2021年4月20日 22時48分
日本へのワクチン供給「協議中」のまま…ファイザーCEOのツイッター 菅首相「めど」と説明 (東京新聞)【以下は記事から部分引用です】
(2021年4月)20日の衆院本会議で、立憲民主党の緑川貴士氏は、ブーラ氏から追加供給の確約を得たのかと質問。首相は「詳細は相手方の関係もあり、差し控える」と詳しい説明を避けた。国民民主党の玉木雄一郎代表も「本当に追加供給を受けるめどが立っているのか甚だ疑問だ」と指摘した。
これに先立ち、ワクチンの輸送や保管などを担う河野太郎行政改革担当相は記者会見で、首相とブーラ氏の協議に基づくファイザー社との契約は完了していないと明かした。「サインまでは至っていないが、内容的には合意できている。供給量は確保できたので、接種のスピードアップを検討していきたい」と語った。
政府が9月までにワクチンを確保できたとしても、実際の接種は地方自治体の受け入れ態勢次第で進むため、
政権内では接種完了は来春との見方も出ている。(吉田通夫=ワシントン、生島章弘)
「地方自治体の受け入れ態勢次第」というのが気になりました。自分はここまで確認していないから身内の者たちの為に調べておきたい。まさに原発震災対策の時と同じだ。この記事は 2021-03-23 に掲載しました。2021年4月18日の報道ですが、河野大臣が 『9月末までに日本が入手できるすべてのワクチンで今の接種対象者にワクチンの接種が完了できる』 と話された事が報じられましたので、改めて4月の記事にしておきます。・・・
ワクチン追加供給を 訪米中の菅首相が電話でファイザーに要請(NHK 2021年4月18日 5時45分)/
全ての接種対象者“ワクチン供給”実質合意(日テレNEWS24 2021年4月18日 11:16)
医療従事者、高齢者のワクチン接種が完了した次は、16歳未満の子供達と同居する家族からワクチン接種を始める事になるか、早い者勝ちのワクチン戦争になるか・・・
お国の施策に従順なだけの地方「自治」に過ぎないか、未来の日本を背負ってくれる子供達にも良い勉強になるかも。
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ワクチン優先接種 甲府市、高齢者施設の従事者も対象(2021年3月23日 17:31 日本経済新聞)
甲府市の樋口雄一市長は23日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種について、5月中旬をめどに高齢者施設で順次始めることを明らかにした。
入所者だけでなく従事者も優先して接種する。特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護医療院計34施設の入所者約1700人と従事者約1670人が対象となるという。(以下略)
甲府市樋口市長のご判断は素晴らしい。在宅高齢者のご家族についてもご配慮いただけるかも知れません。そしてワクチン接種が大幅に遅れる若手市民の皆さん全ての無償PCR検査実施も可能なら・・
私がこの記事を書いたのは、「山梨県からのお知らせ」に書かれているように、家庭内での感染こそが問題なのだと思ったからです。【都道府県各地の状況を確認する余裕は無いので、山梨県の状況として考察しただけです。地域ごとに違いがあって当然、全国一律施策だけでコロナ禍に対処する事こそがコロナ禍が続く原因かも知れないと・・・】
高齢者施設に入っておられる方は、むしろ感染には安全な領域におられるはずだ。年齢に関係無くその施設で働く方々、仕事として出入りする方々に優先してワクチン接種しておけば入居者の方々が感染することは無い。
むしろ高齢者と一緒に生活されているご家族の方々にワクチン接種を先行する、それを行うべきではないのか。
まずはウイルスを家に持ち込まない状況を実現することで高齢者をお守りするのです。
家族構成は市町村が管理する住民基本台帳から分かる、国や県庁では家族構成まで分からないはずです。個々人のマイナンバーを擦り合わせていけば分かると言うなら、県庁さんはそれを行って在宅高齢者のご家族に「ワクチン接種券」を送れば良い。
なんでも全国一律でやりたがる政府の考え方こそが、コロナ禍からの脱出を妨げているように私は感じるのです。
都道府県市区町村でそれぞれに生活状況の違いもある、ワクチン接種の医療機関先行は当然ですが、その後は市区町村自治体に任せるべきなのです。
2021年4月12日から、山梨県でも一般県民へのワクチン接種が始まり、最初に届く2500人分のワクチンは甲府市に500人分、甲斐市と南アルプス市にそれぞれ1000人分を割り当て接種が始まると報じられました。(この件の山梨県庁公式発表は確認できなかったので報道記事によります。)
報道記事では第一弾は「高齢者向けのワクチン接種」と記されていますし、厚生労働省のサイトでも
新型コロナワクチン接種についてのお知らせ 接種が受けられる時期 に次のように記されています。
接種を行う期間は、令和3年2月17日から令和4年2月末までの予定です。最初は、医療従事者等への接種が順次行われます。その後、高齢者、基礎疾患を有する方等の順に接種を進めていく見込みです。なお、高齢者への接種は、一部の市町村で4月12日に開始される見込みです。当初は実施する市町村や接種する人数が限られており、順次拡大していきます。
新型コロナウイルスワクチンの予防接種については、医療従事者への先行接種を皮切りに、今後、甲府市に入ってくるワクチンの供給量を考慮しながら、高齢者等から順次開始する予定です。また現在、65歳以上の高齢者の方への接種券(クーポン券)の発送ができるように準備を進めているところです。
(2021-03-16 確認・このページはこれから更新されていくでしょう)
新型コロナウイルスワクチン接種が順次開始されます。医療従事者への先行接種を皮切りに、今後、南アルプス市に入ってくるワクチンの供給量を考慮しながら、65歳以上の高齢者から順次開始する予定です。現在、65歳以上の高齢者の方への接種券の発送ができるように準備を進めています。
厚生労働省・新型コロナワクチンに関する自治体向け通知・事務連絡等
このページを参照すると、「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き(第2.1版)」 令和3年3月12日 [PDF形式:3,523KB] があります。
このPDFファイル 9ページから以下の記載があります・・・
ここに書かれている事が、甲府市や南アルプス市の記事で、「接種開始時期(予定)」に要約して伝えられています。
(2)接種順位
新型コロナワクチンの接種は、当面、確保できるワクチンの量に限りがあり、その供給も順次行われる見通しであることから、国が接種順位と接種の時期を公表し、順次接種していくこととなる。
接種順位の上位の者の具体的な範囲については、接種目的に照らして以下のとおりされている。
1 医療従事者等 新型コロナウイルス感染症患者に直接医療を提供する施設の医療従事者等(新型コロナウイルス感染症患者の搬送に携わる救急隊員等及び患者と接する業務を行う保健所職員等を含む。)
【救急隊員、保健所職員等を含む と書かれていて私は安心しました。医療機関の方々だけが感染者と接触リスクがあるのではない、救急車の乗務員などもリスクが大きいはずだと思っていたからです。】
2 高齢者 令和3年度中に65歳以上に達する方、ワクチンの供給量・時期等によっては、年齢により接種時期を、細分化する可能性がある。
3 基礎疾患を有する者
1.令和3年度中に65 歳に達しない者であって、以下の病気や状態の方で、通院/入院している方 【多数の詳細説明あり】
2.基準(BMI30 以上)を満たす肥満の方
3 高齢者施設等の従事者 高齢者等が入所・居住する社会福祉施設等)において、利用者に直接接する職員(市町村の判断により、一定の居宅サービス事業所等及び訪問系サービス事業所等の従事者も含まれる。)
3 60~64歳の者 ワクチンの供給量によっては、基礎疾患を有する者と同じ時期 に接種を行う
4 上記以外の者 ワクチンの供給量等を踏まえ、順次接種
ワクチンの供給量・時期等によっては、年齢により接種時期を、細分化する可能性がある。
以上はワクチン接種順位の概要で、この後に事業分野別の詳細が記されていますのでご参照ください。
PDFファイルの 20ページでは、第3章 事前準備、予防接種実施計画等、実施計画等策定の要点、留意事項 など、まるで先生が生徒に教えているかのような項目が並んでいます。
ちょっと気になった記事(2021-03-13)
2021年3月1日
PCR検査を全職員に実施しています(独立行政法人国立病院機構 甲府病院) より一層の感染防止対策徹底のため、1月14日より全職員(業務委託社員含む)を対象にPCR検査を実施しております。先日、1クール目の全職員検査が終了し、全員の陰性を確認しました。
PCR検査完了を報告された甲府病院からの発信に納得した私です、「業務委託社員含む」が凄い!厚生労働省の記事でも「高齢者施設等」は接種が優先されるとのことですので、その施設に出入りする契約業者さんも同時接種を考慮されるのが妥当だと甲府病院のスタンスから思えました。この事は全ての医療機関についても同様です。