JR東海のプレスリリースで 2018.6.26 平成29年度における環境調査の結果等について が公表されました。
山梨県環境影響評価条例 に基づく中間報告書を提出するというのは今回が初めてです。
これまで2回、下記のように他都県と同様に処理されています。
2017.06.28 平成28_2016年度における環境調査の結果等について【山梨県】
2016.06.28 平成27_2015年度における環境調査の結果等について【山梨県】
私は今回のJR東海広報を読んで以下の事を考えました。
1.山梨県環境影響評価条例では リニア中央新幹線事業でも事業者は中間報告書の提出が義務づけられているなら、過年度を他都県と同じ年次報告書で済ませたことは山梨県例規に反するもので、それを放置した県政も何らかの責任を取らねばならない。
2.県環境影響評価条例で定める中間報告とは年次報告では無く、適宜な期間毎の定めであるなら、2017年度はその中間報告が必要な時期に該当するのか。
3.2であるなら、国法による境影響評価書に基づく年度毎の環境調査の結果報告をしている事と、県条例による中間報告は別物であり、事業者が山梨県だけ昨年度分の環境調査結果報告を省くことはあり得ないはずだ。
環境問題は全く不勉強なので山梨県条例を読んでも理解できません。しかし、これまでJR東海がこのような報告を出しても、そのことを沿線地域自治体が地域の人々に対して広報することはありませんでした。民間事業者の事業広報を公式サイトに載せる必要無しのスタンスだろうと思う事にしています。
しかし、今回は県条例に基づく処理が行なわれるという事業者の広報です。その事を山梨県政が自ら広報しないことはあってはならないでしょう。
私は6月末の急ぎ仕事で忙しいので山梨県庁サイトを確認している時間もありません。公式サイトで既に記事が出ているなら、このブログのコメント欄でご教示いただければ有り難く存じます。
山梨県2018年6月定例会、この質疑応答で取り上げられたという情報もありがたいです。
「リニアで変わるやまなしの姿」とは、地域の人々と共有した情報の下で人々の想いや願いも吸収しながら街づくり・地域活性化の成果が上がっていく山梨の姿であって欲しい、「リニアで変わっちゃった寂れた山梨の姿」にはならないことを願っています。