富士山登山鉄道構想に反対する会【以下の掲載記事はすべて部分引用にしました。】
富士山を愛する多くの人々が反対しています。
『富士吉田市民にとって、「富士山」は、暮らしの中心にいつもどっしりと構えていて、自然と手を合わせたくなる「感謝するべき」ものであり、人生の節目にいつも見守ってくれている心の支えであると言っても過言ではありません。そんな私たちにとって、富士山を、生活に恵みをもたらす「観光資源」だと、単純に割り切って捉えることはできません。「これ以上富士山を傷つけてほしくない」「富士山をお金もうけの道具に使ってほしくない」 目先の利益にとらわれず、100年先を見据え、先人が守り抜いてきた、「世界文化遺産 富士山」を、しっかりと次の世代にバトンタッチすることが富士吉田市の使命であると考えています。』
富士吉田市の堀内茂市長のことばです。
山梨県が進めている富士山登山鉄道構想には富士吉田市だけが反対しているかのような報道がなされていることに私たちは大きな危機感を持っています。
富士吉田市が孤軍奮闘しているのではなく、私たち富士吉田市民や富士五湖に暮らす多くの人たちが、霊峰富士の尊厳を大きく踏みにじる富士山登山鉄道構想に強く反対しています。それだけではなく、たくさんの山梨県民、日本国民も反対なのではないでしょうか?
「これ以上富士山を傷つけてほしくない」という思いを持つ私たちは、今こそ動き出さなければ!と、富士山を守り次の世代に引き継いでいくためにたくさんの人たちとつながりを持ち反対の運動の輪を広げ、構想の白紙撤回を求めていくことを決意し「富士山登山鉄道に反対する会」を立ち上げました。
YouTube
富士山登山鉄道構想に反対する住民の声 山梨県が進める「富士山登山鉄道構想」に対し反対する住民の声が無視されています。
多くの方が反対している実情が伝わるよう動画をご覧ください。
製作・富士山登山鉄道に反対する会
私たちが「富士山登山鉄道構想」に反対する理由【3件の記事で説明されています。】
富士山の環境から考える
富士山の自然から考える
富士山の持続的な楽しみ方から考える
県構想に対する私たちの考え
【この件では「山梨県の構想」と「私たちの考え」とを左右に並べて説明しています。ブログでは掲載し難いので上下に並べることにします。】
山梨県の構想
1.自動車から登山鉄道への転換
・LRTを軸に、鉄道を整備
・既存の道路を活用
・許可車両以外の通行を規制
・架線レス等先進技術の導入
2.富士山の顕著な普遍的価値の保全と望ましい土地利用における付加価値向上
・来訪者数を一定水準に抑制
・鉄道ならではの上質な付加価値の提供
・富士山や地域への還元
3.富士山の抱える課題解決への貢献
・ライフライン整備を検討
・信仰の対象にふさわしい五合目空間の在り方検討
・四季を通じた来訪者の分散
私たちの考え
1.技術的に不可能に近い構想
・LRTは平地走行向けの技術 長距離登坂は困難 下山時のブレーキシステムにも課題
・道路+線路となり雪崩時の復旧の負担が大きい
・ワイヤレス給電が困難だと発表があったように吟味された内容になってない これからの検討にさらに多くの費用がかかることが想定され最終的に実現できない場合、その損失は計り知れない
2.鉄道を前提とした構想
・来訪者数抑制と環境配慮はEVバスでも可能
・鉄道建設は初期投資額が過大になる需給に応じた投資は不可能なため負の遺産となるリスクも
3.更なる課題と代替案
・道路+線路+ライフラインとなり、頻繁に発生する雪崩災害後の復旧が困難また復旧されるまで緊急時の避難路が分断されてしまう
・大規模な車両基地や変電設備等、新たな人工物を沿線・五合目に建設する必要があり、景観を阻害する可能性が高い
・冬季から融雪期に発生する雪崩や土砂災害は予測できない 通年観光となった場合、車両等に直撃する可能性も考えられる
・埋め戻す→土砂の大量搬入=大規模開発 環境保全の観点で言えば無いものを新たに作るという発想は環境負荷が大きい 富士山を傷つけることに変わりない また大規模開発は外来種の侵入など既存の環境を害する可能性も考えられる
・EVバスは自走可能であるため緊急時の対応もしやすく開発も不要 また来訪者分散はマイカー規制(上高地方式)
以上のことから、
私たちは『「富士登山鉄道構想」は、
①技術的に難しく実現は不可能
②景観を大きく改変する開発が必須
③代替案が検討されておらず鉄道建設を前提としている』と判断しています
この「富士山登山鉄道に反対する会」サイトには以下の記事が別サイトで掲載されています。クリックして開けば読めます。
設立趣意書 令和六年四月二十六日
富士山登山鉄道に反対する会
代表 上文司 厚 (北口本宮冨士浅間神社)
上野 裕吉 (富士五湖観光連盟)
井上 義景 (富士山吉田口旅館組合)
勝俣 俊二 (一般社団法人カノエサル)
白須 一政 (富士吉田商工会議所青年部)
渡辺 果林 (富士吉田商工会議所青年部)
富士山登山鉄道に反対する会名簿 2024/5/15 現在
【発起人】
代 表 上文司 厚 (北口本宮冨士浅間神社)
上野 裕吉 (富士五湖観光連盟)
井上 義景 (富士山吉田口旅館組合)
勝俣 俊二 ((一社)カノエサル)
白須 一政 (富士吉田商工会議所青年部)
渡辺 果林 (富士吉田商工会議所青年部)
【顧 問】
堀内光一郎(富士五湖観光連盟会長)
堀内 茂 (富士吉田市長)
志村直毅 (山梨県議会議員)
【富士吉田市議会議員について掲載を省きます。議員選挙は2023年04月23日投票 定数 20名でした。】
奥脇和一 (富士吉田市議会議員)
渡辺利彦 (富士吉田市議会議員)
戸田 元 (富士吉田市議会議員)
渡辺幸寿 (富士吉田市議会議員)
勝俣米治 (富士吉田市議会議員)
横山勇志 (富士吉田市議会議員)
小俣光吉 (富士吉田市議会議員)
勝俣大紀 (富士吉田市議会議員)
秋山晃一 (富士吉田市議会議員)
宮下宗昭 (富士吉田市議会議員)
渡辺新喜 (富士吉田市議会議員)
鈴木富蔵 (富士吉田市議会議員)
藤原栄作 (富士吉田市議会議員)
渡辺 将 (富士吉田市議会議員)
藤田 徹 (富士吉田市議会議員)
滝口晴夫 (富士吉田市議会議員)
藤井義房 (富士吉田市議会議員)ほかに【相談役】【会員】も設定されています。
さらにホームページには「富士山登山鉄道構想」反対署名にご協力ください! のメッセージと
私たちは富士山登山鉄道構想に断固反対します。 の申込サイトがあります。
開始日 2024年4月26日
山梨県が進める「富士山登山鉄道構想」に反対しますこのサイトは
Change.org Change.org上のすべてのオンライン署名は、市民の手によって作られています。誰でも、世界中のどこからでも、オンライン署名で賛同の声を集めることで、デシジョンメーカー(意思決定者)に働きかけることができます。
【コメントが2か月前頃からありますが「富士山登山鉄道に反対する会」のメッセージもあり、最近の投稿と思えます。】
山梨県が進めている構想は、「来訪者数のコントロール・五合目の景観と環境整備・環境に優しい交通システム」を掲げ、1,400億円もの莫大な費用をかけ登山鉄道を建設するという、まるで富士スバルラインを建設した昭和の時代に逆戻りしたかのような計画です。
私たちは、そんな旧態依然の巨額の経費をかける大規模工事をするまでもなく、富士スバルラインを一般の自動車全面通行止めにして、来訪者の車両はすべてふもとの駐車場に停め、電気バスのみを富士山五合目まで走らせることにより、富士山にこれ以上手を入れることなく、富士山を守ることができると考えています。
富士山のふもとに暮らす私たちは、「これ以上富士山を傷つけてほしくない」との思いを強く持ち、富士山を守り次の世代にしっかりと引き継いでいくために、地元の意見に耳を傾けることなく強引に進められている山梨県長崎幸太郎知事による「富士山登山鉄道構想」に断固反対し、計画の白紙撤回を求めます。