明治39(1906)年12月18日に福岡県生まれ、ご存命であれば2006年12月18日に満100歳になられる訳です。
12月18日ということは、記念館の館長様から100年記念の企画についてお話を伺った時に確認できました。竹中英太郎について調べている時に、Wikipedia ですら間違えて12月8日と書かれている事に気付きました。先にご紹介した「襟裳屋」さんが「挿繪畫家 竹中英太郎」の中で誤り伝えられている竹中英太郎のさまざまな情報について綿密に検討されています。ご参照ください。
そして、『1988年4月8日、雪の新宿街頭でゆき倒れ、父は81歳の生涯を了える。』とご子息の竹中労さんがお書きになっています。この事は「Hugo Strikes Back!: 夢野久作と吾が父・英太郎」というページで紹介されていて知りました。
さて、生誕100年を記念するイベントが2つ企画されています。
1.竹中英太郎記念館の企画は9月からの予定ですが、誕生日を挟んで前後3か月ずつ、半年間になるかも知れません。
2.東京文京区の弥生、ちょうど東大本郷キャンパス東側の裏道沿いにある、弥生美術館 で9月30日~12月24日に「生誕百年記念 竹中英太郎展」が開催されます。
弥生美術館は過去にも竹中英太郎の展覧会が開催されているなどのご縁がある美術館です。
竹中英太郎・懐古展 1989年4月1日~6月28日
平成4(1992)年7月2日~9月27日の「江戸川乱歩の世界展」では、パンフレットの表紙に竹中英太郎の絵が使われています。それはもちろん江戸川乱歩作品の挿絵画家としての関係。
弥生美術館での展覧会と重なって甲府・湯村での生誕100年記念展が行われることになりますから、思いがけない相乗効果が出るかも知れません。記念展の期間が後期3か月まで予定されている意味も、ここにあるように思います。
この記事は、竹中英太郎記念館での記念展企画を引き続きお知らせする為の最初の記事です。