメモです。

 国の原子力委員会の「原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会」は25日、原発事故で上昇する発電コストは1キロワット時当たり、0・1~1円とすることで合意した。原子力委事務局は東京電力福島第1原発のような過酷事故が500年に1回起きる場合は1キロワット時当たり1・2円、10万年に1回の場合は0・0046円との試算結果を示し、その中間の費用を採用した。試算結果は参考値とする。
 原発事故に伴うコスト試算は国内初。福島事故を参考に、損害賠償などを試算し、総額は3兆8878億円とした。ただ除染で出た放射性廃棄物の貯蔵施設などは含んでいない。

電気料金の算出方式は「総括原価方式」であることから、それに含まれる諸問題を確認することがまず必要なので、このニュースの意味を私が理解するのは難しいかも知れません。500年とか10万年とかの単位で今現在生きている人々の負担を考えるとは素晴らしい、10万年後の地球に責任を持ちましょう、という意味でしょうか?(^o^) それにしては中途半端な気もしますが・・・

最近は話題になりませんが、タクシー料金の決まり方も総括原価方式で、2001年のタクシー規制改革ではかなり問題になった事を記憶しています。
10月25日夜のニュースで、「円が最高値、一時75円75銭 欧州債務問題を不安視」(日本経済新聞 2011/10/25 23:32) と円高記録更新だそうです。
公共料金の内外価格差という話は電気料金にもある事を知りましたが、そういうことも含めて、水道光熱料金とか国民健康保険料(税)、そして例のガソリン価格のTax on Tax 問題など、オオヤケが関与している価格の算出方式については、国民がきちんと知っておかねばならないことが多いと思っています。
これらに対して、TPPがどんな影響を及ぼすかも、後から「無関心でスミマセンでした」ではすまされない問題に違いないです。



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和穀菜汁 魁 2011年10月25日(火)、届いていたDM(葉書)に引き寄せられて、甲府市千塚にある和穀菜汁「魁」までお米を買いに行きました。
先週はお米のストックと食事回数を考えながら、買い物に出かけるタイミングをはかっていたのですが、その時にDM葉書が着信して本日まで延ばしたわけです。

● 10月25日~30日(日) 新米増量フェアー、私はサイコロで(1)の目が出まして、購入した佐賀県産の「夢しずく」を2割増量していただけました。

● 10月29日(土) フリーマーケット、野菜市の開催、野菜市は30日も開催とのことです。

パンとおむすび 今日は新しい発見がありました。店頭に朝日工房 ココットのパンも置かれていたのです。このお店は朝日通り商店街のイベントの時などに知ったのですが、最近はご無沙汰でした。

お米屋さんでパンを売っているってのが、スゴイ画期的な出来事じゃないか?(^o^) それで仇同士が並んだ一枚。



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山梨平和ミュージアム のイベント情報です。

テーマ : 「原子力発電の現状と将来」
 日時・2011年10月30日(日) 14:00~16:00
 会場・山梨県立男女共同参画推進センター(ぴゅあ総合) 甲府市朝気1-2-2
講演 1.「福島原発事故から学ぶ」 講師 :  山口幸夫氏(認定PNO法人原子力資料情報室(CNIC)代表)
講演 2.「原子力の代替エネルギーは?」 講師 : 清水 東氏(山梨大学名誉教授)


● 原子力資料情報室の「原子力資料情報室(東京都新宿区)での放射線の測定結果をお知らせします。」から、2011年3月の数値を確認しながら、
● 早川由紀夫の火山ブログで、汚染ルートとタイミング(9月30日改訂) の地図と比べると見えてきます。
早川さんが指摘する 3月15日と3月21日の関東地方に影響したプルーム(放射能雲)の流れを、資料室の測定値も示しているように思えます。
原子力資料情報室 (左数値:室内、右:屋外) 2011/3/15 20:00 0.19-0.21  0.63-0.65
2011/3/20 21:30 0.07-0.08  0.08-0.09 が、2011/3/21 21:00 0.08-0.09  0.24-0.26、以後 2011/3/24 までこのレベル。
もしこの講演会に出かけることができたら、このあたりの解釈を山口幸夫さんにお訊きしてみたいです。

●ついでに、文部科学省による航空機モニタリングについては、他都県で測定終了から発表まで2週間~3週間程度なので、山梨県の測定が予定通りに10月7日頃までには終ったなら、10月28日までには結果発表されるでしょう。



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2010年10月22日にグランドオープンしたココリ KoKori が1周年を迎えたので、2本のメディア記事が読めました。
◇ 朝日新聞山梨版、期待集めたココリ 新店舗にかける
◇ 読売新聞山梨版、ココリ空回りの1年
さて、「良い話と悪い話と、どっちを先にする?」
 その前にこの紅梅地区再開発事業の目的を確認しておきます。ソースは、事業概要と事業の目的|甲府紅梅地区市街地再開発組合の公式ホームページ

当該事業は、中心商店街並びに中心市街地の活性化を図るため、以下の目標を達成することによって、地区周辺の活性化に寄与することを目的とします。
● 都市機能の更新
 当該事業は、中心商店街並びに中心市街地の活性化を図るため、以下の目標を達成することによって、地区周辺の活性化に寄与することを目的とします。
● 土地の高度利用・有効利用
 土地の一体的利用に伴い、施設建築物等の計画的な整備を行うことで、土地の合理的な高度利用・有効利用を行います。
● 住環境の整備
 都市型住宅を建設し、良質な住環境を整備するのと併せて都心居住を推進していきます。
● 防災性の向上
 建築物の共同化による建物の不燃化により、安全で快適な環境を創出します。また、壁面後退させることにより、ゆとりある歩行者空間を創出します。

読売新聞記事は書いています・・・『計画認可や補助金支出を担当した市都市計画課は「当初の目的の大半が達成されている」と評価する。同課によると、「本来の目的」は、「防災機能の向上」 「住宅、教育、駐車場、商業機能を中心街にもたらす」の2点だ。』
「目標」というのは色々な解釈ができますが、甲府市都市計画課の職員が言ったのは箱物の完成を示しているようです。この事業の目的ではありません。その事がとても大切な認識なのです。
このことは、朝日新聞のインタビューで副市長が言われている事から・・・『定住人口の増加、防災や景観の向上、駐車場の供給の面で一定の効果があった。』 副市長は目的が達成されたとは言われていません。だから私は副市長がここで話された今後の見通しに期待をしたいと思います。これが「良い話」なのです。目的が達成されたと語る人の話は「悪い話」です。

読売新聞記事では、『ココリ開発事業の主体は、地権者らで作る「甲府紅梅地区市街地再開発組合」だ。組合は読売新聞の取材に対し、「報道される内容が組合の趣旨と異なっている可能性が高いため、一切取材には応じられない」として、現在の具体的な空き店舗数などは公表していない。』 と書かれています。組合のホームページからよく知られているように遅くとも来年、2012年3月には解散してしまう組織です。
平成23年度 精算・組合解散(予定)--工事完了後、新しい建物の引渡しを行い、価額の確定・精算を経て、組合の債権債務の整理を行い、組合を解散して事業が完了します。
総事業費107億3000万円のうち、県と市がそれぞれ9億2000万円、国が31億8000万円の補助金とのことですが、この数値を確認するのに国土交通省のホームページを読み込んだりして私は苦労しました。・・・紅梅地区再開発ビル(記事中の甲府市リンクは未修正)

多額な税金が投入されたこの事業については、最終清算に至るまでの詳細な数字は甲府市や山梨県、国土交通省が掴んでいる筈なので、取材可能と思えます。組合に尋ねる必要はありません。当然なのですが、記者クラブで語る前に、あるいは同時に、納税者に向けて発信もされるでしょう。
市民、国民が知りたいのはそういう数字であり、空き店舗数などはすでに関心は無いと思います。税金がどう使われたか、その説明責任が果されるような話が「良い話」です。

私は、合同会社「まちづくり甲府」 が甲府市中心市街地活性化事業の中核組織としてどのような役割をもって活動してきたか、今後もどのように所期の目的を追求していくかについて、情報を確認できたら良いと思っています。私は合同会社のサイトに中心市街地活性化事業のポータルとしての発信を期待していたのですが、期待外れでした。そしてそれに代わる総合情報、計画の進行状況が納税者には見えていない、これは「悪い話」です。

読売新聞の記事には、「県内の政治経済の中心でもある甲府市中心街が本来、どうあるべきなのかを再考する必要がある」 と山梨県立大の伊藤洋先生の言葉が書かれています。もっと早く、この計画がスタートする前におっしゃっていただきたかった。県立大の学生さん達も活躍したやまなし若者地域活性化プロジェクト推進事業(YYプロジェクト)があります。10月23日から始まった2011年度のやまなし映画祭も甲府市中心市街地活性化事業に組み込まれた事業の一つです。映画祭実行委員会の情報発信力は山梨県教育委員会のYYプロジェクトなど足元にも及ばないほど素晴らしいです。残念ながら今年は私は映画祭にでかける時間がありません。

当初は57の事業で始まった中心市街地活性化事業は既に終了したものもありますが、新たに「甲府駅南口周辺地域修景計画」などが追加されて合計で68事業になっています。
「甲府市中心市街地活性化基本計画」は、平成20(2008)年11月11日に内閣総理大臣が認定してから間もなく3周年を迎えます。石の上にも三年と言いますが、その3年目の矢先に甲府市ホームページが再構築されて私がマークしていた記事は全て読めなくなりました。リンクの回復はかなり難しいので、自分のホームページも再構築を考えています。もしかしすると、「甲府市中心市街地活性化事業は何故失敗したか」という新しいタイトルになるかも知れませんが・・・
こういうブログではソースにリンクが無い記事は無意味なのですが、ココリ1周年を記念して、今日はとりあえずの記事です。それにしても甲府の一等地にあるマンションの一部屋を税金で補助されて安く手に入れるチャンスを貧乏人の私は逸したのだと今更のように思いますが、そうやって手に入れた部屋で生活するのは寝覚めが悪いと思うのも私の死生観ではあります。

補足-私は、2011.01.06 KoKori(ココリ)と宝石美術専門学校展示スペース訪問 を書いた時にココリを訪問しています。この展示スペースに感銘を受けて、山梨県立宝石美術専門学校 展示交流スペース として単独のWebページにしました。ココリの現状で 「ホットスポット」 はこの7階と、1階店舗フロアーの西側一画にある「甲府プレミアムジュエリーモール」です。1階の壁際には甲府宝飾の歴史を解説したパネルもあります。
こういうスポットがあることを、山梨県防災新館あたりに宝石博物館を作ろうとしている人々が、今、ここで、広報活動に取り入れる事がココリの活性化、ひいては中心街への集客に寄与するのではないかと思っています。ないものねだりを脱却してあるものをソフト的に活用する、そこんとこが大切です。



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「国交省」 としたのは、新山梨環状道路北部区間は国土交通省の事業だからです。それなのに気の毒にも山梨県庁は批判の矢面に立たされています。

2011年10月19日、八ッ場ダム建設根拠また疑問(東京新聞特報部)  という記事が、リンク集に入れてある「八ッ場あしたの会」 に掲載されています。

「利根川の最大流量 建設根拠また疑問」 ・・・これを読んですぐに感じるのは、国道20号線の渋滞を解消するために新山梨環状道路北部区間が必要だという話です。平成11(1999)年から始まった(環境影響評価準備書の事業経緯より)この計画の当初は甲府北バイパス(山の手通り)の渋滞解消を目的とするものだったそうです(北部区間の説明会、公聴会での市民意見より)。山の手通りの渋滞解消は愛宕町下条線の完成で決着したので目的を変更したのか、昔のことを知らない私には不明です。しかし目的を変更しても同じ事業を進めるというスタンスは民間ではありえませんから、「事業をやる事が目的である」 と理解できます。公共事業ではよくあるパターンでしょう。

渋滞状況を調べる交通量計測は行政が実施する放射線量の計測と同じで、市民が立ち会うものでは無く、市民が測定の生データを検証できるものでもないでしょう。おそらく国土交通省サイトのどこかに、サンプリングされたデータからこのような方式で算出していくという数学的な解説記事があるかも知れません、以前、昭和町のイオン進出問題の時に渋滞予測に関してどこかで見た記憶があるのですが、当時の記録が探し出せないので後日にします。
たが、八ッ場ダム問題のように山梨県内で「在野の研究者」が丹念に問題点を調べているものでは無く、国土交通省の出したデータをベースに語られているように思えます。

さらに、車社会の山梨はこれからどうなるか、その予測はいつのどんなデータを基準として導かれているか、出された今後の渋滞予測の精度はどの程度のものか、そんなことも説明会からは私には分かりませんでした。

ということで、「過大」志向 国交省 と書かれた東京新聞特報部記事の中見出しを見た時に真っ先に頭に浮かんだのは、新山梨環状道路北部区間が必要だとする根拠も 「過大」志向 だろうということでした。
八ッ場ダムにしても環状道路にしても、「過大推認」でそんなことをやって、誰が得をするのか、得をする人がいるからやるんだろう、どこかに「国交村」が存在するのか、そこんとこが興味津々です。やるなら地域山林の放射能除染を済ませておかないと工事に入った人々やご家族がお気の毒なことになるかも知れないです。

都市計画案公告・縦覧(都市計画法第17条)及び環境影響評価準備書の縦覧、意見書の提出期限 平成23年11月9日(水)午後5時00分 に間に合うように、「過去に行われた公聴会において公述のあった意見の要旨と見解」 の 「見解」 は公開されるのでしょうか。既に別ページで公開済みならリンクを張って欲しいです。



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