今日は急な予定変更で旧敷島町(しきしままち)へ出かけました。フォルクローレのコンサートがある事を私も参加しているSNSで知ったのです。
午後1時30分から開演ということで、初めて甲斐市の敷島総合文化会館に向かいました。甲府と韮崎を結ぶ幹線道路交差点の案内標識で存在は知っていましが、その交差点を右折した事は無かった。
驚きました、今は甲斐市の施設ですが以前は名前の通り旧敷島町の総合文化会館だったのでしょうね(甲斐市になってから建設されたものではないと思います)。
合併前の人口は調べられませんが野中一二さんのホームページを思い出し、「水道事業のあらまし 平成11年度」から総人口18,728人は確認できました。私が前に住んでいた東京23区のひとつにあった区民施設より遥かに大きく立派な建物です、その区の人口は当時20数万でした。なるほどこれが地方の力というものかと、しばし壮大な外観に見入りました。
それはさておき、会場の大ホールは既にかなりの人で埋まっていて、それは広い駐車場を埋めた車からも予測できたのですが、幸いにも私は中程の舞台からそう遠くない位置に席を確保できました。
舞台の背景も素晴らしかったですよ、私はフォルクローレを生で聞くのは初めてで、これまでの音楽遍歴でもほとんど聞いたことが無いはずなのです。
ラテンアメリカの音楽といえばアルゼンチンタンゴが最初で、マンボとかチャチャチャなどはジャズに馴染む過程の中で知っていました。ブラジルのサンバは映画との関係、黒いオルフェとかです。
最初の演奏が「コンドルは飛んで行く」、これを聞いた途端に、そうかこれだったのかと一気にフォルクローレの世界に没入しました。
プログラムの委細は Grupo Montañas ホームページをご参照ください。プログラム中唯一の日本語歌詞で「灰色の瞳」と最後にアンコールに応えて演奏していただいた「花祭り」の三曲だけ、どこかで聞いたことがあるなというものでした。
途中で「お色直し」があり、皆さんがポンチョを着て演奏されました。欲しい!とても素敵な衣装です、なにより簡単に着られるのが良いですね。
SNSでは時々演奏会の案内が読めたのですが、これまで時間が取れずにパスしてきました。今回を逃したら当分機会はないかも知れないと思って出かけたのですが、実に良かった。
初めて実物を見た民族楽器の音色はそれぞれにとても心に染みるものでした。
分かり易く単純な構造に見えるものほど使い手によって奥が深くなる、その事を改めて感じています。