ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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読売新聞山梨版 2012年9月28日記事、明野処分場…「漏水なし」原因究明終結 と報じました。

鈴木氏は電気工学の観点から、検知システムの作動は、遮水シートに空いた微細な穴を電気を帯びた物質が通り抜けたことが原因と報告。「穴は漏水するほどのものではなく、システムも十分に機能していた」とした。
材料工学が専門の沢氏は、何らかの原因でシートに穴が空き、埋め立ての進行で徐々に荷重が増えて数か月後に穴を通して通電したと分析した。

(財)山梨県環境整備事業団の広瀬正三専務理事は「大筋で県側の説明を裏付けてもらえた。システムは正常に機能しており安全性も確保できている。適正な処分場運営に努めたい」と話したそうですが、検知システムが作動した時には、その都度同じ検証を繰り返さねばならないことになるのではないか。
すなわち、この検知システムに信頼性があるのかという新たな問題が発生したように私は感じました。
下手するとSPEEDI情報隠しのような問題が出ないとも限らない。
Internet Explorerの脆弱性のように、その都度パッチ(修正プログラム)を適用し続けねばならない。Windowsと一心同体のInternet Explorerの宿命で、不具合なソフトは削除するというような方法がとれない。同じことが明野処分場で生じているような気がします。
Internet Explorerの脆弱性を指摘したハッカー(クラッカーでは無い)にマイクロソフトが損害賠償請求したことは無かったと思います。



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2012年10月6日(土)に天皇陛下がご来県あそばされます。(山梨県警サイト
中央部から潜入してくるかも知れない人々による、テロもどきにも警戒しておいた方がよい、かも知れません。

山梨県内でも脱原発に関する活動が活発になってきました。そこに陛下のご来県です。
私はふと山本美保さん自殺説垂れ流しを思い出しました。
あれは成功した、山梨県民は御しやすい、脱原発の動きを止めるのは簡単だ・・・美保さんのケースと同様に中央がそう考えている、かも知れない、と、私は思いました。
三億円事件の記憶がある方々は、ローラー作戦という言葉も思い出されるでしょう。
過日のオウム指名手配犯連続逮捕の時に流れた防犯カメラ映像、あの当時には無かったネットもそうですが、彼等のインフォメーション・テクノロジーは格段に進んでいるし、それに伴う監視システムもおそらく国民の想定外に進化していると私は思っています。
この記事が杞憂であることを願っています。

311以来、国民の身を案じてくださる陛下を、爽やかな秋晴れの下、日の丸の小旗でお迎えしたいと思っております。


広報こうふ掲載_送迎時刻表
2011.11.03 両陛下のご来県、11月13日~14日 を書いていました。

「山本美保さん失踪事件の謎を追う―― 拉致問題の闇」 荒木和博 著、草思社 2012年7月31日刊 230頁、定価 本体 1,800円+税
山本美保さん失踪事件の謎

甲府市もやりますね、実に知能的な情報公開じゃないかな、参謀はどこにいる?



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ふくしま集団疎開裁判 の 2012年9月28日記事から、私が参考になると感じた部分を引用・編集して掲載します。正確な全文は記事を必ずご参照ください。
引用・編集箇所は、「1 口頭弁論手続きによる放射線被害等に関する専門知識補充の必要性」 の 「(3)、ところで、」 以下の部分です。
改行や文字色は編者が勝手に処置しました、判読しやすくする為です。


(3)、ところで、抗告人側科学者・医師らも、山下俊一氏が指摘する 「放射能は『正しく恐れる』ことが大切」 「チェルノブイリの教訓を過去のものとすることなく、『転ばぬ先の杖』としての守りの科学の重要性を普段から認識する必要がある。」 点では全く異論がない。問題はその先にある。

一方は 「もともと放射線の被ばくはどんな微量でも体によくない。年100シーベルト以下だからといって安全な筈がない」 と言い、
他方は 「年100シーベルト以下なら大丈夫」 と言う。
 【編注・原文のまま記載しましたが、100ミリシーベルト の誤植かと思います】

一方は 「内部被ばくで低線量の放射線で切断されたDNAの修復作用によりがんが発生する」 と言い、
他方は 「放射線で切断されてもDNAには修復作用があるから直してしまう」 と言う。

事故直後の安定ヨウ素剤の配布について、
一方は 「(配布しなかったのは)取り返しのつかない『行政の愚かな措置』」 と言い、
他方は 「小児甲状腺ブロックは不要」 と言う。

福島県の子どもたちの甲状腺検査結果について、
一方は 「警告を発していると見るべき」 「甲状腺が望ましくない環境影響を受けているおそれを強く示す」 と言い、
他方は「原発事故に伴う悪性の変化はみられない」 「しこりは良性と思われ、安心している」 と言う。

以上のとおり、山下俊一氏の見解は抗告人側科学者・医師らの見解と真逆(まぎゃく)である。この真っ向から矛盾対立する2つの見解の当否を吟味する必要がある。
そのためには、両者の見解を裏付ける根拠・前提にさかのぼって明らかにし、これらについてその食いちがいの理由やその当否を問うべきである。
そのためには抗告人らが従前主張していた参考人の審尋(民訴187条)方式では不十分であり、山下俊一氏と抗告人側科学者・医師らを口頭弁論期日において証人調べすることが必要不可欠であり、とりわけ両者の見解とその根拠の意味とちがいを明確にするために、両者の対質尋問を実施することが最良の方法と考える。


ふくしま集団疎開裁判サイトには、「本裁判に対する科学者の意見・声明」 が多数アップロードされています。
この裁判が他人事(ひとごと)だと私には思えないので、首都圏にいる身内の子供たちの為にも注目しています。

別件ですが、東京二十三区清掃一部事務組合の災害廃棄物焼却でアスベスト汚染が出たことが報告されていることは、山梨県議会議員、甲府市議会議員諸氏も既にご存じのことと思います。12月議会では震災がれき広域処理引き受けについて、明野処分場を使いたい意向についても、何らかの判断が出ることを期待しています。



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