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2012年9月1日開催@甲府市北部市民センター
甲府市の給食について考える

溜まった仕事に追われていたのですが、中断して途中から参加しました。その時にお話に出た山梨県笛吹市における給食食材の放射能測定結果への対応について気になりましたので確認してみました。市民の意見を取り入れているとのこと。

笛吹市サイトの、給食食材の放射線検査結果について(2012年8月31日更新)から確認。
「給食食材放射線検査結果(平成24年6月15日・学校)(PDF:80KB)」 、このPDFファイルが問題に関係する最初のデータかと思えます。
今回、検査食材(干しシイタケ)からセシウム(Cs)134+137が検出されました。検出された数値は厚生労働省の定める暫定規定値(一般食材100Bq以下)を下回りますが、この干しシイタケは使用を中止します。
また今後、同一産地(静岡県)からの干しシイタケは笛吹市の学校給食では使用しません。
笛吹市では子どもたちの安全安心を第一に考え、暫定規定値以下であっても放射性物質が検出された場合は学校給食への提供はいたしません。

29 Bq/kg についての対応です。

「給食食材放射線検査結果(平成24年7月3日・学校)(PDF:80KB)」、これが二度目です。
今回、検査食材(にんじん)からセシウム(Cs)137が検出されました。検出された数値は厚生労働省の定める暫定規定値(一般食材100Bq以下)を下回り、また非常に微量ではありますが、このにんじんの使用を中止します。また今後、同一産地からのにんじんは笛吹市の学校給食では使用しません。
1.10(Cs137) Bq/kg への対応です。「暫定規定値以下であっても・・・」の文章はその後の資料に毎回掲載されています。

甲府市では、学校給食で使用する食材の放射性物質測定の実施について(更新日:2012年6月26日)
『本市の宝である子どもたちが毎日食べる学校給食について、食の安全性を再確認するとともに、保護者の皆様の不安を解消する一助とすることを目的に、本市独自で放射性物質の測定をしています。なお、測定結果において、放射性セシウムが100ベクレル/kg(牛乳は50ベクレル/kg)を超える線量を検出した場合は、当該食材の使用を中止し、場合によっては献立変更となります。』
この基準で、平成24年5月14日(翌日15日分の食材)より、消費者庁から貸与された簡易型ガンマ線スペクトロメータ(NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータ)、(検出下限値:10Bq/kg)による測定です。

学校給食で使用する食材の放射性物質測定の結果について、このデータは笛吹市と同様な山梨県が実施する全県対象の山梨県衛生環境研究所による測定と、上記のような甲府市独自測定とが一括して日付順に書かれています。

7月3日測定で笛吹市が使用中止し、今後も使用しないとした「千葉県香取市のにんじん」と、7月10日測定として甲府市が掲載している「千葉県のにんじん」の産地が同じかどうかはわかりません。
これらの測定は 山梨県衛生環境研究所のゲルマニウム半導体検出器による検出限界 Cs137 1.09、Cs134 1.16 での測定であることは確かです。しかし独自測定は 10 Bq/kg

「本市の宝である子どもたちが毎日食べる学校給食」、分かっていてもこの状況である理由・原因は何処にあるのか。
今回の意見交換会に出席された甲府市議会の議員さんたちに、真剣にお考えいただきたいと思っております。
以前にも書きましたが、10 Bq/kg の検出限界も測定時間をかければ、より精密な測定が可能なら、甲府市の正規職員がやらずとも、お母さん達に呼び掛けて人手を集めることも出来るでしょう。職員は給食システムの費用便益計算に集中して、「甲府市の給食システム改革により、市民サービスに向ける財源がこのように毎年生れています・・・」というような報告書でもサイトにアップロードしてください。それが公僕の義務でしょう。

『爾俸爾禄 民膏民脂 下民易虐 上天難欺』

私テキには甲府市のシステムを根本的に見直し改革するしかないだろうと思います。
You can change!  まずやってみよう やって駄目なら変えればいいじゃん。 保守とは改革することなり・・・という意味での真の保守かと私が感じている方が、久しぶりに甲府市議会9月定例会で質問登壇されるようです。
甲府市学校給食会に情報開示を求めたい

オカミが流す情報だけに頼らず、ご自身で徹底的にサーチしてください。危険だというのがオカシイと思い市民に向かって安全だと説きたいなら、その安全説はどういう組織から出ているか確認した上で、危険だという意見に反論してください。
ネティズンは常に両方を確認しながら、やはり安全説は「神話」だと言うのです。最近では原子力規制委員会の人事案に対してネティズンがどういう論旨で批判したか、しかし、それを物ともせずに進めたNOだ!氏とその一味から安全神話は出ているのです。
(今日の話にでた学会のソースを確認したら案の定でした。この事は別記事で整理します)

今回の意見交換会で、私はこれまで大して気にしなかった問題を教えられました。それは遺伝子組み換え食材に潜んでいる問題です。ここでも公表データの欺瞞性があるらしい。
給食供給を大規模化・量産体制にすることで、経費の節減を果そうとすれば、地産地消率が低下すると共に、アブナイ食品の利用は当然増大する。小中学校時代に甲府市財政改善に貢献した子供達は、成人してから思いがけない健康被害が発現し、その後は健康保険財政の赤字増大に貢献することになる・・・、さて長期的費用便益計算はどうなるか?



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