2014年05月25日の記事ですが、樫田秀樹さんの
リニア。南アルプスの残土捨て場予定地を視察された記録が公開されています。
「リニア新幹線を考える静岡県民ネットワーク」の皆さんの視察に同行されたそうで、多数の現地写真と参照用の地図がアップロードされています。
『実質的な工事はすでに始まっているのだということを印象付けてくれた道路』も確認されています。
山梨県内でも富士川町や早川町では似たような視察や報告が行なわれているように思いますが、私は
ケンプラッツの記事で早川町現地写真を見た程度でまるで知りません。山梨県内の行政や県民のネット情報のどこかで整理して公開されているかも知れませんが、それを探している時間が無い。
◇ 樫田さんの視察に関係した記事を多数書いているブロガーさんから、環境影響評価の「生態系」という項目について、評価書(静岡県版)にブチ切れた その2 が、5月25日に出ていることに気付きましたのでリンクしておきます。環境影響評価の内容で私には理解できないのがこの自然生物環境です。コンクリートジャングルで育った上に生物学は不得意科目の一つでしたから仕方ないですが基本的な知識が欠けています。【以上追記 2014.05.26】
リニア中央新幹線のトンネル工事で発生する大量の残土を何処でどのように処分するかという問題は準備書、評価書での重要テーマの一つでした。最近のメディア記事で山梨県が地元企業などに働きかけて残土受入れを計っていると報じられ、具体的な数値も出てきました。
山梨県庁のどのページでこの件について県民・国民に説明されているかを知りたいと思っていますが、調べている時間が無いからとりあえずメモしておきます。
メディアの記事から担当部局が分かれば、そのページを見ていくこともできるのですが、
『県内で行われるリニア中央新幹線の建設工事で出る土について、山梨県はその一部を甲府市内に予定しているリニア新駅の周辺整備など、県内の公共工事で活用できることをJR東海に伝えました。』 ・・・『県は「現段階で工事で出る見込みの土、すべてを受け入れられるかわからないが、今後とも活用したい、という意見があれば、JR側に情報を提供していきたい」としています。』 (NHK甲府)
『県は市町村を通じて、大量の土の活用が見込まれる事業の情報を収集。これまでに公共・民間合わせ12件の情報が寄せられ、JR東海に提示した。12件の事業のうち、甲府市大津町に予定されている新駅周辺の基盤整備事業や、南アルプス市と早川町を結ぶ県道建設など4件の公共事業で、残土全体の3割が処理できるという。JR東海は今後、選定作業を行う。』(山梨放送)
『県からこの情報を提供されたJR東海では「山梨県の協力に感謝したい。情報をもとに土の活用先を検討したい」と話しています。』(UTY)
などと書かれている記事は役に立たないです。
この 「県」 とは何処の部署かを何故明示しないのかといつも感じるのですが、
『リニア中央新幹線の工事などで大量の建設残土が発生する問題で、県リニア推進課は21日、現時点での残土の活用見込みなどをまとめた。』(毎日新聞山梨版) との記事で分かりました。毎日新聞にはジャーナリズムのココロザシが未だ残っているのでしょう。
第26年度 リニア中央新幹線建設促進山梨県期成同盟会定期総会
平成26年5月23日(金)午後1時30分~ アピオ甲府
横内知事は、リニア中央新幹線建設促進山梨県期成同盟会定期総会に出席しました。知事は、「リニア中央新幹線については、現在 JR東海による環境影響評価が進んでおり、先月23日評価書が国に提出されたところです。今後は、工事実施計画書の認可申請が今夏にも見込まれ速やかに事業着手されることとなります。県としては、13年後の開業に向けて最大の課題である用地取得に対応するため、組織を拡充し工事計画に遅れがでないよう取り組んで参る所存です。」と挨拶しました。
詳細は リニア推進課HPまで
ということで、県土整備部ではなくて、リニア推進課のページには実験線工事で発生した残土処分の成果が記録されていると思いますので、それも併せて確認すれば、リニア中央新幹線による「美しい県土づくり」の行く末にも期待が持てる。山梨県の皆さんも同様にお考えになることと思いまして、この記事を残します。
言うまでもない事ですが、リニア中央新幹線はまず東京~名古屋が計画されています。残土処分は山梨県だけなんとかなっても無意味です。評価書(静岡県版)にブチ切れた その1 扇沢発生土置き場の詭弁 をお読みになれば怖い話が分かります。いやいや、山梨県推進派の皆さんもすでによく分かっておられる問題でしょう。しかし、
先走り 国から補助金 取れてよし 後は野となれ山となれ
情報が出ていない時には必ず裏がある、リニアの「お・も・て・な・し」