2009年8月8日の読売新聞山梨版が、「甲府・紅梅地区再開発後継業者決まらず」との記事を掲載しました。要点は以下のとおりです。
8月7日に甲府紅梅地区市街地再開発組合の宇佐美太郎理事長(オギノ常務取締役)やコンサルタント会社の担当者が市役所に秋山益貴・都市計画課長を訪ね、マンション分譲に関して数社との協議が続いていると報告したが業者の決定時期については言及しなかった、とのことです。
この数日、関係ブログ記事にアクセスが多いなと思っていましたが、読売新聞の記事に気付くのが遅れました。
「紅梅地区再開発ビル」というページを書いて整理していますが、いつも言うように私は地元にいても「情報距離」は遠いです。物理距離が近いのだから関係者に直接取材したらどうかというご意見もありそうですが、物理的・時間的距離に関らずその場所に惹きつけられるのがインターネットです。
企業が自社の事業情勢を市役所に報告することは通常なら無いと思います。再開発組合が市役所に報告したというのは、市民に税金の使い方の報告をしたという意味になりますね。そうなると市役所は組合に代わって市民に説明をする責任があるはずですが、行政の立場としては、むしろ、こういう組合にはそのような説明責任がある事を指導すべきだと私は感じています。しかし「透明性」とか「説明責任」とかあまりに使われ続けて、言葉の重みもすっかり軽くなってしまったような、総選挙の季節ですが・・・(^o^)
甲府中心市街地活性化事業の一環ですから「LLCまちづくり甲府」のサイトを活用する事もできます。しかし、このサイトは xhtml という文法でWebページを書いているのですが、xhtml の基本を知っている人がソースを見たら驚くでしょう。冒頭から
<META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">
私もしばしばミスをやりますが、基本を知らないミスとボンミスでは違うのだからと、自ら言い訳しながら気が付いたら修正しています(^o^)
またまたの蛇足ですが、ふと感じたこと・・・平将門の首塚を移転しようとすると不慮の事故が多発するので近代経済都市の中心である東京大手町に昔のままに残してある、紅梅地区再開発で調べた時に発見された甲府上水道の遺構のその後が報じられないままに事業が進行した、そのタタリではないのかと・・・。
甲府北口に造成中のよっちゃばれ広場の一角には天下のNHK移転の予定地も変更されたほどの文化遺産、甲府城清水曲輪の石垣遺構が確認されたが、その後の様子は分からない、単に埋め直しておわったのだとすれば、これも北口開発事業の成行きに影響しなければいいのですが・・・
県庁敷地内にある旧県立図書館の破壊、これは山梨県に祟ることが十分に予想されること。
ストップ&チェンジ!山梨県防災新館整備事業- 【旧図書館の解体、始まりました】だけの広報や報道は文化の破壊・・・「山梨県立図書館の百年」・・・県庁第1南別館の保存、シンポジウム