山梨県の情報セキュリティ対策(情報セキュリティポリシー)【トップ > 県政情報・統計 > 行財政・行政改革・合併・地方分権 > 計画・方針・大綱等 > 方針 > 情報セキュリティ対策(情報セキュリティポリシー)】 にリンクしておきます。日経BPの「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン改定とは」という記事、『2006年9月に総務省は、地方自治体を対象とした情報セキュリティポリシーのガイドラインとなる「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」の改訂版を発表しました。・・・』から分かるように、これは自治体のセキュリティ問題についてであり、山梨県庁情報政策課の仕事も同様だと思えます、内部管理だけなのでしょう。私は山梨県全体としての情報政策、ICTの推進だと、これまで誤解していました。
山梨県庁として県民の情報セキュリティ啓発には関与できないなら、それを担当するのは誰なのか、教育委員会か山梨県警の仕事なのか、それとも中央官庁任せなのか。今年も「情報セキュリティの日」に関する情報を確認しながら疑問を抱かざるを得ませんでした。
ICT産業が東京圏へ一極集中する理由も中央官庁と直結するだけで仕事が成り立つ、そんなところにあるのかも知れません。地方はそれぞれに独自性があっても良いし当然でもあるのですが、インターネットでは県境も国境も無関係に情報が飛び交うからこそ、「情報セキュリティの日」が設定されたのだと思います、地方住民も安全、安心にインターネットを使いこなせるレベルに達していることを望むのは論外なのでしょうか。でもセキュリティが危ない環境では外部民間委託も難しいことになります・・・それが情報セキュリティ的にも妥当かどうかを判断できる一般県民がいないことにもなるのですから。県立図書館利用カードに住基ネットカードを使うという計画が出て来たとき論じられる意見に注目したいと思います。
追加-総務省報道資料ページに平成21年1月23日 「情報セキュリティの日」関連行事の開催が出ました。こちらのページでは「講演行事」と「e-ネット安心講座(e-ネットキャラバン)」が別々のPDFファイルでアップロードされていますが、どちらにも山梨県内行事は未だありません。
尚、1月11日に書いたKB958644、続報、対策放置は危険ですが、東京警視庁がやられたようです。1月24日に朝日新聞で警視庁の業務用パソコンが感染 新種のウイルスと毎日新聞でコンピューターウイルス:警視庁の端末が感染 一部業務に支障が出ています。USBメモリー経由の感染もするパターンに変化したらしいことがトレンドマイクロの系譜から探る深刻度が増した「WORM_DOWNAD」 で書かれていることから推測できます。1月23日海外の記事、Where is Downadup?によるとピークは過ぎたとのことですが、汚染源はChina, Russia, and Brazil で41%を占めているそうで、4位がIndiaですからまさにBRICsじゃないですか(^o^) 私がスパム対策でホームページなどにアクセス拒否設定しているのもこれらの国々です。この状況では中国向け観光サイトを作っている人々は困っているかも知れません。セキュリティ対策が重要です。
1月13日の毎日コミュニケーションズの記事で、シマンテック、W32.Downadupの新たな亜種の出現を警告があります。USBメモリを使う新たな拡散方法について私が目にした最初の記事でした。
追加-平成21年1月23日、関東総合通信局サイトに「情報セキュリティの日」関連行事の開催のご案内が出ました。
2009年1月20日に内閣官房情報セキュリティセンターから「情報セキュリティの日」関連行事の一覧、第一報が公開されました。
「情報セキュリティの日」は、情報セキュリティに関する国民の意識の醸成を促進することを目的として、情報セキュリティ政策会議(議長:内閣官房長官)が毎年2月2日と定めたもので、この日を中心に広く官民の協力を得て、様々な行事を行うこととしています。(内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)記事より)
これに従って平成21年1月24日(土)から3月1日(日)までの間に日本国内において、「情報セキュリティの日」実施に伴う関連行事が開催されます。
昨2008年の山梨県内行事については2008.02.15 甲府市小学校でPCウィルス汚染の記事に追記したりして書きました、NISCの昨年のページでは2008年1月31日(最新版)となっていますので、今年は1月19日現在の予定行事が第一報で、月末頃には最終情報が出るものと思えます。
PDFファイルでは行事予定は4区分されています。
(1)まず1月15日から始まっている各地のセミナーなど大きなイベントです。この中には未だ山梨県は含まれていません。
2番目は「サイバーセキュリティに関する講習」です。『サイバーセキュリティに関する講習とは 国民の情報セキュリティ意識を高めることにより、インターネットの安全・安心な利用に資するため、各所でサイバー犯罪の現状や検挙事例を交えた講演を実施するもの。』というもので、山梨県内では以下の行事が報知されています。
担当はいずれも山梨県警察本部です。詳細な予定は山梨県ホームページなどで広報されると思います。
日付 | 行事名 | 会場 | 主催 |
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1月30日(金) | 甲府東高校サイバー犯罪防犯講話 | 県立甲府東高校 | 甲府東高校 |
2月13日(金) | 西条小学校サイバー犯罪防犯講話 | 昭和町立西条小学校 | 西条小学校 |
2月21日(土) | 玉諸地区青少年育成会議防犯講話 | 甲府市立玉諸小学校 | 玉諸地区青少年協議会 |
2月24日(火) | 大明小学校サイバー犯罪防犯講話 | 南アルプス市立大明小学校 | 大明小学校 |
2月26日(木) | 山梨大学付属小学校防犯講話 | 山梨大学付属小学校 | 山梨大学付属小学校 |
3-「e-ネット安心講座」ですが、山梨県内予定は未だ掲載されていません。『e-ネット安心講座とは 子供たちをインターネット上のトラブルから守るために、主に保護者や教職員向けに、インターネットの安心、安全利用に向けた啓発のための講座を実施するもの。』
4-「インターネット安全教室」 も県内予定は未掲載です。『インターネット安全教室とは 家庭や学校からインターネットにアクセスする人々を対象に、どうすればインターネットを安全快適に使うことができるか、被害にあったときにはどうすればいいかなど、情報セキュリティに関する基礎知識を学習する場を提供するもの。』
この記事は今後の情報を見ながら更新する予定です。総務省関東総合通信局のプレスリリース等でも(1)に関する行事詳細が広報されると思います。
この記事は2009年1月22日から掲載していますが、最新情報が分かり次第に追加して公開日も更新しています。