ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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神奈川県川崎市の市長の部屋、川崎市長の阿部孝夫です から抜粋(改行のみ編集)・・・
(川崎市サイトの再構築によりリンク先を修正しました 2012.10.15)

市民の皆様が住んでいてよかったと思えるまちづくりに取り組みます。
その実現に向けて、
 ① 医療、福祉、子育て、教育など、人が人を支え、大切な命を尊び育む「人間都市」づくり、
 ② 暮らしの安全安心や生活環境の快適性の確保に取り組む「安心快適都市」づくり、
 ③ 地球温暖化対策を進めるとともに、環境、ライフサイエンス分野の研究開発や福祉産業といった産業を育成するなど、国際社会に貢献し、持続的に発展していく「元気都市」づくり、
 ④ 中小企業支援や、商店街、農業の振興、雇用の確保などに取り組む「安定持続都市」づくり、
 ⑤ 地域の資源など特徴と強みを活かした魅力が輝く「オンリーワン都市」づくりを進めてまいります。

「市長記者会見 平成24年9月4日(月) 午後2時」 から引用です・・・
(給食食材からの放射性物質の検出について)

司会: ただいまより、定例の市長記者会見を始めさせていただきます。本日は、市政一般となっております。
それでは、幹事社さん、よろしくお願いいたします。

幹事社: よろしくお願いいたします。

市長: 特に私のほうから話題提供はございませんので、どうぞご質問をお願いします。

幹事社: それでは、幹事社から1点質問させていただきます。8月の給食食材検査で、リンゴの缶詰からセシウムが検出されましたが、報道発表がなかった理由は、これは何でしょうか。

 【以下長くなるので、このページでの掲載は中略、「川崎市長記者会見の記録 | 給食食材からの放射性物質の検出について」 に移動しました。】

市長: ですから、不確実なおそれに対してびくびくして行政をやるというのは正しいことではありません。


私は、2011.07.02 給食食材の情報を発信している川崎市の記事で 「川崎市教育委員会 GJ ですね」 と締めくくっていたのです。当時山梨では給食の事など話題にもなっていなかったので、他都市の事例として記事にしたはずです。
川崎市では株式会社 東芝 周辺の環境放射線測定が3.11以前から行なわれている、東芝の原子力関係施設をかかえた川崎市行政は放射線についての知識と理解は深いものと感じたのです。

それでこの記者会見の情報を知ってソースを確認してみました。いやはや、なんともコメントのしようが無いのですが。
自分が注意すれば防げるものと、そうでは無いものとが世の中にはある。防げるものは防げるように知育体育徳育が教育です。
防げないものがのしかかってくる社会になりつつあることを観ぬく力を養うのも教育です。
それが観えた時に自分は如何にすべきかの判断力・行動力を養うのも教育です。
川崎市の優れた教育のもとにある子供たちが、「お母さん、お弁当にしたいよ」 と判断したら川崎市はそれを受入れなければなりません。

「スーパーマーケットに出まわっているものより・・・」と業界から糾弾されそうな大胆な発言があったり、「自分で。測定器持って行って、どのぐらい出ているか。・・・」 と言っている点では、食材の放射線測定についてキチンと学習されているのかどうか疑問です。
一般に市販されるものには検出されたが基準値以内に収まっているとして出まわっているものがあると川崎市長が認識しているのなら、それを食するしかない子供たちには内部蓄積が進んでいるとの認識もあるはずです。せめて学校給食だけはその蓄積にプラスしないように安全なものを与えたいと考えるべきでしょう。
そんな事は関係無いならオスプレイの「不確実なおそれに対してびくびくせずに」川崎市は基地として名乗り上げたらいかがでしょうか。いっそのこと臨海地域に原発誘致したらどう。

「たまたま検査してああいうふうに出たものだけを狙い撃ちする・・・」 この発言は逆の意味で私の疑問と一致します、すなわち、今次大戦のような状況の中で、食材のサンプリング測定が統計的にどのように正当化されるのか、それを説いた記事に、私は未だお目にかかっていないのです。缶詰のような工場生産の製品でも素材はどういう地域に分散しているか、そこにも問題はある。
加工段階で汚染される食中毒や食品添加物などの問題と放射能汚染との違いは明確です。
全て素材の段階で全数検査する以外に方法が無い、その経費を負担するのは東京電力しかない、経費を国民に転嫁させない為に政治は何をすべきか、そこまで考えねばならない。

しかし、この市長の応援演説で励まされた方々も多いと思いますが、周回遅れの山梨でもこれには追従しないでしょう。川崎市はお望み通り「オンリーワン」になれると思います。



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